蒲生邸事件 (文春文庫)

蒲生邸事件 (文春文庫)
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蒲生邸事件の感想・レビュー(5035)

祝100冊目(個人的)。受験シーズンなので予備校受験の話をと思ったら、タイムスリップしちゃった!突飛だが、描写が細かく、226事件当時の空気感を疑似体験している様だった。詰まるトコロ、現在をしっかり生きようと思えてきてしまう不思議な作品。父との対話シーンは、元気を貰える。受験に失敗したって「ナンクルナイサ」と思えた。ファンタジーなのにリアリティ。実直に感じる事の出来る良作品でした。
★31 - コメント(1) - 1月19日

2.26事件、社会の授業でちょこっとしかでてこなかったし、東京大空襲も3月のしか知らなかった。主人公とほぼ同じ目線でタイムスリップできました。ラストのふきの手紙は鳥肌ものでした。
★11 - コメント(0) - 1月18日

細部の変更しか出来ない紛い物の神と、変えることの出来ない歴史の意図。大学受験の為上京してきた浪人生孝史があるきっかけで二・二六事件真っ最中の蒲生邸にタイムスリップしてしまうSF&ミステリー。場を弁えず自分勝手で直情的な孝史、何を考えてるのか分からない蒲生邸の住人に終始イライラ。それでも終盤まで読むと孝史は俺だ…史実も知らず、考えずに結果だけ享受している自分自身だと気付かされました…孝史の様に直に過去を経験する機会は無くても、少しでも自分が望む未来に近付けるにはその時代を懸命に生きるしかありませんね…
★29 - コメント(1) - 1月14日

miz
タイムトラベルというから,そのほうの話かと思い,“イヤだな”と思っているうちに,いつの間にか推理ものになっていた。しっかりと,事件や時代背景を調べてあげてあって,登場人物の素性も細かく設定してあって,物語そのものも一定の深みがあって進んでいく…。とても思慮深く,感情が移入されている作品だなと感じました。思わず,“平河町のどの辺りに蒲生邸があったんだろう”と,界隈を思い浮かべながら読み進めるほど。愛しい人,恋しい人とは,やっぱり,逢えない。それぞれが想い出の中に生きる様を描く,いい作品でした。
★16 - コメント(0) - 1月10日

2017.01.10(2016.02.06)(つづき5)宮部みゆき著。  12/29  (P016)  陸軍大将蒲生憲之。  創始者:小野松吉、ホテル平河町一番。  合弁企業の持ち物。  父親五十年。  外出しよう。  最高裁、国会図書館がある、近くに。  三宅坂、半蔵門、麹町、四谷。  スナックを買い戻ってみると新しい客、ホテルに。  小柄な中年男、えらい暗い男である。  負のオーラの男。  家へ電話。  明日、試験、9時から。  受付8時。 
★67 - コメント(1) - 1月10日

平凡な現代の青年が上京した2月26日、ホテル火災に見舞われたところ、タイムトラベラーの男に救出される。避難先が昭和11年戦前の東京だった。蒲生邸で青年の目を通して見たものは。歴史SF作品。
★14 - コメント(0) - 1月7日

歴史、ミステリー、SFと色んな要素が組み込まれているが、全てがぼんやりしている。その設定が故か語り部となる主人公もぼんやりとならなずを得ない。ぼんやりとしたものの輪郭が徐々に姿を現していく成長の物語。曖昧が故に際立つ想いもある。
★15 - コメント(0) - 2016年12月26日

分厚いけれど途中で飽きることなく読まされたのはさすが。ホテル火災に巻き込まれたところからタイムトリップをして二・二六事件の時代へ。最初嫌な感じの現代っ子という印象だった孝史が、昭和11年の人々の生き方に触れ、読み終わるまでにすっかり成長していた。わたし自身、二・二六事件のことはほとんど知らず、孝史と同じ視線で見ていた。「人間として生きる」目的を果たした平田の決意が凄まじい。面白かった。
★16 - コメント(0) - 2016年12月20日

歴史ものが苦手で最初はおっくうでしたが・・・さすが宮部みゆき、読み応え十分でした。
★10 - コメント(0) - 2016年12月18日

日本SF大賞受賞作品。宮部さんの時代劇やSF、ミステリーの振り幅の広さから、てっきりタイムトリップのSFのお話だと思っておりました。蒲生邸で起きるべくして起きた大将閣下の自決事件にかんして、急に、推理小説になっていったのには、正直びっくり。下手なミステリーの下手なオチよりびっくり。先入観って恐ろしいです。しかし、時代とは何か?人とは?そして、その時代に生きるとは?という普遍な問いに作家宮部みゆきが直球で答えています。『今の時代を、精一杯生きていこうよ』と問いかけてるようでです。ほのぼのとしたいい作品です。
★10 - コメント(0) - 2016年12月15日

最初は、勝手に屋敷内を動き回る孝史の姿にイライラした。けれど、物語が進むにつれて、一生懸命に考え、歴史を変えられないことにやりきれなさを感じる主人公にとても共感を覚えた。最後の、ふみからの手紙は感動した。2人に再会してほしかったな。二・二六事件を主人公と一緒に体感している気分になって面白かった。
★26 - コメント(0) - 2016年12月13日

図書館から。主人公は二・二六事件前後にタイムトリップする歴史SF。あとがきだったか解説だったか、歴史をフラットに見る眼、という話が印象的。歴史は解釈だからどうしても誰かの主観が交じる。けれど、歴史は何も知らない(という設定の)主人公の見る時代の描写は、歴史書や教科書とは違う生の感覚で新鮮。
★9 - コメント(0) - 2016年12月2日

予備校の試験で平河町のホテルに滞在していた孝史は2月26日の夜中にホテルの火災にあった。火災の中で間一髪、時間旅行の能力を持つ平田に助けられ、昭和11年の時代に連れて行かれる。この時代は2.26事件があった年で、孝史は元陸軍大将である蒲生憲之の屋敷に平田の甥ということで匿われる。タイムトリップしている間に蒲生憲之の死に出くわし、その死にかたに疑問を持つ孝史。現代の少年の遠慮のない行動や言動に若干ムカムカしたけれど、でも私がもしその立場ならこんな感じなのかなぁ はやり未来に向かって進む人生がいいなぁ
★13 - コメント(0) - 2016年11月27日

表紙とタイトルで時代小説のミステリーかと思ったら、予想外にSFミステリーだった。 明治〜昭和は、興味が薄くて不勉強もあり予備知識はほぼゼロに等しく、読みながらも、なかなか理解できなくてページ数の多さに先が見えなくて大変だった。 細かい部分で期待していた結末にはならない(なっていなかった)事ばかりで少々残念。
★8 - コメント(0) - 2016年11月24日

二二六事件?そう言えば名前位はきいたことあるけど...日本が戦争に向かって行く時代の事って不思議な位 知識が抜け落ちてる事に気付かされました。フクぞうは不勉強ですかね。時を超えての再開をたのしみに最終章へ進みましたが...
★24 - コメント(6) - 2016年11月19日

残念ながらわしも学がないので、二.二六時件についてはおおざっぱな知識しかないが、タイムトリップという荒唐無稽なこの話にぐいぐい引き込まれていったぞ。つまり、主人公の孝史くんと同じ目線で成り行きを見守っていたと言えるな。現在よりも毎日を大切に生きていくって言うことが、もっと切実な時代だったんだろうな。感動したぞ。
★9 - コメント(0) - 2016年11月17日

久しぶりの600ページ、お、重かった!(物理的に)この物語の壮大さは、ページが多いからだけではない。いやー、本当にいろいろな主題が思いつく作家さんだな。
★26 - コメント(0) - 2016年11月7日

史実もあり、頁数もあり、大変かと思ったが、読みやすかった。読んでいて思ったのは、無知って怖い。そして、主人公に共感出来なくて、辛かった。平田氏のことを考えると、苦労があっても、人間らしく生きる為に選択する勇気と行動力はとても真似できないけど、格好良い。主人公は、かなり空気を読めないところが痛々しかった。
★11 - コメント(0) - 2016年11月4日

前半は、テンポがゆったりだし、主人公のガキは嫌いなタイプだしで読み進めるのにちょっと苦労しました
★6 - コメント(0) - 2016年10月27日

面白かった、ですが、ちょっと長いかなと。他の作品のような抑揚は少なかったです。
★24 - コメント(0) - 2016年10月23日

旧蒲生邸のホテルに宿泊していた孝史が火事に巻き込まれ、謎の男平田に連れられ昭和十一年二月二十六日、歴史上有名な「二・二六事件」真っ只中の蒲生邸にタイムトリップする。最初は主人公孝史のあまりにも身勝手で卑屈な性格に腹が立って感情移入ができなかったのだけれど、それは最後に向けた伏線で、この物語は孝史の成長物語だったんだと読み終わって気付かされる。過去は変えられない、未来を恐れていては何もできない、だから今現在にやれることを悔いのないようにやる。それが大切な事なんだとこの物語は言っている気がしました。
★14 - コメント(0) - 2016年10月17日

間延び。
★3 - コメント(0) - 2016年10月15日

Neo
大学受験に失敗した主人公が予備校の受験のため宿泊したホテルで火事に見舞われる。気がつくとニ・ニ六事件の時代にタイムスリップしてしまっていた。その時代で暮らすうちに、ある殺人事件に巻き込まれることに…受験に失敗した割には主人公の推理力が只者じゃなかったけれど面白く読めた。
★11 - コメント(0) - 2016年10月10日

久々にハマった宮部ワールド。今回はタイムトラベル・ミステリーで、現代の受験生がニ・二六事件の前夜に当の現場に行ってしまう、というお話。 でもただのSFミステリーに終わらず、作者の強烈な戦争批判と、主人公を取り巻く様々な登場人物、特に彼を過去に連れて行った平田と、蒲生邸の下女、ふきとの情感溢れるやり取りや、それにより時間を旅することの残酷さを思い知る過程など、宮部の作家創造性の豊かさにはただ感動。最後現代に戻り再会するはずのふきからの手紙を読む下りはアカデミー賞ものの感動。読後の余韻最高でした。
★12 - コメント(0) - 2016年10月8日

あらすじや読者感想から、宮部みゆきのタイムトラベルってどんなだろうと読みはじめた。物語の3/4を昭和11年2月の二二六事件時の元陸軍大尉蒲生邸内で語られます。意外なタイムトラベラーと、登場人物に引き込まれました。ふみの手紙のエンディングも良かったです。
★72 - コメント(0) - 2016年9月30日

歴史が変わらないように、人も簡単には変わらない。変われない。
★4 - コメント(0) - 2016年9月21日

msk
二・二六事件の日にタイムスリップした主人公が歴史を変えるため死の運命にあるヒロインを救うため奮闘する…的な話ではなかった(シュタゲ脳)。歴史を前にして、未来を知る人間がどう生きようとするのか、作中で提示された解釈は様々で、正解なき選択の中でもがく主人公には最初の(作者の意図的なものだろうが)印象の悪さから一転、「あなたたちは死んでしまうのに」のシーン等、うっかり感情移入してしまうところもあった。ミステリ部分はいるか?とも思ったが、面白かった。
★6 - コメント(0) - 2016年9月14日

面白かった。ミステリーなんだれども、ミステリーって感じはあまりしなかった。個人的には家族を守るって印象がなんか強かったから、そっちが印象に残ったのかも。やっぱり宮部みゆきは事件を通して、人間のもつ心情を表現するのに長けてると、しみじみ思いました。
★6 - コメント(0) - 2016年9月5日

主人公・孝史の主体性が読み通して響き、史実が脇にある設定が新鮮に感じる。また本書を通じ、戦前への漫然な暗たんさが少し氷解したのは効能か。時間旅行を軸とすることで、現代の私たちがかえって物語に入り込みやすく、歴史を学ぶときに生じる戦前への悲愴観を、作者は読書をしている間だけでも感じさせずにしてくれる。孝史とふきを引き合わせについては、引き潮を思えば、これで良かったと思う。
★5 - コメント(0) - 2016年8月31日

タイムトラベルの話はたくさんあるが、歴史は変えられない、というテーマが新鮮だった。前半孝史にイライラしたけれど、徐々に大人になっていく過程がよかった。孝史のお父さんも自分で自分を縛り付けるような感情からこの先解放されたらいいな、と思う
★6 - コメント(0) - 2016年8月31日

K
淡々とした流れ。それでこそ光る宮部さんの文章力
★8 - コメント(0) - 2016年8月24日

226事件直前の東京にタイムスリップした平成の高校生の話。現代とは全く違う生活スタイルや考え方に触れるうちに少しずつ男らしくなっていく主人公がカッコいい。一番最後の雷門の待ち合わせではどんな人が現れるのかこっちもドキドキした。でもカバンが重くなるくらい本が分厚いのは困った。せめて上下巻に分けてくれたら良いのに。
★10 - コメント(0) - 2016年8月17日

えらい久方ぶりに再読 終戦記念前後で読了したが、どっちかというとオリンピック見ながらといった風情 初回読んだときは、もう少しのめり込んだような気がする やたら厚いがなんだか全体にべちゃっとした感触がある 平べったい「平田」と黒っぽい「黒井」のせいか? その中で、「ふき」との思い出だけが際立って見える 最後、合わせてあげるわけにはいかなかったんだろうね。。 せめて、「珠子」お嬢様に会えたら面白かったかも 受験失敗で始まり、次いで「まがい物の神」が降臨、最後に「雪が降りつもる」と綺麗に締めた
★10 - コメント(0) - 2016年8月16日

長い話しでした。過去の出来事を変更しても、結局歴史の流れは変えらない。けれどほんの小さな事なら変えることが出来る。ニ・ニ六事件直前にタイムスリップした若者の話。終章が良かった。
★67 - コメント(2) - 2016年8月11日

長編でしたね~、ちょっとだけ流してしまいました。時間旅行者・・・人としての立ち位置というか、悩めるところが深くって、ん~~~と、うなされました。最後の現在での叶わぬ再会、目頭が熱くなりました。
★11 - コメント(0) - 2016年8月7日

★★★☆☆ ブックカバーのチャックが閉まりきらない厚さ。二・二六事件当日にタイムスリップした主人公が、無知ながらも懸命に考える様子がよい。とにかく歴史は変えられない、という前提がわりと序盤からあって、タイムスリップものにありがちなタイムパラドックス云々の問題に頭を悩ませなくてよくて楽。でも、きっとそれが一番のテーマだったのかなと、解説を読んで思った。孝史が現代に帰ってからが一番面白かった。
★17 - コメント(0) - 2016年8月6日

現代から二・二六事件当日にタイムスリップしてしまう学生の物語。前半はダラダラと進む感じで読み進めるのが辛かったが、現代に帰るあたりから面白くなった。 タイムスリップ系の話はやはり描くのが難しそう。歴史の細部を変えることなんてできないはずだと思うのだが…
★7 - コメント(0) - 2016年7月28日

2016.07.26(2016.01.06)(つづき)宮部みゆき著。  07/11  (P010)  合う人、誰もが自分を馬鹿にしているように感じる-これって、完全な被害妄想だ。  包丁で刺してしまう。  早く自分を取り戻さねば。  二枚の写真、古風な洋館。  時計塔。  左右対称建物。  「旧蒲生邸、S23.04.20撮影、小野松吉」と額の余白にある。  「陸軍大将、蒲生憲之(のりゆき)」肖像写真、いかつい顔とがっしりとした肩、軍人。 
★81 - コメント(1) - 2016年7月26日

BUM
浪人生の孝史はたまたま火事で行きあった超能力おっさん、平田に助けられ、現代から2.26事件の時代の蒲生邸へタイムトリップする。そこで起こる、歴史的過去を直に体験し、未来(結果)を知っている人々が静かに奮闘する。歴史的背景もあり、物語の大半は暗くどんよりした感じだった。タイムトリップという夢のようなファンタジーが潜んでいながらも、できるからといって良いものでもないのかもと思わせる現実感があった。ずっと暗かった話も最後の章は蒲生邸の人々を思い、ちょっとほっこりとした。現実はそううまくいかないよねーという感じ。
★9 - コメント(0) - 2016年7月19日

タイムスリップ物。二・二六事件にはあまり興味がなかったせいか、なかなか読むペースが上がらなかった。 大きな歴史の流れは変えられないが、微細な事は変えられるって、大きさの基準はなんだろう?誰が、何がジャッジしてるんだろう?なんてヤボな事を考えるのも嫌いじゃねーです(^_^;) 現代に戻ってからの待ち合わせはなかなか面白かった。
★11 - コメント(0) - 2016年7月15日

蒲生邸事件の 評価:62 感想・レビュー:892
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