羊と鋼の森

羊と鋼の森
あらすじ・内容
ゆるされている。世界と調和している。
それがどんなに素晴らしいことか。
言葉で伝えきれないなら、音で表せるようになればいい。

「才能があるから生きていくんじゃない。そんなもの、あったって、なくたって、生きていくんだ。あるのかないのかわからない、そんなものにふりまわされるのはごめんだ。もっと確かなものを、この手で探り当てていくしかない。(本文より)」

ピアノの調律に魅せられた一人の青年。
彼が調律師として、人として成長する姿を温かく静謐な筆致で綴った、祝福に満ちた長編小説。

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243ページ
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羊と鋼の森はこんな本です

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羊と鋼の森の感想・レビュー(9001)

本が奏でる音の世界。柔和な心根と芯の強さがコツコツと描かれていて心地よい気分になります。苦悩即幸福だと思える良作です。読み進めていきたいという気持ちと終わりに近づいてしまうという気持ちが同居する余韻が残る本に出会えたと思います。
★21 - コメント(0) - 3月24日

2016年本屋大賞第1位。ピアノの調律師を目指す若者のいわば、ビルドゥングス・ロマンですな。しかし、あくまでも平たく、狭い狭い日常の中で。多くの書店員さんたちを感動で震わせたそうだが、そんなにいいかな?映画化に当たっての著者のコメント。「『羊と鋼の森』は読んでくれた人の胸の中でだけ響く物語(略)。映画では、調律によって変化していく音色をどんなふうに表現するのか、あの森の匂いを、気配を、音をどうやって映像化するのか。やれるものならやってみてください(略)」ほんと、やれるものならやってみて。
★35 - コメント(0) - 3月23日

主人公の成長物語でもあるけれど、読み終えた更にその先にある登場人物達の人生を想像する、良い余韻。ピアノを介してピアノを弾く人と調律師がコミュニケーションをとっているような、不思議なやりとりのある世界だと思った。喩えが多く、感覚で掴む音楽の世界に憧れます。
★33 - コメント(0) - 3月23日

派手さはなく淡々と続くストーリー。またピアノを引きたくなった。
★21 - コメント(0) - 3月22日

とても美しい本。 もちろん装丁も好き。 北海道で暮らした作者が描いた世界観がとても綺麗。 こつこつと努力する世界とぴったり合う。 「舟を編む」と同じくらい、いいね。
★38 - コメント(0) - 3月22日

ピアノはもちろん、なんの楽器もたしなまない私ですら、す~っとその世界に引き込まれた作品でした。和音さんの演奏を聞いた柳さんじゃありませんが、なんか明日から、いやいや、今すぐに頑張ろうって気持ちにさせられましたが、さてさて何を頑張ればええのやら(笑)
★73 - コメント(0) - 3月22日

のんびり図書館での予約を待ってたら一年以上経過してたかも調律師になろうという疑いのない夢を実現できて、おごらず日々を過ごせて、主人公の穏やかさがうらやましく感じられたうちのピアノも調律してもらわなきゃ
★33 - コメント(0) - 3月21日

⭐️⭐️⭐️⭐️フェルトで包んだハンマーが弦を叩く。このピアノの構造からタイトルもストーリーも紡ぎ出されている。音楽の世界を巧みな比喩で表現していること、山育ちの青年が主人公であること、舞台が地方都市であることから、気取った雰囲気がなく、クラシックファンでなくても十分楽しめる。A(ラ)の音は、てっきり音叉を叩けば出る絶対音だと思っていたが、時代とともにヘルツ数が上がっているらしい。音楽に絶対は無いということだろう。才能の自覚が無い青年調律師を通して音楽を支える仕事を疑似体験し、静かな世界に入り込める。
★42 - コメント(0) - 3月21日

抽象的な文学ものは苦手だが、この本は軽くてさらさらと一気読み。
★26 - コメント(0) - 3月20日

子供の頃、家に来てくれていた調律師。営業と技術をかけもちするその人をピアノのおじさんと呼んで毎回そばで見ていた。丁寧にピアノを分解して音がむき出しになり整えられていく様子を見るのは楽しかった。おじさんが帰ったあとのピアノはキラキラと音がきらめいていた。音を聴くときに息を止めるので肺が悪くなるんですよ。体調を崩して別の人が来るようになった。調律は見られなくなり時間も短縮された。ピアノのおじさんのように音はきらめかなくなった。繊細で感性豊か、丁寧でスッキリとした文体、懐かしい思い出、爽やかな読後感でした。
★42 - コメント(0) - 3月20日

ピアノという楽器をとても愛おしく思える作品。 調律師を目指し、成長する青年の話で、ピアノを調律する事が概ね本筋の内容なんですが、凄く深い。 黒い翼を持った、羊と鋼の森。大切にしなきゃ。うちの調律師さんにも感謝しなきゃ。って思いました。
★40 - コメント(0) - 3月20日

内容も、出てくる人物の人柄も嫌味がなく、綺麗なお話でした。そして綺麗なだけでもなく、登場人物それぞれの葛藤も混ぜ込み。ぜひピアノの音色と共に一読したい一冊でした。
★33 - コメント(0) - 3月19日

調律の世界というのは、ほとんどの人が踏み入らない世界なんでしょうね。何も知らない、天才でもない主人公がピアノに魅せられて、読者も一緒になって成長していくような物語。音楽の真髄に迫るというより、森を歩きながら、一つの感動をみつけていくようでした。
★38 - コメント(0) - 3月19日

自分では特別じゃないと思っていた生活環境とかが、自分の原点であり、形作っているものであることは間違いないんだな。やろうと決めたことに情熱を捧げているとき、どうしても恐怖心が出てくるけど、その原点に返り、また歩みを重ねて行く力をもらえるのかもしれない。 どことなく以前読んだ「舟を編む」を彷彿させるお話。淡々とした語り口にもじわじわと心が震えさせられた。
★35 - コメント(0) - 3月19日

勧められて読みました。ピアノの調律師として成長していく青年の話。出てくる人物も素朴で良い人たちばかり。終始、静かな森の中にいるような、そんな小説でした。ピアノの音は世界と繋がっている。ピアノは羊と鋼でできてる。ピアノに縁遠い日々を過ごしているので、そんなこと思ったこともなかった。新たな世界を教えてもらった。
★34 - コメント(0) - 3月19日

主人公の外村が表現するピアノの音のイメージは幻想的でありながら、調律師の彼が直面する葛藤や人間関係は現実的。なかなか面白かったです。
★41 - コメント(0) - 3月19日

キレイな文章で読みやすい。静かな小説。一気に読んでしまう。久しぶりに実家のピアノを弾きに帰ろう。調律もしよう。
★40 - コメント(0) - 3月19日

人気だから読んでみた。 読みやすい文体で綺麗な文章。 ただ、物語が淡々としていて、あまり先が気になる要素はなく…読了までには時間がかかった。 でも所々、泣きそうになるシーンがあって、優しい気持ちになれた。
★26 - コメント(0) - 3月18日

【図書館】
★9 - コメント(0) - 3月18日

静謐な物語でした。特別な言葉を用いているわけではないのに、はっとする文章がいくつも散りばめられていて、何度かページを手繰る手を止め、文章に見入ってしまった。私は都会(というか関東の住宅地)で育ったので夜の森の音はわかりませんが、森で育った人が外村くんのような人であれば嬉しいと思いました。限りなく透明に近い存在。田舎の田園風景が広がるところで育った友人が、「月明かりがあれば帰れるから大丈夫」と言っていたのを思い出します。世の中は思っているよりも単純なのかもしれない。コツコツ努力を続けようと思います。
★45 - コメント(0) - 3月18日

1年ぶりの再読です。ページをめくると、やはり森の匂いがしました。あの日聴いた、心の中に大切に閉まいこんだ音。ピアノの森を目指して、たどり着けるかどうかは分からないけれど、調律師の道を進んでいく。才能のかけらすら見出だせず、向いていないのかもしれない、と落ち込むこともある。それでも、周りの先輩調律師さんやお客さんのふたごなどに支えられながら、ただただ、遠くに見える光を目指して、前だけを見据えて、こつこつ進んでいく。主人公の新人調律師外村くんが、悩みながらも一歩一歩進んでいく姿が、私を励ましてくれます。
★92 - コメント(0) - 3月18日

調律師の仕事に魅せられた青年の成長。特別な才能はなくてもこつこつ続けることでたどり着ける場所や喜びがある。成長は1人ではできない。柳さんの優しさや双子の存在はとても大きかったし、秋野さんとの関係の変化には涙があふれた。華々しさとか特別でもなくて、ズキンとするよな感情や経験、残酷さとか宮下奈都さんの捉えどころに自分を重ねて心をふさ振られる。それでいて温かくて救いがある。そこに自然と涙が溢れて許されてるような認めてもらえたような安堵を覚える。ピアノの音色から浮かぶ森の情景がとても美しかった。
★62 - コメント(6) - 3月18日

ピアノ調律師という地味な仕事を魅力あるものに描く筆力は見事だ。ピアニストを目指していた双子姉妹の運命の先が気になった。
★33 - コメント(0) - 3月17日

★★★
★18 - コメント(0) - 3月17日

⭐︎⭐︎⭐︎澄んだピアノの世界。とっても優しく暖かい音楽が感じられ私も、その中で流れるように優しい世界に入った様。双子が良いなぁ!本当、読書中も読後感も最高!
★34 - コメント(0) - 3月17日

Yoh
ピアノ調律師の主人公が静かに成長していく物語。ピアノやその音について比喩表現を多用した文章で綴られている。時代設定や(北海道である以外)具体的な場所など省かれていて、各人物のキャラクターも必要最小限。フィクション性を高めているわけでもないのに、抽象性が高い。これにより誰にでも当てはまるような話になり得ているけど、全体的に薄味な印象に。かなりあっさりめで、色が透明に近いスープを飲んだ感じ。なので物足りないと思う人がいても当たり前かと。自分もそっち寄り。(つづく↓)
★44 - コメント(3) - 3月17日

⭐️⭐️⭐️
★10 - コメント(0) - 3月17日

音楽室のピアノの匂い。
★20 - コメント(0) - 3月17日

読み終わった直後、苦しかった。余韻が深く突き刺さるみたい。人物の気持ちを波のように表現してる訳ではないけど、それぞれの意思がはっきりと伝わってくる。 昔練習か嫌という理由でピアノをやめてしまったことを思い出した。ピアノの調律を間近で見たことはあるけどよく思い出せないから惜しいことしたな、と思う。
★32 - コメント(0) - 3月17日

実直に自分の感覚と仕事に向き合う姿が描かれていて、静かだけど熱いものを感じる。
★32 - コメント(0) - 3月16日

aki
★★★☆☆僕には才能がない。そう言ってしまうのは、いっそ楽だった。……才能という言葉で紛らわせてはいけない。あきらめる口実に使うわけにはいかない。経験や、訓練や、努力や、知恵、機転、根気、そして情熱。才能が足りないなら、そういうもので置き換えよう。もしも、いつか、どうしても置き換えられないものがあると気づいたら、そのときにあきらめればいいではないか。怖いけれど。自分の才能のなさを認めるのは、きっととても怖いけれど。(図書館)
★37 - コメント(1) - 3月16日

AU
☆☆☆ ピアノの調律に魅せられ 調律師として成長していく青年の話。 静かな穏やかな気持ちになれる作品。
★35 - コメント(0) - 3月16日

緑と白と青と
★13 - コメント(0) - 3月15日

読む前の期待が高すぎてしまったかも。でも綺麗な物語で、調律師の仕事や、想いや、人柄に素敵だなと思いました。双子の和音と由仁には夢を叶えてほしい。
★38 - コメント(0) - 3月15日

すごく好き。私もお仕事頑張ろうという気持ちになる。
★35 - コメント(0) - 3月15日

不器用ながらひたむきに音の高みを目指す調律師とピアノを愛しピアノに愛される人達。静かに、それでも熱さを内包した物語が心地良かった。
★77 - コメント(0) - 3月15日

才能があるとかないとか、やれることを信じてやるとか、なりたいものとか、初志貫徹とか、最後に残るものは何かとか。何かを成し遂げるにはどうしたらを優しく教え考えさせてくれるような作品。じんわり響いてくるあれこれに、信じて焦らずやればいいと思わせられる。期待以上の良作。
★47 - コメント(0) - 3月15日

この本に出会えてよかった。調律師という職人と言うべき生業を持つ人たちとピアノを弾く人たちが奏でる話に、宮下奈都さんが選んで、紡ぎ出す言葉や表現がぴったりと合って、何とも読んでいて心地よかった。 読み始めた時に、なぜか頭に小川洋子さんの「猫を抱いて象と泳ぐ」がよぎった。はからずも読了後に目にした本の帯に、同じ感覚を持った方の言葉が寄せられていた。
★40 - コメント(0) - 3月14日

★★★
★17 - コメント(0) - 3月14日

純粋で、ある意味鈍感な青年が、ピアノ調律師として成長していく物語。ピアノ調教師の最終的に目指すものは?
★29 - コメント(0) - 3月14日

羊と鋼の森の 評価:84 感想・レビュー:4201
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