手紙 (文春文庫)

手紙 (文春文庫)
あらすじ・内容
本格推理から学園ミステリー、パロディー小説や絵本など、さまざまな作風で読者を魅了しつづける著者が、本書でテーマに据えたのは、犯罪加害者の家族。犯罪が、被害者や加害者だけではなく、その家族にまで及ぼす悲しい現実を見据えた意欲作である。

殺人犯の弟という運命を背負った高校生が成人し、やがて自分の家族を持つにいたるまでの軌跡を、大げさなトリックやサスペンスの要素を用いることなく、真正面から描ききっている。

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428ページ
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手紙の感想・レビュー(25821)

強盗殺人の弟が、同じクラスにいたら、隣に引っ越してきたら、職場にいたら、自分はどうするだろう。綺麗事で終わらないストーリーにリアリティがあった。良作。
★11 - コメント(0) - 2月22日

m
なんだろう. . 、先を読みたいんだけど、ちょっと気が重くなる本。最後だけでもぱっと晴れてくれればスッキリしたかもしれないけれど、それよりはずっと心のモヤモヤが消えない。 全ては終わった、ようで、結局ずっとつきまとう。作品の中の人も、読み手の私たちにも。 初めての感覚の本だったなぁ。東野氏の作品は実は2冊目。人気の理由が分かりました。
★21 - コメント(0) - 2月20日

重い宿命を背負った直貴に声援をおくりたい。
★18 - コメント(0) - 2月19日

ある日突然、犯罪者の弟として生きていかなくてはならなくなった主人公の苦悩の物語。作中、社長が言った「差別は当然なんだよ」「君の苦しみも兄の犯した罪の罰の一つ」という台詞は残酷で冷たいものだが、その言葉があったから主人公は現実を受け入れ、初めて本当の意味で兄の罪と向き合うことができたのではないかと思う。
★18 - コメント(0) - 2月18日

いつの間にか兄弟の心がすれ違っていた瞬間がとてもつらく感じられました。犯罪は家族もつらくしてしまうので、してはならないのだと思いました。
★15 - コメント(0) - 2月18日

犯罪を犯した人の周りの話。ツラい。でも、何となくラストが欲しかった。
★14 - コメント(0) - 2月18日

勧められて読みました。 兄を想う心境が徐々に変化して行く感じが何とも言えない。 兄の犯罪行為によって自分が不遇を受けるのだから、仕方がないとは言え、悲しいです。 最後の兄からの手紙は良かった。 良い小説でした。
★13 - コメント(0) - 2月16日

これはドラマか映画になってますか?ラストシーンを、どこかで見た気がして。 わたしには奥が深すぎてわからなかったです。難しい…
★16 - コメント(0) - 2月16日

弟を想うあまりに強盗殺人を犯してしまう兄と残された加害者家族の苦悩の日々を赤裸々に綴ってある。このテーマはズシッと重く、被害者家族同様 加害者家族に対する世間の中傷は想像を絶する位‼︎ 兄の手紙のやり取りが何とも切ないのだ(T . T)特に最後の手紙が。そしてラストが余韻を残す、とても考えさせられた一冊でした。
★36 - コメント(0) - 2月15日

ミュージカルから。ラスト数行の威力がすごい。
★15 - コメント(0) - 2月14日

淡々とすすんでいき、なかなか入り込めなかったが後半はウルウルくる部分も多かった。 何が正しいんだろう?道徳とか倫理よりうまく社会で生き抜く術みたいのが重要な世界なのかな。
★15 - コメント(0) - 2月12日

昨日ミュージカル『手紙』を観劇したので、原作を。とても重い小説。犯罪を犯した兄、残された犯罪者の弟。監獄の壁を越えられない兄、社会的差別の壁を越えられない弟。憎しみとは、家族とは、正しさとは、許す、許されるとは、、、今まで曖昧にしてきたことをもう一度考えなおすきっかけになった、心揺さぶられる一冊。平野社長の言葉 (319.373) 、兄の最後の手紙 (415) に涙。
★25 - コメント(1) - 2月12日

兄が強盗殺人を犯してしまい、突然殺人犯の弟となってしまった。周りから受ける気遣い差別等々、弟の人生は完全に狂ってしまう。そんな中でも寺尾、平野社長、由実子、いろいろな人との出会いが彼を成長させていく。逃げ出す・隠れる・立ち向かう…いずれにせよ正解はなく、全て本人の選択なのか…久しぶりに読み応えのあった一冊。続編が読みたい。⭐︎⭐︎⭐︎⭐︎⭐︎
★28 - コメント(0) - 2月11日

馬鹿な兄の話。何の罪もない男が、強盗殺人犯の弟という肩書きにひたすらに振り回される話。途中まで弟が不憫以外の感想が無かったのだけれど、終盤の弟の衝撃の決断からラストシーンにかけては心揺さぶられた。
★15 - コメント(0) - 2月10日

辛い…読み進めていて本当に辛くなる作品です。こんなにも苦しくなってしまう作品が他にあるのでしょうか?でもとてもいい作品なのでお勧めです。前半では直貴は自分から「兄貴は強殺犯でムショに入っている」とカミングアウトをよくしていたが実際には近しい血縁者が逮捕収監されると一切全くその事柄には触れなくなるし、人付き合い極力避けるようになる。生活すべてが変わってしまう。その成長するにつれての世間とのかかわり方の変化も絶妙に描かれていてとても良かった。この時期にこの作品に出合えたこと、この作品を紹介してくれた者に感謝。
★13 - コメント(0) - 2月8日

N
重犯罪を犯した者は、家族が社会から差別を一生受け続けることも制裁に含まれる事を、犯罪者を兄にもつ青年の人生を通して切々と語りかけてくる。途中読むのが辛くなったけど、最後まで読まずにはいられなかった。
★14 - コメント(0) - 2月5日

「さまよう刃」と立て続けに重い話を読んだので少し疲れました。色んな立場の人の行動に共感しました。自分がママ友の立場でもうすぐ受刑者が釈放される事を知ったなら、子供を近づけたくないと思うのは事実です。会社の立場なら、受刑者の弟を雇うのは抵抗を感じるのも当然です。そんな中でどうやって立ち向かうのか、逃げるのか。結局事実からは逃げられない。そんなことを教えてくれる作品でした。
★14 - コメント(0) - 2月5日

★★★★★ 泣ける
★5 - コメント(0) - 2月3日

両親に先立たれ、生活苦の状況で弟の直貴の大学資金を得るため働いていたが体調を崩してしまう兄。そんな兄は先が見えなくなる不安にかられ、とうとう強盗殺人を犯して刑務所に入ってしまう。直貴は音楽活動、就職、恋人兄の存在で幸福になろうとする前に泡となってきえることに苦しむ。そんな直貴も結婚し、子供きえたができ、家族を守る上で兄と絶縁する決意をする。その課程を読むにあたり、読者に世間とは、犯罪とは、その家族とは……。考えさせられるところが多い。読んで良かったと思う。
★26 - コメント(0) - 2月2日

少し変わった目線で描く作品の一つ。ここまでこの立場の感情に寄り添えるのは一体なぜでしょうか……やっぱりこの作家、気になる
★3 - コメント(0) - 2月1日

ある日を境に『殺人犯』となってしまった兄と、『殺人犯の弟』になってしまった弟。容疑者視点の小説はたまに見るが、その身内っていうのが新しいなと思った。自分以外の身内は罪を犯していないのに、犯罪者と同等に差別されてしまう。それも一つの刑である。か。心に来るメッセージが多かった。
★34 - コメント(1) - 1月31日

あらすじだけ知っていて、どうしても読む勇気が出なかった一冊。読んだことで、胸の内にわだかまるこの気持ちはとても一言では言い表せません。数年に渡って弟を苦しめ続ける、「殺人犯の弟」という、肩書き。やり直しがきくのが人生だ、とはよく言いますが、一概にそうは言えないですよね。失ったものはやはり戻らない。全て失ったことを認めて、その上で、一から始めるしかない人生だってあります。兄からの手紙の最後の一文が、私の目には震えて見えました。
★26 - コメント(0) - 1月29日

身内に犯罪者がいる主人公・直貴が、生きていく上でさまざまな壁にぶつかり、常に諦めで交わしてきました。そんな毎日から解放される日がくるのか?直貴は事件にたいして確かに無関係であるのですが、回りはそうとは捉えないのだと言うことに考えさせられました。非常に難しい話だったと思います。そして直貴はそれを終わりにしようともがきます。刑務所での慰問コンサート、声がです、無事に終わったのか気がかりです。
★10 - コメント(0) - 1月27日

とにかく重かった。加害者家族の苦悩は痛々しいけど泣けはしなかったかな。
★14 - コメント(0) - 1月25日

犯罪者の兄を持つ弟の苦悩。幾ら努力しても、家族の過去が彼の人生を引き摺り降ろす。自暴自棄なることもあるが、数少ない理解者がかれを支えてくれる。とても有難いこと。この話はフィクションではなく、全国各地で同じことで苦しむ人たちが数多くいる現在進行形の話。ここに一つの形がある。
★25 - コメント(0) - 1月24日

誰よりも由美子に感動した。考えさせられる作品でした。東野圭吾らしくないかとも捉えられるがこれはどんな人にもオススメ。なぜなら誰しも無関係ではないから。どこかでみんな繋がっている。暗くも明るくも。
★98 - コメント(0) - 1月22日

自分には縁のない世界だと思っていたが、いつどの立場になってもおかしくないということを自覚した。そうなったら私はどんな態度をとるのだろう。この本を読んでよかった。読んでなければそれぞれの背景について気付けずにその時その時で感じたままに過ごしていただろう。
★20 - コメント(0) - 1月20日

強盗殺人という罪を背負った兄、罪の烙印は弟の人生にも暗い影を落としていく。弟の選んだ道は果てしなく… とても重いテーマのお話でした。弟の未来を思うあまりにやってしまった事が、関係する人々を不幸にしていくのはとても辛いですね。次が気になってどんどん読んでしまいました。ラストのあの場面は涙が思わず… 罪を背負うということはこういうことなのかなと考えてしまうお話。 
★38 - コメント(0) - 1月18日

☆3 犯罪者の家族の苦悩を描く作品。ミステリーではない。最後まで苦しい話が続く。差別、偏見を考えさせられる。無意識の差別や偏見は自分も持っているかもしれないと感じた。 最後の3ページは読んでいて鳥肌がたった。 テーマは重いが、軽快なテンポで話が進んでいくため読みづらくはない。ただエンターテイメントを求めている人には不向きかも。
★21 - コメント(0) - 1月17日

由美子最高
★9 - コメント(0) - 1月17日

読んでて辛かった。でも大きな命題だと思う。読めて良かった。涙が止まらなかった。
★19 - コメント(0) - 1月13日

再読。もし自分の親族に強盗殺人犯、服役中の身内がいたら自分ならどうするか?わからない、わからないから難しい作品だと思う。直貴一家が選択した方法は間違いではないと思うが、本当に正しい方法はわからないのではないか。差別のない世界なんて、想像の産物でしかないのだ。
★22 - コメント(0) - 1月12日

由美子との出会いと引ったくりは出来すぎ感があったが、読者への問いかける為の構成でしょう。色々考えさせられる、泣ける作品。
★17 - コメント(0) - 1月12日

強盗殺人の罪で服役中の兄・剛志。弟・直貴のもとには獄中から月に一度手紙が届く。進学、恋愛、就職と直貴の転機には必ず「強盗殺人犯の弟」という運命が大きく立ちはだかる。この兄弟は早くに両親を亡くし、兄が親代わりとなって家計を支えていた。しかし、体を壊し働けなくなったある日裕福な家庭に空き巣に入り、結果的にその家の住人を殺してしまう。全ては弟の学費を稼ぐため…「強盗殺人犯の身内」を描いた作品。どこにいっても何をしてもこの事実がつきまとい、最悪な結果へたどり着く。
★12 - コメント(0) - 1月11日

剛志は弟の学費を得ようと強盗し、出くわした老婆を殺害してしまう。強盗殺人犯の弟というレッテルを一生背負うことになった直貴。必死に頑張っても、夢を追うことも愛する人も仕事も全てすり抜けてしまうのが不憫でなりませんでした。そんな中、由美子と寺尾がいてくれたのは救いでした。どんなことがあろうと絶対に殺人を犯してはいけない。月1回手紙を寄越す兄を恨みたくなっても仕方ない。でも本来、兄が弟想いの優しい人だけにラストは泣けました。重い内容だったけど胸にズシリと響き読んでよかったです。
★76 - コメント(0) - 1月11日

今更感満載だけど、初、東野さん。いやー、なみだなみだのお話でした。結構自分に重ねたりして。だから正直なんか嫌な内容そうだなーと読み始めてすぐに感じた。実は私にも一つ年が離れた兄がいまして。いつからかすっかり忘れたけどどうしても許せない事があり(許せないことが多々あり過ぎてどれが決定打となったかは思い出せない)、小学校か中学校以来、一切話しもしていないし、顔も見ていない。今でもそう変わらないけど、貧しかった少年時代に親に迷惑(主に無心)をかけるというのが許せなかった。僕も存在消してます。兄がいるというのは
★16 - コメント(1) - 1月9日

深く刺さる話だった。 加害者側の家族、親族が自殺するという話もよく聞くし、実際そうなんだろう。なんの落ち度もない主人公が報われるのを期待するが、実際には最後まで救われることはなかった。 現実に近くに加害者の家族がいたらちかづくことはないだろう。今回の話のように元々悪人で無い人が犯罪を犯した場合かどうかなんて外からは所詮わからないから、差別的なことを止めようとも思わないですし。 考えさせられるし、同情するけど、解決方法が見当たらない話であった。日本ではないそうなったら生きていけないので外国に住むしかないかな
★30 - コメント(0) - 1月9日

最後の1ページと2行、むせび泣いてしまいました。こんな結末とは思ってなかった。兄のことを思い直した直貴だったが、兄の真意は弟に「お前は強盗殺人犯の弟だ」という苦しみを与え続けることだと思った。お前のためにそんなことをしたんだから、お前だけが幸せになるなんて許さない、と。でもそうじゃなかった。そんな予想をした私は心の狭い人間なのか?(^^;
★38 - コメント(4) - 1月8日

★★★★ 自分のために、意に反して人を殺めてしまった兄。社会が自分にはり続ける「殺人者の弟」というレッテルに苦しむ弟。人の思いは変わる。最後の決断も変わる可能性がある。その時はまた兄を受け入れるもよしだと思う。答えは一つじゃなく、絶対でもなく、変化するものだから。
★19 - コメント(0) - 1月7日

sun
犯罪者はもちろん、犯罪者の家族も制裁を受ける。そうでなければいけない。犯罪をしてはいけないという気持ちをもつためだ。 そんな内容だったと思います。社長の言葉が深いなぁと感じました。
★15 - コメント(0) - 1月6日

手紙の 評価:50 感想・レビュー:4089
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