羊と鋼の森

羊と鋼の森
あらすじ・内容
ゆるされている。世界と調和している。
それがどんなに素晴らしいことか。
言葉で伝えきれないなら、音で表せるようになればいい。

「才能があるから生きていくんじゃない。そんなもの、あったって、なくたって、生きていくんだ。あるのかないのかわからない、そんなものにふりまわされるのはごめんだ。もっと確かなものを、この手で探り当てていくしかない。(本文より)」

ピアノの調律に魅せられた一人の青年。
彼が調律師として、人として成長する姿を温かく静謐な筆致で綴った、祝福に満ちた長編小説。

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羊と鋼の森はこんな本です

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羊と鋼の森の感想・レビュー(8634)

調律師の話。幼い頃に実家で弾いていたピアノ。今は誰も弾かなくなったピアノ。調律し直して、また弾いてあげたいなと思いました。…ただ、美しい表現で美しい話だったけれど、個人的にはもう少し心にグイグイ刺さる話を好むので、なんだか物足りなかった印象は否めない。
★2 - コメント(0) - 2月23日

凄く丁寧に書き込んである感じがして、登場人物の発言、心情のどれも見逃せない。そっと背中を押された。村上春樹っぽさはあまり感じなかったけど、小川洋子らしいタッチは色濃く出ていると思う。
★14 - コメント(0) - 2月23日

調律師は意外と遠い存在ではなかったりする。年に一度は家に来るから。私は弾かないけど。 外村の調律が断られたのは、全力を注いだ結果ハーレーにしてしまったからではないかなぁ?と思う。例えは違うかも知れないが、私は馬に乗る。その馬が国体(想像できる範囲で)クラスのレベルで掴まっててもメートルの飛越が出来る馬だとしても、初心者は怖くて乗れないだろう。初心者が操れるのは、どんな状況でも暴れず、指導者の合図で動くような馬だから。馬=ピアノ、乗り手=弾き手、調教師=調律師と置き換えたら、すんなり腑に落ちた。
★18 - コメント(0) - 2月23日

一般の人には馴染みのない調律の世界が、非常に分かり易い言葉で描かれていた。
★16 - コメント(0) - 2月23日

多くの物をあきらめてきたと思う。山の中の辺鄙な集落で生まれ育った。家に経済的な余裕があるわけでもなかった。町の子供たちが当然のように受ける恩恵がまわってこないことも多かった。あきらめる、という明確な意思はなかったにしろ、たくさんのことを素通りしなければならなかった。でも辛くはなかった。はじめから望んでいないものをいくら取こぼしても辛くはない。本当に辛いのはそこにあるのに望んでいるのに、自分の手に入らない事だ。
★14 - コメント(0) - 2月23日

題名だけでは何の話か分からない。少し読んでも分からない。でも、なんとなく読み進むとじんわりテーマがしみてくる。比較的な地味なテーマだが、あれこれとエピソードと知識を織り交ぜ、読んでいて飽きない。内向的な人に勇気を与える。自分にも当てはまり、もっとこの人の本を読んでみたくなった。
★17 - コメント(0) - 2月23日

子供の頃、ピアノを習っていて、自宅に調律師の方がいらした時のことを思い出した。ピアノを弾かなくなってしばらく経つが、久しぶりに弾いてみたくなった。
★19 - コメント(0) - 2月23日

図書館で予約していた本がやっと読めました。話題の本との事で何も知らずに予約していましたがピアノの調律師の話だったとは。奇妙に思えた本のタイトルも読了後にはとても美しく感じました。本のタイトル同様、登場人物も映像描写も比喩話も何もかも詩的で美しいです。こんな世界で生きていけたらどんなに素晴らしい事でしょう!(と思っている時点で私の心は荒んでいるのか?(^_^;))こんな私はさておき、心の洗濯をしたいな〜と思っている人にはお薦めの1冊です。
★35 - コメント(0) - 2月22日

面白かった。演奏する人によって全く違う音になる。それは知っていたけど、調律師によっても違うのか。一人前になるまで途方もなく長い道を歩まなければいけない。私なら途中で分からなくなって投げ出してしまいそう。ただ好きだから、こうしたらどんな音になるだろうと興味があって目指すところを心に持ったまま一生懸命になれるのは才能なのかもしれない。
★33 - コメント(0) - 2月22日

羊のハンマーが、鋼の弦を叩く、黒い森の中で。北国生まれの若きピアノ調律師が主人公。とてもきれいな物語でしたが、期待が大きすぎたのか、少し物足りない読後感。自分としては「誰かが足りない」のほうが好きかな。
★71 - コメント(0) - 2月22日

ピアノと聞いてイメージするのは、ピアノを弾いている誰かの姿。その影に隠れてピアノに携わっている調律師という職業をまったく意識したことはなかった。美しい音色のピアノを弾くためには、よい音をだすピアノにしなければならない。そのために調律師は仕事をする。まさに縁の下の力持ちだ。小説に出てくる言葉がいちいち美しくてきれいで、とても引きこまれた。すごく静謐で美しい物語だと感じた。
★37 - コメント(0) - 2月22日

読み終わった後すぐに、感嘆のため息がもれるようなお話でした。素敵で、綺麗で、心が洗われるような気持ちになりました。 最初は物語に置いていかれるようで、必死に話を追いかけていました。 けれど気がつけば、宮下さんのうつくしい文章が自分のなかでスッと馴染んでいきました。 主人公の外村くんもふくめて登場人物ひとりひとりが魅力的で、読んでいてこちらも素直な気持ちで彼らが話す言葉を受け止められました。 具体的にここがよかった、とは言い表せないのですが読後感もスッキリとしていて、とても心地よかったです。
★34 - コメント(0) - 2月21日

「グランドピアノの蓋を開けた。蓋ーー僕にはそれが羽に見えた~~もう一度鍵盤叩いた。森の匂いがした~~」初めの方に出てくる文章。ピアノが森かぁ。読んでいて心地よい音を奏でられているような本です。もしかしたら心が調律されたかも。本を読んでいる前にある我が家のピアノ。数十年何もされていない「ごめんなさい」宮下奈都さん初読みです。
★32 - コメント(2) - 2月21日

好きなアーティストも読んでいたことを知り、手にとりました。 初読みの作家さん。 言葉の表現がとても綺麗な方だという印象でした。 自身もピアノを一時習っていましたが調律師のお仕事の深さを改めて感じました。 「森」という表現を度々されていましたがとても頷ける表現。 昨日、娘も在籍していた高校の吹奏楽部定期演奏会に出掛けてきましたが会場に入った空気は森の中にいる気持ちに。 演奏を聴きながら、この本の内容も思い出し、幸せな時間を過ごしてきました。 また別の作品も読む機会があれば手にとりたい作家さんでした。
★40 - コメント(0) - 2月21日

本屋大賞受賞作品。登場人物達が、真摯な姿勢でピアノの調律に向き合う姿が印象的。それぞれ価値観は異なるのだけれど。主人公である外村君も、淡々とした感じではあるがひたむきにピアノの調律に向き合い成長していきます。カササギを集めるという考え方は素敵。文体や表現もとても綺麗でよかったです。クラッシック音楽を聴いているような、心地良い時間を与えてくれる作品でした。ピアノを題材としているからか、「四月は君の嘘」と何となく思い出しました笑 物語は全然違いますが。
★31 - コメント(0) - 2月20日

ピアノの調律師という、全く知らない世界の話がこの著書により理解できた。とてもタフな職業であるとともに、やりがいを感じられる仕事であること。そして、ピアノを弾く様々な人たちの何かを背負っている職業だということ。
★27 - コメント(0) - 2月20日

本屋大賞取っただけあって面白かった。調律師になった主人公が成長する話。才能は無くても努力や根気で頑張れる。NCIS好きな作者。なんかいいわー。☆4.0
★26 - コメント(0) - 2月20日

来年には映画になるそうです。 双子の高校生姉妹とピアノの調律師として成長していく主人公の話。 調律ってピアノ弾けなくてもできるみたいで、本を読むことで自分の知らない世界を知れるっていいですよね。
★31 - コメント(0) - 2月20日

才能ってのはさ、ものすごく好きだっていう気持ちなんじゃないか。どんなことがあっても、そこから離れられない執念とか、闘志とか、そういうものと似ている何か。
★29 - コメント(0) - 2月20日

人、音、森、星…これらは関係性の中で美しくなる。 それは星座に表されたり、ピアノに表されたり、生態系に表されたりする。 私たちはこの美しい関係性の中で生きている。 「明るく静かに澄んで懐かしい文体 、少しは甘えているようでありながら 、きびしく深いものを湛えている文体 、夢のように美しいが現実のようにたしかな文体 」 禅問答のようだけど、これが確実なことだと改めて思う。
★32 - コメント(0) - 2月20日

静かな森の中で木の実が落ちる音を聞いて育った外村。一人の調律師との出会いがその後の外村の進むべき道を決めた。調律している所を読んでる最中回りの音をシャットアウトしたくなる。★★★★
★30 - コメント(0) - 2月19日

本屋大賞に好まれる本だなあと思いました。そういう本が好きな私は、気持ちよく読めました。板鳥さんの調律を娘のピアノを聞きながら想像してみましたが、映像化はしてほしくない一冊です。
★36 - コメント(0) - 2月19日

彼のときめき、彼の充足、彼の世界をつるりと飲み込んだ風味だけが残って、味がしなかった。苦悩や努力も、好きなものに近付く喜びの一部だけど、近付くことを成長とは言わないよ。自分にその喜びが与えられたことの意味を知らなくては。誰かの中で、何かの為に、自分の得たものを還元する手応えは、たとえ小さくても、噛み締めて味わう大きな幸せなんだと思う。好きなものを丸飲みした満腹感では、満たされないものだよ。。。本屋大賞への信頼が揺らいじゃった。
★26 - コメント(0) - 2月19日

40-16-20170219 調律師って、本当にこんな人たちばかりなんだろうか?ピアノの調律履歴を見て値段を決めていたんじゃないの?それとも家が依頼した調律師がハズレだったのかな?でも、何故担当替えさせられてばかりなんだろう。その辺が余り理解出来なかった。これから双子の姉妹がどうなっていくのか楽しみですね。外村と由仁ちゃんがひっついちゃったりして!あと板鳥さんから貰ったハンマーをもっと活躍させて欲しい。
★37 - コメント(0) - 2月19日

ピアノの音が、森の音が、優しい風が、読んでいる間ずっと流れていました。終わらないで、心地よい時間、そんな気持ちでした。
★58 - コメント(0) - 2月19日

音を表す表現の仕方がいい!!人それぞれに感じ方も違うのだけれども、それを言葉や文章に表すのは難しい。でも、外村がどう感じたかがよく伝わってきた。本屋大賞を受賞するのも、納得。
★31 - コメント(0) - 2月18日

高校の時に聴いた音に魅せられ、ピアノの調律師を目指す彼の成長物語。只々美しい文章です。プロを目指すと決めた和音さんの「ピアノで食べていこうなんて思ってない」「ピアノを食べて生きていく」って力強い言葉〜印象に残りました。
★59 - コメント(0) - 2月18日

SSD
よろこびも悲しみも表現することができる。派手じゃなくて静かででも粒子が細かいから胸にすっと沁みてくる。外村が和音のピアノに対して語った言葉だがそのままこの作品にもあてはまる。中山七里のどこかでベートヴェンの後に読んだ。共通するのはピアノ。ベートヴェンの話題も少し。そして無力さだとか正しさについて、読み取り方は人それぞれだろうが根底に共通したものが感じられた。ずいぶん前に購入していたのだけれどなかなか読む気になれなかった。なぜか。でもこうした符号を見つけてしまうと一緒に読まれる時を待っていたとしか思えない。
★48 - コメント(0) - 2月18日

本屋大賞。全編を通して色彩を抑えたような、目を凝らすといろいろな色が見えてくるような、静かに響く感じ。調律とはラの音を440Hzに合わせるだけではないという当たり前のことに改めて気づく。
★31 - コメント(0) - 2月18日

★★★★ 物語を通して、静かな森のイメージがずっと続く。外村君の朴訥で誠実な人柄がとても好ましい。調律の技に魅せられて、毎日ただより良い音を求めて、無心に取り組む姿勢がとてもいい。淡々とした物語だけど、何かをずっと秘めている感じ。森の中の川のせせらぎとか、繁った木々の木漏れ日とかそういうものに包まれているような作品だった。 こんなに没頭できるものに出会えた外村君は幸せ者だ。羨ましい。 本屋大賞なのはこの雰囲気に因るところがおおきいのかな。 好きな世界観だったけど、私的には大賞という程ではなかったなー。
★31 - コメント(0) - 2月18日

音を言葉で表現することのもどかしさ!ピアノはやっていたことがあるけれど自分じゃ絶対にできない。調律師という仕事は、日々、音に耳を傾けて対話しているんだろうなと思う。主人公のまっすぐで純粋な気持ちが伝わってくる。読み終えて幸せな気持ちになる作品。
★35 - コメント(0) - 2月18日

面白かった
★18 - コメント(0) - 2月17日

まるで静かな森の中にいる様な本であった。淡々と物語が進む様に、自分の人生も淡々と進む。生きている間に夢中になれる事に出会える事が大切なんだ。才能があってもなくても、そんな事はどうでもいい。自分のした事や行った事、それに対して近くの誰かや、全く知らない誰かさんが、笑顔や何かを想ってくれるだけでいい。無駄な事なんてない。道に行き詰まったって、辺りを見渡せば他の道がある。と、ぽんと背中をひと押ししてくれる本でした。道に迷った時、子供がもう少し成長した時に読んでもらいたいな。さ、私は私で自分の森を進むかな。
★72 - コメント(2) - 2月17日

TVのインタビューでこの本の感想を聞かれていた人が、「為になるというよりも糧になる本だった」と言っていて、とても印象に残っていた。予約が回ってきてこの本を開いた時、びっくりした。本から音色が響いてきたのは、初めてだった。調律についての知識は全くない。けれど、羊と鋼の森の中で歩みを決して止めない愚直なまでに真っ直ぐな外村や、外村の周りの人々の姿勢だったり思いに触れる度、何度も涙ぐんでいた。《才能があるから生きていくんじゃない。そんなもの、あったって、なくたって、生きていくんだ》美しく、善い、物語だった。
★57 - コメント(1) - 2月17日

きちんと生きるということはこういうことだと確認できる作品。啓発本とかビジネス書では得られない大事なことが描かれている。また読みます。
★32 - コメント(0) - 2月17日

登場人物みんな素敵だし、森のなかにいるような澄んだようなほわっとしたような読後感。音の表現が色々あって、丸い音ってどんなかなー、水滴がきゅっとなった感じってどんなかなーとか考えた。あんまり弾けないけどピアノ弾きたくなった。
★45 - コメント(0) - 2月16日

自分も音楽をやっているから、見えない音、美しさを目指す人の気持ちに共感しながら読んだ。音の比喩、表現が素敵。もう一回読みたい。
★32 - コメント(0) - 2月16日

羊と鋼の森。なるほど、ピアノのことだったのか。宮下さんの描くお話(というか文章かな)は、とても心地いい。なんだか受け入れられてる感じ。外村くん、穏やかで素直な青年で、そこがもどかしいかったりする。でも彼が調律したピアノの音が、森にぽっと明かりを灯す。そんな温かい気持ちになるお話でした。
★40 - コメント(1) - 2月16日

とても良かったです!もう終わっちゃうの? もっと読んでいたかった と思いました。最後のパーティ、私も行きたかったな。また時間を置いて読んでみたい。
★62 - コメント(5) - 2月16日

題名が素敵でずっと気になってた本。やっと読めた。主人公が調律に出会えたのは、すごく幸せなこと。そんな真剣に向き合える対象に出会える人は、少ないのでは。私には、ない。
★31 - コメント(0) - 2月15日

羊と鋼の森の 評価:74 感想・レビュー:4046
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