パーク・ライフ (文春文庫)

パーク・ライフ (文春文庫)
あらすじ・内容
他人だから、恋がはじまる……。芥川賞受賞作
地下鉄で人違いして話しかけた不思議な女との偶然の再会が僕の好奇心に火をつける。男と女の恋をリアルに描く、芥川賞受賞作!

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パーク・ライフの感想・レビュー(3609)

Tak
地下鉄で偶然見知った女性と再び日比谷公園で出会い、微妙な関係を続けていく。この程よい距離はこころを癒してくれる。日比谷公園はひとつの世界なんだ。色んなものがあり、様々な人たちが集う。公園を人の内蔵に例えるあたりが面白かった。この作品は何度読んでもホッコリでき、楽しめるだろう。
★4 - コメント(0) - 2月22日

何かインパクトのがあるわけでなく、あっさり、さらさら、といった感じのお話。ただ、目の付け所を変えればいつもの生活が変わってくるのかなと、思えた小説でした。
★9 - コメント(0) - 2月21日

「パークライフ」の雰囲気が読んでいて良かったと思いました。あとは彼女が何を決めたのかがとても気になるところです。
★7 - コメント(0) - 2月17日

うーん、よくわからなかったなあ。なんか楽しむポイントが見つからないまま、いつの間にか読み終わってしまったような…
★5 - コメント(0) - 2月15日

吉田修一さんの本は、すごく好きか、よくわからなかったなぁの2択。今回は後者です。でも、共通しているのは、主人公がいけてる。けど、それに気づいていない人。
★6 - コメント(0) - 2月13日

なんだかんだ雰囲気が印象的な本。吉田さんって幅が広いな。確かに、こういう出会いはドキッとするし、出会いっていうほどに発展しないことも多いけど、ときたまーーにあるよね。二人が偶然の出会い以上の関係にならないところが好き。村上春樹からセックス的な描写と、日常にあまりにも馴染まない奇妙さを取り除いたような感じ…って思ったけど、それはあまりにも村上春樹以外を最近読んでないからかも。
★11 - コメント(0) - 2月9日

果たしてこの物語の核心を自分は少しでも触れることが出来たのかやや不安。公園という舞台を中心に、都会での希薄な人間関係と、一方で一人一人が抱える思考の深さが良いコントラストとして映える。この小説で表現されているのは、その世界の、彼らのほんの一握りでしかないようなそんな感覚にさせられ、続きの無い、いや終わりのない世界に馳せてしまう。
★27 - コメント(0) - 2月6日

パークは日比谷公園。主人公は、偶然地下鉄で、話をした女性となんとなく日比谷公園で会うようになる。2人の間には何かが起こりそうで起こらない。だけど、二人が話すきっかけとなった死んでも意志は生き続けるという臓器移植のキャンペーンの中吊りにゾッとするとか、彼女のパンツスーツを似合うと思ってもこれからも着てもらえるように言わないとか、はっとさせられたり共感したりするエピソードがたくさんあって最後まで飽きさせず読ませてくれる。【第127回 芥川龍之介賞】
★39 - コメント(1) - 2月6日

初芥川賞作品読了。読了後に軽く斜め読み気味に飛ばし飛ばし目を通してようやく満足。何がテーマで?という部分を見過ごしてしまうとなんのこっちゃわからないが、そこに焦点を当てれば納得の抜け目のない作品になる。「死んでからも生き続けるものがあります。それはあなたの意思です」自分はどんな箱に入っているのか?俯瞰で見た時にどう見えているのか?生きている時は異物であって、死んだ時に残せるものはなんだろう?そんなことを考えさせてくれる作品だ。何度も読もう。
★7 - コメント(0) - 2月6日

描写や比喩表現が巧み。特に『flowers』の方が私は上手いと思ったし好み。芥川賞受賞の『パークライフ』の方はあまり印象に残らなかった。あっさりしてる。それが良いのかもしれないけど。
★15 - コメント(0) - 2月4日

少し長めの短編2話。どちらも小市民的・平均的青年サラリーマンの日常。日比谷公園が舞台の「パーク・ライフ」。何もしなくても誰からも咎められない場所である公園、ほっとしたり、小さな恋を期待したり、特別な出来事は起こらないのに、青年の純情な心理を上手く描写して飽きさせない。流石だ。片思いの彼女とのKiss、唇が付くか付かないかの体勢での腕の二頭筋が震える場面が、可愛くて印象的。 2作目「flowers」は、好色と怒りが、差し込まれる、こちらも面白い。
★31 - コメント(0) - 2月2日

まるでショートフィルムを観ているようで、平和だけれど退屈しないパークライフの雰囲気が気に入りました。くっついたり離れたりする人々の動きをいつまでも観ていられそうでした。それは程よい距離感を保った出会いのおかげもあるけれど、ひとえに二人の性格によるのかもしれません。人生の章を飾るには、呆気ない出会いだったかもしれない、でも決心のお裾分けにあずかったのなら、やっぱり出会いと呼べそうです。いつか、全く違う場所で、全く違う何かを見ている時にふと思い出しそうな、そんな―。
★22 - コメント(0) - 1月31日

吉田さん。芥川賞とってはったんやねー!ぶっちゃけ、よーわからへんかったんやけど、スタバ女との出会いとか微妙な関係とかは読んでて、こんなんってありそーにないけど、ええ縁やなあって思ったり!「よし…私ね。決めた!」って、なに決めたんかほんま気になるわあー次の日も2人公園でスタバ飲んでますように!!
★26 - コメント(0) - 1月28日

芥川受賞作は、難解のものが多く、途中でリタイアするものが多いのですが、この作品は読みやすく面白かったです。自分の中では、芥川受賞作を一つ読破できたという達成感が強いです。吉田修一さんの作品にしては物足りない感じもありましたが、何気ない日常を作品にするのは素晴らしいと思います。
★5 - コメント(0) - 1月24日

都市生活者の窮屈で安心感に満ちた日常を軸に話は進んでいく。別居中の夫婦、その夫婦の飼うリスザル、上京して主人公の部屋に滞在する母親等々、それほど長くないストーリーの中に様々な登場人物が現れては消えてまた現れてくる。それが主人公の日常だからだ。そんな中で「スタバ女」だけが主人公の日常の中に現れたイレギュラーとして存在している。非日常である彼女が最後にした決断が主人公に大なり小なり影響を与える事は間違いないであろう。
★7 - コメント(0) - 1月18日

芥川賞受賞作品ということを知らずに読みました。 久々の純文学。受賞作の「パーク・ライフ」は結構面白かったけど、flowersの方は良く分からなかった。 文庫版は表紙の絵が良いね。
★7 - コメント(0) - 1月4日

”死んでも生き続けるもの”というフレーズが何回も登場し、そして自分の人生を振り返りそれを俯瞰する者とそれを今生きながら模索するものが描かれる芥川賞受賞作。物語でしか語れないような要素が詰め込まれ、何回も語りたいことが登場するため、読者に理解と思考を促そうとしている構成も面白かった。併録されているflowersも男女が共存してる構成をもつ花をモチーフにそれがいつかは散ってしまう部分も含めて物語に押し込められており、想像力の介在する余地がある多い点で興味深かったが少し難解な印象もぬぐえなかった。
★9 - コメント(0) - 2016年12月31日

再読。この頃の時勢が思い出され、ちょっと前の方が過去となった小説の背景が古く感じるものだなと。後の短編の方が、婆さんの凛々しさ、他の人のズルさもだらしなさも主人公のいくじのなさも諸々わかりやすい展開。パークライフの公園の女性は何を決意したのか、秋田に帰るの?
★20 - コメント(2) - 2016年12月31日

ひょんなことから知り合った名も知らぬ“彼女”と“ぼく”の絶妙な距離感。こういう付かず離れずの距離感は良い。公園で見かけたらちょっと話すくらいなのに、ある日一緒に写真展に行ってみたり。あのとき“彼女”が何を決めたのか、また変わらず明日も公園で会えるのか、想像を巡らせる読後感が最高。同時収録の『flowers』も、静から一転して動に転じたシャワー室のシーンに心を揺さぶられた。
★8 - コメント(0) - 2016年12月30日

日比谷公園を舞台に淡々とすすむ小説。この人の描く東京は、都会そのものではなく、どこか背伸びした感じのある都会風だ。東京には地方からのおのぼりさんが多く、みんなつま先立ちした部分があるのかもしれない。そのなかで公園は、ほっと休まる場所、相手にあわせる必要のない憩いの場所だ。関係性を持たないこと、他人であり続けること、その気楽さとむずかゆさがブレンドされている。
★9 - コメント(0) - 2016年12月21日

【Booklive!】毎日いろんなことがある。いちいち思い悩んでも仕方がない。でも、譲れないこともある。捨てられないまのもある。自分自身のささやかなプライドだけはこっそりと持っていたい。
★32 - コメント(1) - 2016年12月18日

吉田修一の芥川賞受賞作。本作は、「悪人」「怒り」などの人の心の奥底にある憤怒を期待してはいけない。パーク・ライフは日比谷公園が舞台だ。都会の公園で行き交う人間模様だが最後まで特別なことは何も起こらない。日常生活なんてそんなもの。定刻に電車に乗り号車の番号は決まっている。ランチに外に飛び出す時間もルーティンだ。すれ違うだけの人間関係が少し重なり、また、もう少し重なる。そんなグラデーションが日比谷公園というキャンパスに描かれる。この穏やかなそれでいて細やかな人間描写が今の吉田作品に繋がっているのか。
★59 - コメント(5) - 2016年12月17日

yu
短編2作からなる1冊。1作目はパーク・ライフ地下鉄で先輩と間違って声をかけてしまった女性と公園で出会う。その後の2人の距離感がとても好きだった。2作目はflowers何気ない日常と、その裏側が描かれている。心が沈んでしまう作品だった。
★27 - コメント(2) - 2016年12月13日

昨夜と今朝の半身浴で読了。この本は、商店街の福引きであてた金券で購入いたしました。いろいろ迷って、「さよなら渓谷」や「悪人」「怒り」など面白い作品をたくさん出されている吉田さんの芥川賞受賞作にしました。わたしは、女性作家の方が好きなんですけど、男性の心理を絶妙に描くのはやはり、男性作家ですね。
★7 - コメント(0) - 2016年12月11日

昔のヨーロッパ映画、普段と変わらない日常にちょっとした波紋が広がり また、元の何もない日常に戻るのだけど少し違うという映画を思い起こされた。この小説では波紋がいまいちわからなかったけど、淡々とした日常の中のこだわりが好き。この作家のランドマークもそういうことだったのかと また読み直してみたくなった。
★6 - コメント(0) - 2016年12月7日

吉田さんの芥川賞受賞作品「パークライフ」。近年の吉田作品とはまた違う味わい。公園を舞台にした男女の出逢いから心の距離の変化、個人の思考の移り変わりが、公園の風景描写とともに書かれている。風景も心の内も、自動的に身体に入り込む事はなく、意識的に捉えなればならない。そんな事を強く感じた。同時収録「flowers」は、今の吉田作品にも通づる、何気ない日常のゾワゾワ感が醸し出されて、短編なのだけど味わい深く読めた。若かりし吉田さんもやはり、素晴らしい筆致だ。
★48 - コメント(0) - 2016年12月5日

残念ながら良さが分からず。★★★3
★3 - コメント(0) - 2016年12月3日

2002年という時代を感じさせる作品だった。インターネット上で旅ができるようになって、人々はスタバにこもるようになる。移動しない空間の中で、名前もしらない人と知り合い、そして別れていく。大きな事件のないこじんまりとした作品だけれど、背後に大きな物語が隠れている。公園に集まる顔のない人々にもそれぞれ物語があるけれど、その人たちのことはわからない。ある意味でこの公園はインターネット的空間なのかもしれない。「flowers」の方は動きのある作品で、どちらもサラリーマンの小市民的日常が描写されていて好感がもてた。
★13 - コメント(0) - 2016年12月2日

こぢんまりとした生活が楽しい。表題作の終わり方がきれいで好き。
★8 - コメント(0) - 2016年11月30日

短編2作品。どちらも特に何の事件も起こらず物語がただ淡々と進むけれど、何故か心に残る作品。「flowers」のふわふわ漂う主人公のやるせなさがいい。吉田さんの淡々として静かな文章はその情景が目に浮かび、読んでいてゾクゾクしてくる。そして芥川賞受賞作の表題作。名前も年齢も職業も何も知らない男女が、会社の昼休みに公園で会う。特に約束をしたわけでもないのに。この微妙な距離の置き方は結構好きだ。相手の懐に敢えて入り込まず、でも気にはなっている。明日の昼休みもいつもの公園で、スタバのカフェモカを一緒に飲めるといい。
★74 - コメント(4) - 2016年11月29日

☆☆☆☆大都会の公園にて、なんとなく みつめてた人たち同士が出会い…。だんだん近寄りながら、ギリギリ踏み込みすぎない、日常の、ささやかな かけひき、人と人との距離感を、真面目におかしげに描くのが吉田さんは、ホントに上手い。同時収録の「flowers」 も、男と女、上司と部下…突拍子もない人たちの会話や描写の緻密さに、笑えたり、震えたり。見事にゾワゾワさせられる。吉田作品、いろんな形で驚かされるなぁ。
★13 - コメント(0) - 2016年11月28日

私には難解だった
★5 - コメント(0) - 2016年11月27日

最近読んだ尾崎翠の『第七官界彷徨』を思い出した。主人公は「ベンチに座ってるとき、俺、何を見てるように見えるのかと思って」(p36)という思いを抱いている。そしてその思いを、地下鉄で偶然出会った女に語り始める。主人公にとって初対面の女だったが、彼女からは「よく日比谷公園のベンチに座っている人」と認知されていた。以来2人は約束するでもなく公園で会い、少しずつ距離を縮めていく・・・、というお話。しかし芥川賞ってこの手の「男女の距離感モノ」好きだな。読んで面白いからいいけど。結末も前向きで印象的だった。
★17 - コメント(2) - 2016年11月25日

★★★☆☆
★7 - コメント(0) - 2016年11月22日

K K
永い言い訳の西尾美和さんに通ずるものがある。斜向かいに人間を観察している感じ。結論はない。ある意味読者を突き放しているのだけれど悔しいくらいに人間の真実を見抜いている。すごい!吉田さん初でしたが、好きかも。パレードも読もう。
★10 - コメント(0) - 2016年11月21日

うーん、物足りない感じだったかな~^_^; 全体的にこれといった展開もなく…
★2 - コメント(0) - 2016年11月20日

気球老人。宇田川夫婦。スタバ女。日比谷公園で知り合った彼女。その「よし。・・・私ね、決めた」のひと言。・・・表には現れないが、何か内に秘めた想いが随所に溢れる物語。公園という適度に密度が薄い場所だからこそ、他人への想いが至るのだろう・・・と東京在住の私は思う。
★2 - コメント(0) - 2016年11月17日

2作品ともオチはなく淡々と日常的な出来事で終わってしまう。感想は自分の心の中で反芻しろと言われてるみたいだった。物足りないなあと思うところが吉田さんらしい作品かな。
★37 - コメント(2) - 2016年11月14日

★★☆☆☆ 舞台になっている場所が自分にとって身近な場所なので読んでみた。 オチがないので小説としてはいまいちだけど、近くの日常に起きてそうな話かも。と、身近に感じる本
★10 - コメント(0) - 2016年11月10日

公園というと木があって噴水があり、そして鳥がいる、穏やかな景色を思いうかべる。この作品の舞台は日比谷公園。行ったことはないが近くにある公園と似ている気がして懐かしい気持ちになる。何気ない日常の一場面が描かれているさらりとした文章が、公園の心地よい風を運んできてくれる作品。久しぶりに公園の風にあたりながら、のんびりひとりの時間を過ごしたくなりました。もうひとつの作品「flower」は人間社会の影の部分が描かれて心が痛む。
★15 - コメント(0) - 2016年11月4日

パーク・ライフの 評価:86 感想・レビュー:891
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