スクラップ・アンド・ビルド

スクラップ・アンド・ビルド
あらすじ・内容
「早う死にたか」
毎日のようにぼやく祖父の願いをかなえてあげようと、
ともに暮らす孫の健斗は、ある計画を思いつく。

日々の筋トレ、転職活動。
肉体も生活も再構築中の青年の心の内は、衰えゆく生
の隣で次第に変化して……。
閉塞感の中に可笑しみ漂う、新しい家族小説の誕生!

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121ページ
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スクラップ・アンド・ビルドはこんな本です

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火花
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スクラップ・アンド・ビルドの感想・レビュー(6247)

介護とそれにより成長していく青年の様子がとても上手く描かれていたと思う。何度か読み返したくなる作品かと思った。ただ、羽田さんはとても毒舌なんだなぁと意外に思った。
- コメント(0) - 3月24日

じいちゃんは、わざと呆けて健斗を成長させようとしたのでは···?と、勘ぐってみたり。(笑)
★2 - コメント(0) - 3月24日

ページ数120ページと少ないながら少し読み応えのある作品でした。主人公は30間近の無職の男性、目指す職と現実とのギャップに直面し、停滞気味の生活を送る中、他方では体はそこまで悪くないのだが、ときどき「死にたい」と呟く祖父と向き合い、死なせてやりたいと考える。祖父の定まらない感情に苛立ちを隠せない主人公だが、この祖父の行動、発言が彼の考え方を大きく変化させたことが伺われる。 終始靄のかかったような気分で読み進められ、読み終えても心になにか留まる一冊でした。読む価値は十分にあると思います。
★10 - コメント(0) - 3月23日

「お、短いな」というのが手に取った時の第一印象。遅読の自分でもさすがにあっという間に読み終わったが、どう受け止めれば良いのかよく分からない… 示唆的だ、という人も多いのだろうけど、「自分にはよく分からん」というのが素直な感想。
★11 - コメント(0) - 3月20日

こんなこと考えて、生きてるの?そう思わせるようなホルモンや筋肉への記述。ストイックさ。それが、淡々とした筆致で書かれていることに、時々おかしくなってしまい、笑える一冊。表現力が冴えてます。
★22 - コメント(0) - 3月20日

読了。高齢者とそれを取り巻く家族の物語。高齢者に対しての普段の介護や手伝いが、高齢者を弱めるのか、はたまた助ける役割を持つのか。改めて考える一冊です。
★13 - コメント(0) - 3月17日

辛い…。
★12 - コメント(0) - 3月17日

国語の長文として一部抜粋されていて興味が湧いた本。一部のみ読むのと全体とは全く違った。祖父の決まり文句には参ったが裏腹な思いは切なく。全体を通して健斗の考え方には凄いなって。つまるところ羽田さん凄い。笑
★15 - コメント(0) - 3月17日

そうそう、私の筋肉も週末に無理したランニングで筋肉痛。壊れてより強くなる。これを、祖父をとの交流により再生した青年ととるか、志半ばで祖父を放り投げた青年ととるか。この先のおじいちゃんが何より心配しつつ、主人公の見事な姿が眩しい。
★13 - コメント(0) - 3月15日

★★★☆☆
★8 - コメント(0) - 3月15日

自分の思い込みだけで祖父を楽に死なせようとする若者の勝手な暴走。ナルシスト感半端ない。結局、何も考えず何もわかってなかった。そして、伝えたいこともイマイチ分からない話。
- コメント(0) - 3月14日

「早う死にたか~」とほざく祖父を死なせてあげようと、手厚い介護を行うことにより、自活を奪う。 目的はかなり不純だけど、そういう思うで介護を行えば罪悪感の分、イライラせずにすむのかな?往々にして、死にたいという人は、「生きてて!」と言われたがってるものかと思うが。このニート孫、素直に捉え過ぎなのか、嫌味なのか・・・。      まあ、正直あんまりおもしろい小説ではなかったな。
★20 - コメント(0) - 3月14日

芥川賞受賞作。介護問題の話。過剰介護をして体を動かさなくさせたり、自分で判断する能力や自信を奪う。その結果、早く弱らせて死に近付けさせる。どうすることが本人や家族にとって良いことなのか分からなくなる。身心ともに衰えていく祖父の真逆へ行くように、体を鍛えたり勉強する健斗が印象的だった。「じいちゃんなんか、早う死んだらよか」「ありがとう、ごめんね、すんません」卑屈な言葉の繰り返しや、既に価値や意味もなく何度も繰り返される感謝や謝罪の言葉。介護してる側は、これを聞くたびにイライラしてストレスも溜まるんだろうな。
★19 - コメント(0) - 3月14日

何故だか分からないけれど読んでいる間、息が詰まりそうであった。早う死にたか、と毎日のようにぼやく老人に過剰な介護で安楽な死を与えようとする孫。呆けている様で全てを見透かしていそうな祖父。「健斗は」「じいちゃんが死んだらどげんするとね」と発した祖父の言葉にどきりとした。何も一人で出来ない祖父といる事で、まだ自分はマシなんだと思えたニートの孫の健斗。じいちゃんが死んだらどげんするとね。今の自分にはまだピンと来ないけれど、色々考えてしまう。
★37 - コメント(0) - 3月13日

☆★やはり、芥川賞の作品は苦手である。祖父とその祖父を思う孫の話しである。我が家の父とかぶさるところもあるが、実際に介護を目の当たりにした家族とすれば、当たり前の葛藤である。
★13 - コメント(0) - 3月13日

流し気味に読了。電車で席を譲る譲らないの話と介護のやり方の話とでつながっている、足し算の優しさとマイナスの優しさ。見えない通じない誠実さ、エゴと同列の親切。すごくわかる。恩田陸の『夜のピクニック』の戸田君もまったく違うレベルで引き算の優しさについて言ってたけど、こんなこと気づくなんて高校生にしては大人びすぎだよと今は思う。
★2 - コメント(0) - 3月11日

羽田さん初挑戦。女性作家を読む事が多い私にとっては、風景や背景がパッと頭によぎらず、ゆっくり読み進める事で漠然とした様子が理解できる描写。感じたことは、卑屈は人を嫌な気持ちにする、卑下という形で普段の生活で発していないかという自問、「ありがとう、ごめん、すみませんの3語で生活している」という痛烈批判に仕事をしているとこうなっているのではないかと思った。派手な展開はない、時間のある時に噛み締めてよみたい。
★17 - コメント(0) - 3月11日

芥川賞受賞作と私は相性が悪いんだけど、これはわかりやすくておもしろかった。母の祖父に対する苛立ちはよくわかる。あの暴言はちょっといきすぎかもしれないけど、あのお祖父さんと同居してたら私もそうなりそう。若者でも老人でも「死にたい」という言葉の裏には「生きたい」という思いが隠されていると思う。
★28 - コメント(0) - 3月10日

死を望んでいる(ようにみえる)祖父と、それを過剰に介護することにより叶えようとする孫の話。登場人物のなかでもっとも母が祖父を愛していて、孫である主人公はイマイチ祖父に関する実感がなくあいまいになっている。そして人に頼ってしまう祖父と彼女。生きたいとか死にたいという願望みたいなものは絶対ということはなくて、なんとなくその日の気分だったり考えによって変わってしまうものだよなあということを再確認しつつ、それを考慮しながら一つの小説をきれいな形でまとめてしまう羽田さんはすごいなあと素直に思いました。
★20 - コメント(0) - 3月8日

読んでると、様々な現代の問題を上手く身近に表現してるとは思います。しかしこの本には「面白さ」を全く感じなかったし、心の内側にに入り込んでくるものもなかった。母のじぃちゃんに対する言葉使いの嫌悪感が半端なく残ってしまった。唯一のプラスは「俺も自重トレーニング頑張ろう」と思ったことでした。
★46 - コメント(0) - 3月8日

良かった。祖父と28歳の無職の孫との関係が、シュールで暖かくて面白い。でも身内ってこんな感じかな。「あちこち痛くて死にたい」といつも言う、80歳を過ぎた祖父。爺ちゃんを楽に死なせてやるために、自活を奪い、手厚く介護する孫。そんな老人になりたくないと、体を鍛え、規律正しい生活になっていく。祖父を観察するようになって、実は死にたいと言っている割に、祖父の本心は「生きたい」と生にしがみついてることに気がつく。人はきっと皆そうなのだろうな。 そんな生活に変わったお陰で、孫はついに就職できた。爺ちゃんのおかげだな。
★21 - コメント(0) - 3月7日

介護事業や医療費、年金制度など、現代日本社会における制度の問題点や現状を鋭く風刺する一方で、一家庭(ちょっと変わってはいる)の中で起きる人間関係の模様や、家族それぞれの将来を向かう様子が描かれている。自宅での介護や、自分が介護を受ける側になったと考えると、どのキャラクターの立場も全く例外でないと感じることができる。主人公の頭の中を描く描写よくが見られたが、精神性の部分から下衆な部分までかなり共感をして読んでいた。そして、やっぱり筋トレがしたくなって、始めました笑
★1 - コメント(0) - 3月7日

しにたかー。の言葉が妙に頭に残る小説でした。筋トレの描写がなぜ必要だったか最後までわからなかった。
★17 - コメント(0) - 3月6日

亡くなった祖父(介護されてた)、介護されながら生きている祖母の家に泊まっている時、介護してる母を見ながら読んだので、いろいろ考えてしまった。こんな内容だとは全然知らずに読み始め。羽田圭介っていったいどんな人?他にも面白いのあるのかな。
★20 - コメント(0) - 3月6日

J M
初。タイトルやテレビでの姿からは想像できない本でした。筋トレしよう。
★11 - コメント(0) - 3月5日

★★★☆☆
★6 - コメント(0) - 3月5日

したたかに「死にたか」と繰り返すお爺ちゃんと主人公の変わった介護感、視点が面白すぎて一日で読み終わりました。
- コメント(0) - 3月4日

早く死にたいと言う祖父とそれを叶えてあげようとする孫。介護の大変さを、テンポよく、淡々と、何故か少し可笑しく描いている。早く楽にさせてあげようと考える程、介護は本人にも家族にもつらい状態なのだ。経験はないが覚悟しなくてはと思う。健斗が再就職して家を出るという終わり方でほっとした。
★3 - コメント(0) - 3月4日

枯れていく老人と 肉体を作り上げていく若者。介護問題・ニート 現代の影の部分 を 対比しながら 描いている。 なんだか暗くなった。
★18 - コメント(0) - 3月3日

医療従事者、介護関係者、ニート、老人、将来誰かを介護しなければならなくなるかもしれない人、に読んでほしい。これでもかってほどわたしの考えとシンクロさせてくれたので読んでいてとても心地よかった。死にたいと口癖のように言う老人に安楽な死を与えてやりたいと行動する孫なんだけど、そのやり方がまさに普段私たちが善意でしている足し算の介護。これからは本業中、嫌いな老人に手足のようにこき使われた際には「安楽な死を与えるためだ」と心で唱えて笑顔で助けてあげよう。
★26 - コメント(0) - 3月3日

老いること、弱者と過ごすこと、いつか自分も弱者となるかもしれないこと。登場人物それぞれの立場での思いを想像できた。
★23 - コメント(0) - 3月3日

若者の若者であるがゆえの感性は、情熱的でゆるぎなく、自分を見つめ精神的にも成長していく姿には生命力が溢れている。健斗の隠し持つ心の優しさ、憎しみにも似た祖父への嫌悪や苛立ち、やがては祖父の力強い背中を仰ぎ見る事になるのだが、同世代の息子を持つ私には、それらすべてが愛しくきらきらと輝いて見える。
★26 - コメント(0) - 3月3日

「生にしがみつく」という言葉が印象的だった。
★20 - コメント(0) - 3月2日

無職働き盛り青年のエネルギーと無職老人のエネルギー。
★16 - コメント(0) - 3月1日

又吉の火花と一緒に芥川賞とった小説で一躍脚光浴びたから読んでみた。最初から最後まで全くつかみどころなく、よく分からない内容だった。私には合わない。
★15 - コメント(0) - 3月1日

介護の問題とそれをどうとらえるかを家族と共に問題の提起なのかなあ。実際に自分にも感じるところがあり、介護を受ける本人の気持ちの本音がわからないんですよね。
★18 - コメント(0) - 3月1日

仕事を辞めて自宅にいる時間が多くなった主人公は、高齢の祖父の面倒をみる機会が増えつつあるのですが、祖父の様々な言動に翻弄されつつも冷静に観察しているような面もあるので、各々の場面での気持ちの変化が詳細に描写されていると思いました。介護を必要とする祖父を支える家族の日常生活を通して、どのような介護をすべきなのか深く考えさせられる作品だと感じました。
★56 - コメント(0) - 2月28日

面白かった!「早く死にたい」という祖父の願いを叶えたくて始まった弱らせる為の過剰介護の様子がリアル。健斗の向上心あふれるストイックな筋トレと心の声がなんともシュール。祖父にイラつきながらも、労わる健斗の複雑な気持ちもわかる。ライトな文章なのに、生々しい感情がダイレクトに伝わってくる。
★49 - コメント(0) - 2月27日

悲しいような、色々と考えさせられる老後。
★23 - コメント(0) - 2月27日

単調に話が進んでいくので途中で飽きるかなと思ったが、健斗と祖父がどうなっていくのか気になり、一気に読めた。お風呂の場面で祖父が健斗につぶやいた言葉には泣きそうになった。最後のお別れのシーンもすごく良かった。ただ、読みながら健斗がどうしても羽田さんと被ってしまうのがちょっと…笑羽田さんも筋トレしてたからなー。
★23 - コメント(0) - 2月25日

スクラップ・アンド・ビルドの 評価:90 感想・レビュー:2624
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