ヒトのオスは飼わないの? (文春文庫)

ヒトのオスは飼わないの? (文春文庫)
あらすじ・内容
猫4匹、人2人、犬2匹、ヒト科のオス0
ヒトのオスにはちとキビシイが、動物には無条件の愛を惜しみなくそそいでしまう。イヌとネコ計6匹との賑やかな日常を綴る傑作エッセイ

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ヒトのオスは飼わないの?の感想・レビュー(313)

動物を溺愛する人たちには様々な種類がいて、その中でも「こうしなきゃダメ」という偏執狂までの域に達している方たちがいる。自分も末端に属しているので言わせてもらうが、こういう人たちの動物への捧げっぷりは宗教に近いのだ。不思議なのは知的な人ほどその傾向が強いこと。いやあ、笑えます。とはいえ彼女のピリッとした表現はそこかしこにあるのでご安心を。自分も面白いタクシー運転手さんとお会いしている方ですが、成田空港で愛されている運転手さんの話は面白かったなあ!解説でまた一笑い。
★18 - コメント(0) - 3月10日

本書執筆の時点(2001年。米原万里さん、御年51歳)で、米原家には猫が4匹と犬が2匹。もともとは純粋な猫派だったはずの万里さんが、捨てられたシベリアン・ハスキーに同情したことから、駄犬のゲンを飼うことに。それからは犬にも猫にも、もうメロメロ。すっかり親バカ状態に。米原万里さんといえば、どんな難関にも怯むことなく、さっそうと同時通訳を務め、はたまた政治や文化に対して常に鋭い一家言を吐いておられたのに、との思いも兆す。これではまるで普通の好々婆(それほどの御歳ではないが)だ。ヒトのオスはどうしたんだ、万里。
★311 - コメント(4) - 3月9日

冷戦やその後も揉めに揉めている米露ウクライナの大人たちが一匹の猫の前にとった行動に涙。
★1 - コメント(0) - 2月21日

米原万里のエッセイは面白いものの時折説教臭さを感じることがあるのだが、この本にはほとんどそれがない。あまり反発心を覚えることなく、誰にでもさくさくと読める傾向の一冊だと思う。 ヒトを含むあらゆる生き物や自然に対する描写は鋭くも優しく、何度も読み返したくなる。 道理のわがままを改善させようと奮闘したエピソードが中でもとりわけ気に入った。人間は自分の尺度でつい物事を測ってしまいがちだが、必ずしも自分の価値観や正しさが万物に通用するのではないということを、さらりと理解させられる。
★2 - コメント(1) - 2月3日

ロシア語通訳でエッセイストとしても有名な米原万里さんの犬猫6匹との出会いと生活が書かれたエッセイ。拾っては増える犬猫に恩師が「ヒトのオスは飼わないの?」と彼女に聞いたというセリフがタイトルに。この方の文章はいつも圧倒されてしまうのだが、今回その点は薄め。ただし動物への愛情は濃かった。飼い方への疑問を呈した部分は共感もする。
★10 - コメント(0) - 1月25日

一生を独身・インターナショナル・キャリア・女子として生ききった人の、愛情とバイタリティとパワーと非常識満載のエッセイ。生い立ちは、いろいろあるようなので、他の本も読んでみたい。
★3 - コメント(0) - 1月23日

NYK
犬、猫に振り回される筆者の様子が面白い!犬猫を飼ったことがある人が読むと、あるある!わかるー!と思わず共感。飼ったことがないと、こんなに大変なんだ、猫ってこんなことするんだ、と興味深く読めます。
★2 - コメント(0) - 2016年10月3日

2016#58 仕事の合間にも犬や猫のことが気になってしょうがない米原さんが可愛い。いなくなった猫の為に、今でいうGPSを付けようとしたり、新幹線に乗せる為に盲導犬を装う練習をしたり、親バカ過ぎて笑える。お金のある大人は、やることが違う。発想も行動力もダイナミック。また、彼女を取り巻く犬好き・猫好きも個性的な人が多い。やはり、類は友を呼ぶのだろうか。「無理が通れば道理が引っ込む」には、さすが言語のプロ!
★5 - コメント(0) - 2016年9月29日

米原さんの犬猫愛に驚いた。ちょっと行き過ぎ??なところもあったが、犬猫の気持ちや状態もよーく慮って、あれだけ忙しそうなのに、世話にも意義を見出し、素晴らしく共生している。ご近所付き合いも円満で、かつ楽しそう。各国のお偉い方々も、猫を通すと可愛らしく、良い人に思える。米原さんの人柄故か?でも、ヒトのオスと暮らすのは…??ネコは散歩も要らないし、自然な感じに飼えるのかと思っていたが、とんでもないのね。あの自由度を許容するのは、私には容易でなさそう。ゲンその後が、心に引っ掛かる。【kindleにて。解説ナシ】
★53 - コメント(0) - 2016年9月25日

犬猫合わせて6匹飼っていた通訳者のエッセイ。著者が本当に動物への愛情に溢れている人物だというのはよくわかるし、読んでいて共感できる部分や動物が可愛いと思う場面(特にゲンやターニャとソーニャ)は多かった。ロシアで偶々会った猫を連れて帰った話もびっくり。動物を飼ったことがある人なら十分楽しめると思う。ただ、(全く世話されておらず可愛そうとはいえ)他人の家に繋がれた犬を勝手に解き放つ等、たまに愛情が暴走してるのが何とも言えない。他にも動物愛護をこじらせすぎたような節があり、この点だけは共感できなかった。
★7 - コメント(0) - 2016年9月21日

動物たちへの愛情をとても強く感じ、読んでいて楽しめるエッセイ。仕事をこなし、家族、近所の人たち、外国の人々など、さまざまな交流があって日常生活そのものが豊かな人なんだなという印象。ロシアの愛猫家、ニーナさんの猫語会話に興味津々。ただ、ところどころ疑問に思う部分もあった。特にゲンちゃんの件は、飼い主としていかがなものか、、と気になった。殺処分されたり、実験動物として使われる話は、こちらまでつらくなる。動物を飼うことについて、あらためて深く深く考えさせられる一冊となった。
★5 - コメント(0) - 2016年9月11日

★★/ときどき間に挟まれるファンタジーめいたもの。
- コメント(0) - 2016年9月11日

『嘘つきアーニャ』を読んだきりになってた米原万理、このタイトルが秀逸で入手。ヒトのオスは飼わないよねえと(うちにいるのは飼ってるわけじゃないのだ、庭のトゲちゃんみたいなもんなのだ)頷きながら、犬猫との出会いや別れの話を堪能。けど、何だろな、飼い主としてのスタンスは違いすぎて、うーん……。まあかなり創作が入ってるようだからすべて事実とは限らないけど、かなり行き当たりばったりで新入りを迎え、避妊去勢も適当、好き勝手に逃げ出せる環境、私には怖くて真似できないです。ゲンちゃん結局見つからなかったのかなあ……。
★16 - コメント(1) - 2016年8月29日

大らかなゲンは、米原家に欠かせない存在だと思っていたのに…。それにしても、猫と犬は性格が大きく異なるのだなあと感じた。
★1 - コメント(0) - 2016年8月22日

拾ってきた犬や猫との生活を描いたエッセイ。私はペットを飼った経験はないが、これを読むと、なぜ人がペットに夢中になるのかがよく分かる。特に猫の描写は秀逸で、猫同士の関係や人との関係など、繊細で微妙な心の動きが伝わってくる。それに比べると犬は、ずっとシンプルで分かりやすい生き物のようだ。これだけ持ち味が違えば、世間が猫派と犬派に分かれるのも納得。読みやすくユーモアたっぷりな文章が心地よい。タイトルは「早くヒトのオスを飼いなさい!」という恩師の言葉からとったようだが、本人にその気は全くなさそう^^;
★28 - コメント(0) - 2016年7月21日

これは良いエッセイ。米原さんのエッセイはおもしろいのだけど、難解で読むのに疲れてしまう。今回もそのパターンに陥ってしまうかと思いましたが、テーマがイヌとネコ。難解さはなく、始終、米原さんがどれほどイヌとネコに愛情を注いでいるかがよーく分かりました。エッセイ中では見つからなかったゲンのことは、ノンフィクションならではというか、ハッピーエンドを望んでいた分、悲しい。その後の引っ越しを思うと、米原さんの心中慮ります。私も米原さんのようにたくさんの家族と共にありたい。そういうのもいいな、と思いました。
★18 - コメント(0) - 2016年4月25日

エッセイであるが、次々と増える著者のペットたちが素晴らしいドラマを築きあげ、軽く読むつもりがのめり込んでしまった。表紙もタイトルも愛猫の様子は伝わってこないが、猫好きの方は夢中になるだろう。癒し系のペットの本でなく、人間社会で生きる愛玩動物の個性的な生活に驚かされたり、微笑ましてくれた素晴らしい作品。
★23 - コメント(0) - 2016年3月29日

筆者がヒトのオスを愛でているシーンは全くなし。あるのは、犬、猫に対する溢れるばかりの愛。猫も犬も感情豊かなんですね。愛に溢れた生活を見せてもらえて、とてもたのしめた。ところで、ゲンはどうなったの?続きが知りたいなー。
★2 - コメント(0) - 2016年3月9日

他の本で紹介されていて借りました。タイトルから「ヒトのオス」について書かれているものと思っていましたが、犬猫に囲まれた米原さんの日常が生き生きと語られる。捨てられた犬猫にも献身的に愛を注ぐ様子がわかりました。想像と違う内容でしたが引き込まれて一気読み。
★8 - コメント(0) - 2016年2月6日

タイトルと表紙につられて購入。人間のオスについての考察もあるのかと思いきや、徹頭徹尾犬猫の話。ロシア語の通訳者が書いているらしいが頭がいいのだろう、犬猫にまったく興味のないわたしだが、目に浮かぶような描写・的確な考察が軽妙なタッチで綴られているので、楽しく読めた。著者は若くして亡くなられたようだが、その後、ワンちゃん、猫ちゃん達はどうなったのだろうか。
★2 - コメント(0) - 2016年1月17日

ykb
米原さんの本は以前にも読んだことがありますが、どうも私には合わないのではと感じ始めました。文体なのかそもそも話の内容が合わないのか...犬も猫も好きなのですが。
★2 - コメント(0) - 2016年1月10日

米原さんの家族(犬猫)との出会いと思い出についてのエッセイ。泣き声だけで彼らの姿も気持ちも目に浮かぶ。単純な愛らしさの自慢ではなく新しい家族が増えた時の猫達の対応や犬の矜持には米原さんの動物に対する優しい目線を感じることが出来る。後書きをシモネッタこと田丸さんが書いているがイメージと違って少しビックリ!
★2 - コメント(0) - 2015年12月26日

「どんな宝石にもかなわない」可愛いペットたちとの思い出をつづった米原万里さんのエッセイ。子猫の可愛さに、いがみ合っていたロシア人、ウクライナ人、アメリカ人がほっこりする「雨をつれてきた猫」。米原家にやってきた「無理」と「道理」というキュートな子猫たち。迷い犬のゲンとのたおやかな交流と別れ。人類を骨抜きにする可愛い生物たち。万里さんが言うとおり「フェリネ惑星人の地球侵略尖兵」だったりするのかも…。
★14 - コメント(0) - 2015年12月25日

面白い。内容は犬猫との日常なのだが、圧倒的な筆力で書かれている為、面白く読める。あとがきも米原万里への愛が伝わる良い内容。
★5 - コメント(0) - 2015年12月24日

猫と犬との同居生活を描いた本。猫好きなので楽しく読めた。モスクワからブルー・ペルシャの子猫を家に連れ帰るところにドキドキした。
★15 - コメント(0) - 2015年12月16日

米原万里さんが飼われていたペット(というより家族)にまつわるエッセイ。どの子たちも忘れられない出会いによって引き取られ、愛情もって育てられていて、読んでいるこちらも幸せな気分に。なので、ゲンの失踪はとても切なく、悲しかった。どこかで無事に生き延びることが出来たのだろうか。
★3 - コメント(0) - 2015年11月17日

米原家に運命づけられた犬猫たちにまつわるエッセイ。ペットショップで出会った子など1匹もいない。だけど、どの子も出会うべくして米原さんに出会った犬であり猫である。濃密な日々を共にし、そして思いがけない別れも訪れる。今時珍しくもない犬猫話も、米原さんの手に掛かるとこんなにもドラマチックだ。犬猫を介した人とのやり取りも悲喜こもごも。
★8 - コメント(0) - 2015年10月29日

世界の要人たちが捨て猫を案じるエピソードなど、通訳をされているときのお話が興味深かった。
★1 - コメント(0) - 2015年10月19日

Kindle。キャッチーなタイトルで気になっていたのだけど、中身は犬猫との暮らし。生活感あるエッセイ。自分だけに閉じた暮らしではなくて、ご近所、友だち、家政婦さん、獣医さん、仕事先での出会いなど、無理なく描かれていていいな。
★4 - コメント(0) - 2015年9月13日

どのこも愛らしい。駆け回る姿、嫉妬する様子が目の前に浮かんでくる。
★3 - コメント(0) - 2015年9月11日

動物のたくさんいる生活。いいな。
★3 - コメント(0) - 2015年8月29日

読んだら犬を飼いたくなってしまった。マンションだから小型犬しか無理だけど、犬のいる生活いいなぁ。猫はカーテンとかソファがボロボロになるよと同僚に教わったから躊躇してしまう(笑)それにしてもゲンの顛末が切ない。どこかで何食わぬ顔して生きてて欲しいわ。
★14 - コメント(5) - 2015年8月26日

再読
- コメント(0) - 2015年8月24日

我が家にも16歳を過ぎた老犬がいて、あとどのくらい一緒に居れるのだろうかと日々感じているだけに身につまされつつ、深く共感して一気読みしてしまいました。電子本だったので他の方の感想にある解説はなく、残念です。もう米原さんの新作が読めないのが本当に切ない。
★1 - コメント(0) - 2015年8月24日

『犬を飼っている人は、おおむね普通というか、常識をわきまえているんだよなあ。そこへ行くと、猫の飼い主には、非常識な変人タイプがやたら多いんだよね。』
- コメント(0) - 2015年8月23日

いやはや、すばらしい。タイトルに引っ張られたがヒトじゃなく作者が同居する犬や猫たちのお話。類まれな文章力であっという間にドラマチックな日々の過ぎ越しを読ませてくれる。名前のつけ方がセンス抜群。動物の命を軽視する不届き者たちに作者とともに憤りつつ、わが伴侶(ヒトではない)への思いが作者のそれと重なり合う。動物と暮らす素晴らしさを知ったことは人生で得た中で最も素敵なこと。同じ思いを共有しながらの読書はこれまたこの上ない喜びとなった。続編があるようなので多いに期待
★10 - コメント(0) - 2015年7月24日

傑作エッセイ。似たような状況で、猫を飼うことになったので非常に共感します。ペットのいる生活の精神的な豊かさを知ってしまうと、もはや止められなくなるのです。
★5 - コメント(0) - 2015年7月12日

動物の仕草や鳴き声に人間の言葉を当てはめるなど「飼い主あるある」満載の、動物愛護啓発?エッセイ(フィクション込み?)かな。プッと吹き出したりホロッと泣けたりと、心境や情景が目に浮かぶよう。国や立場が違っても、小さな命を思う気持ちはみんな同じで嬉しかった。野良を拾って帰りたい気持ちはすごくわかる。でも私は、一匹に十分な愛情を注ぎたい。人間の勝手で不幸な目に遭う動物たちを思うと申し訳ない気持ちで切なくなって、考えないようにしていた「いつかうちの犬ともお別れの時が来る」ことを、目の前に示されたようで心が痛かった
★11 - コメント(2) - 2015年5月18日

読友さんの感想で気になって☆犬に対しても猫に対しても、もちろん人に対しても、愛情溢れる文章で、米原さんのファンになってしまいました(⌒‐⌒) 犬猫とも人とも、出逢いを大切にされていた方なのですねぇ!泣いたり笑ったり、こちらも感情豊かになる一冊でした☆
★15 - コメント(0) - 2015年5月16日

ああ、犬猫の生き生きした描写の素晴らしさ。本当に家族そのものなんですね。登場する人物も本当にノンフィクションかよと実在を疑うほど魅力的な人達ばかり。何度も何度も病院の名前を変える獣医さんとか、スーパー家政婦さんとか、竹林に住まう芸術家夫婦とか、もういっそ映画にしてくれと思いました。動物エッセイをこんなにのめり込んで読むことになるとは、新たな読書体験にただただ、感動しました。そうして、後日談ともいえる『打ちのめされるようなすごい本』を読んでしまっているので、途中でこみ上げるものがありました。泣き笑える名著。
★5 - コメント(0) - 2015年5月13日

ヒトのオスは飼わないの?の 評価:88 感想・レビュー:97
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