静かな雨

静かな雨
あらすじ・内容
「忘れても忘れても、ふたりの世界は失われない」

新しい記憶を留めておけないこよみと、彼女の存在が全てだった行助の物語。
『羊と鋼の森』と対をなす、著者の原点にして本屋大賞受賞第一作。

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静かな雨の感想・レビュー(221)

☆☆☆☆
- コメント(0) - 1月22日

忘れる事の大切さと 忘れない事の大切さ。
★4 - コメント(0) - 1月21日

薄日のさす空からポツンと静かな雨が降り出した…少し濡れてしまうのだけれど暫くしたら雲間から暖かい日の光がこぼれてきている…そんな情景があう、静かな流れのお話。読後はとても穏やかな気持ちです。『彼女から さらさらと流れる記憶が僕に積もる』行助の背負おうとするものの重さに気づいた時の表現ですが、とても美しいので印象的!
★17 - コメント(2) - 1月20日

さらりと読み終えてしまった。 たい焼きやのこのみさん、行助との恋模様。
★3 - コメント(0) - 1月20日

「あたしたちは自分の知っているものでしか世界をつくれないの」「ひとつのことにどれだけ深く関われるかがそのひとの世界の深さに繋がるんだと思う」誰かと出会い、多くのことを共感したり、共に過ごしていくことで、お互いの世界が少しずつ重なっていく。
★8 - コメント(0) - 1月20日

生まれながらに片足に麻痺のある行助と、事故以来、記憶を留め置き積み重ねていくことの出来なくなったこよみが寄り添いながら人生を共にする。二人の何気ない日常が静かな文章で綴られていく。二人の行く末を思えば重くならずにはいられない筈なのに、心地良い文章が希望を感じさせる。静かに降り注ぐ銀糸のような雨が、寄り添って生きる二人を優しく包み込むようなお話だった。宮下さんのデビュー作。デビュー作からずっと心に静かに染み入るような文章を書く素敵な作家さんですね。
★50 - コメント(0) - 1月18日

事故で高次脳機能障害になったこよみさんと片足が生まれつき麻痺して松葉杖をついている行助をめぐるお話。タイトル通りずっと静かな雨が降っているような作品だ。2人はどこまでもまっすぐ静かに生きている。こよみさんの記憶が失われても 行助は少しでも重なる部分があるならそれでいいと思う。嫌いなブロッコリもどれだけでも食べる覚悟だ。著者のデヴュー作にしてはとても美しく素晴らしい作品だと思う。
★73 - コメント(0) - 1月18日

主人公の二人の幸せを願わずにはいられない、そう感じさせる素敵な作品でした。そして、通勤電車の中で「静かな雨」を読み終わって心がほっこりしている私の前に、主人公のユキヒコが現れた?!正しくはユキヒコのように片足が悪く松葉杖をついている若くてイケメンの男性が乗車して私の前に~どきどきする気持ちを隠しながら「よかったらどうぞ」と席を譲ると「ありがとうございます」とこれまた素敵な笑顔・・・こんな奇跡ってあるのね!
★9 - コメント(0) - 1月17日

記憶が積み重ねられない少女を献身的に支える足の不自由なユキ。人と人とのつながりとは、記憶とは、大切なことが淡々と進む文章から問いかけられた。とても短い話だったけど、重かったなぁ
★28 - コメント(0) - 1月17日

脚が少し不自由な青年とたい焼き屋に情熱を傾ける女性をめぐる、実にさりげない日々と、突然の不幸な出来事に向き合うお話。人は「記憶」という、ある意味不確かなものに頼りがち。けれど、目の前に存在する「重なり合う世界」を信じられる主人公は、とても幸せなのでしょうね。ただ、個人的には、女性が本当に同居相手を受け入れているのかどうか、実に不確かなままのような気がします。
★32 - コメント(1) - 1月17日

記憶が一定のところから塗り替えられない脳の病気と聞くと「博士が愛した数式」を思い浮かべてしまう。こよみさんは一瞬で消えてしまう記憶らしきものを自覚してるみたいで病気のことは理解しているようだけどメモはほとんどとらないんだなぁ、行助がいるから?読み進めながら、こよみさんには家族はいないのか、こんな大事なことを事故の際に警察がほっておくだろうかとか細かいことがちょっと気になったりした。これが文壇入りのきっかけになった新人賞をとったデビュー作と知り、素人でこれだけの作品が書けるとはやっぱりスゴい作家だと思った。
★14 - コメント(0) - 1月16日

短い物語ですが心温まりました。こよみさんの芯の強さに惹かれます。行助を見守る家族にも。人を尊ぶことのできる家庭で育ったから行助もまた優しさに溢れているんだろうな。作中に出てくる「博士が愛した数式」読みたいと思いつつ読めずにいましたが、近いうちに。
★66 - コメント(1) - 1月16日

静かだけど、誰にも負けない愛を感じました。
★28 - コメント(0) - 1月16日

たい焼きがマイブームなので、ぜひ食べてみたい。
★4 - コメント(0) - 1月16日

事故に合うまでの記憶と思い出はあっても、昨日の記憶が無い…日々が積み重ねられないなんてなんて切ないことかと思いました。日々を積み重ねてこそ造り上げられるものや感情もあるはずなのに…愛しい日々がリセットされてしまう事を色々な葛藤がありつつも受け入れられる行助もたいした人物だと感じました。時々は尖ながらも暖かい時間の流れる物語でした。
★50 - コメント(0) - 1月15日

★★★☆☆ 『博士が愛した数式』を読んでいた私は、こよみさんがなぜ部屋の中や身の回りをメモだらけにしないのだろう?と読みながら思っていました。でも作中で『博士~』らしき小説をこよみさんが読んでいる描写があり、「ああそれでもメモの必要性を感じなかったのだ」と理解しました。便利なのになぁ、メモ。行助が記憶の在り方(脳ではなく機関での記憶)を信じたり、人間は記憶でできていることを否定するのは自由です。でも彼はどうも独りよがりな気がする。こよみさんの苦しみをちゃんと理解できているのだろうか…。軽い小説でした。
★29 - コメント(0) - 1月14日

新作かと思ったらデビュー作だったんですね。最初からこんなに印象的で美しい表現をされていたとは!リスの伏線といい、とても魅力的で優しさに溢れた物語でした。以前から好きな作家さんですが、さらに好きになりました。
★9 - コメント(0) - 1月14日

なんて優しい本なんだろう…心がささくれていた自分を静かに包み込んでくれた作品。記憶を留めておけないこよみさん、こよみさんの毎日を優しく支えるユキくん。作品はシンプルな言葉で表現されているが、二人の毎日は、凄く心の深い部分に語りかけてくる。表紙も大好きです。
★26 - コメント(2) - 1月14日

こよみさんに彼は必要ではないのではないだろうか。
★16 - コメント(0) - 1月14日

もう一回読みたいかも。 主人公もそうだと思うけど、自分もあったかいこよみさんの「存在」の周りになれた感じがした。 ハンデを抱えているから、心に引っかかる部分があったのかなと思った。主人公も、こよみさんのことを愛しいと思うだけでないところが良かった。忘れてしまうことを利用しようと考えてしまったり、怖い人たちに立ち向かうのが怖かったり、人間的。この人はずっとこよみさんの傍にいるんだろうなあと思えたしそれがかっこいい。
★12 - コメント(0) - 1月13日

生まれつき足に麻痺がある行助と、事故によって新しい記憶が残らないこよみさんの話。日々洗練されてくこよみさんのたい焼きに驚き、わずかな時間を共有して過ごす二人に暖かさを感じた。いい小説だ。
★10 - コメント(0) - 1月13日

一読、小川洋子さんの『博士の愛した数式』を思い出させるが、もっともっとストレートな愛の物語。静かで温かくひたすらな恋。こよみさんの身に起きた思いもかけないできごとが、ふたりをさらに強く結びつける。記憶が留められないこよみさんとの、毎日毎日繰り返される「始まり」。こよみさんの陰ながらの努力を知ったときの行助の切なさに打たれる。丸ごとを受け入れる、こよみさんの今に向き合う。何度でも繰り返しにつきあう。それでいいと決めた行助にもう迷いはない。宮下さんのことばに心洗われ、清らかな時間を過ごしました。
★21 - コメント(0) - 1月13日

ゆっくりとした時間が流れている。こよみさんの記憶が失われていく悲しさよりも、もっともっと深くこよみさんの事を知りたいと思う行助。静かな雨はやさしい雨でもあった。
★20 - コメント(0) - 1月12日

宮下さんのデビュー作に加筆して出版されたそうですが、すでに宮下さんらしい雰囲気に溢れた作品でした。同じ題材でも、書く人によっては熱いものになったり、涙が止まらないものになったりするんでしょうが、宮下さんの手にかかると淡々とした言葉の中に、いろいろな想いが押し付けがましくなく詰まっている、そんな風に感じました。こよみさんが台所のあちこちにメモを残す語りは切なかったな。リスのリスボンはこの伏線だったんですね。
★36 - コメント(0) - 1月12日

宮下さんのデビュー作。美しい文章と表現力。一言で感想を書き表せない自分がもどかしいです。記憶や思い出より、その時々の「思い」が人を作る、この文章にとても共感しました。そして、こよみさんの美味しいたい焼きが食べたくなりました。
★98 - コメント(0) - 1月12日

★★★★☆
- コメント(0) - 1月11日

羊と鋼の森の系譜を間違いなく感じるなんとも静かで慈しみ深く愛おしい作品ではないか。 私の書架は作者順では無く、関連するまたは連鎖する順に配列しているが、この作品は迷う事無く小川洋子さんの「博士の愛した数式」の横に並べる事にする。
★11 - コメント(0) - 1月11日

静かで、優しく、切なく、温かい物語だった。宮下さんのメッセージがそこここに散りばめられていた。ユキくんのお姉さんの、迷ってるときは進まないほうがいい、という言葉が個人的にぐっときた。記憶や思い出、よりもその時々の思いが人を作る、という部分にも共感。
★13 - コメント(0) - 1月11日

おいしいたい焼きに出会った行助と、たい焼き屋のこよみさんが出会い、親しくなってゆく。博士の愛した数式(物語にも出てくるけど)のように、新しい記憶は1日しかもたなくなってしまったこよみさん。題名にはあるけど、物語の中では雨が降っているわけではありませんでした。雨というイメージは少し切ないです。
★25 - コメント(0) - 1月10日

デビュー作に加筆をして単行本化した作品でありながら、既に『羊と鋼の森』などこれまでの宮下さんの作品を匂わせるようなところがあって、そんなところを思い返しつつ読めた。読み終わって、今の自分はなにで出来ているんだろうなぁと、そんなことを考える。おいしいたい焼き食べたい。
★10 - コメント(0) - 1月10日

とても綺麗な小説。冒頭では「女の子」と形容されて登場したこよみさんは何歳なのだろう。大学に入学して夏休みに入る前に辞めた、という過去まではわかった。読み進めていくうちに、こよみさんの魅力が深みを増していく。行助の家族が次々にこよみさんのことを好きになっていく。その様子が温かく描かれるところがいい。短期間しか記憶を留めることできないことは、こよみさんにとって障害ではく、むしろ人間性の一部として素敵に輝いている。
★8 - コメント(0) - 1月10日

この作品が原点なんですね。詩のような作品だと感じ、その後に発表される作品には、さらに世界を拡げた作品があることを思い出しながら読みました。優しくしないと壊れてしまうような作品に見えながら、実は、骨格がしっかりとしている。宮下さんの作品には、いつも何か気づかされる。やっぱり、美しいなぁと感じます。
★69 - コメント(0) - 1月10日

宮下さんらしい詩情的な物語。激しく情熱的な表現にもできそうなものを、タイトル通り静かに、しとしとと降り注ぐ雨のように描いています。静かに、すべてを受け入れて生きるふたり。物語全体に漂う静かな雨の雰囲気は、ほのかにあたたかい空気をまとっているように感じました。
★21 - コメント(0) - 1月9日

大好きな宮下奈都さんの原点である作品。不運な事故により記憶を失う、たい焼き屋のこよみさんと、彼女を一心に思う研究者の行助。生きてきた道のりが違い、見ている世界が違うのだ、と愕然とする行助の苦しみが、じんと胸に響きます。差異を越え、足りない所は補い合い、ふたりの世界が少しだけ重なっている、それでじゅうぶんだ、という行助のこよみさんへの思い方は、控えめながらも思いやりに溢れています。たとえ記憶を喪失しても、身体が不自由でも、その日を生きていく中で紡がれる思いが、人間を形作る。こんな愛の在り方、いいと思います。
★66 - コメント(3) - 1月9日

こんなに薄い本なのになかなか読み進めることができない。一語一語大事に大事に読みたくなる。「博士の愛した数式」も思い出させる(文中にもある)がもっと切ない。忘れても忘れても思い出すね。
★10 - コメント(0) - 1月9日

宮下奈都さん3作目。こよみさんが焼くたいやきが美味しくて、毎日通いつめる行助。穏やかな優しい日常が、一瞬の出来事で全てめちゃくちゃにされてしまう衝撃。そんな恐ろしい事が、誰の身にも起こり得る世の中。それでもその後も、人は生きていかなくてはいけない。こよみさんも強いし、行助の覚悟もスゴい。こよみさんを見る行助の家族の目も温かく優しい。毎日を紡ぐこと。特別なことでなく、些細な事の積み重ねが人間を作っている。『毎日の生活の中での思いで人はできているんじゃないかと思う』宮下奈都さんデビュー作。素晴らしかった❤
★116 - コメント(2) - 1月9日

望むと望まざるとに関わらず色々なものが削ぎ落とされていった時、その人に残るもの。削ぎ落とされることは、失うこととは違うのかもしれない。失っているようでいて、ちゃんと積み上がっていくものがあると思うと、安心して迷ったり進んだりできる。シンプルな文章と短いストーリーの中に、ひとつの世界のあり様のようなものが浮かび上がっていた。宮下さんの文章はホント静かで美しいな…。12年前のデビュー作に加筆して単行本化されたとのこと。どこを加筆したんだろう。
★26 - コメント(0) - 1月8日

宮下さんのデビュー作。100ページほどの短編ですが、良作でした。『羊と鋼の森』の読後に味わったような、静かな空気と音楽、そして繊細な心理描写がこの作品からも感じられました。しっとりと余韻が残り、心穏やかに読了しました。★4
★72 - コメント(0) - 1月8日

007
★★★★☆ 静かで温かく、それでいて切ない。どちらかと言うと女性が好む内容かな。少ないページ数ながらも満足感が大きかった。この先困難が待ち受けているとわかっていても、気持ちは止められないのよね・・・。それにしても、こよみさんって何者かしら?生い立ちや経歴が気になる。びっしりとあんこが詰まった鯛焼きが食べたくなった。
★38 - コメント(0) - 1月8日

こんな風に静かに、そして日々を愛おしく感じるように生きることができるということは、それがたとえ周囲から見れば不幸と思えるような境遇であったとしても、やはりこれ以上にない幸せなのだと思う。
★14 - コメント(0) - 1月7日

静かな雨の 評価:72 感想・レビュー:103
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