サマー・キャンプ (文春文庫)

サマー・キャンプ (文春文庫)
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夜行
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サマー・キャンプの感想・レビュー(434)

結構しんどい話でした。複雑なSFだったけど、これまでの長野まゆみの小説の中で一番明確な話だったと思います...性別を分ける基準は何にすればいいんでしょうね。精神はどうあれ、目で見分けるのが肝心だとおもってずっと「性器=性別」だと思ってましたけど、まあ、複雑ですね。
★4 - コメント(0) - 3月15日

女アレルギイの温を主人公に、生殖医療の発達した近未来を舞台にした物語。どうも温が苦手で、理由は色々あるんだろうけど終盤になってこの拒否感の大きな要因に気づいた。愛がなくたって子どもはできる。精神的な欲求と身体的な欲求は必ずしも並立しない。それを完全に切り分けるという考え方も分かる。何に腹が立つかと言うと、温は自分の特異性について周囲へ理解を要求するくせに、他者の多様性に対する想像力が足りなさすぎる。多様性を理解できない現在の自分は、いつか未来の自分の首を絞めかねないのに。
★18 - コメント(0) - 2月6日

★★☆☆☆ 登場人物に嫌悪感が生まれる近未来小説 【概要】 他人の顔を覚えられない生徒たちが集まる学校に通う温。 フィジカルパートナーを依頼する少年ルビ、患者と体の関係を持つ獣医辰などとかかわるうちに、温は自分の秘密に気付いていく。 【感想】 これだけ登場人物の大部分が嫌いな小説は初かも。。 斜に構えて嫌味な温、自己中心的ですぐ性的になる面々。 セクシー描写もいまいちだし。 読んでてイライラしました。 あと古い字が使われてて読みづらかった、午后とか極めるとか。
- コメント(0) - 1月20日

話はわかったけれど、だから何なのかがわかってない。何を感じ取れば良いんだろう。いずれ読み直したほうが良いかもしれない。 性別というのは随分とあやふやなものなんだな。 表紙は好き。
★4 - コメント(0) - 2016年11月25日

近未来SF的ジェンダー小説。生殖医療の進展により自らの性別意識に混乱を生じる人たち。自分の性に違和感を覚えている人には響くかもしれない。残念ながら?あまり響くところは無かったので、表面上をなぞるように読了してしまった。
★63 - コメント(0) - 2016年9月22日

YY染色体は温しか成功しなかったのかな?他にもいるのかな?ここまて生殖医療が進んでいてもABITAS―C1が生まれてしまうのは?染色体異常でもセックスは気持ちいいのか?いろいろな疑問点がわく。1度じゃ全く理解出来ない。「、」や「ぢ」も理解力を惑わす。
★6 - コメント(0) - 2016年9月5日

最初から、ABITAS―C1?何??とよく分からないまま読み進め、分からないなりに頭の中を整理しようとしていたが、今度は女だと思っていた人が男…?とさらに混乱して分からなくなる。これはもう一度…いや何度か読み直さないと理解できないかもしれない。温視点ではなく、ルビや辰、ヒワ子、温の母や姉視点で読むことができたらもう少しそれぞれのことが分かりやすかったかと思う。理解するのは難しかったが、この独特の世界観はとても好き。随所に夏の雰囲気が感じられ、今の季節に読むにはぴったりだった。
★10 - コメント(0) - 2016年8月28日

「……可逆性を持たないスイッチは、いったん入ったら元へは戻らない。自分の身に起こった変化を受け入れがたいなら、絶つしかないんだ」
- コメント(0) - 2016年8月4日

正直よくわからなかった、相関図は多分描けてる…と思うんだけど…。何が分かってないんだろう…。表面しか見えてないんだろうな。
★28 - コメント(0) - 2016年7月21日

生殖医療が発展した世界なので個々の性別と性自認が異なってたり、登場人物の相関で少し混乱した。頭に家系図を浮かべつつ、温について明らかになる後半はスイスイ読めた。ドロドロかと思ったら爽やか。景が中々に良いキャラだった。
★3 - コメント(0) - 2016年7月13日

初読みです。設定が複雑すぎて理解力の乏しい私はくじけそうになったので、性と生殖の多様性のある世界での物語とざっくりとらえてラストまでとりあえず読了。プールでのシーンが印象的。辰と温。不思議な関係性だけど、性も血縁もこの世界では置いといて、お互いに必要としている収まるべきところに収まったようでよかったです。サマーキャンプのタイトルも納得しました。
★3 - コメント(0) - 2016年4月29日

男女の性別の概念を逸脱した物語で、理解するのに苦労しました。タイトルと物語の関連性が見出せなかったのですが、最後の辰の言葉で納得しました。奥が深い。
★2 - コメント(0) - 2016年2月25日

親子、夫婦、恋愛、性行為、生殖。それぞれが全く無関係に行われてよいことを自由と呼ぶならば、究極の自由な世界を描いた作品といえよう。そこは私たちの住む日本のパラレルワールド。裕福な医師の家庭に暮らす姉弟、父母、祖母、叔母。謎の獣医師。みな美しく聡明だ。しかし己の欲するがままに行動する自由があることと幸福感ともまた無関係である。壁があるから人は壁を乗り越える喜びを得る。ABITAS-C1という若き新人類たち。萩尾望都や竹宮恵子の漫画を彷彿とさせる懐かしさ。またまたSF漫画の世界に入り込んでしまったよ。
★16 - コメント(0) - 2016年1月10日

ねっとりとした重い空気が漂っていました。両性具有、ホモセクシャル、性一性障害などが複雑に絡み合って生まれる世界は混沌そのものでした。男が女で女が男という突飛な設定が性別を超えた近未来を感じます。性別の曖昧さや性表現の自由さが強く、透明感のある幻想的な世界観は感じられません。ドロドロしたものを全て閉じ込めた閉塞的な息苦しさがあります。それでもこの空気に何処か清涼感を感じずにはいられません。
★84 - コメント(0) - 2015年10月17日

AVITASC-1?これSF?主人公の温(ハル)をはじめ美形男子ばかり出てきてニアかな?いやガッツリか?と思うと肩透かしなのかもう読めば読むほど混乱。一読で解読できた読者様は尊敬します。魅力的なお話と登場人物なので再読箱へ。
★38 - コメント(0) - 2015年9月29日

ame
再々読★★★★ 登場人物が全員家族制度や自分のからだに呪われている重く不気味な話ながら清涼で透明な空気が流れている 辰は温が二週間家出しただけで死のうとする重篤具合、温もことあるごとに意識混濁してまたどこかへ行ってしまいそう 二人とも自分の内側の虚を埋める存在を求め依存し合っているため引き続き大変そう 結局堂々めぐりという終わり方は長野作品では珍しい気がする
★1 - コメント(0) - 2015年8月27日

数年前に読んだのを再読。前より理解できるかなと思ったけど、やっぱり読んでいくうちにこんがらがった。温視点で物語は進むから温に同情しがちだが、他の人視点だと話が変わってきそう。何かこの世界観好きなんだよなー映像作品として見てみたいかも
- コメント(0) - 2015年6月24日

重々しい話だけれど文章は爽やか。難しいけれどおもしろかった。根は優しいヒワ子が好き。
- コメント(0) - 2015年5月15日

ものすごく考えさせられる本。温のまわりが身勝手で温がふりまわされていると思って読んでいたので、さいごはすこしホラーのような世界が反転したみたいなせつなさが残った。 個としては不完全で、それぞれの身の上で徹底的にじぶんの無価値を思い知らされた温と辰が、凹凸のようにおたがいの存在に救われあって、もう血のつながりとか男とか女とかどうでもよくて、みんな、だいじと思える人といっしょに生きてほしいと思った。いっしょう忘れられないひと夏の家出。(温の場合、定期的にくり返しそうだけど笑)
★1 - コメント(0) - 2015年5月11日

うーん。読んでて、ちょっと混乱した。男なのか女なのか。難しい話だったなぁ。
- コメント(0) - 2015年2月15日

結局、よくわからない部分もあった。最後のシーンにぞくっとした。
- コメント(0) - 2015年2月11日

温が乗っている自転車がビアンキだったら楽しい。いつものように、なんだかんだ収まるところに収まって終わるのかと思っていたら少し寂しげな結末でちょっとひやっとした。
- コメント(0) - 2015年1月19日

再読。設定が凝っていて難しい。長野さんの情景描写は細部まで事細かく描かれていて好きです。
- コメント(0) - 2015年1月18日

【再】冬だが読みたくなって。ジオデシックドームと白い羽のようなプラスチックの薄片の描写が好き。『テレヴィジョン・シティ』のダストシュートを思い出す。『テレヴィジョン〜』と似通ってる点がもう一つ、身体(ボディ)と魂(スピリット)。この二作に限らないが、これに対する長野さんの関心は大きいのだなぁと思う。初めて読んだ十数年前と比べると内容が読み取れるようになったなぁ。内容と関係がないような表紙だが雰囲気が良い。この世界では風力発電がメジャーになっている感じがする。
- コメント(0) - 2015年1月8日

両性具有、ホモセクシャル、性同一性障害などを題材にしたかなり難しい作品。これ相当読解力ある方じゃなければ初読では理解できないと思います。でも飽きずに読めて面白いと思える作品でした。謎の残った箇所は 結局ルビは何者だったのか、ハルはAVITASC-1なのに何故人の顔を憶えていたのか、辰が言った最後の台詞「おまえのサマー・キャンプだよ」の意味 ですかね。
★2 - コメント(0) - 2014年12月14日

多分再読。性別の曖昧さとある種の閉塞と近未来、この長野まゆみの世界すべてに飲み込まれそうになります。
★1 - コメント(0) - 2014年11月6日

再読。登場人物の少し複雑な設定や関係性に躓く前にいちいち一呼吸おきながら、それでも一日で読了。最初に読んだのが5年ほど前なので当時の印象は忘れてしまったが、多分当時は一気読みしたはず…。近未来であることやテーマがテーマなので、ただ綺麗で幻想的な長野ワールドではありません。色々取り残されてるけどそれでいい終わりなんだろうな。
- コメント(0) - 2014年9月26日

先が気になってドンドン読み進めたが、、、、よくわからない。
★1 - コメント(0) - 2014年8月9日

...
男が女で女が男で父が母で母が父で女が父で母が男で…。よくわからなかった。どういう内容なのかは憶えているけど、読み終わった後、ハテナしか頭に浮かばない。
- コメント(0) - 2014年7月21日

だめだ全然わからない…ハルはルビの言っていた、サマーキャンプでいじめられる替わりにされた?
★2 - コメント(0) - 2014年5月28日

自意識や自我というものの不確かさを強く感じた。【女、男】という記号の曖昧さ、性表現の自由さ、そういうことを考えさせられる小説で、非常に興味深かった。生殖医療や性染色体についての設定が、現代ではあり得ないものではあるが、科学的な説明に支離滅裂な感じは一切ないし、そういった科学的設定を抜きにしても現代の、多様化してきている性表現(多様化してきたというよりは表現が自由になったというべきか)を考えていく上でとても重要なことが書いてあるようにも思う。
★5 - コメント(0) - 2014年4月29日

生殖医療を含め、染色体の事などで難しい気がしましたが、家族間の中で、実は主人公のハルだけが実状を知らず(わからず)、愛情に餓えていたと言う、とっても切ない話しでした。ラストは長野まゆみさんらしく少し救われたような…、かな…。
★4 - コメント(0) - 2014年3月24日

初めて長野まゆみの本を読んでから20年近く経っている。最後に読んだのは高校時代か。 久々に彼女の著書を読んで、当時とは全く別の感想を持った。攻撃性や強い思想、ウェットでどろどろしたもの全てを、彼女の独特な世界に閉じ込めて完結させている。単なるファンタジィでは決してない。ただ、そのテーマを読み手に伝えたいわけではないから、全体としてはファンタジィが前面に見えるだけなのではないか、と。 昔読んだ本も読み返してみたいけれど、正直ちょっと怖いかも。
★1 - コメント(0) - 2014年3月16日

正直に言うと・・・よく理解できなかった。難しいなぁ~。 もう一度読んだら、わかるかな? もう一度読んでもわからない気がする。 嫌いなわけじゃないからちょっと悲しい。
★13 - コメント(0) - 2014年3月6日

長野まゆみさんの本は好きな本と苦手な本の差が激しいなぁ。苦手でした。途中からややこしくなってきて目が文字を滑っちゃった。
- コメント(0) - 2014年1月31日

長野まゆみ作品は基本好きなのだけれど、これは珍しくダメでした…。何故だろう。ヒワ子が苦手だったのかなぁ。来年にまた読んでみようかな。
★2 - コメント(0) - 2014年1月31日

読みやすい作品でした「サマーキャンプ」まゆみさんの書く作品は独特な感じの作品が多く好きな人にはこの世界観がたまらない、素敵な長野まゆみさんワールドにじんわり浸った時間でした。
★39 - コメント(0) - 2013年11月24日

夏休み真近のある日、ハルはルビという不思議な少年と出逢う。ルビが現れたその日から、ハルの不可思議なサマーキャンプがはじまる…。近未来を舞台に進化した生殖医療、性別から派生する不自由に鋭いメスをいれた物語。舞台は未来だが、何処かノスタルジーな世界。氷が浮かぶメロンネクターに、真夏の雪が舞う処理施設。重いテーマを扱うのに、読後思い浮かぶのは、美しいと感じた瞬間ばかりだ。理不尽な境遇が似合う主人公。あまりに可哀想で手を差し伸べたくなる。ハルと辰の抱える空洞(うろ)が、いつの日か満たされますように。
★21 - コメント(0) - 2013年8月13日

再読。去年の今頃にも読んだので、夏になるとふと読みたくなる。染色体の変異だとか、機能上の性と性表現の違いで、機能上は男であっても女として過ごすなど、皆が皆複雑な事情を抱えているので、結局モヤモヤは完全には拭えなかったが、一度目よりは、見えてきたような気がする。夏を感じさせる描写が多く、メロンネクターを炭酸水で割った飲み物に湾岸を走るステーションワゴンにスポーツバイク。話自体は重たいが、どこか爽やかで読後感も良かったです。
★9 - コメント(2) - 2013年7月25日

不思議な世界観。未来のような過去のような。主人公の温と一緒に見えない真実に振り回された。処理施設から飛んでくる白い羽の描写がきれいで好きだった。
★2 - コメント(0) - 2013年7月10日

サマー・キャンプの 評価:76 感想・レビュー:89
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