手紙 (文春文庫)

手紙 (文春文庫)
あらすじ・内容
本格推理から学園ミステリー、パロディー小説や絵本など、さまざまな作風で読者を魅了しつづける著者が、本書でテーマに据えたのは、犯罪加害者の家族。犯罪が、被害者や加害者だけではなく、その家族にまで及ぼす悲しい現実を見据えた意欲作である。

殺人犯の弟という運命を背負った高校生が成人し、やがて自分の家族を持つにいたるまでの軌跡を、大げさなトリックやサスペンスの要素を用いることなく、真正面から描ききっている。

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428ページ
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手紙の感想・レビュー(25611)

自分には縁のない世界だと思っていたが、いつどの立場になってもおかしくないということを自覚した。そうなったら私はどんな態度をとるのだろう。この本を読んでよかった。読んでなければそれぞれの背景について気付けずにその時その時で感じたままに過ごしていただろう。
★6 - コメント(0) - 1月20日

強盗殺人という罪を背負った兄、罪の烙印は弟の人生にも暗い影を落としていく。弟の選んだ道は果てしなく… とても重いテーマのお話でした。弟の未来を思うあまりにやってしまった事が、関係する人々を不幸にしていくのはとても辛いですね。次が気になってどんどん読んでしまいました。ラストのあの場面は涙が思わず… 罪を背負うということはこういうことなのかなと考えてしまうお話。 
★30 - コメント(0) - 1月18日

☆3 犯罪者の家族の苦悩を描く作品。ミステリーではない。最後まで苦しい話が続く。差別、偏見を考えさせられる。無意識の差別や偏見は自分も持っているかもしれないと感じた。 最後の3ページは読んでいて鳥肌がたった。 テーマは重いが、軽快なテンポで話が進んでいくため読みづらくはない。ただエンターテイメントを求めている人には不向きかも。
★17 - コメント(0) - 1月17日

由美子最高
★6 - コメント(0) - 1月17日

読んでて辛かった。でも大きな命題だと思う。読めて良かった。涙が止まらなかった。
★16 - コメント(0) - 1月13日

再読。もし自分の親族に強盗殺人犯、服役中の身内がいたら自分ならどうするか?わからない、わからないから難しい作品だと思う。直貴一家が選択した方法は間違いではないと思うが、本当に正しい方法はわからないのではないか。差別のない世界なんて、想像の産物でしかないのだ。
★18 - コメント(0) - 1月12日

由美子との出会いと引ったくりは出来すぎ感があったが、読者への問いかける為の構成でしょう。色々考えさせられる、泣ける作品。
★15 - コメント(0) - 1月12日

強盗殺人の罪で服役中の兄・剛志。弟・直貴のもとには獄中から月に一度手紙が届く。進学、恋愛、就職と直貴の転機には必ず「強盗殺人犯の弟」という運命が大きく立ちはだかる。この兄弟は早くに両親を亡くし、兄が親代わりとなって家計を支えていた。しかし、体を壊し働けなくなったある日裕福な家庭に空き巣に入り、結果的にその家の住人を殺してしまう。全ては弟の学費を稼ぐため…「強盗殺人犯の身内」を描いた作品。どこにいっても何をしてもこの事実がつきまとい、最悪な結果へたどり着く。
★10 - コメント(0) - 1月11日

剛志は弟の学費を得ようと強盗し、出くわした老婆を殺害してしまう。強盗殺人犯の弟というレッテルを一生背負うことになった直貴。必死に頑張っても、夢を追うことも愛する人も仕事も全てすり抜けてしまうのが不憫でなりませんでした。そんな中、由美子と寺尾がいてくれたのは救いでした。どんなことがあろうと絶対に殺人を犯してはいけない。月1回手紙を寄越す兄を恨みたくなっても仕方ない。でも本来、兄が弟想いの優しい人だけにラストは泣けました。重い内容だったけど胸にズシリと響き読んでよかったです。
★69 - コメント(0) - 1月11日

今更感満載だけど、初、東野さん。いやー、なみだなみだのお話でした。結構自分に重ねたりして。だから正直なんか嫌な内容そうだなーと読み始めてすぐに感じた。実は私にも一つ年が離れた兄がいまして。いつからかすっかり忘れたけどどうしても許せない事があり(許せないことが多々あり過ぎてどれが決定打となったかは思い出せない)、小学校か中学校以来、一切話しもしていないし、顔も見ていない。今でもそう変わらないけど、貧しかった少年時代に親に迷惑(主に無心)をかけるというのが許せなかった。僕も存在消してます。兄がいるというのは
★14 - コメント(1) - 1月9日

深く刺さる話だった。 加害者側の家族、親族が自殺するという話もよく聞くし、実際そうなんだろう。なんの落ち度もない主人公が報われるのを期待するが、実際には最後まで救われることはなかった。 現実に近くに加害者の家族がいたらちかづくことはないだろう。今回の話のように元々悪人で無い人が犯罪を犯した場合かどうかなんて外からは所詮わからないから、差別的なことを止めようとも思わないですし。 考えさせられるし、同情するけど、解決方法が見当たらない話であった。日本ではないそうなったら生きていけないので外国に住むしかないかな
★27 - コメント(0) - 1月9日

最後の1ページと2行、むせび泣いてしまいました。こんな結末とは思ってなかった。兄のことを思い直した直貴だったが、兄の真意は弟に「お前は強盗殺人犯の弟だ」という苦しみを与え続けることだと思った。お前のためにそんなことをしたんだから、お前だけが幸せになるなんて許さない、と。でもそうじゃなかった。そんな予想をした私は心の狭い人間なのか?(^^;
★33 - コメント(4) - 1月8日

★★★★ 自分のために、意に反して人を殺めてしまった兄。社会が自分にはり続ける「殺人者の弟」というレッテルに苦しむ弟。人の思いは変わる。最後の決断も変わる可能性がある。その時はまた兄を受け入れるもよしだと思う。答えは一つじゃなく、絶対でもなく、変化するものだから。
★18 - コメント(0) - 1月7日

sun
犯罪者はもちろん、犯罪者の家族も制裁を受ける。そうでなければいけない。犯罪をしてはいけないという気持ちをもつためだ。 そんな内容だったと思います。社長の言葉が深いなぁと感じました。
★14 - コメント(0) - 1月6日

『手紙』というタイトルからは、とても想像することができない重苦しい話だった。裏書きに“感動をよんだ不朽の名作”って書かれてるのを励みに読み進めたけど、行けども行けども、主人公には辛い現実があるばかり。足掻いて足掻いて、上手くいきそうになっては、犯罪加害者の家族というレッテルに邪魔をされる。お気楽なテレビドラマとかやったら、きれいごとで途中で上手くいきそうなものやけど、どこまでもシビアで、そこがすごくリアルで、だからこそ色々考えさせられた。だからこそ、最後は涙が止まらなかった。
★51 - コメント(0) - 1月6日

主人公とその妻もよくできた人間で、罪を犯してしまったと言えど根は真面目で驚くほど優しい兄、被害者もこれまた理解のある家族で、ストーリーの重さの割には淡々と読めてしまった。主人公は殺人を犯してしまった兄の弟ということで生きにくさを感じているようだが、特に目立ったイジメなどある訳ではなく…。現実はこんなものではないのではと感じてしまう。★45点
★14 - コメント(0) - 1月5日

東野圭吾のドラマや映画を観ていつも原作を本で読もうと言う気にならなかったが、帰省中実家にあった本を読んでみたら以外と面白かった。罪を償うこととは?また、罪を犯した家族はどんな未来が待ってるかなんて普段考えないから、読んで良かったと思いました。 今年最初の読了本は、当たり‼️
★14 - コメント(0) - 1月4日

両親が亡くなった兄弟。兄は弟の学費や生活費の為に働き、体を壊して失業。それでも大学へ行かせる学費欲しさに他人の家に泥棒しに入り、住民に見つかり殺害してしまう。兄は逮捕され、残された弟は“強盗殺人者の弟”とレッテルを貼られ人は遠ざかっていく。内容は重いけど、変な誤魔化し方をせず真っ直ぐな小説だと思った。その中でも 優しさだけではなく 正しい道に導いてくれる人や、無償の愛をくれる人。本当に救われたと思います。差別はやはりなくならない。社長さんの言葉には私も考えさせられました。
★11 - コメント(0) - 1月2日

この本を読んで、犯罪には理由があって、やむを得ない時もあるのだろうとおもってしまう時があるけど、被害者やその家族のことを考えたらどんな理由でもやっぱりゆるせないし、それによる加害者やその家族への差別も加害者側は受け入れるしかないのかもと色々考えてしまった。最後もう一つ何か展開があるかと思ったけど、特に何もなく拍子抜けした
★11 - コメント(0) - 1月1日

良かった.一気読み.しかし内容は重く面白かったとか言えない話し.由美子が側にいたこと、寺尾がいたことが救われた気がする.
★16 - コメント(0) - 2016年12月31日

読み終わった後何と言っていいのか分からない気持ち。弟のことを思って犯してしまった強盗。犯罪者家族にも背負わされる業。周りの人からうける差別。スラスラっと読めるけど、感想を書くのは難しい話(´ω`)
★11 - コメント(0) - 2016年12月28日

読みやすかったが、内容の濃い話だった。剛志は、弟を大学に行かせる為の、お金ほしさに強盗に入り老婆を殺してしまい、懲役15年の判決をうける。残された弟、直貴は恋愛や就職で様々な差別をうける。そんな中、兄から毎月送られてくる手紙が苦痛となってくる。犯罪者の家族は、幸せになれる権利は無いのだろうか。真の贖罪とは何か考えさせられる。それぞれの立場にたてば、それぞれの気持ちは理解できるので尚のこと辛い。最後の選択を選んだ直貴の気持ちを想うと悲しすぎる。由美子や寺尾がいたのが救いだった。
★19 - コメント(0) - 2016年12月27日

読みやすかったが、内容の濃い話だった。剛志は、弟を大学に行かせる為の、お金ほしさに強盗に入り老婆を殺してしまい、懲役15年の判決をうける。残された弟、直貴は恋愛や就職で様々な差別をうける。そんな中、兄から毎月送られてくる手紙が苦痛となってくる。犯罪者の家族は、幸せになれる権利は無いのだろうか。真の贖罪とは何か考えさせられる。それぞれの立場にたてば、それぞれの気持ちは理解できるので尚のこと辛い。最後の選択を選んだ直貴の気持ちを想うと悲しすぎる。由美子や寺尾がいたのが救いだった。
★19 - コメント(0) - 2016年12月27日

すき
★10 - コメント(0) - 2016年12月27日

GNP
殺人の罪は刑務所に入ってもいくら謝っても消えないし、周りの人間にも背負わせることになり自分1人で償えるものじゃない。殺人がどれだけ重い罪なのか改めて考えさせられました。 差別はなくならないというのも重くズシンときましたが、現実として受け入れなくてはならないのだなと思いました。
★17 - コメント(0) - 2016年12月27日

★5 - コメント(0) - 2016年12月27日

★★★非常に重い。無意識に差別している自分がいることに気付かされた。社長のことば、極めて説得力があった。
★14 - コメント(0) - 2016年12月27日

難しい。難しい。感想、なんて書いたら良いのかわからないけれど、繋がりの糸を増やしていくという表現には少し救われた気がする。
★14 - コメント(0) - 2016年12月23日

もし、自分か妻が殺傷事件を起こしたら残り少ない人生を如何に過ごすのだろう?刑務所に入っている自分(妻)と取り残された娘。当然、世間から後ろ指を指され肩身を狭く生きて行くのだろうか?この小説は、如実に自分に置き換えて投影してみるには切な過ぎる。人は、その時の衝動に駆られて悪事を起こしてはならないが、しかして切羽詰まった瞬間にそんな理性が働くはずがない。常に事を起こすときに果たしてこれは、家族に迷惑がかからない行動なのか意識させなければならない。
★1 - コメント(0) - 2016年12月21日

何故人を殺してはいけないのか、罪を犯してはいけないのか・・・・その答えがこの本にはある。殺人を犯した兄をもつ弟の苦難は周りの人のはっきりとした非難もさることながら、善意のオブラートに包まれた差別も大きく関係している。私も身近に彼のような境遇の人がいたらどうするだろう。静かに距離を置いてしまうんだろう。ラストの兄の手紙にはこの兄弟の救われようのない後悔とやり場のない悲しみが凝縮されていたように思う。井上夢人さんの解説、ジョン・レノンについても興味深かった。
★21 - コメント(0) - 2016年12月21日

読みやすいけど、けっして軽くはない話……。抜け出せないまま終わってしまった感じで、スッキリしない分、心になんか残ったものがあります。それは多分、差別する側と差別される側、どちらかに自分が身を置くことを想像するのに、自分のイマジンが足りてないからなのだと思うのです。
★58 - コメント(0) - 2016年12月19日

お涙頂戴もの。すぐ読めた。「差別は当然」か。
★11 - コメント(0) - 2016年12月17日

再読。私の中の東野圭吾ナンバーワンで、今まで読んだ本の中でも五本の指に入ります。いろんな感想が思い浮かんでいたはずなのに、ラストに泣いてしまいうまくまとまりません。それくらい複雑で、私には一概にこれが良いとか悪いとか簡単に語れる物語ではないです。綺麗事で終わらない。天津甘栗…
★17 - コメント(0) - 2016年12月13日

加害者の家族には幸せになる権利はないのか・・・。非常に考えさせられる話でした。でも直貴より辛い思いをしているものは沢山いるでしょうし、何より剛志のように残した家族に対して反省できている加害者はどのくらいいるかが考えさせられた。
★20 - コメント(0) - 2016年12月9日

★★★★☆
★6 - コメント(0) - 2016年12月9日

犯罪加害者弟の宿命、流石、東野圭吾先生、見事なストーリーです。由美子さんの言動に涙腺崩壊です。(^O^☆♪
★24 - コメント(0) - 2016年12月2日

あまり読んでない東野作品。これ、有名だったんだ。先日映像化されたものがテレビでやるようだったので、先に原作を読んでおこうと手に取る。なるほど、映像化向きだ。というか、そのために書いたもののようにも見える。けれど、読後は感動というよりも、どうもすっきりしないものが残った。ドラマだと思えばこそありがちな、次々いいタイミングで出てくる”味方”。いいんだか引っ掻き回しただけなんかの社長。そして次々直面する仲間はずれな仕打ちと、受ける疎外感。憎しみ怒りのむけるべき先はいったい… これを踏まえて、映像の方を見てみる。
★21 - コメント(0) - 2016年12月1日

差別は当然だと、びっくりしました。でもかわいそうな人と思ってる時点で差別は始まってることに気付く。考えさせられた。おもしろかった。
★28 - コメント(0) - 2016年12月1日

* 6冊目
★12 - コメント(0) - 2016年11月30日

★★★★★
★20 - コメント(0) - 2016年11月29日

手紙の 評価:70 感想・レビュー:4056
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