グロテスク〈上〉 (文春文庫)

グロテスク〈上〉 (文春文庫)
あらすじ・内容
光り輝く、夜のあたしを見てくれ
名門女子高生から一流企業のOLとなっても、彼女が求め続けたものは? 女たちの孤独な闘いを描いた最高傑作、ついに文庫化!

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グロテスク〈上〉の感想・レビュー(3928)

グロテスク──作者の意図とは異なるかもしれないが、女の持つ悪意をここまであからさまに描かれると、これはもうグロテスクという他ない。主人公はもちろんユリコも、そして和恵も?▼私のかつて愛した女性も、主人公と同じく有名女子高の出で、「あらゆるタイプの女子を見てきた」と言っていた。「あらゆるタイプの悪意」と言いたかったのかもしれない。彼女も美しかったが、屈折していた。▼その彼女が最後に言い放った言葉は今でも私の心を抉り続ける。この本を読んだら、それも彼女は計算づくだったのだと思えてきた。まさにグロテスク。
★6 - コメント(0) - 3月23日

かなり性格の歪んだ姉。読んでて気持ちのいい作品ではないけど、頑張って下巻を読んでみよぉ~
★3 - コメント(0) - 3月21日

暗いけど引き込まれました。
★4 - コメント(0) - 3月19日

語り手は悪意をひとつの才能として磨きあげた女性。露悪的だけど、ですます調で嫌味が立ちすぎない。というか、「だってそうでしょう?」というような問いかけがちょくちょく挟まれて、「本当はあなただってそう思ってるくせに」と読者の悪意まで暴き立てる(笑)この磨かれた悪意でどう立ち回って提示された結末に至るのだろう。語り手の嫌いな人が二人とも死んでしまっているのが恐ろしいです。
★13 - コメント(0) - 3月15日

怪物的な美しさの妹をもつ姉の語りとその美しさをもつ妹の手記と女子高生活の内情とそれを取り巻く人々。全てが陰湿で人をここまで酷く表現できる?!と思い読み進めちょっと疲れた。色で言うと黒と濃い紫みたいな感じがずーっと続く感じ。下巻もままたこんな調子で暗い感じになるのかな?でも、とりあえず下巻へ。
★34 - コメント(1) - 3月15日

登場人物全てに共感なんてしたくないのにどこか共感してしまう、わかってしまうそんな1冊。人間の醜い部分を包み隠さず描いた、醜い部分だけにスポットライトを当てて描いた、そんな感じでした。
★5 - コメント(0) - 3月14日

二人きりの姉妹なのに、歪みと僻み、そして恐ろしまでの憎悪。女同志ってキッツイけどここまでだと冷酷というか非情というか。一番になりたい、綺麗になりたいという欲望から生まれる偏見と女の価値観がちょっと読んでて耐えがたかった。果たしてユリコと和恵は誰に殺されたのだろうか。姉は何を企んでいるんだろうか。女の怖さまたまだ下巻に続くのだろうか。
★9 - コメント(0) - 3月12日

上巻を読み終わり下巻の半分まで読んだところ。徐々に主人公のメッキが剥がれ、歪んだ本質があらわになってくる。主人公は類い稀な美貌の妹をもつ姉。上巻では姉妹の話が終始食い違い、どちらが嘘をついているのか分からず話が進んでいく。美貌の妹を怪物と呼び、異常なまでに嫌ったり、自分の居場所である祖父との関係にも異常な執着を見せたり、有名私立高校のスクールカーストで身を守るために「悪意」を磨く姉。自意識の壁を必死に守り周りから浮いている同級生に向ける容赦のない見下し。本当の怪物は一体、姉か妹どちらなのか?
★7 - コメント(0) - 3月7日

初の桐野夏生作品。有名な「東電OL殺人事件」をモデルにした小説だが、一読して印象に残るのは、怪物的な美貌を持つユリコと名前を名乗ることのない姉の悪意だ。文春文庫で読んでいるが、上下で一体となった表紙のデザインが素敵だ。しかし、主人公たちの高校時代の描写がなかなか凄まじい。桐野さんがこれを書いたころには、まだスクールカーストなどという言葉がなかった時代なのだが。
★12 - コメント(0) - 3月6日

ユリコの手記の後くらいから姉がじわじわ怖い。
★6 - コメント(0) - 3月5日

怪物的な美貌の妹を持つ姉が語る自身の半生と妹の手記。謎の死を遂げた妹と同級生。今のところどういう状況で誰に対して語られているのかもわからず、ただただドロドロした姉妹の関係と女子校の闇が描かれていて、どういう風につながっていくのかがまだわからない。ただこのドロドロ感がたまらないので一気に読んでしまいました。下巻も楽しみ。
★9 - コメント(0) - 3月5日

姉妹って、なにかと比べられるので、かわいそう。。。でも気の持ちようだと思うので、子供のときにはコンプレックスでも大人になればそれぞれに長所短所出てきて受け入れることができると思うのに、この主人公はかなり粘着質・・・ユリ子が問題なのではなく、問題なのはあなたの考え方。
- コメント(0) - 3月4日

再読。面白い。私とユリコの言ってる事ってこんなに違ったっけ。はっきりしないのもまた面白いですけど。
★3 - コメント(0) - 3月3日

なんだかうまく言えないけど、読むのを止められない。なんだろう、共感じゃないし、身近にそれっぽい人がいるわけでもないのに、ああこういう人ね、ってすんなり受け入れられるような人たちが出てくる。途中から、ユリコの手記とお姉ちゃんの話のどちらが正しいのかよくわからなくなってくるところもなんだか現実感がある。下巻も一気に読みます。
★6 - コメント(0) - 2月19日

★☆☆☆☆
★3 - コメント(0) - 2月14日

名門女子高って階級社会の縮図なんだ。どうしてこんなところに子供を入れたがるのか分からない。というか親は子供の世界に気付かないだね。かなり極端だけど、リアリティがあるのかも。近づきたくない世界を垣間見えて面白い。
★9 - コメント(0) - 2月12日

上下巻、一気に読みました。グロテスク、想像とは内容が違いました。しかしページをめくる手が止まらなかったです。女性は美を追求し、時に他人と比べ、コンプレックスもあるでしょう。この本に出てくる女性の会話の言葉の使い方に性格が非常に表れていると思いました。姉が話す妹の事。ですが妹から話を聞くとあれ?と。
★5 - コメント(0) - 2月10日

読書が女ならユリコの姉に感情移入してしまう。やっぱり美人は何かと徳しているもんね。10代後半から20代前半に美人の友人がいたけど、彼女と一緒にいた私は明らかに引き立て役だった。そんな過去を思い出させた作品でもある。
★9 - コメント(0) - 2月7日

ひたすら人間の暗い部分が晒されて辛いを通り越して気持ち良くなってきた。だって誰にでもあるでしょ、大なり小なりこんな部分。ほとんどの人は気持ちと上手く付き合って、周りと上手く合わせてやってるんだけど。下巻ではどうなるのか。
★51 - コメント(0) - 2月1日

桐野さんの最高傑作だと思います!アメトークで光浦さんが、あの靴下の下りを紹介していましたね。登場人物一人一人をもっと知りたくなります。和恵が母親を「粗大ゴミ・デメリットだらけの女」という場面、売春し、支離滅裂な行動をとることで、周囲を、そして何より自分自身を損ねてやるのだと迷走するところ、すごく胸が痛みます。女として生まれた以上「努力」をすべて評価してもらえるわけではないのだ、という現実を、直視できなかったゆえの行動なのかな。中年になった主人公の相変わらずの痛々しさも、容赦ないなー桐野さん!って感じです。
★9 - コメント(0) - 1月29日

'わたし'が語るユリコの人物像は頭が弱い子なのかと思ったが、手記の中で客観的に人間性を捉える点は鋭く、'わたし'と同じくらい頭が良いのではないかと感じた。様々な出来事から明かされていく人物像はどこまで信用できるのか。 殺人犯は誰なのか明かされるのだろうか。
★7 - コメント(0) - 1月24日

グロテスクというタイトルが相応しい内容だと感じました。飾り気や都合のいい話など一切なく、ただただ人間の暗い部分だけが書かれた印象がありました。妬みと悪意、よくもまあここまで人間臭い文章を書けたもんです。パナいです。この数週間、読むたび精神的に苦しかったです。内容は全く楽しくはないのですが、不思議と惹きつけられる文体に拍手です。ですが、下巻は読めません。お腹いっぱいです。
★10 - コメント(0) - 1月23日

上巻最後に「太陽にほえろ」を見ていたとある。現在は結構な年齢になっているんだ。もうすこし若い人をイメージしていた。それにしても妬み嫉み悪口のオンパレード。けっこう辛くなってきたけど、下巻も続くのかな?
★13 - コメント(0) - 1月21日

陰険さが物足りないので、現時点期待外れ感もあるが、下巻に進む。
★12 - コメント(0) - 1月20日

人間の嫌な面ばかりな話 嫉妬、いじめ、買春など負の感情ばかりなのに、引き込まれてしまう 下巻はどうなることやら。。。
★16 - コメント(0) - 1月18日

ちょっと前のアメトーークで光浦靖子さんがオススメしていた本です。“自分でラルフローレンの馬を刺繍した紺のハイソックス”が登場する場面を楽しみに読み始めると、思っていたよりもすぐ登場。確かにあのシーンは印象的です。東電OL殺人事件をモチーフにした話だと知らなかったのですが、中村うさぎさんのエッセイを何冊か読んでいた事で知らないうちに詳しくなっていたようで、すんなり事件内容を思い出しました。最初から最後まで、あっぱれ!とお手上げ状態ほどの女性の悪意ドロドロで、ある意味で清々しくもあります。面白い。
★37 - コメント(2) - 1月16日

お姉ちゃんも、ユリコも、和恵も、誰一人として好きになれない。女の嫌な面ばかりがクローズアップされている。けれど、自分の中にも、彼女たちと似た部分があるので完全に否定する気も起きない。このあとどうなっていくのか、下巻への期待が高まる。
★43 - コメント(2) - 1月15日

Outが面白かったので、また桐野夏生さん買ってみた。女の嫌らしい部分がいっぱいでイライラムカムカ。どの登場人物にも少しずつわかる部分があるけど、取る行動が自分と違うので余計イライラするのだと思う。主人公の印象がユリコの手記を読む前と後で変わる。読んだ後だと、結局主人公も自分の行動に言い訳して正当性を主張してるただの痛い女に見える。この物語が下巻でどう展開してくのか…。
★16 - コメント(0) - 1月12日

感想下巻
★5 - コメント(0) - 1月11日

この悪意の世界から逃れなくなるような圧倒的な文筆力に敬意。
★7 - コメント(0) - 1月10日

怪物的な美貌を持つユリコと彼女を嫌悪する姉。物語は姉の語りで進む。同級生、和恵が絡んだ東電OL殺人事件を彷彿とさせる展開があるらしいが上巻では姉の語りとユリコの手記が綴られるだけ。読み進めるにつれて姉の悪意に満ちた語りが独善的に感じられるように…。彼女のいう『悪意』は自分のためだけの合理性に思える。「この世界は平等ではない」「この世のほとんどが努力しても報われないもので満ちている」真理かもしれないけどミツルの「あなたは幼稚な人ね」に激しく同意してしまった。桐野さんはやはり悪の書き方が上手い。
★8 - コメント(0) - 1月9日

女の悪意にまみれている。主人公の支配欲の高さ、傍観者ぶっているところがだんだんと鼻についてきて、さっきまで嘲笑っていたユリコや和恵と変わらぬところまで成り下がる。そんな主人公を面白く眺める読者のわたしもまた、悪意に引きずり込まれていきそう
★14 - コメント(0) - 2016年12月29日

4点
★4 - コメント(0) - 2016年12月26日

妹を強く憎悪するあまり、妹が死してなおその呪縛から逃れられない姉。美貌ゆえ、男の称賛を得て生きてきたため、常に男から求められていないと気が済まない妹。上流階級に食い込むことに躍起になり、滑稽なまでの努力を続ける女。経済的優位に立つ人間を将来的に見下すため、学歴を得ることに青春をかける女。なんて息苦しい人たちなのだろう。
★30 - コメント(0) - 2016年12月26日

★3.5 文庫化してすぐに読んだので13年ぶりの再読。初読では少し年上のお姉さんたちの壮絶な人生に恐れ慄き憧れさえ感じたけれど、いま彼女たちの年齢をすこし越えた私は「この人たち飲まれちゃったのね」としみじみ思う。女はみんな怪物にもフツーのおばさんにもなれる。
★7 - コメント(0) - 2016年12月25日

女の良い面をすべて削り落として、僻み嫉みなどを前面に押し出して書いてますね!とくに女性の階級って、物凄い残酷ですよね、私の小学生、中学生の時もグロテスクのような、努力しても上へ登れない、生まれ持った階級のようなモノがありました。まさに、表題とおりの作品で、もっとグロいのを下巻でも期待!
★11 - コメント(0) - 2016年12月22日

読書芸人・光浦靖子さんオススメの本。東電OL殺人事件がモチーフになっているのかな?あまりに美しいユリコと、彼女に心をかき乱される周囲の人々。出てくる女全員がもれなく性悪で淫靡で引き込まれる。主人公(ユリコの姉)の気持ちわかるなぁ。わたしも、和恵のような女は嫌い。でもその愚鈍さが羨ましいと感じるときもある。女の嫌な部分と共感できる部分が多すぎて苦しい本。下巻を早速買ってこよう
★40 - コメント(0) - 2016年12月22日

上巻読み終えた。姉とユリコ、顔は似てないけど性格は似てるような、、、。登場人物、ロクなコいないな、笑。どう展開するのか下巻が楽しみー。
★13 - コメント(0) - 2016年12月21日

わたしの少ない読書量でこんなことを書いていいかわからないけど、読んでいて思い出したのは、辻村深月「盲目的な恋と友情」登場人物の語り(手記?)で物語は進み、他者のゆがんだ部分を指摘することで自分が正常であることを示しているようでその様がだんだんと危うくなっている不気味さというか、だんだんと登場人物たちの異様さがにじみ出てくる感じ。この先どんな風に進んでいくんだろう・・・・期待。
★6 - コメント(0) - 2016年12月20日

pom
再読。桐野先生の毒と悪意が冴えわたっております。
★12 - コメント(0) - 2016年12月18日

グロテスク〈上〉の 評価:54 感想・レビュー:747
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