夕陽ヵ丘三号館 (文春文庫)

夕陽ヵ丘三号館 (文春文庫)
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夕陽ヵ丘三号館はこんな本です

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陸王
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夕陽ヵ丘三号館の感想・レビュー(153)

高度成長期における某企業の社宅を描いた作品です。そこには、他人を話題にして日々楽しむ妻たちの噂や陰口で溢れています。今の世ならば、妻と言っても家に引き込まらずに、仕事を求めて外に出る人が多いのですが、当時は「オンナが働く」ということすらタブーだったらしいです。どこにも行けない妻たちは、社宅という魔窟で、人の悪口を言いながら耐え続けるしかないようです。
★14 - コメント(0) - 2016年10月28日

高度経済成長期に商社社宅に住む妻を主人公に、当時の社宅事情、サラリーマンの出世レース、教育環境、世相、よくもまあこれだけ書けると思う。現代のドラマや小説、マンガでもキャラクター設定についてよく言われるが、当時すでにこれだけ書き分けている有吉佐和子、すごい。昭和50年代に社宅族だった我が家、子どもはなーんにもしらなかったが色々あったんだろうな。
★2 - コメント(0) - 2016年10月23日

自分の中にも潜んでいる、バカな女のイヤな所をウンザリするほど見せつけられているようで辟易し、勘弁してくださいってほど一刻も早く読み終わりたい気持ちにさせられた…というぐらい巧い、さすがの有吉佐和子作品でした。ホントちっぽけでどうでもいい事がぐじぐじと書き連ねていくわけですが、まんまと作家の思う壺。高度経済成長期を専業主婦の日常から描き、さらにその先の時代の見通しに今回も脱帽です。
★9 - コメント(0) - 2016年9月25日

ちょっと時代は古いけど、いわゆる日常のお話。 しかし、女って面倒な生き物だね〜、そこに焦点を合わせて書いてるからかもしれないけど、最後まで主人公のことは嫌いでした。笑
★2 - コメント(0) - 2016年9月7日

☆☆☆☆☆ 着物が主流なことや白黒テレビが出てこなければ40年前の作品だと気付かないかもしれない。どの時代でも、親世代は子世代を見て「自分の頃とはだいぶ違う」と思っているのに、実際はそう変わっていないらしいことが大変面白いし、女性同士の見栄の張り合い、自分を下げているように見せて実は自慢や相手への優位性を含んでいる、というのも今の時代とまったく変わらなくてクスクス笑ってしまった。当時の読者がどう受け取ったかを知りたいし、数十年経った頃に自分がどう感じるか、また読み返したい作品だ。
★1 - コメント(0) - 2016年6月15日

専業主婦についての見方が変わる。家にいればこそ、いるからこそ惑わされる情報、いらぬ心配。読者としてみているから「滑稽だなぁ」と思えるけれど、当の本人なら一大事なのだろう。時代やライフスタイルの変化に伴い、男の働き方、女の役目、子供にかかる負担が変わっていく中で家族を形成していく苦しさ。でも、単純なことに喜んだりしてしまうのも家庭があるからこそ。今まで読んできたものとは毛色が違いましたが、小さな支流を大きな物語に仕上げる有吉さんの力がさらに好きになりました。
★2 - コメント(0) - 2016年5月28日

昔は専業主婦が多かったのは家事に時間がかかったからというのは納得。この時代は電化製品がでて主婦の時間ができて、子供に干渉しはじめて。社宅ってこわいと思ったけど、女子の世界はどこも同じ。
★7 - コメント(0) - 2016年4月7日

傑作、とはいわないけれど、日常のこまごました出来事と人の心の動きと会話が絶妙に絡み合う細部のリアリティの精度の確かさが光る有吉佐和子らしい長編。高度経済成長期の商社の社宅を舞台にしたバカバカしいながらも本人たちにとっては極めて深刻な人間模様のあれこれ。永遠に続くかのようなくだらないおしゃべりの中に閉じ込められた女たちの愚かさを描いているようで、その世界にエネルギーを供給し続ける男社会の戯画性も相対化しているのがさすが。華僑ならぬ「阪僑」という言葉は初めて知った。
★3 - コメント(1) - 2016年1月14日

現代版でいうところのママ友戦争、ドラマ・マザーゲームの社宅バージョン。面白いな~って読み進めるものの、ものすごい中だるみでなかなか進まない。出てくる女どもみんな面倒臭い。あそこまで分厚くする必要、全くないよね。
★5 - コメント(0) - 2015年9月2日

1970年のお話で団地の社宅の話。でも一人息子を思い過ぎたり、教育ママで学校が崩壊したり、社宅で専業主婦の揉め事とか今でもいけそうな事多々。
★2 - コメント(0) - 2015年6月8日

★★★☆☆1975年刊の本だか、社会の問題は、現代にあてはめても、充分に通用し、40年を経ても、幾らも違わないなあと感じた。有吉佐和子の、先見の感覚の鋭さ。音子は完全なる社宅病で、痛々しい。
★1 - コメント(0) - 2015年2月23日

女性の面倒臭さや嫌らしさの描写にとてもリアリティがあった。
- コメント(0) - 2015年2月21日

昭和30年代後半か40年代前半くらいのお話。 財閥系商社の課長さん世帯ばかりが暮らす社宅の三号館。 もう少し若い頃なら社宅って怖いね~とか、シリアスを装いながらかなりコミカルな奥様方にくすっと笑いながら読むのですが、最近いろいろと煩わしいことの多い身には厳しい内容でした。 さすが有吉さんというべきストーリーテリング。
- コメント(0) - 2015年1月25日

高度経済成長期の日本の主婦。暇を持て余し、そのパワーが子供やご近所様との比較に費やされ見苦しい程だった。今は主婦も働かないと厳しいし、社宅も減ってきているしこの様なことは少なくなってきていますよね。でも、女の人はいつの時代も比べるの好きですね。
- コメント(0) - 2015年1月2日

ちょっと読んだ姉が「要するにヒマなのってダメって話か」ってまとめてて、超的確だと思った。
★2 - コメント(0) - 2014年12月31日

社宅住まいの専業主婦の話。途中で読むのをやめてしまいました。。
- コメント(0) - 2014年12月17日

音子さんがね…なんかね…お嬢様育ちっていうかね…。
★1 - コメント(0) - 2014年10月8日

多分この作品を読んだ殆どの人が音子全否定なんだろう。読めば読むほどイライラするし、頭悪すぎだろと、辟易する。但し、家族構成が同じで、一人息子を持つ身として、完全には否定しきれない。結婚してからの女の人生は長い。暇な専業主婦も不幸だな。
★21 - コメント(0) - 2014年10月4日

さすが有吉佐和子さん、と言いたくなる作品。 戦後の高度経済成長の時代が鮮やかに描かれている。 団地事情とか事細かに描き出されていて息苦しくなりそうなほど。 でも読み出すと止まらず、結局最後まで一気に読みきってしまった。
★5 - コメント(0) - 2014年9月13日

すべてが社宅で完結している主婦たちの狂騒が怖い。大げさなようだけれど、こういうことってありそうな気がする。変なホラーより怖い。
- コメント(0) - 2014年7月6日

「社宅は本当に怖い」と友人が言っていたのを思い出した。現代のママ友関係にも通ずるものがある。
★1 - コメント(0) - 2014年6月2日

音子っバカだよね。頭おかしいんじゃないのかな。付き合いたくないよね、こんな女性。
- コメント(0) - 2014年5月4日

女性の作家が「主婦は暇」という偏った設定で描いてる点に興味津々。(→現実には子持ちの専業主婦ほど自分の時間が取れず多忙な仕事はない)(追記)結局のところ名家の生まれである誇りを捨てられず、ブランド志向で中身がなく、自身のイメージ作りに腐心し自滅する主人公がつくづく哀れ。
- コメント(0) - 2014年3月30日

出てくる人物に始終イライラしてしまった。でもそんなところに人間の面白味があるだと思わせてくれる本。
- コメント(0) - 2014年3月11日

社宅の女たちに振り回されて疲れてしまった。
★1 - コメント(0) - 2014年1月27日

会話の内容はともかく、話言葉の美しさに、うっとり…私も1996年から7年も、23世帯の社宅住まいだった。時代や話言葉は変わっても、妻達のドロッとした心情を思い出し、うんざり…
★2 - コメント(0) - 2013年9月3日

登場人物たちの今を知りたいような
★1 - コメント(0) - 2013年8月5日

ちょっとくどい感じはしたが最後まで読破。描かれている時代がちょうど私の子供時代であり、あの頃の親の心象風景とだぶって興味深かった。
★2 - コメント(0) - 2013年3月28日

専業主婦に対して辛辣過ぎるのではないか?
★1 - コメント(0) - 2013年3月26日

この本が書かれた時代背景が丁度私の子供の頃なので、至る所で懐かしさを覚えた。白黒からカラーにテレビが変わる時代。あの当時の両親の姿も垣間見た気がして、郷愁に耽りながら読んだ。高度経済成長でめまぐるしく変わっていく時代を背景に、一大企業の社宅でのできごと。あの当時の女性と今の女性の意識は大きく違ってきていると思うけれど、本書に出てくる「母として、妻として」の女性たちには今の女性の姿も見えて、人間って根本の部分は変わらないのかなと思うと可笑しくなった。「モーレツ社員」って言葉懐かしいな。
★5 - コメント(0) - 2013年3月1日

1975年の作品とは思えないくらい新鮮だった。高度成長期における社宅夫人たち、モーレツ社員の生きざまがしっかり描かれ、自分が生まれた頃の世相がものすごくわかり、かなり満足の作品。それにしても、奥様たちの世界は、こわい…
★4 - コメント(1) - 2013年1月24日

昭和40年代の団地妻達の話なのに、古臭くない!いつの時代も女同士の駆け引きはすごい。
★1 - コメント(0) - 2013年1月14日

高度経済成長期という時代の特殊性と、時間を超えた普遍的な人間性両方が描かれている。田舎/都会、雇用者/労働者、男/女など、絶対的な境界によって隔たれていたはずのものがどんどん崩壊し混じりあう中で暴かれる人の醜さ。理性と感情がコロコロ反転する周りの主婦と、一貫して感情だけで動く主人公と。境界が崩壊する世の中にあって、家という密室に篭ると必然的に猜疑心が働くというのは今の世でもリアル。分厚いが一気に読んでしまった。さすが有吉佐和子。
★4 - コメント(0) - 2012年11月15日

読んでてこんなにイライラさせられる主人公、ある意味あっぱれ(笑)イライラしてるのに、読み進みたいのは、さすがは有吉佐和子サン。昭和の高度成長期、一流企業の社宅に住む主婦たちの愚かな争いというのが大筋なんだけど、端々に出てくる背景が、今の社会につながる時代考察とは!!すごいなぁ、なるほどぉ、って思う。
★8 - コメント(0) - 2012年11月13日

有吉作品だから、もちろん面白かったです・・・。この妻うざーーーと思ったけど、高度成長期の専業主婦ってこんなもんかもね。のんきな感じ(笑)思ったほどの事件もないけど、まあ、この主人公には大事件なのが良くわかる。 私の母世代はまさにこんなです。今はこんなのんきに暮らせませんから、良い時代だったと・・・。社宅暮らしも経費削減で減ってきたようですね。
★3 - コメント(0) - 2012年9月23日

所々、言葉遣いがちょっと古かったりしたが、ストーリーには全く古さなんて感じられず、みんな、本当に腹がたつほど嫌な主婦ばっからりだった。実際にこんな人がいるから、なお腹が立つんだろうし、本当に女のいやらしく、嫌な部分が手に取るように書かれている。会話の一つ一つに裏がありそうで、みんな自分中心でホントいやだ。こんなおば様方には絶対になりたくない、と反面教師にしようと心に誓う私でした。
★2 - コメント(0) - 2012年9月15日

高度成長期時代のある一流企業の社宅を舞台にしたドラマですが、人間関係・教育問題・そして「あてにならない夫達」に振り回されている主婦達。本当に「怖い」と思いました。それでもどんどん読み進んでしまう魅力。この有吉佐和子さんならではの筆遣いです。結構ボリュームのある本でしたが、あっという間に読んでしまいました。
★7 - コメント(0) - 2012年9月6日

この作者は、よっぽど専業主婦が嫌いなのかな、とすら思うくらい、話が進むにつれて、音子のイタイ言動が目につく。最後はちょっとだけ落ち着いた結末でほっとしました。
★4 - コメント(0) - 2012年8月4日

人間関係が濃密な社宅での日々。噂と憶測に翻弄されて、誰を信じていいのか?全く分からなくなる。キリキリするような緊張感と不穏な空気。何か事件が起こってしまうのでは。と思いながら、読んでいる私も手に汗握ってしまう。行動がすべて筒抜けで、それが生活の場なのだから怖い。
★5 - コメント(0) - 2012年7月4日

夕陽ヵ丘三号館の 評価:86 感想・レビュー:54
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