深海の使者 (文春文庫)

深海の使者 (文春文庫)
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深海の使者はこんな本です

深海の使者の感想・レビュー(74)

Ted
’76年4月刊。◎大戦中、日独間の唯一の連絡手段だった潜水艦で片道3ヶ月かけて行われた航海の困難と苦闘を描いた秘史。U234で航海中にドイツが敗れたため自決した庄司・友永技術中佐の逸話も当然触れられているが、それ以外にも伊8、呂50(U511)、伊30、伊34、伊29、伊52、呂501(U1224)の運命も過酷で乗組員の苦難が偲ばれる。渡洋爆撃を想定した「富嶽」の潜水艦版みたいな伊400型、高速潜水艦201型など米軍を驚嘆させた技術力を持ちながらも生しきれなかったのはどこかポイントがズレていたからだろう。
★6 - コメント(0) - 2016年7月24日

日独間を行き来する潜水艦に乗り込んだ方々の悲運には戦慄せざるを得ない。A26のくだりと、ドイツ降伏時に現地にとどまった日本人の行動がとても興味深い。
★2 - コメント(0) - 2015年10月30日

再読ですが、今回は朝日新聞が戦争に全面協力していた点が気になりました。 朝日新聞の戦争責任はどうなるのでしょうか? そうはいえ、ほとんどの日本国民が戦争に協力していたのだと思いました。 しかし、同盟した国がヨーロッパでは、この戦争はやっぱり負けるべくして負けたのでしょうね。 やっぱり、戦争は物量で行うものです。
★4 - コメント(0) - 2015年10月2日

そうか、昔は潜水艦をこんな役目に使ってたんですね。当時、日本と、遠いドイツ・イタリアとでは人的・物的な交流の困難であった事。こんな事一つとっても連合国側と比べて、大きな不利になってたんですな。 吉村氏の本の楽しみの一つに「漂流」「赤い人」のように劣悪な境遇での人間の姿がドキュメンタリー風に語られるのを楽しみにしていますが、これも潜水艦の中の描写が読んでて息苦しくなります。
★10 - コメント(0) - 2015年9月23日

しんどかった。でも読んでよかった。 たくさんの人名がそれぞれ役職名付きで出てくるのはこの作者の几帳面すぎるところだが、適当に斜め読みで飛ばして読んだ。 久しぶりの吉村昭の世界に没頭した。読み残してるほかの作品が気にかかる。
★4 - コメント(0) - 2015年5月19日

30年ぶりの再読。WWⅡ下、それぞれの戦略と制約の下にあまり語られることのなかった日独間の連絡作戦の苦心がたんたんと綴られていく。控えめだが印象的な人物、艦船、航空機の苦闘が紹介されていく。関係者からの多くの証言が盛り込まれているのだろう。特に日独間のインド洋から喜望峰を大きく迂回して2か月以上の罐詰状態の航海を強いられた艦内の描写が生々しい。作品を離れるが、今、潜水艦が武器輸出の「例外」として取りざたされている。常に秘匿性の高さが要求される潜水艦の輸出は、どう考えてもOUTだろうに。
★3 - コメント(0) - 2015年4月3日

第二次大戦中、潜水艦を使ってドイツとの交流が密かに行われていた事を、この本を読んで初めて知った。壮絶な航海の様子が淡々と語られていて、非常に興味深かった。ただ、淡々とし過ぎていて、イマイチ小説としての盛り上がりには欠けるかな…。
★3 - コメント(0) - 2014年9月5日

第二次大戦中に実際にあった遣独潜水艦作戦をテーマにした記録小説。潜水艦内での息苦しさや苛酷な状況が手に取るように伝わってきて、読みながら何となく息苦しさを感じた。内容はとても濃いのだが、過去に読んだ吉村作品に比べ、クライマックスとなる箇所が特に無く、そのせいかやや読みにくく感じた。
★7 - コメント(0) - 2014年5月23日

これしかやりようがないのだから仕方がない。欧州までの道のりが安全で、速くなったということは、技術が発展して平和になったということなんですよ。
★1 - コメント(0) - 2013年12月15日

☆☆☆
- コメント(0) - 2012年12月21日

たまたまですが、先日読んだ「ベルリン飛行指令」の、実話&潜水艦バージョン。実話だけに生々しい部分も。自分はストレスなく読めますが、一般の方にはちょっとしんどいかも・・
★1 - コメント(0) - 2012年6月18日

遣独潜水艦作戦をメインに扱う貴重な本。大変興味深い内容だった。
★1 - コメント(0) - 2012年5月10日

過去の愚行を批判するのは簡単で、その批判が当を得ていないこともままあるのだが、制空・海権を制圧されている中を潜水艦で日本とドイツの間を数か月をかけて人と軍事技術を運ぼうとしたことは、成功の可能性はほとんどなく死と直結していることは明らかであり、そのことに軍も自覚的であったのだから、やはり狂気の沙汰としか言いようが無いのでは。 戦争によって本当どれほど多くの逸材が亡くなったのであろうか。また無名でしかありようのなかった、どれほど多くの市井の人々が亡くなったのであろうか。
★2 - コメント(0) - 2012年4月19日

電探や噴射推進式飛行機の技術を何とか日本に持って帰ろうとした潜水艦の記録。長距離飛行機でも失敗し、潜水艦も5回中2回は往路で撃沈され、1回は復路で撃沈。1回は帰国目前で機雷に触れて沈没。取材に基づく淡々とした記録のみがつづられているが、それが何とも言えないやるせない気持ちになる。作戦が失敗することよりも、優秀な技術者や武官が亡くなっていくことの方が本当に残念。これが戦争だと感じた。
★4 - コメント(0) - 2012年2月19日

淡々とした描写が、次から次に撃沈される潜水艦と、共に失われていく人材の多さを際立たせ、戦争というのは浪費でしかないなあとつくづく実感しました。黙祷。
★2 - コメント(0) - 2011年1月1日

内容の密度は濃いが、盛り上がりに欠ける印象。まるで資料集を読んでいるかのようだ
★3 - コメント(0) - 2010年8月14日

まさに「記録文学」。あくまでも冷静に主観や感情をいれずにできごとを記述している。著者の取材能力、情報収集能力に驚嘆した作品であった。戦争経験者が減少する今、このような作品はもう生まれてこないであろう。
★2 - コメント(0) - 2010年8月13日

大戦中、潜水艦、航空機により、日独両国の連絡を果たすべく苦闘を重ねた人びとの物語。膨大な資料を渉猟し、得られた事実を淡々と叙述する吉村氏の手慣れた仕事ぶりは、本作でも冴えています。
★5 - コメント(0) - 2010年8月13日

大戦中に日本とドイツ(占領下の仏ロリアン軍港)3万キロを結んだ「伊」潜水艦乗組員達の記録。生存者からの貴重な証言を元にその航跡を著者のいつもの冷静な筆致で克明に追う。独側は入手困難な南方資源や日本海軍の無航跡魚雷を日本側はレーダー、ジェットエンジン情報を交換すべく潜水艦航路を開拓したのだ。使命に殉じた者達、その家族の様子、日独の軍部同士の交流が感傷を交えず描かれている。
★7 - コメント(0) - 2010年2月5日

Y-20
- コメント(0) - 2002年6月24日

淡々と進む航海の描写に凄みを感じる
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