蒲生邸事件 (文春文庫)

蒲生邸事件 (文春文庫)
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蒲生邸事件の感想・レビュー(5134)

タイムトリップ小説は数あれど、義務教育でサラッとしか習わない226事件の真っ只中に飛ぶ設定が斬新でした。太平洋戦争に突入するキッカケとなった軍のクーデターということで、戦争をテーマにした重い小説だと思いきや、序盤は昼ドラの展開でちょっと拍子抜けしましたが、途中からはすごく面白くて引き込まれました。密室のミステリーがメインでしたが、その時代を生き抜く人達と生活をして、悲観的な主人公の孝史がすごく大人になって、読んでいて気持ちが良かったです。最後は手紙を通してだけれどドラマチックな展開で胸が熱くなりました。
★29 - コメント(2) - 3月20日

近現代史好きとしては何度昭和の戦前に行ってみたいと思ったことか、、、笑孝史が羨ましくて仕方なかった。しかも226事件当時に行けるなんて!あの時代の人たちがグルグルと変わっていく現状をどう考えていたのか。軍部が暴走し戦争に突入していく過程をどの程度理解できていたのか。そして天皇を神だと信じて疑わなかったのは本当なのか。現代から見れば不思議で理解に苦しむことを、当時の人たちは真剣に考えていた。そういうことを、様々な立場の人間の視点から書かれていて、想像を様々な方向に飛ばしていくことができた。
★9 - コメント(0) - 3月17日

友達のおススメ本です。読み応えがあり面白かった!タイムトリップ物はパラレルワールドの事を考えると訳が分からなくなるので、あまり考えずに読み進めました。孝史があれこれ詮索して首を突っ込むのでヒヤヒヤ。何度「大人しくしてなさいよ!」と思ったことか(笑)歴史は変えられない。まがい物の神ではなく人間として生きたいと思った平田さん、なんだか切ないです…。結果的に孝史とふきは再会を果たせなかったけれど、孝史も大人になって帰ってきたし蒲生邸の人達も納得のいく人生をおくれたようで良かったです!
★16 - コメント(0) - 3月13日

歴史に関わる本で色々と考えさせられた。現代ってどんなに贅沢なんだろう…とてもいい本でした。
★8 - コメント(0) - 3月13日

日本史でさらっとやったくらいの知識しかなかった2.26事件。1/3読むまでがすごく時間がかかってしまいました。が、それ以降はサクサク読み進めれました。便利な時代だけが優れている時代ではないなぁと改めて思いました。
★8 - コメント(0) - 3月13日

再読。当初書かれた時代から30年くらい経っているから、226事件への感じ方が違う
★4 - コメント(0) - 3月11日

三度めか四度めの再読。宮部作品の中でマイベストなのに要所要所がすっぽり抜け落ちている自分に落胆した。(読友さんに推してる場合か笑)SFにミステリー要素が詰まっている。終章の落とし所が流石で平田のその後に泣いたことを思い出す。ふきも貴之も登場人物は自身の仕事に疑いなく従事している。著者は素朴にと表しているが現代人には真似できないだろう。多くの若者に読んでほしいけど、かなりの長編がネックになっていないだろうか。宮部みゆきvs.その他の作家と言わしめた時代の筆が乗ってる頃の作品。やっぱり好みだ。
★51 - コメント(2) - 3月5日

★★★★☆歴史クラブの課題図書。火災に巻き込まれるが謎の男に助けられ、昭和11年2月26日の蒲生邸にタイムスリップする孝史くん。蒲生邸での自決事件、謎の男の正体、孝史くんの恋をメインに物語は展開。2.26事件は背景として描かれており、物語の進行とともにお勉強できる。登場人物を通じて作者の思想を訴える本があるが、この本は歴史の事実を物語に絡めるにとどめ、読者にゆだねる。うまい。来年2月26日青年将校らの昭和維新を思い再読したい。
★12 - コメント(0) - 3月1日

ちまちま読みでようやく読了。時間旅行SFと言うより歴史ファンタジー物。
★8 - コメント(0) - 3月1日

今となっては226事件も515事件も、そんなの習ったなあ程度の知識しか残っていないが読んでみた。ジャンルとしてはタイムスリップもの。読み終えたあとにwikiで226事件を読むと楽しい。笑
★7 - コメント(0) - 2月27日

浪人が決定し、予備校受験のため上京した孝史。宿泊先の火事に巻き込まれたとき タイムスリップしてしまう。そこは2・26事件の東京!その日蒲生亭では主人が自決するという事件が起こり… 時間移動の能力を持ちながら纏う暗いオーラで人に好かれない宿命を負った平田さんが哀しかった。 でもふきを始めその時代の人達は一生懸命生きていた。孝史もそれに気づいて成長しましたね。 ふきの優しさが心温まります。未来では会えなかったけど手紙には一生懸命幸せに生きた事実が書いてありました。 よかったね、孝史。ふきはずっとそばにいるよ。
★31 - コメント(0) - 2月26日

現代の青年が、二・二六事件の日の東京に飛んでしまう。…近代史、苦手なんですよう、と思いながら読みましたが、同じように近代史に知識も興味もない主人公の目でみた作品なので、わからないものはわからないなりに理解しながら進むことができました。主人公たちは二・二六事件からの流れを変えることはできなかったけれど、少なくとも主人公の気持ちは変わったので、彼がホテル火災で死んでしまう未来より、ちょっとはマシになったと信じます。作中のほとんどを寝込んでましたが、平田さんが印象深いです。満足のいく最期だったならいいけど。
★42 - コメント(1) - 2月25日

SFものと知っていたら手を出していなかったが、宮部さんの作品ということで読んでみて気付いた。SFものと歴史ものはどちらも苦手だが、この作品はすんなり読めた。日本SF大賞受賞にも納得。最後、孝史とふきは出会ってほしかったな。
★11 - コメント(0) - 2月25日

「おすすめミステリー」で探して読み始めたのに、ミステリー感が薄めだし説明長いし・・・で序盤はちょい辛かったかも。 オチは非常に好みでした。全部が全部ハッピーエンドじゃないって所がね。 後で、SF大賞の作品と知って大納得。 二二六事件当時の時代背景だとかも適度に散りばめられて、かなり読み応えあり。読後満足感あるものでした。
- コメント(0) - 2月24日

【再読】二・二六事件の日を前に再読。話の仕上げ方はやはり素晴らしい。宮部作品は再読でも本当に面白い。他のもまた読んでみよう。
★14 - コメント(0) - 2月22日

平成の浪人生である孝史が、昭和の、それもニ・ニ六事件が勃発した日にタイムトリップさせられてしまう…SF?ファンタジーかな( ・◇・)?戦争が起こる緊迫した時代の話だが、ほぼ蒲生邸内部での出来事なので当時の情勢を学ぶ、という感じでは無い。久々の再読だったがやはり最後のふきの手紙は涙をさそうρ(・・、)
★22 - コメント(0) - 2月21日

★★★☆☆タイムトラベルしたら目の前で2・26事件が起こるという設定と作者宮部みゆきに惹かれ、2月に読もうと楽しみにしてた。偶然だけど、先月平河町にある某ホテルに宿泊したこともあり、舞台となるところの地名にも馴染んでた。なのになのに、何故か出だしからなかなか入り込めず、とうとう最後まで入り込めないまま終わってしまった…長かった…
★44 - コメント(3) - 2月17日

二・二六事件つながりで再読。時代背景のせいなのか、作品中のタイムトラベラーが抱える業のせいなのか、沈んだ雰囲気のストーリー。でもとても読み応えがあり、面白かった。置かれた場所で懸命に生きたふきさんの姿が爽やか。みんな、生まれた時代と環境を自分なりに生きていくしかないのだ。歴史と人生にifはなく、タイムトラベルという能力を持ってしても思い通りにはならないのだから。
★51 - コメント(2) - 2月17日

日本が大戦への道を転がっていく、その象徴的な出来事、二・二六事件。昭和十一年二月二十六日の正にその日に、現代の学生である主人公はタイムトリップする。そこで主人公はある事件に遭遇して、解決に奔走する訳だけど、個人的にはそんなミステリー要素よりも、主人公の成長や他の登場人物の生き方・考え方といった、人間ドラマの方が印象的なお話だった。大戦前という過酷な時代を今として生きる人達、過去として知る主人公、そしてどんな時代も行き来出来る時間旅行者。彼らの三者三様の苦悩や葛藤がしっかり書かれている。面白かった。
★18 - コメント(0) - 2月15日

間延び。
★3 - コメント(0) - 2月15日

ふきとの再会を果たせなかったのは残念でしたが、とても楽しく読めました。タイムトラベルを取り入れた作品には作者それぞれの定義があり、そういった所に注目しながら読んでいるとボリュームも気にならず、読むほどにのめり込めた気がします。
★71 - コメント(0) - 2月14日

SFですが、題材が226事件で内容を飲み込むのに時間がかかった。最後に手紙でつながるあたり、ドラマ版のjinと同じだなー。でも少し泣けた。
★12 - コメント(0) - 2月12日

多分、良い作品なんだと思います。歴史小説にSF的趣向を加味し、恋愛要素というスパイスを効かせた本です。でも、私はこのスローペースというか丁寧な描写というか、宮部みゆきタッチに疲れてしまう。「火車」を読んだ時もそうだった。きっと合わない作家さんなんだろうなあ。合えば面白そうな作品が沢山有るのになぁ。残念。終章は好きです。
★38 - コメント(4) - 2月11日

時間旅行者がまがいものの神、と言うのが悲しく暗い雰囲気を出している。一方、それと対称的にこれから暗い時代に向かっていくだろう226事件の時代の人たちの、懸命に生きる様が良い。平田の決断や、その時代を生きた人たちの生きざまが胸を打つ。
★20 - コメント(0) - 2月5日

文庫とは思えぬ分厚さですが、その分厚さに相応しい重厚な内容の濃い作品でした。ホテル火災からの時間旅行、二・二六事件を目の前で体験、そして自殺なのか他殺なのかわからない死体。タイムトラベルというSF、密室殺人事件というミステリ、二・二六事件という現実に起こった歴史上の事件。これだけの材料を盛り込んでおきながら、決して読者を置いてきぼりにはせずに、じっくりと読者の理解が追い付くスピードで話を展開させる作者は、やはり天才だと思うのです。
★17 - コメント(0) - 1月25日

入り込むのに時間がかかったが、まあまあ満足できた。高校を出たばかりの年頃の孝史がタイムトリップして、昭和初期の人間と関わり合うとか・・・よー分からんかったが。読み進み、歴史は変えられない事実の中で関わり合う人たちとなんとなく理解し合えるようになっていく過程が面白かったかな。
★15 - コメント(0) - 1月21日

祝100冊目(個人的)。受験シーズンなので予備校受験の話をと思ったら、タイムスリップしちゃった!突飛だが、描写が細かく、226事件当時の空気感を疑似体験している様だった。詰まるトコロ、現在をしっかり生きようと思えてきてしまう不思議な作品。父との対話シーンは、元気を貰える。受験に失敗したって「ナンクルナイサ」と思えた。ファンタジーなのにリアリティ。実直に感じる事の出来る良作品でした。
★38 - コメント(1) - 1月19日

2.26事件、社会の授業でちょこっとしかでてこなかったし、東京大空襲も3月のしか知らなかった。主人公とほぼ同じ目線でタイムスリップできました。ラストのふきの手紙は鳥肌ものでした。
★12 - コメント(0) - 1月18日

細部の変更しか出来ない紛い物の神と、変えることの出来ない歴史の意図。大学受験の為上京してきた浪人生孝史があるきっかけで二・二六事件真っ最中の蒲生邸にタイムスリップしてしまうSF&ミステリー。場を弁えず自分勝手で直情的な孝史、何を考えてるのか分からない蒲生邸の住人に終始イライラ。それでも終盤まで読むと孝史は俺だ…史実も知らず、考えずに結果だけ享受している自分自身だと気付かされました…孝史の様に直に過去を経験する機会は無くても、少しでも自分が望む未来に近付けるにはその時代を懸命に生きるしかありませんね…
★34 - コメント(1) - 1月14日

miz
タイムトラベルというから,そのほうの話かと思い,“イヤだな”と思っているうちに,いつの間にか推理ものになっていた。しっかりと,事件や時代背景を調べてあげてあって,登場人物の素性も細かく設定してあって,物語そのものも一定の深みがあって進んでいく…。とても思慮深く,感情が移入されている作品だなと感じました。思わず,“平河町のどの辺りに蒲生邸があったんだろう”と,界隈を思い浮かべながら読み進めるほど。愛しい人,恋しい人とは,やっぱり,逢えない。それぞれが想い出の中に生きる様を描く,いい作品でした。
★18 - コメント(0) - 1月10日

2017.01.10(2016.02.06)(つづき5)宮部みゆき著。  12/29  (P016)  陸軍大将蒲生憲之。  創始者:小野松吉、ホテル平河町一番。  合弁企業の持ち物。  父親五十年。  外出しよう。  最高裁、国会図書館がある、近くに。  三宅坂、半蔵門、麹町、四谷。  スナックを買い戻ってみると新しい客、ホテルに。  小柄な中年男、えらい暗い男である。  負のオーラの男。  家へ電話。  明日、試験、9時から。  受付8時。 
★67 - コメント(1) - 1月10日

平凡な現代の青年が上京した2月26日、ホテル火災に見舞われたところ、タイムトラベラーの男に救出される。避難先が昭和11年戦前の東京だった。蒲生邸で青年の目を通して見たものは。歴史SF作品。
★14 - コメント(0) - 1月7日

歴史、ミステリー、SFと色んな要素が組み込まれているが、全てがぼんやりしている。その設定が故か語り部となる主人公もぼんやりとならなずを得ない。ぼんやりとしたものの輪郭が徐々に姿を現していく成長の物語。曖昧が故に際立つ想いもある。
★16 - コメント(0) - 2016年12月26日

分厚いけれど途中で飽きることなく読まされたのはさすが。ホテル火災に巻き込まれたところからタイムトリップをして二・二六事件の時代へ。最初嫌な感じの現代っ子という印象だった孝史が、昭和11年の人々の生き方に触れ、読み終わるまでにすっかり成長していた。わたし自身、二・二六事件のことはほとんど知らず、孝史と同じ視線で見ていた。「人間として生きる」目的を果たした平田の決意が凄まじい。面白かった。
★17 - コメント(0) - 2016年12月20日

歴史ものが苦手で最初はおっくうでしたが・・・さすが宮部みゆき、読み応え十分でした。
★10 - コメント(0) - 2016年12月18日

日本SF大賞受賞作品。宮部さんの時代劇やSF、ミステリーの振り幅の広さから、てっきりタイムトリップのSFのお話だと思っておりました。蒲生邸で起きるべくして起きた大将閣下の自決事件にかんして、急に、推理小説になっていったのには、正直びっくり。下手なミステリーの下手なオチよりびっくり。先入観って恐ろしいです。しかし、時代とは何か?人とは?そして、その時代に生きるとは?という普遍な問いに作家宮部みゆきが直球で答えています。『今の時代を、精一杯生きていこうよ』と問いかけてるようでです。ほのぼのとしたいい作品です。
★14 - コメント(0) - 2016年12月15日

最初は、勝手に屋敷内を動き回る孝史の姿にイライラした。けれど、物語が進むにつれて、一生懸命に考え、歴史を変えられないことにやりきれなさを感じる主人公にとても共感を覚えた。最後の、ふみからの手紙は感動した。2人に再会してほしかったな。二・二六事件を主人公と一緒に体感している気分になって面白かった。
★29 - コメント(0) - 2016年12月13日

図書館から。主人公は二・二六事件前後にタイムトリップする歴史SF。あとがきだったか解説だったか、歴史をフラットに見る眼、という話が印象的。歴史は解釈だからどうしても誰かの主観が交じる。けれど、歴史は何も知らない(という設定の)主人公の見る時代の描写は、歴史書や教科書とは違う生の感覚で新鮮。
★10 - コメント(0) - 2016年12月2日

予備校の試験で平河町のホテルに滞在していた孝史は2月26日の夜中にホテルの火災にあった。火災の中で間一髪、時間旅行の能力を持つ平田に助けられ、昭和11年の時代に連れて行かれる。この時代は2.26事件があった年で、孝史は元陸軍大将である蒲生憲之の屋敷に平田の甥ということで匿われる。タイムトリップしている間に蒲生憲之の死に出くわし、その死にかたに疑問を持つ孝史。現代の少年の遠慮のない行動や言動に若干ムカムカしたけれど、でも私がもしその立場ならこんな感じなのかなぁ はやり未来に向かって進む人生がいいなぁ
★13 - コメント(0) - 2016年11月27日

表紙とタイトルで時代小説のミステリーかと思ったら、予想外にSFミステリーだった。 明治〜昭和は、興味が薄くて不勉強もあり予備知識はほぼゼロに等しく、読みながらも、なかなか理解できなくてページ数の多さに先が見えなくて大変だった。 細かい部分で期待していた結末にはならない(なっていなかった)事ばかりで少々残念。
★9 - コメント(0) - 2016年11月24日

蒲生邸事件の 評価:80 感想・レビュー:923
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