名もなき毒 (文春文庫)

名もなき毒 (文春文庫)
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名もなき毒の感想・レビュー(6379)

自分の中の毒によって、自家中毒をおこしそうになるときが、よくあります。苦しくなります。
★8 - コメント(0) - 3月23日

杉村氏と2つの事件。背表紙の言葉が重く響く読後。『世界は毒に満ちている。かくも無力で、守るべき者を持った私たちの中にさえ。』いつの間にか毒が全身にまわり、身動きが取れず、抜け出せない。
★12 - コメント(0) - 3月21日

旅のお供に選んだ再読本。杉村シリーズ、「希望荘」から逆の順で続けて読んでいるがこの本は9年前に読んだ。今問題の豊洲土壌。当時も確かこのような事件が続発していてうまい具合に小説と結びつけたものだ、と思ったことが印象に残っていたが杉村家族を取り巻く事件はすっかり忘れていた。旅のお供には長い小説かと思えたが隙間時間にのめり込み読むことができて読破できた。次はもちろん「誰か」です。
★16 - コメント(0) - 3月21日

杉村三郎シリーズの再読。ラトガース大学から借りた本。様々な事件が起こるが、全てが毒に絡んでいるところが面白かった。それも、身近にある毒もある。そんな中で一番私が怖いと思ったのは、人間の持つ毒だった。相手から毒々しい言葉を浴びせられたり、毒のある行為で接しられたりすることもあるが、自分で自分に毒を盛る行為もあるのでは、と考えが及んだ。毒とは距離を置いた生活でありたいものだ。
★13 - コメント(0) - 3月19日

この作家は昔の作品でも廃れを感じず新鮮味のある内容で姿形が変化した今の世で本質は昔と変わらず繰り返す。その為か読んだ後もシミジミとする原田いずみと同じ毒を吐く人と一緒に仕事をしているからか?とても共感しながら読み進めている…廃れない内容とても6年前に出版されたとは思えない全く色あせない作品人生、生き抜く為には少なからずとも毒を持っているような気がする。ここに出てくるような強い毒でなくとも。そうでなくては年末の108の煩悩が…って思う
★13 - コメント(0) - 3月10日

★★★★☆ 「名もなき毒」とは何のことだろうか。それは理不尽さであったり、剥き出しの悪意であったり、不自由さであったりするのだろう。この本の中で語られている「毒」とは、個人的なパーソナル障害から社会全体に蔓延するある種の不正義まで、かなり広い意味で抽象的に用いられているように思える。そのため様々な出来事が絡み合っているが、主題は見えにくく読後も漠然とした閉塞感に捕らわれてしまい、決して心地良いものではない。巻末で三郎が次作の展開を暗示する結末になっている。引き続き読んでみたい。
★12 - コメント(0) - 3月10日

ようやく読み切った。原田いずみのインパクトは非常に大きい。我々は立派な人間、普通のレベルが下がっている、との言葉は印象に残る。
★14 - コメント(0) - 3月4日

苦しさ、暖かさ、スリル...本からしか得られない色んな感情がぎゅっと詰まった一冊でした。「誰か」を読んだ後は「名もなき毒」を読むのが楽しみで、今は「ペテロの葬列」を早く読みたくてしょうがないです。どんどん杉村さんが好き...。生きていると、日々人間は色んな「毒」を望まずとも取り込んでしまうけれど、理不尽に負けず、他人の気持ちを考え、溜まった「毒」に心を殺されぬように、自らちゃんと「毒」を浄化して真っ直ぐ生きる事が重要だと思いました。
★13 - コメント(0) - 2月26日

シリーズ2作目、杉村三郎が近隣での4件目の青酸カリ事件を解明する。「名もなき毒」は生まれながらにして、誰でもが持っているものだと思う。そして「解毒」も。その「解毒」は自分に対してでもあるし、周りの誰かに渡すことも出来る。「名もない毒」が「名のある毒」に繋がらないように、「名のある毒」が「名もない毒」を誘発しないような社会であればいいですね。
★17 - コメント(0) - 2月25日

★★★★人はみんな「ナニモノ」かになろうと一生懸命頑張るのだけれどみんながみんな望んだ「ナニモノ」かになれるわけじゃない。「ナニモノ」かになれなかった人達にとって自分の望む未来を描くことが出来ないこの世は余りに理不尽なものなのかもしれない。そんな人々が登場するこの小説の中には色んな「毒」が詰まっている。連続毒殺事件の毒、原田いずみの毒、土壌汚染の毒、人の言葉の持つ毒。今の世の中は毒にまみれた社会なのだろうか?暗い話でしたがその中でも萩原社長や杉村家の人々のような真っ当な人達に救いの光を見た小説でした。
★69 - コメント(0) - 2月25日

生い立ちは自分ではどうにもならない。でもそのせいにして腐ってはいけない。それにしても杉村三郎、いいなぁ。
★13 - コメント(0) - 2月24日

ミステリー おもしろかった。 原田いずみ
★11 - コメント(0) - 2月22日

杉村三郎シリーズ2作目。ドラマのキャストそのままで読んでみて、全く違和感無し。ハマり過ぎて怖い江口のりこの原田いずみ。こんな人間がいるとは…思えるんだよな。何を与えてもらっても満たされない飢えた獣の様な精神を持つ人間がこの世の中にはいる。作中に出てくるテーマともなった「毒」。土壌汚染の毒も、睡眠薬の毒も、他人を貶める言葉の毒も、全て「人間の生み出した毒」このテーマは限りなく深い。これだけは肝に銘じた方が良いのは、原田いずみの様な人間と出会った時は全力で逃げるべし。
★91 - コメント(0) - 2月22日

ずっと以前から我が家の本棚に並んでいた。今回やっと読んでみようという気になり手に取って読み始めた。扱っている内容的には重いのだけれど、文章の巧みさと登場人物の設定にひかれて一気に読めた。おもしろかった。続編も読んでみることにした。
★19 - コメント(0) - 2月18日

杉村三郎、2作目。1作目よりも好きです。原田いずみの真実は結局分からないや。兄の話も嘘なのかもしれないし、本当かもしれない。人間の、気持ちを壊し、乱すポイントが1作目も2作目も出て来ている。宮部みゆきさんはこういう所、あっぱれです。
★18 - コメント(0) - 2月17日

『誰か教えてほしい。我々が内包する毒の名は何というのだ』p554、獣にライオンと名付け退治する術を編み出した人間、人の悪意の名はサイコパスか、が、対処の仕様はいまだない。解雇・労働問題と毒殺連続事件がつながってゆく本書。一般社員(会長の娘婿だが)の素人探偵(巻き込まれた?)が読者目線で長いが読みやすい。実は稀代の人気作家なのに初読みでした。原田いずみには謝罪にくる父がいた、外立君にも荻原社長がいた、地質の偽装を『ズルはいけない』という彼の正義が哀しい、北見氏も元妻がいた、周りに気付くのも大切だと思う
★31 - コメント(3) - 2月17日

杉村二郎シリーズ第2作。毒々しさ満載。600ページ近くを一気に読み進む。終盤は手に汗握る展開。土壌汚染問題から豊洲市場移転問題に嫌でもリンクしてしまう。希望荘の順番がまわるまでに、ペテロの葬列を読み切れるか!
★26 - コメント(0) - 2月16日

小泉孝太郎さんのドラマ、最初の方しか見ていませんでしたが、本とドラマが同じ空気感でした!連続青酸カリ事件を追っていきますが、同時に言葉の毒でジワジワと追い詰められていく人間も描いています。原田(ゲンダ)いずみって名前がよくないですね。普通にハラダさんなら、人生変わっていたかも。土壌汚染問題にも詳しく触れているので、豊洲市場問題の大きさを今更ながらに考えさせられました。(途中通過する品物、お客さんより、そこで働く人にとって毒なのかなと。)
★26 - コメント(0) - 2月16日

前作よりもずっと長くなっている。主人公を取り巻く環境は、編集部のアルバイトが変わった以外はそれほど変わっていないが、それが今回の物語の中心の1つ。人が死んだ事件に、また関わるけど、それは非日常的なことで、直感が事件をときほぐすことになるのは、前作と同じ。ミステリーと言うよりは、登場人物のモヤモヤ感を描いた作品か。読んでいて、結構面白く感じるんだけど、何だかスッキリしない。
★19 - コメント(0) - 2月14日

○初宮部みゆき。面白かった。○テーマは抽象的な毒であり、化け学的な毒も作中小道具として使われている。化け学的な毒がちょっとしたミスディレクションになっているから、面白く感じるんだろうな。あとは、筆力の高さもか。さもなくば、人間の心にどこからかインプットされる毒、やがてアウトプットされる毒について物語で書いたお話……なんて、面白くもなさそうだもん。○なんとなく感じてはいたけど、シリーズものの第二作だったのね。みんなの感想を見てそう知った。
★19 - コメント(1) - 2月12日

yan
またもや最後まで犯人はわからなかった。こういう人がサスペンス小説を支えてる?でも、重かった。毒。誰もが持ってる、どこにでも潜む。
★19 - コメント(0) - 2月10日

原田いずみが次はどんなことをやらかすのか、道知香の祖父を殺したのは誰なのか気になりながら読み進めた。普通の人間に毒があるということだったが、外立と杉村の間の格差が残酷に思えた。
★21 - コメント(0) - 2月9日

10年ぶりの宮部みゆき。読みやすさ、ストーリー展開、さすが。何を読んでも間違いないと思わせる安定感。ほとんど読んだことがないので、これからお世話になります。普通に生きるのが難しい時代でいやになります。
★24 - コメント(0) - 2月5日

人間が持つ毒は簡単に解毒できない、対処の仕様がない、にも関わらず全ての人がそれぞれの毒を持っている...緩やかに考えさせられた。
★14 - コメント(0) - 2月4日

読んでいて次の展開がとても気になる作品でした。宮部ワールド大好きです。
★11 - コメント(0) - 2月1日

シリーズ新刊が出たので再読。やっぱり宮部みゆきの真骨頂はこういう現代の推理物だよね。☆☆☆☆。
★10 - コメント(0) - 1月31日

人の持つ毒、世の中にある毒。 怖くて悲しい 話でした。
★13 - コメント(0) - 1月29日

久しぶりに宮部さんの作品を読みました。しかし重い!原田いずみの狂気っぷりが怖かった。でも、先日サイコパスの話を見たら、世の中にはこんなやつがいるのでは?とか思ってしまった。そして、何となく彼女は救われないなあ~とか。義理の父の言葉は色々と響きます。究極の権力、そしてラストの方での主人公との会話。暴力に対する怒りと家に対する思いやりを話すシーンは本当に良かったです。でも、この前の話を読んでいない衝撃。今度読むことにします。
★4 - コメント(0) - 1月27日

本書がドラマ化されていたことさえも知らず、久々の宮部みゆき作品と思い読み始めた。文量は多いが、物語の展開はテンポが良く、移動時間中に読み終えてしまう。登場人物の1名「原田いずみ」が強烈に印象に残った。むしろ、ドラマ化され演られた「江口のりこ」氏が、読んでいるときからのまさに!というイメージでゾクッとした。全然本書の感想じゃなけれど、せっかくなのでドラマ化されたものも見てみたいと思う。
★19 - コメント(0) - 1月27日

宮部さんの作品は「社会派推理小説」と呼べるものが多いけれど『名もなき毒』も見事に社会派ドラマと推理ドラマが組み合わされた作品。物語は「会社の人事雇用問題」と「無差別毒殺事件」という二つの事件を中心に展開していきます。ここで登場する「毒」とは「人間自身が持っている毒」と「人を殺傷する毒物」のこと。物語の途中からこの二つが重なり合い最後に大団円を迎えるという流れ。推理小説ファンとしては『鏡は横にひび割れて』『ABC殺人事件』『緑のカプセルの謎』といった古典探偵小説を思わせる要素が嬉しい!(^_-)-☆
★337 - コメント(5) - 1月27日

eri
青酸カリ入りの無差別毒殺事件、土壌汚染、シックハウス症候群、そして人間の持つ毒。杉村三郎シリーズ第二弾は「毒」がテーマ。原田いずみのキャラがあまりにも現実離れし過ぎていて些か消化不良気味。人間の持つ毒については考えさせられた。「不幸ってのは…あちらを立てればこちらが立たずというふうに絡み合っちまってる。こんがらがってほどけない紐みたいに」という一文に妙に納得。確かにそういうものかもしれないなぁ。
★41 - コメント(2) - 1月25日

会社員・杉村三郎を主人公とする「誰か」に続くシリース第二作。実は「誰か」に良い印象が持てず本書も読まないつもりだったのですが。宮部さんを読みたい気持ちに勝てず手にしました。宮部節は健在なのですが「誰か」と同じく、もうひとつの感が残りました。けれど好きな作家さんなので、いつになるかは分りませんが次作「ペテロの葬列」も読んでみましょう。新聞連載小説とのことで、諄いと思われる箇所多々あり。一冊にまとめる時の加筆修正は無理なお願いでしょうか。
★18 - コメント(0) - 1月25日

へー、宮部氏でもこんな面白くない本があるんだ。舞台設定から人物から、全て浮ついており、気持ち悪いことこの上ない。いつものハードな宮部節はどこへ?我々、とか省ちゃん、とか、言葉選びもうんざりで毒気にあてられました笑。こう見れば孤宿の人は十分楽しめていたことになる。
★11 - コメント(0) - 1月16日

うーん、展開が苦しいような・・・
★15 - コメント(0) - 1月15日

杉村三郎シリーズ!!大グループ企業の娘婿で温和な性格…人が良すぎて相談を受けるうちに事件に巻き込まれていく主人公!前作の「誰か」に続き今作も薄寂しい雰囲気がぬぐえないシリーズ!杉村が事件に巻き込まれる前からそう感じてしまうのだけど…何故だろう?!二人がアンバランスなのか、杉村が何か無理をして合わせているような感じを受けるからなのか…。あまりに違いすぎる境遇と価値観。まだまだこの家族から目が離せません!!事件のほうも「毒」と言うことで…人の悪意の毒気にやられ重苦しい気持ちになりますが次作も楽しみです!!
★68 - コメント(5) - 1月14日

やっぱり伏線だったのかなーとかね、余計なことがちらついて読みづらいですね。ペテロショック、大きいわ(笑)ここまで派手じゃなくても、類型の人っていますよね、なんとなく。この前と話が違うよね?とか、盛りすぎじゃん?とか。あれって、うんうん(*^^*)って聞いてもらえれば満足なんすかね。バカにされてるとは思わないのか?
★9 - コメント(0) - 1月10日

これも再読。TVドラマも見ていたので内容はわかっていても、原田いずみの毒に、外立くんの闇に当てられて本当にしんどい読書だった。それでも読む手を止められない、止めさせない宮部さんのリーダビリティには毎度毎度圧倒される。原田いずみが、外立くんが完全な悪なのかというとそうだと言い切ることもできず、ならどうすればよかったのかという問いにも答えが出せない。私も杉村と同じように怒り、無力感で呆然と立ち竦むしかなかった。でも最後に見えた小さな光がほんの少しの慰めになったのは確かだ。杉村もそうならいいのだけれど。
★26 - コメント(0) - 1月7日

図書館で借りた
★4 - コメント(0) - 1月6日

物凄い情報がだーっと流れるような文章。主人公の杉村と走り回って、迷って、考えて、傷ついて、怯えて。濃密なドラマを体感した。今作で杉村は大いに悩む。ラストシーンで答えを決めたかのようではあるが、今後の展開が楽しみだ。
★25 - コメント(0) - 1月6日

名もなき毒の 評価:70 感想・レビュー:1459
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