静かな雨

静かな雨
あらすじ・内容
「忘れても忘れても、ふたりの世界は失われない」

新しい記憶を留めておけないこよみと、彼女の存在が全てだった行助の物語。
『羊と鋼の森』と対をなす、著者の原点にして本屋大賞受賞第一作。

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静かな雨の感想・レビュー(472)

静かで穏やかで優しい。デビュー作か。もうちゃんと宮下奈都さんの世界です。包み込まれます。
★13 - コメント(0) - 2月21日

読みやすくてさらりと読めた。が、いきなりの事故、障害…。自然に起きたできごとではあるのだけれど、これがないとこの作品は成立しないのか? 一応起承転結には持ち込めるけれど。文學界新人賞佳作を受賞した作品だとわかって、文學界2004年6月号を借りてきて選評を読んで納得。80年代以降、とても流行ったスタイルであり、文学的な香りがして、書きやすいうえ芥川賞が取れたりするので採用率が高いのだとか。応募作品にもよく似た作品が多いらしい。書くとはなんぞや、と改めて考えさせられた作品。
★11 - コメント(0) - 2月21日

宮下奈都さんの一作目の作品らしい。青年と女性の話なんだけど恋愛小説でもなく、とにかく宮下さんらしいきれいな文章。ページ数は多くはないが二人の生活のささやかな日々が目に見えるようだ。「役に立つものしかいらないの?」と言ったこよみさんの言葉が残った。
★11 - コメント(0) - 2月20日

「デビュー作にはその作者の総てが詰まっている」なんて風に言われることがあるけども、言い得て妙だなぁと感心した。包み込むようなやさしさ、シリアスな状況を感情的にならず淡々と描く筆致はデビュー作から全開だ。文章も読みやすさの中に宮下さんらしいはっと目を惹く表現やユーモアがあり、新人(当時)でありながらすでに「らしさ」が完成されていると思った。ただやっぱり短いからか説明不足感は否めない。こよみさんの病状も疑問に思う点が多かった(例えば新居で毎朝パニックにならないのか?とか)。ラストももう少し工夫が欲しかったな。
★22 - コメント(0) - 2月20日

宮下さんらしい、静かで、優しい世界。ときどき、はっとするような言葉に出会う。 2004年の文學界新人賞入賞作、単行本になっていなかった作品を、本屋大賞をとったから単行本にしました的な・・・ 短い作品で、あっという間に読み終わり、1冊の本としては少し物足りなかった。
★16 - コメント(0) - 2月19日

字が大きくて、薄い本。でも、その中に記憶喪失の悲しくて静かな幸せが広がっていた。 ほんの少し世界が重なっているだけで、十分と思える静かな幸せ。ステキだ〜!
★17 - コメント(0) - 2月19日

とてもシンプルな物語。小川洋子さんの「博士の愛した数式」と思われるものがでてきて少しうれしくなった。こよみさんが作るたいやき食べたいなあ。
★19 - コメント(0) - 2月19日

記憶を積み上げていけないたい焼き屋の女と足に障害を持った男の話。
★19 - コメント(0) - 2月18日

事故で障害をもち、次の日になったら全てを忘れてしまうこよみ。こよみの側で支える、足に生まれつき障害をもった行助。こよみとユキの時間が穏やかにゆっくり過ぎていく。頭では分かっていても、忘れられる悲しさはどれ程だろう。ブロッコリーのくだりは切ない。リスが隠したエサが春になり芽をだすように、メモを隠したことすら忘れてしまうこよみ。人は、何で、できているのだろう。記憶で?!こよみの過去。こよみの歩いてきた人生って、どんなんだったんだろう…。
★19 - コメント(0) - 2月18日

ページの少なさ、文字の大きさからすぐに読み終わってしまうと思い、何度も中断しつつ読んだ。途中、読書の素晴らしさについて思いを巡らし、心が豊かになった気がした。でも、数ヶ月経てば内容忘れてしまうんだな。
★17 - コメント(0) - 2月18日

図書館本。事故で就寝すると昨日までの記憶がなくなる彼女と暮らす主人公。デビュー作なんですね。本屋大賞受賞で陽の目を見たんですね。って言うかこの作品も賞とっているのに書籍化されない厳しい出版業界。作品としては百頁ほどですぐ読み終わるが、ブロッコリーの下りが印象的でした。
★203 - コメント(0) - 2月18日

忘れても忘れてもふたりの世界は失われない。事故で新しい記憶を留めておけなくなったこよみと彼女を支え続ける行助。タイトル通り、切ないけど優しい気持ちになれる本。
★13 - コメント(0) - 2月18日

とてもシンプルな内容で、さくさく読み進めることが出来ました。宮下さんらしい優しい展開で、「もう終わりか」と思うくらいあっさり読了。
★19 - コメント(0) - 2月17日

事故で一日しか記憶が持たなくなったこよみさんと、傍にいることを決めた行助の話。リスがクルミを隠しておくエピソードがこよみさんと重なる。メモを残してもメモしたこと自体を忘れてしまうこよみさんと、それを見つける行助が印象的だった。静かで穏やかで切ない。沁み入るような哲学的な言葉がたくさん出てくる。「博士の愛した数式」を思わせ、それが少し邪魔をした。
★35 - コメント(0) - 2月17日

自分の大好きな人が、もし重度の障害を負ったらどうしようか。しみじみと読んだ。薄っぺらく、字も少ないのに、なぜか感じさせてくれる。しみじみさせてくれる。
★14 - コメント(0) - 2月17日

n
宮下さんの作品はほっこりする。今作は静かであまり感情の起伏がなく読んだので、あまり感想がないのが正直な感想。行助が「覚えてないの?」と迫ってしまう葛藤・辛さと、こよみが泣く切ない場面が唯一印象に残ったところかな。
★14 - コメント(0) - 2月17日

たいやきがキーパーソン。今の時期にお薦めの作品。明日、たいやきを買いに行こう。羊と鋼の森同様に文章が綺麗で良かった。心理描写も好き。読み返す気にはなれない。でも本棚には置いておきたくなる。
★18 - コメント(0) - 2月16日

さらりと優しく静かに読み終えた。お姉さんすきだったなあ。毎日の生活の中での思い、とりこぼしてしまいそうだけど、大切にしていかねばと思った。あとたいやき食べたい。
★14 - コメント(0) - 2月16日

なんでかなー。なんでか、こよみを好きになれない。どっちかといえば嫌いより。だからかなー、なんか感情移入できないや。 でも、読みやすかったから他の本も読んでみたいな。
★91 - コメント(0) - 2月15日

この感じとてもいい!こよみさんとユキスケ。静かに静かに流れていく文章。高嶺の花、ユキスケが言う。みんな、たい焼きを食べてこよみさんがわかる。そのたい焼き、食べてみたくなる。何回でも読みたくなりました。
★22 - コメント(0) - 2月13日

これがデビュー作とは。事故によって1日だけ記憶できる高次機能障害になったたいやき屋のこよみと生まれつき足に麻痺のある行助の暮らし。「博士の愛した数式」と「掟上今日子の備忘録」なんかを思い出しながら読む。当たり前だが、そのどれとも違ってとても優しい時間が流れていた。穏やかで切なくて弱くて強い。もう少し長く読んでいたかった。 「人間てなんでできてると思う?」記憶?思い出? 毎日の生活の中での思い。人が記憶でできてるだなんて、断固として否定しなくちゃいけない。ほんとうらしくて、涙が出そうだ。
★23 - コメント(0) - 2月13日

読んでいる間ずっと『博士の愛した数式』が頭の中にちらついて、どうしても比較してしまい心から楽しめなかった。重いテーマを短編に纏めたためかツッコミどころがあったり説明不足な面があるように思います。というか、これはこの短さで収める話ではなく長編向きの話だと個人的には思います。ただ、デビュー作から優しく穏やか静謐な宮下奈都さんの世界が確立されていて、瑞々しい素敵な表現が随所に見られるので、理屈抜きに宮下さんの美しい文章に浸れる方には向いているのではないでしょうか。
★84 - コメント(1) - 2月13日

この人の本は沁みるときはすごく気持ち良いんだけど、こんなに短い話一話だけでは流石にパンチ不足が否めない。30分かからなかった気がする…。テーマとしてももっと肉付けできる気がしてしまった。しかしたい焼き美味しそうすぎる。食べたい。
★38 - コメント(0) - 2月12日

中編にもかかわらず、心に染み入る作品でした。
★18 - コメント(0) - 2月11日

静かでした。不慮の事故からの重い後遺症をあえて淡々と描くことで逆に悲しみがずっしりと伝わってきました。この二人には悲しい結末が待っていそうで、少しでも長くこの静かな暮らしが続くといいなと思いました。心地よい静かな読書タイムでした。
★25 - コメント(0) - 2月11日

小川洋子さん著「博士の数式」のような穏やかで切なくて上品な話だった。事故で記憶が一日しか持たないたい焼き屋の彼女と、足に先天性の麻痺がある青年。タイトルどおり静かで味わい深い物語だった。
★16 - コメント(0) - 2月11日

きっと辛い想いを抱えているのだろうに、静かな雨のように、優しく描かれているこよみさん。どんな人なのか、もっと知りたくなる。
★22 - コメント(0) - 2月11日

重い設定やけど、文章が凄く柔らかくてゆっくりとした2人の空気のおかげで静かな気持ちで最後まで読めた。2人の未来が穏やかで暖かいものでありますように。
★16 - コメント(0) - 2月11日

気品ある小品。それこそ読んだ事があるような語り口だと思ったのは気のせいか?
★8 - コメント(0) - 2月11日

本棚で見たことある作家さんだ、と思って手に取りました。予想より短く、すぐ読めました。短い中に主人公のこと、名前の由来、事件、日常など色々なことが盛り込まれていて、もう一度ゆっくり読もうかなと思います。
★14 - コメント(0) - 2月11日

ほんとに、心に降る「静かな雨」といった小説です。行助の心の揺れがやがて静かな雨に濡れて、しっとりと固まっていく。その過程が、少なすぎず語りすぎず、心に染み入ってきます。悲しみの中に、受け入れる心の優しさを感じる。静かだけど、いい小説です。『博士の愛した数式』が少し顔を出します。
★23 - コメント(0) - 2月10日

記憶はどこに宿るのかな? きっと出てきた本はあれで、知っててよかったー。 そしてお姉さんが強い笑 「今を放っておいて、後ろ向いて、心ここにあらず。人は思い出なんかでできちゃいない。」 私の世界には誰かがいて、誰かの世界に私が住んでてほんの少しだけ2つの世界重なるのか。うん、いいね
★17 - コメント(0) - 2月10日

Iso
題名通りの静かな小説でした。ふたつの世界は少し重なっている。それで、じゅうぶんだ。という最後にすごく納得するものの、そこに達するには私は未熟者。
★30 - コメント(0) - 2月10日

その人を形づくってるのは毎日の生活の中での思い…寄り添って生きていく揺るぎない覚悟をしっとり感じます。 相手の過去までは記憶あっても遡れない。大切な人を知るのもその日を一緒に過ごすというシンプルなことが全てかもしれない。 お話の中に出てくる数学者の本も私が好きなお話。二つに共通するのは愛のかたちがきれいなところです。 大切な人、それでじゅうぶん。 素敵すぎます。
★26 - コメント(0) - 2月10日

2017.18 生まれつき足に麻痺がある行助と事故に遭い昨日のことを記憶できないこよみさん。ふたりの静かなお話。じんわり温かい。たいせつな人の知らないことを覚えていたい気持ちはあるけれど、一緒にいられるその時をその時に楽しむのもいいな。
★31 - コメント(0) - 2月9日

主人公たちの設定とは裏腹に、読後感はとても穏やか。失われるものを悲しむより、持てるものを大切にしたいと思えた。
★16 - コメント(0) - 2月9日

昨日の記憶を留めておけないこよみさんと、足に麻痺がある行助の物語。タイトルのようにとても静か。淡々としているけれど、その中に温かみがあって。 僕の世界にはこよみさんがいて、こよみさんの世界には僕が住んでいる。ふたつの世界は少し重なっている。
★30 - コメント(0) - 2月9日

本当に静かな雨のような話だった。静けさとあきらめ方を知っている二人の物語。あきらめるということは、何かを手放すことではなくて、受け入れることなのだろう。
★15 - コメント(0) - 2月9日

静謐な、詩を読んでいるような感覚だった。事故に遭い新しい記憶を留めておけなくなったこよみと、生れつき足に麻痺がある行助の二人の生活。穏やかさと強さを併せ持ったこよみさんの静かな涙。「記憶ではなく毎日の生活の中の思い」という行助の言葉がじんわりと沁みた。そんな二人を温かく見守ってくれる行助の家族の存在も心強い。素敵なお話でした。未読の「博士の愛した数式」を読んでみたいと思った。
★40 - コメント(1) - 2月8日

ふたりが必然のように近付いたところに、また必然のようにふたりの間に山ができて、でも、その中を、優しくも、時々悪くもなりながらも静かな愛で満たされていく。優しい物語でした。
★28 - コメント(0) - 2月8日

静かな雨の 評価:88 感想・レビュー:216
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