静かな雨

静かな雨
あらすじ・内容
「忘れても忘れても、ふたりの世界は失われない」

新しい記憶を留めておけないこよみと、彼女の存在が全てだった行助の物語。
『羊と鋼の森』と対をなす、著者の原点にして本屋大賞受賞第一作。

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静かな雨の感想・レビュー(662)

大好きな作家さんの、ずっと前から読みたかった本。生まれつき足に麻痺があり、松葉杖を使ってる行助と、事故で高次脳機能障害という1日しか記憶が留めておけなくなったこよみ。この2人の静かな日常が優しく描かれている。ただ、もし私のパートナーが高次脳機能障害になったら、この2人のような静かな日常を送れる自信がない。「僕の世界にこよみさんがいて、こよみさんの世界には僕が住んでいる。ふたつの世界は少し重なっている。それで、じゅうぶんだ」こういう風に思える人間になりたい。
★30 - コメント(0) - 3月25日

とても静かで優しく温かい作品*やっぱり宮下奈都さん大好き♡瑞々しく美しい文章、穏やかで柔らかいのに芯があり強さも感じる*デビュー作から宮下さんらしい。事故で記憶が明日になると消えてしまう、こよみと色々諦め厚い皮を被っていた行助。こよみのリスボンのお話と今のこよみが重なり涙が溢れた*行助の姉も素敵♪大切な人が同じ症状になることを想像すると想い出が次の日にはリセットされるのは切なくて悲しくなるだろうけど、側にずっと寄り添っていられるなら毎日想い出を作り、書き留め大切に過ごしていきたい♡2人ならきっと大丈夫*
★145 - コメント(0) - 3月24日

あぁ、いいお話。 これがデビュー作なのか。
★8 - コメント(0) - 3月24日

腹八分目。ちょっと物足りない気がしましたが、余韻を感じるには、これぐらいでいいのかも知れません。静かな作品でした。
★12 - コメント(0) - 3月21日

100ページ余りの短編のような作品だったけどとても深い、宮下さんならではの感性が光るお話だったなあと思う。行助くんとこよみさんの間に流れる淡々とした切なさ。諦めでは決してない、色んなもどかしさを静かに受け入れる。静かだけれどとても強い。美味しい鯛焼きが食べたいな。こよみさんの鯛焼きやさんがそばにあったら毎日でも通うかも。
★74 - コメント(0) - 3月21日

【図書館】宮下奈都の小説には音が無い。静寂が有って淡々と進む。こよみと行助の二人には感情の起伏も余り感じられず、物語は終始穏やかに滑るように進む。静謐な時間を過ごした。こよみさんが語る言葉にはなんだか強い意志を感じる。こよみさんのたい焼きが美味しいのは意志を持って生きているからなのかもしれないね。切なかったのは夏を受け入れられないこよみさん。記憶の中ではまだ春なのに目覚めたら夏って戸惑うだろうな。読後感は二重丸。とても良い時間を過ごしました。宮下奈都の物語は柔らかい。
★46 - コメント(0) - 3月21日

役に立つか立たないか、それは本人にも分からない。人によって役に立つものが違うのよ。役に立つ時期も違う。それだから、もし、今役に立たないと思っても、勉強を放棄する理由にはならない。あたしたちは自分の知っているものでしか世界を作れないの。あたしのいる世界はあたしが実際に体験したこと、自分で見たり聞いたりさわったりしたこと、考えたり感じたこと、そこに少しばかりの想像力が加わったものでしかないんだから。
★10 - コメント(0) - 3月21日

事故で記憶が1日しか保たれなくなってしまったこよみさんと、足にハンデがある行助君の静かな交流。日常のような非日常のような、ふわふわと過ぎていく日々の浮遊感が心地いい。こよみさんの発する何気ない言葉が人生の本質をついていて、ドキリとする場面も。
★13 - コメント(0) - 3月20日

宮下さんは二作目。前回読んだ「羊と鋼の森」の時も思ったが宮下さんの物語は静謐で実に美しい。ただ惜しむらくは短い。もっとがっつり読みたかった。作中の「博士の愛した数式」もおすすめです。未読の方は是非読んでみて下さい。
★13 - コメント(0) - 3月20日

静かな、素敵な印象のお話。おいしいたいやき食べたくなりました…。
★13 - コメント(0) - 3月20日

何と表現すればよいのだろう、この読後感は。穏やかで少し悲しい。読み手によって、希望を見いだせたり、救われなさを感じたりするだろう。
★13 - コメント(0) - 3月19日

本文より「あきらめるのってとても大事なことだと思う。略でもあきらめ方を間違えると、全部だめにしちゃうの。あきらめることに慣れて支配されてそこから戻ってこられなくなる」「新しいものや珍しいものにたくさん会う事だけが世界を広げるわけじゃない。ひとつの事にどれだけ深く関われるかがその人の世界の深さにつながるんだとあたしは思う」「本当はその些細な事こそが人間を作って行くのではないか」「どうして若い人には可能性があると、そんな乱暴なことを平気で言えるのだろう。確かに何者かになる可能性もあれば、ならない可能性もある」
★41 - コメント(0) - 3月19日

RY
宮下さんらしい優しい話で、読後感もよかったです。
★9 - コメント(0) - 3月18日

とっても静かなお話だった。気持ちが落ち込んでたときに、であったたいやき屋を営むこよみさんに元気をもらって少しずつ距離が縮まる二人。そんな時、こよみさんは事故に会い、今日の記憶を明日まで覚えておくことができなくなってしまう。そんな二人の大切な一日一日を綴った物語。とても優しくて静かな物語。とても素敵でした。宮下さんの作品は、「神様たちの〜」のエッセイが一番好きだけど、この物語もとても素敵でした。できれば、もう少し長く二人の日常を綴って欲しかった。もう少し読んでいたかった。そこだけは心残りです。
★86 - コメント(9) - 3月17日

事故がもとで今日の記憶を忘れてしまう女性と足の悪い男性の恋愛物語。ほのぼのと静か。そうか、デビュー作なんですね。
★60 - コメント(0) - 3月17日

「本屋大賞受賞第一作」と書かれたら、普通は受賞後に書かれた第一作目かと思いますが実はデビュー作(加筆)という、何というか商売上手な出版社というか釈然としないものはありますが、処女作にはその作家の全てが詰まっているというのは本当だと感じた。静かで淡い文章が幾重にも重なっていく感じ。音もなく降るあたたかい雨に包まれているような。「ふたつの世界は少し重なっている。」全てを重ねることは、どうやってもできない。でも思いは重ねられる、そしてそれはどこかに、確かに育っていく。こよみさんの作るたい焼き、食べたいな。
★90 - コメント(0) - 3月17日

宮下奈都さんの作品、久しぶり。 松葉杖で、少し内気な行助、たい焼き屋さんで絶品たい焼きをやくこよみさん。なかなか自信が持てない行助と、こよみさんと少しづつ近づいていく最中に、こよみさんが事故にあってしまう。 2人の障害はそれぞれ違うけど、お互いの世界の中に、小さくお互いがいればよい。確かに、そうだな。一緒にいられれば、カタチは関係ない。一気読みでした。
★15 - コメント(0) - 3月17日

87/100点 2004年のこの物語がデビュー作。宮下作品の持つ静謐で凛とした空気感は、このデビュー作でも感じられました。理不尽な運命に何とか折り合いをつけながら、そっと寄り添っていく優しさが、瑞々しい文章で描かれています。読んでいる者の心の中に、タイトルの静かな雨のように染み入ってくるような、素晴らしい作品です。「羊と鋼の森」が本屋大賞を受賞したので便乗出版された感は否めないですが、それが無かったら読めなかっただろう、この物語を読むことが出来て本当に良かったと思っています。
★101 - コメント(0) - 3月16日

すごくよかった。今までに読んだ宮下さんの小説のなかではいちばん好き。こよみさんみたいな生き方をしてみたい。デビュー作だけあって、宮下奈都という作家の魅力がもっともみずみずしく、鮮明にあらわれているかんじがします。
★16 - コメント(0) - 3月16日

『新しいものや珍しいものにたくさん会うことだけが世界を広げるわけじゃない。ひとつのことにどれだけ深く関われるかがその人の世界の深さにつながるんだ… 』静か。けれども、僕とこよみさんの世界は、少し重なり、深く…動いている!
★40 - コメント(0) - 3月16日

事故で記憶を失ってしまったこよみを助け合う行助が切なかった。二人には幸せになってほしいと願う。あと、たいやき食べたい…
★11 - コメント(0) - 3月15日

『今だ。何が起きるかわからないのは明日なんかじゃなく今なのだ』デビュー作の単行本化。鯛焼き屋の娘で記憶障害になったこよりと、行助(ゆきすけ)の恋物語。人は何でできてるか。記憶や経験ではなく、人の思いでできている。いまの大切さを感じた。『ひとつのことにどれだけ深く関われるかがその人の世界の深さ』『面白いと思えるものがあったら世界の戸口』あるいは突破口。自分は追及できたのか。たとえ忘れる毎日でも今の大切さは変わらない。ふたつの世界は少し重なっている。たしかに、じゅうぶんだ。後半の深淵な言葉の数々に魅了される。
★54 - コメント(0) - 3月15日

図書館本。やわらかい風が吹いているような作品だと思いました。静かで心地よい感じが好みです。翌日には記憶を忘れてしまうこよみさんのことで焦りだったり愛おしさだったり色んな感情がありそうだけれど、そんな2人の空気感がとてもこちらも心地よい感じです。切ない中に愛にあふれた作品だと思いました。
★53 - コメント(0) - 3月15日

みなさんの感想を拝見して、これが宮下さんのデビュー作だと知りました。少し物足りないような気もするけど、切なくて優しい物語。二人で過ごした幸せな一日が、次の日には一人だけの記憶になってしまうなんて、私なら耐えられないな…。
★20 - コメント(0) - 3月14日

ゆっくりと静かに心を通い合わせ、生活は地味で質素ではあるけれど、心は豊かだと思える暮らし。とても穏やかで優しい気持ちになれます。宮下さんのフレーズはやっぱり、キュッと心に寄り添ってきてくれる。幸せって実はシンプルなことなのでは・・・と。この本を読んであらためてそんなことを考えたりしました。そして、こよみさんの芯の強さに惹かれました。短くてあっという間に読めてしまうのがもったいない。行助さんとこよみさんをもっと眺めていたかったなぁ・・・そして、やっぱりこよみさんのたい焼きが食べたくなりますね~
★15 - コメント(0) - 3月13日

地の文の感じが最近より初期に近い…と思ったらデビュー作なのですね。本屋大賞受賞したから書籍化したのか。静かな空気の匂いがいいな。そしてたいやきが食べたくなった。
★41 - コメント(0) - 3月13日

静かで優しいお話でした。事故で翌日には記憶を無くしてしまうこよみさんと行助のお互いを思い合う姿が切ないけど、幸せがじわーっと伝わってきた。とっても短い作品だったが、一気に読めたのも良かったと思う。こよみさんのたい焼き、食べたい。
★29 - コメント(0) - 3月13日

印象に残らない作品。ちょっと残念。 屋台でとっても美味しいたい焼きを焼くこよみ。行助はこよみに恋をする。事故の後遺症で記憶障がいのこよみ。彼女を支える行助。短期記憶をとどめられず、毎日事故前の自分に戻ってしまう。行助との年月が積み重なっていかないことに、いらだつ二人。 高次脳機能障がいを描ているのだが、障がいへの認識が低い。単に記憶障がいにとどまらず、周囲の人はもっと大変な思いをしている。もちろん本人も。 淡々ときれいに描きすぎていると思ってしまう。
★29 - コメント(0) - 3月13日

気になるたい焼きやの娘。ある時、彼女は事故にあう。そして……。見えてる世界は人によって違うよね。彼女たちにどう見えているのか。二人に幸せがきますように。
★15 - コメント(0) - 3月13日

事故の後遺症で記憶が一日で失われるこよみ。こよみを支える行助。「毎日の生活の中での思いで 人はできてるんじゃないかと思う」その思いを忘れるという事はあまりにも酷。なのに文章は美しく、優しい。「博士の愛した数式」と何だか重なる。
★21 - コメント(4) - 3月12日

☆3
★2 - コメント(0) - 3月12日

記憶を1日しか留められないたい焼きやのこよみさんと主人公の静かな生活の話。 たいやきの美味しさ、こよみさんの性格の素晴らしさ、何気ない日常の楽しさ、簡素な街角の風景。全てが繊細で美しく描かれている。記憶がない人に明日を生きる意味があるのか、私なら凄く悩むと思う。思いが人を作っている。主人公の出す結論は素敵だと思う。羊と鋼鉄の森も面白かったが、この作者の匂いがするような風景描写と丁寧な心の動きの書き方が本当に好き。
★14 - コメント(0) - 3月11日

宮下さんらしい、感性の研ぎ澄まされた作品だと思いました。少しテーマが重く難しいものではあるけど、淡々とつづられることで暖かい気持ちにもなります。 リスボンが胡桃を隠して忘れるというエピソードは、、こよみさんの今と重なって切ないけど伏線として秀逸だと思いました。 どうしようもない運命を受け入れ受け止め、寄り添う二人が静かな雨のようということかなぁ。私なりの解釈です。
★31 - コメント(0) - 3月10日

宮下さんのデビュー作と読んだあとに知りました。言葉選びも雰囲気も繊細で柔らかいけれどしっかりと厳しい現実もある綺麗なお話です。全然関係ないですがこれを読む前に偶然たいやきを食べました。読む運命だったのかな。美味しかったです。
★17 - コメント(0) - 3月10日

とても静かで少し淋しいお話だった。『羊と鋼の森』を先に読んでたので、本作でデビューされたと判って、このしんとした日常が宮下さんの世界観なんだなぁと思えました。
★4 - コメント(0) - 3月9日

活字も大きめで、装丁も綺麗。記憶を留めておけない人と一緒にいるのは哀しい。けれど相手に言ってしまった「言いたくなかったこと」も忘れてもらえるってことかもしれない。歳を重ねて自分も忘却の度合いが多くなった。その日の仕事がつらくても、一晩寝れば新しい日を頑張れるようになった気がする。覚えていてもらえないなら、毎日「今、ここ」を大切にしていけばいい。覚えていられないことも同じかも。詳しい内容を覚えていられないほど走り読みしても、そんなことを考えたことは私に残っている。残っているってことは、やはり幸せなのか。
★24 - コメント(0) - 3月8日

デビュー作とは思えないくらい、しっかりとした落ち着きのある小説だった。「記憶だけでなく、人は「毎日の生活の中での思い」で生きる」という言葉が良かった。脳に記憶が刻まれなくても、どこかに残って育つ思い。そういうもの、私も大切にしていきたい。
★19 - コメント(0) - 3月8日

とても美しい小説。
★10 - コメント(0) - 3月8日

AAA
★5 - コメント(0) - 3月7日

kaz
「あきらめる」事と「折り合いを付ける」事は違う。どんな人も、色んな事に折り合いを付けながら、生きてると思う。怒りの記憶でもいいから、残って欲しかったのかな。人は記憶で出来ている。そやなぁ。う〜ん。あ、いい本だったのは、確かです。関係無いけど、ブロッコリーってみんな好きやと思ってた。
★151 - コメント(1) - 3月7日

静かな雨の 評価:72 感想・レビュー:295
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