アメリカン・デス・トリップ 下 (文春文庫 エ 4-14)

アメリカン・デス・トリップ 下はこんな本です

アメリカン・デス・トリップ 下の感想・レビュー(102)

うわあ。ラストだけはちょっとスカッとしたかな。ただウォードのラストはあまりにも悲しい。ピートは最後まで良い男に見えた。終盤の怒涛の勢いはやばかった
- コメント(0) - 2016年8月27日

お、重い…。ベトナム戦争、公民権運動、キング牧師とロバート・ケネディ…。終盤の暗さとヘヴィーさでは、かの『ビッグ・ノーウェア』にも匹敵する。これぞノワール、これぞ暗黒小説。続編の『アンダーワールドUSA』も早く読みたいけど、文庫になってないんだよなあ。
- コメント(0) - 2016年3月22日

体言止め、ラップ調にも読める語尾の韻踏み、文体の長さ調整による視覚的遊び。エルロイ文体の美学全開。ウェインは長年の想い人であった義母、ジャニスと結ばれたのにベトナム戦争に従軍していた時に裏で精製・売り流ししていたのが癌治療での痛み止めとして使われるモルヒネの精製法を少し、変えただけのヘロインだったなんて、なんて皮肉なんだろう。そしてFBI、CIA、キング牧師もメンバーとなった「巨大な兎」の正体の衝撃は忘れられそうにない。個人的に老害ぶりを晒すだけなのに偉ぶる男が憎くてたまらない私にとってラストにはスッキリ
★23 - コメント(0) - 2016年1月12日

血。謀。銃。薬。男。女。熱。渦。黒。白。血。殺。悪。死。哀、哀、哀……エルロイ最高
★1 - コメント(0) - 2014年10月10日

悪くない。だが、おれはいかれている。ナインインチネイルズ聴きながらだとリズムよく読めた。悪党の癖に、私欲のために殺してるわけじゃないのが何とも切ない。ウォードの最期は予測の範疇、ウェインは…
★2 - コメント(0) - 2014年5月20日

働き者の悪い男たちの純情さに感激。
★3 - コメント(0) - 2014年5月18日

見てくれ。わたしを見てくれ。こっちを向いてくれ。
★1 - コメント(0) - 2014年3月5日

ちょっと間を置いて再読しようと思う、一度読んだだけでは、この小説の面白さを味わったとは言い難い、翻訳はともかく、訳者あとがきはエルロイを初めて読む人間にとっては役立たずだった
★11 - コメント(0) - 2013年10月26日

前作「アメリカン・タブロイド」よりさらに短く切り詰められた文が印象的です。矢継ぎ早の短文の積み重ねが物凄い勢いで物語を疾走させます。ダラス、ラスヴェガス、ヴェトナムからエンディングまであっという間。大勢の登場人物たち(そのほとんどが悪党!)が複雑に絡み合い、終わりの一点に向けて収束していく様は、ひたすら圧巻です。
★2 - コメント(0) - 2013年8月15日

超越的悪役もおらず、低俗的に歴史が動く。
★1 - コメント(0) - 2013年2月6日

裏切りの連続でページをめくるのももどかしいほどに物語は加速していく、あれだけタフだった連中が消耗していく姿は悲しいけれど、それでもまだ奇妙な友情がせめてもの救い。 後味は苦いけれども、こういった規模の群像劇は久しぶりに読んだので、とても満足できました。
★1 - コメント(0) - 2013年1月3日

アメリカがまともだった時代は、かつて一度もない。シリーズの書き出し通りに第二作後編もクズ達の群像劇は転がり続け、破滅そして静寂へと疾駆する。ベトナム戦争、公民権運動、KKK、ロバートケネディ暗殺、キング牧師暗殺、アメリカの暗黒史を彩る言葉は派手すぎて、カタルシスさえあるのが怖くもあり、そして、それこそがアメリカなのかもとさえ...
★1 - コメント(0) - 2012年10月23日

JFKやロバート、M.L.キング師はこんな理由で殺されたんだろうか?良く解らないけど。たかだか40年くらい前の事なのに、政治家たちがこんな風に殺されていったアメリカって一体どんな国だったんだろう。E.フーヴァーがこんなに悪者に書かれてるけど、実際、どこまでホントなんだろう。KKKなんて60年代後半まで勢力があっただなんて!(南部では今でもそういう風潮はあるのか?)アメリカの闇の歴史の根は深いねえ。オバマさん、40年前だったら大統領になる前に暗殺されてるよなあ。読み辛いのは中々慣れないけど、愉しめます。
★3 - コメント(0) - 2012年3月18日

ただただ圧倒。前作とは違って狂騒が終わった後の静けさに哀愁があるような物語の終わりが素晴らしすぎる。
★3 - コメント(0) - 2012年1月21日

どこまでがノンフィクションでどこまでがフィクションなのか、圧倒的な読み応えと、乾いたそれでいて時にはウェットな文章。言葉が魂に突き刺さってくる。
★3 - コメント(0) - 2011年12月16日

暗殺と陰謀が明確に結びつかない時代。自分もかつてはその時代とそう遠くないところで生きていたはずなのに。こわい。時代の狂気に理性までも巻き込まれてしまう人々が理解できないのは、すでに歴史になっている時代を遠くから眺めているせいなのか。JFK、MLK、RFK。こわいよ、アメリカ。
★2 - コメント(0) - 2011年10月28日

下巻は、キング牧師、Rケネディ暗殺までが描かれる。ページをめくる手が止まらないけど、正直しんどい。しつこいまでの人種差別への拘りは、アメリカならではなのかと思ったけど、解説によれば、人種差別=Hate(憎しみ)で、普遍的な人間の業みたいなものを描こうとしているらしい(^_^;)
★2 - コメント(0) - 2011年10月27日

上巻の勢いが更に加速する面白さ。独特の文体が勢いをまし、史実織り混ぜた三人の男達とそれにからむ女達の情念の物語に圧倒された。絶対再読したくなる本だと思う。さぁいよいよ三部作完結編「アンダーワールドUSA」にいくぞ。
★7 - コメント(0) - 2011年9月19日

裏「ベスト&ブライテスト」。前作よりは善と悪の狭間で苦しむさまが明らかに。☆☆☆☆☆。
★1 - コメント(0) - 2011年9月1日

やはりエルロイはロマンティックだ。手に入れられない女に想いを募らせる『アメリカン・タブロイド』に続き、女と結ばれた男が迷走し落とし前をつけていくのが本作、というふうに感じる。音楽を生業とするバーブ、よく踊るジャニスと二人の女の登場シーンを中心に物語の背景に音楽がしばしば流れ、柔らかく甘い印象さえ残る。
★3 - コメント(0) - 2011年8月8日

ベトナム戦争は泥沼化する。RFKは暗殺される。MLKは暗殺される。3人の男達は疾走する/頭をフル回転させる/身を粉にする。 読む/体感する――疾走感/切実さ/悲愴さ。 史実に虚実を織り交ぜる――アンダーワールドUSA3部作。 満足した/お腹一杯になった。しかし――“いや、まだだ。まだ十分ではない。”
★3 - コメント(0) - 2011年7月26日

おそらく5読目。一番時間をかけて。本質が変わらないウォードはもがき苦しんでいく。長い憎しみの学習を終えたウェインは自ら暗黒に染まっていく。己に忠実なままのピートは不要なものを切り捨てていく。今作で個人的に重要なのはピートを中心にした友情。こんな陳腐な物をラスト10ページでエルロイは輝かせる。陰謀に彩られたドス黒い友情。それだけに余計眩しい。徹頭徹尾陰謀尽くしの分、前作よりドライブ感が増して、ワッツ暴動もほんの数行で通り過ぎる。そして、ピートは最後まで素敵な悪漢だった。長い長い“死の旅”、お疲れ様。
★4 - コメント(0) - 2011年7月22日

DIG THEIR HATE: Racial/political/personal hate -- JUST HATE SMART. 憎悪/自責/贖罪/渇仰――それがすべてを動かす。リテルに注目=自責と贖罪――クルセイダー。ピートに注目=渇仰としての愛と大義。ウェイン・ジュニアに注目=贖罪が憎悪に成長する――おとなしい青年がでっっっっっっかい悪をなす。そしてマフィアは欲望/策謀の視線をキューバからドミニカへ移し、フーヴァーは己の憎悪/パラノイアに冒されはじめて――『アンダーワールドUSA』へ。
★3 - コメント(0) - 2011年7月19日

しかし、ここまで壮大に闇世界と政府の結託を書かれますと、アメリカという国が性悪説を日常生活の根本原理にしなければならない事情だけは良く理解できる。 「政・官・財の癒着」「総会屋との呪縛」「不透明な会計制度」「不充分なディスクロージャー」「マーケット原理を無視したビジネス慣行」「株主不存在のコーポレートガバナンス」 日本が国際社会の一員として認められたいならこのような体質を根本から変えなくてはいけませんと親切に啓蒙してくれるのはいいが自分のことを棚に上げているのが見え透いているからうかうか賛同できない。
★1 - コメント(0) - 2003年1月8日

エルロイの中でも読みにくさは一番でした。一度読み通してからアメリカの現代史についていろいろ調べて再読したところある程度理解できるようになりましたが、まだよく分からない部分が多いです。しかしそれでも執念で書き込まれたような文章から漂う異様な熱気と、終盤の憎悪が口中に広がっていく様子など楽しめました。
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《図書館》
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