横浜1963

横浜1963
309ページ
273登録

横浜1963はこんな本です

横浜1963を読んだ人はこんな本も読んでいます

喧嘩
845登録
慈雨
1939登録

横浜1963はこんな本です

横浜1963の感想・レビュー(187)

初読み作家さん。米軍が駐留していた1963年の横浜が丁寧に描かれ、懐かしさでいっぱいになりました。米国ハーフの日本人刑事と日系3世のMPが協力して連続女性暴行殺人事件を捜査。ミステリーとしてはやや完成度が足りない気がしますが、敗戦・米軍占領下の世情や白人至上主義との相剋が物語の基底に流れ、なかなか読み応えがありました。二人の主人公の正義感、上層部からの圧力にも負けずに信念を貫く強靭さが印象的。この事件は史実ではないでしょうが、この類の犠牲者は当時かなり居られたことでしょう。彼女達のご冥福をお祈りします。
★42 - コメント(0) - 1月28日

伊東潤さんの現代(近代)小説。主人公や登場人物の設定は結構魅力的なのだが、語り口と内容が今ひとつ。主人公ソニーで、もうひとひねりきいた次作があれば、次も読むかも。
★27 - コメント(0) - 1月23日

☆☆☆✩3.5
★2 - コメント(0) - 1月22日

東京五輪前の横浜を舞台にしたミステリーです。事件の真相を追うのは、見た目はガイジンのハーフの日本人警察官ソニーと、日本人にしか見えない日系人の米海軍兵曹長ショーンです。二人とも、その外見から様々な差別に合い、母国に対しては複雑な思いを持っています。謎解きより、時代背景と人間ドラマに重点が置かれているように感じました。雑多な人間達と事象に溢れた、哀愁漂う横浜の街の描写が印象に残ります。
★16 - コメント(2) - 1月15日

伊東潤さんの小説は時代ものを読んだことはあるが現代(?)のものは初めて。期待した程では無かったと言うのが感想。しかし人種差別、特に白人のものはまだまだ無くならない。最近当選したある国の大統領も白人優先が見え隠れする。その点を考えるには良い作品だった。
★23 - コメント(0) - 1月9日

歴史物が中心の中,少し前の横浜が舞台。出身地と聞き,書き易さと人間たちの肌感覚があるんだろうと想像。 警察と米軍に属した主人公たちが,二つの祖国と重なって見えた。
★10 - コメント(0) - 1月1日

A
第一章が中途半端なりにきれいに終わったので、短編集だったのか、と思いページをめくると、さっき出てきた名前が出てきて完結するのかもしれないと気付きました。伏線の張り方がコナンとかテレビ並みだったので、推理小説が苦手な私にもこれがカギになるんだろうな、と気付きましたが、普段苦手だからこそ、この本は分かりやすく好きでした。
★2 - コメント(0) - 2016年12月25日

犯人探しの謎解きと言うよりも、この時代と場所を想像して読むのが本書の楽しみ方なのだろう。戦後のヨコハマとヨコスカ、在日米軍、混血児、ベトナム戦争、人種、様々な状況設定や小道具が効いていて、混乱の時代を生き抜いた男たちの正義感を見事に表現している。トランプ政権で新しい日米関係になりそうなタイミングも良かったかも。
★22 - コメント(2) - 2016年12月2日

ストーリーは良くある感じなので正直イマイチかなと思った。主人公2人の心理と当時の横浜の雰囲気は丁寧に描かれていたので、これはもう歴史物と捉えて楽しんだ。
★39 - コメント(0) - 2016年11月17日

★★★
★1 - コメント(0) - 2016年11月14日

著者初読み。そもそも歴史小説を書かれている方らしい。日本人とアメリカ人の狭間にいる主人公が、背景にうまく溶けこんでいて、懐かしいというか、異世界の雰囲気。
★9 - コメント(0) - 2016年11月5日

東京オリンピックの開催を翌年に控えた 1963年 、横浜は活気に満ちていた 。そんな時 、横浜港で若い女性の死体が発見される 。この年は 私の生まれた年 、タイトルに興味を覚え図書館で借りた 。神奈川県警外事課の警察官 、ソニー沢田は ハーフで 見た目はまるで白人 、英語を母国語のように操る 。片や 米軍SP 、ショーン坂口は 日系三世で見た目は全くの日本人 、二人は互いの人生に共感し犯人を追い詰めようとする 。が 、二人とも見逃していた事が!この年はケネデイ大統領が暗殺された年でもある 。
★16 - コメント(0) - 2016年10月30日

hal
☆☆☆ あの当時ならではの事件に絡み、ハーフの苦労が描かれていて面白かった。つい最近野毛近辺に行ったばかりだったので面影の残る町並を思い出しながら読めたかな…
★6 - コメント(0) - 2016年10月16日

戦後、18年。 東京オリンピックを翌年に控えた1963年の横浜。 となれば、派手なアクション!を期待したのだが・・・ http://juzji.jugem.jp/?eid=7285
★6 - コメント(0) - 2016年10月12日

伊東潤という作家は不思議な作家だなあ。歴史小説家として、もう大注目の方でありながら、本作のような(やや)ハードボイルド、かつ人という存在そのものを描こうとするとは・・・北方謙三氏と山田編集者みたいな、新たなきっかけでもあったのだろうか?(最後読むとモデルとなった方々がいるようだ。ご母堂のお名前もあったが・・・)内面描写がクドいのと、視点切り替え前後のつなぎがやや荒いのが気になったが、時代に人の心が追いついていない時代に、己の信念とつながれてきた想いを糧にして、事件を追っていく二人の姿がカッコよい!
★20 - コメント(0) - 2016年10月8日

伊東氏の初めて現代を描いたものを読んだ!さすがは歴史小説家。時代背景の描写抜群でとてもわかりやすい。日本はいまだ占領下にあるのだった・・米国の論理が横行する当時、日本人は無視されていた。まるで風景を見るように白人とのハーフのために社会に受け入れられないソニー。日本人の容姿の日系人のショーン。この二人の対比が物語を重厚にしてくれます。日本人が米国に住むなら「米国人以上に米国人らしく生きろ」は印象に残る。現代ミステリも充分いけますね。
★26 - コメント(0) - 2016年10月8日

昭和38年ではなく1963年。ここに、作品中に常に流れている「白人と、白人ではない人」というテーマが表わされている。ハーフの主人公が、米軍が闊歩する街で「やらねばならないこと」にチャレンジする警察小説。まだ戦後を色濃く残す時代の横浜を細かく描き、その奥へ主人公とと共に入り込んでいく読感に、手が止まらなくなり一気に読んだ。自分の場所が曖昧な立場の者が巨大な者と対峙するという物語は、昭和を舞台に様々なテーマで描けそうである。「正義」「人種」「組織」「階層」。1963以降も、この主人公で読みたい。
★9 - コメント(0) - 2016年9月28日

初めての作家だった。おもしろい。ソニーとショーンの人物設定が素晴らしい。保身せず正義を貫くことはむずかしい
★6 - コメント(0) - 2016年9月22日

kaz
面白かった。戦中生まれは、価値観を無理矢理変えさせられた人達。敗戦(開戦)に何の責任も無いのに、敗戦国の人間として、米軍の言いなりになるしかなかった時代。自分の境遇に何とか折り合いをつけながら、自分の容姿を活かして仕事するソニーが、すごくカッコいい。日系3世の坂口と出会えてよかったな。
★53 - コメント(0) - 2016年9月21日

1963年って、まだそんなに「戦後」だったのか。見かけは白人だがハーフの日本人警察官と、見かけは日本人だがアメリカで生まれ育った日系3世の米軍SPが、一緒に日本でおこった殺人事件を追う。その2人の、苦労した半生とか当時の横浜の様子などは興味深かったものの、全体的には少し物足りなかったかな。
★14 - コメント(0) - 2016年9月19日

伊東潤には珍しい歴史ものではない長編。ミステリっぽいけれど推理要素はあまり無く、社会派な警察小説といった感じでしょうか。戦後の色が濃い横浜の空気の描き方が良かったです。物語としてはややテーマありきな感覚が強かったようにも思えます。
★9 - コメント(0) - 2016年9月19日

殺人事件を追うミステリーではあるのだけれど、1963年という時代背景や主人公の警察官がハーフであり、その出自と当時の社会構造の描写がメインテーマといった感じの作品でした。犯人特定の一つの鍵となるのがボブ・ディランというのも当時を知る人間としては懐かしい限りです。
★9 - コメント(0) - 2016年9月17日

東京オリンピックの前年。白人とのハーフの神奈川県警の刑事と在留米軍のSPの日系3世。米軍中佐による連続女性殺人事件。強い立場の米軍と弱腰の県警。当時の日本の世情がよく分かる。結末が意外にも壮絶なのに驚き。最後にケネディ大統領の暗殺をあって当時の状況がよく分かった!横浜の地理がイマイチよく理解していないので臨場感が涌かないのかなぁ。でも楽しめた一作でした。
★18 - コメント(0) - 2016年9月16日

時代は東京オリンピックに沸き立つ昭和38年。まだ戦後が残る横浜が舞台。外見が白人の日本人警官ソニーと外見が日本人のアメリカ軍人のショーン。日米地位協定という厳しい状況のなかで二人で協力して捜査を進めていく。戦争という異常状況が人を変えてしまう恐ろしさ。
★25 - コメント(0) - 2016年9月8日

伊東潤さんの現代モノは初めてかな?昭和38年なんて、想像しても実感湧かないな。当時は米兵がまだまだ闊歩してた、なんて全くわかってないし・・・。今のニッポンでは考えられないくらいアメリカって強大で傲慢で尊大だったんだろうな。朝鮮戦争(終わってるけど)やベトナムで戦う兵士たち、ヨコハマってどういう意味を持った街だったんだろう??ハーフな刑事やニッポン人にしか見えない米国軍人から見た日本って結局どうなんだろう。
★8 - コメント(0) - 2016年9月8日

60
★1 - コメント(0) - 2016年9月6日

2.5
★1 - コメント(0) - 2016年9月4日

東京オリンピック前年の横浜の物語。若い女性が殺された事件を追うハーフの警官ソニー。米軍関係者との関連を調べる中、共に犯人に迫っていくことになる日系人の軍人ショーン。謎解きが面白いミステリーではなく、この二人の「外見は白人の日本人」「外見は日本人の米国人」であるための葛藤ややるせなさや、それでも己の道を歩んでゆく...という心情が主に描かれていた。そこが物語の核なところが面白いが、それならばもう少し...そこを掘り下げて頂きたかったかな。
★7 - コメント(0) - 2016年9月1日

警察小説でたとえると、横浜狼犬の設定と舞台に、叛逆捜査のストーリーを乗せて、風化水脈の時代背景に置いたというところ。表紙の二人が暗くて分かりづらいがソニーとショーンだったか。内容知らないとどっかのホストの兄ちゃんに見えてしまう。見た目が白人の神奈川県警外事課員というのが当時なら実際にいたのか分からないが、この時代の横浜が舞台という点でありそうであまり聞かない。米軍との関係は今も変わっていない。 舞台地図 https://goo.gl/ufSjNy
★9 - コメント(0) - 2016年8月30日

悲しい背景のハーフや日系人のアイデンティティの追及。それをミステリに絡めていくわけだが、そっちがちょっと陳腐というかなんというか。いつ、心を震わせてくれるんだろうと期待したまま終わってしまった。
★14 - コメント(0) - 2016年8月26日

初出「別冊文藝春秋」加筆改稿あり。作者はこれまで直木賞の候補として五回ノミネートされて来たのであるが、本作が初めての現代ものとなる。時代は最初の東京オリンピックが開催された1964年の前年にあたる1963年、昭和で言えば38年となりアメリカとの支配下から必死に経済成長を遂げようとしている時代と言えよう。ただ舞台が横浜ということで駐留軍がいて、アメリカ人と接することが多い点と作者の横浜愛というのが注がれた点が特長と言えるのではないだろうか。
★61 - コメント(2) - 2016年8月24日

kindle読み放題にて。好きな作者なのでダウンロード。 内容は、戦後東京オリンピック開催の前年の横浜を舞台に、米国人とのハーフの警察官が、米国の横須賀海軍の軍人による殺人事件を追う話。当時の駐留軍や日本人の生活が想像でき勉強にもなる。ただし、この作者は個人的には純粋な歴史小説の方が面白いかな、と。★★
★10 - コメント(0) - 2016年8月22日

前の東京オリンピックの前年。戦後が色濃く残る横浜が舞台。 ミステリーっぽいけど、話の中心は、日本人の母と、白人の米軍兵との間に生まれ、白人にしか見えない、青年警察官と、アメリカ国籍の日系の軍人。 容姿と国籍がちぐはぐな二人が、根深い差別意識にもがきながら、 事件解決に挑む。 ミステリー、とは言えないな・・・。 でも、何となく考え込んでしまうような、 印象的な物語だった。
★9 - コメント(0) - 2016年8月21日

東京オリンピックの前年、横浜で起こった殺人事件を捜査するのは、見た目白人のハーフである沢田ソニー刑事と見た目日本人の日系人アメリカ軍下士官ショーンの2人。伊東潤は時代小説しか読んだ事がなかったが、本作は人物像がわかり易く作られ読み易く、現代物もいけるのではと思わせた。
★13 - コメント(0) - 2016年8月20日

二人の主人公の心情描写を通して、1963年の横浜が熱気と共に描き出される。たいへん読みやすく、どんどんページが進んだ。作者自身も生まれたばかりの時代を、さまざまな資料を読み込むことで作品の中に再現している。説明しすぎかなと思うところもありましたが、楽しめました。謎解き自体はそれほど複雑ではなく、途中で真犯人が予想できる人も多いはず。サスペンスというより、時代小説。
★7 - コメント(0) - 2016年8月18日

基地の近くで若い日本人女性が米軍関係者によって殺害されたと思われる事件を追うハーフの刑事が米軍内の日系二世の協力をえて真相に迫っていく。1963年の記憶はかすかにあるが、近くに米軍基地がない田舎に育ったので、ここに描かれた横浜や横須賀の様子は当時自分がアメリカに持っていたイメージに近い。「アメリカの正義」を問う著者のメッセージは似たような事件が起きたばかりで、いまだにこのころの横浜と同じような状況にある沖縄への共感を表したものであるように感じた。
★24 - コメント(0) - 2016年8月17日

一気読み。 神奈川県警のソニー沢田と米軍のショーン坂口。 白人のcolored蔑視。
★7 - コメント(0) - 2016年8月14日

ハーフのソニーと日系三世のショーン、1963年当時の二人を取り巻く状況と懸命に生きる姿・・・『犯人探し』よりも、そちらがメインなのでしょう。作者さんからのメッセージが伝わるような気がしました。当時の横浜や横須賀の様子も詳しくリアルで興味深かったです。
★18 - コメント(0) - 2016年8月14日

アメリカ人の顔をした日本人と、日本人の顔をしたアメリカ人が不思議な共感をもって事件の解決をはかります。推理トリックよりは時代を覗き見る楽しさが勝っています。 全体に暗い時代背景のように描かれているけど、東京オリンピック前年という頃は、今よりもっと人々が素直に明るい未来を夢みて、めざましく日本が変わっていった時代です。 街路を闊歩する米兵と傍らに佇む傷痍軍人、初の衛星放送から流れてきたケネディ暗殺、そんな歴史の1ページが自分の記憶にもあるということが今更ながら衝撃的でした。
★14 - コメント(0) - 2016年8月13日

初読みの作家さん、タイトルに魅かれて手にしました。まだ戦争に匂いが多く残っている1963年の横浜を舞台に、女性の水死体から始まる物語。ストーリーは平凡で、時系列順に進むため、盛り上がりもなく、たんたんと進みあっけなく終わる感じです。が、主人公は金髪で日本国籍の警察官と、海軍に所属するアメリカ国籍の見るからに日本人のSP。そこに占領国の時代、横浜の懐かしい地形や生活、「あいのこ」と呼ばれた人、昭和の哀愁を感じました。この時代や、当時の横浜を知っている人には魅力ある一冊と思います。
★64 - コメント(0) - 2016年8月11日

横浜1963の 評価:78 感想・レビュー:78
ログイン新規登録(無料)