あめふらし (文春文庫)

あめふらし (文春文庫)
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あめふらしはこんな本です

あめふらしの感想・レビュー(545)

やっと読み終わった!長かった...面白味はあったけど、最後まで話しについていけなかった。市村は分かろうとしない、橘河は教えない。混乱の連続に私だけが疲れてしまう。あと、中心人物である橘河が自己中心過ぎて好きになれない。長野まゆみさん好きだけど、これは趣味じゃなかった。
★4 - コメント(0) - 2016年7月31日

長野まゆみの描く世界は甘美で耽美。ローティーンの時に初めて出会って、酔いしれた世界。賢治+ロリィタ+レトロ+エロチシズム+BL 、、怪しげで美しい世界。解説で千野帽子さんが作風の変化について語っていたけど、流れている血潮は全く変わっていないから、本作品も安心して長野ワールドに浸れると思います。雨の音を聴きながら、風鈴の音を聴きながら、今の季節に読むのにぴったりの一冊でした。
★2 - コメント(0) - 2016年6月22日

夏至の夜に長野まゆみを読む。プロローグのような『空蝉』、連作短篇の最初の『蛻のから』、そしてエピローグ的な『雨宿』を。今の時候と同じ梅雨の頃。重く膨らむ大気と、雨滴を含んでうなだれる紫陽花。蛇を捕まえる仕事の依頼を受け蛇を待ち受けるが、体に纏うすべてを脱ぎ捨てるのも、他の体に乗りうつるのも、この界とあの界の境を踏み越えた魔の仕業。謎のウヅマキ商会と、あめふらしと呼ばれる不思議な男。傘をささずに雨に降られ歩く道は何処かへ繋がる廻廊のようで、雨に似た感情にやがて飲み込まれるような甘やかな息苦しさに包まれた。
★148 - コメント(2) - 2016年6月21日

雰囲気好きだわ。何回か読みなおさないと、過去と現在が行ったり来たりするからわからなくなるけど、登場人物みんなが切なくてでもそれを感じさせないよう、感じるようのさじ加減が絶妙だな
- コメント(0) - 2016年5月23日

評価:★★★★ 「よろず春夏冬(あきない)中」の短編がそのまま単行本になった。突然タイムスリップしたり、嫁が出来たりect…。奇想天外なことが続くのだが、最後には全てが繋がる感が凄い。ただ内容が朧げ過ぎて理解するまでに何回も読み直す羽目になりました。実はあんまり内容が理解できていないのは内緒です。 もう一度きっちり読み直してみたいなあ。
★2 - コメント(0) - 2016年3月24日

◎:読了
★3 - コメント(0) - 2016年1月13日

読みやすく、硬質な文。初期の作品が綿菓子を口に入れた瞬間のような文体だとすると、これは雲母を少しずつ齧っているような文体。『左近の桜』と似た雰囲気だけど、私はこっちの方が好き。
★12 - コメント(0) - 2015年12月4日

長野まゆみさんの作品のなかでも、かなり好きな本でした。タマシイを捕られたり、タイムスリップしたり、別の人間の身体に入り込んだりの和風幻想譚。長野さんには珍しく、女性の出番が多いような。倉橋由美子さんの作品に近いものを感じました。せっかく小説なんだからという気持ちもあって、こういう不思議な話は大好物です。
★13 - コメント(0) - 2015年11月22日

内容はあまり理解できてないけど、雰囲気が好きだな。文章もうつくしい。前作があるようなので、是非そちらも読まなければ。そして再読したい。できれば雨の音を聞きながらゆったり長野さんの世界にとけこみたい。
★2 - コメント(0) - 2015年11月18日

人のタマシイを扱う「あめふらし」。鈍感なキャラクターの視点というのもあってか、説明を減らし行間に埋めるのが大好きだな、と。しかし元々空想的な「あめふらし」や人の姿の人でないものを題材にしていたりしているせいで、少なめの説明では分かりづらい。分かりづらいのはわざとのような気はするが、そのために少々唐突すぎる展開があり読みにくかった。
★2 - コメント(0) - 2015年11月6日

『よろず春夏冬中』の続編にあたる。どの登場人物も、愛に飢えていると強く感じる。愛し愛されたい思いが仲村や市村岬が存在することそのものや、各人からの奇妙な依頼となって表れているのではないだろうか。前作同様、作品を漂う儚さがあるが、これは愛に対する強烈な欲求から湧き出す孤独感が生み出したものかもしれない。
★2 - コメント(0) - 2015年9月8日

分かりにくさが最高
★2 - コメント(0) - 2015年7月27日

なかなかにわかりにくい。このわかりにくさが、わざとなのか作風なのか、悩ませられる作品。でも、好み。
★1 - コメント(0) - 2015年7月21日

つかみどころのない艶やかな世界観でした。設定や人間関係もぼかされてて意味が分からなくなる。幻想小説の中でも特に情報が少ない方だと思います。それでいてよくわからない心地よさを感じさせてくれる作品。
★16 - コメント(0) - 2015年5月25日

艶っぽさと妖しさが満載の不思議な世界。しかし読後感は爽やかなんですよねー。
★1 - コメント(0) - 2015年4月12日

蛇というモチーフは私も好きなのだけれど、何度も同じモチーフが繰り返されるのにはいささか飽きてしまった。それから話の繋げ方に粗が見える。場面が唐突に変化するのでまとまりのない印象を受けた。前回読んだ『雪花草子』の方が完成度としては上だろう。もう少し力量のある作者だと見込んでいただけに残念。
★3 - コメント(0) - 2015年4月5日

『よろづ春夏冬中』の一編がこれほど広がりを見せるとは……。妖しく美しい雰囲気に酔わされて一気読みでした。読み終わった後もくらくらする……。長野さんの隠語の使い方とか、直接的でないのになまめかしさたっぷりな言葉遣いに本当に惹かれます。大変ドツボでした~。
★6 - コメント(0) - 2015年3月14日

どこから本書へたどりついたの忘却してしまったものの、これ好きだ。気づけば登場するヒトみな尋常でないモノノケ風情で、魂を手玉にとって更に人間界との辺境をさまようような不可思議な感じ。 
★2 - コメント(0) - 2015年1月23日

和風で不思議な雰囲気が素敵でした。何が起こっているのかよくわからないところもありましたが、妖しく耽美なお話たちでした。好きです。
★19 - コメント(0) - 2015年1月11日

時空を超えて煌めく和風の幻想譚が美しいです。あらゆる境界線が曖昧で謎めいているのが心地よかったです。現実なのか夢なのかわからず、時折出て来る隠語が艶っぽくて長野さんらしい感じがします。耽美で上品な雰囲気と妖しい色気が素敵です。独特の会話、色鮮やかに浮かぶ日本画のような世界観に惹かれ、ふわふわと漂う読書の時間が贅沢に感じられました。
★57 - コメント(0) - 2014年12月3日

図書館にて。よろづ春夏冬中の「雨師」の続き。前に一度読んだ時より理解していると思う。あらゆる境界線があいまいで謎めいてて、それでも心地よい。読書中、ずっと頭の中ふわふわしてた。
- コメント(0) - 2014年11月7日

長野まゆみさんのお話は滲んだ水彩画のようで好きです。様々な事柄、様々な境界がわかりそうでわからないのが曖昧で艶っぽい。結局兄弟や唐突に出てきた鷹司の正体は煙に巻かれたままハッキリとわかりませんでしたがそれで良いのだと思います。
★2 - コメント(0) - 2014年10月8日

長野さんの小説は本当に雰囲気があって引き込まれる。全体的に霧の中にいるみたいな読み心地。現実なのか、はたまた夢なのか。そして時折でてくる長野さんらしい直接的ではない艶のある隠語がたまらない。最後に橘河と鷹司が再会できて良かった。「結婚指輪をしている人にぼくは何をいえばいいんです」「だったら外そう」という橘河と鷹司の会話、そして「寝ようか」とさらりと誘う橘河、この場面が好きです。仲村さんがすきなのは市村弟で良いのかな?というか市村弟の正体は結局なんだったのだろうか。続編があったらなと思います。
★2 - コメント(0) - 2014年9月8日

学生の頃、長野さんの世界観が好きでよく読んでいたのを思い出し、懐かしさと夏なので、久しぶりに読みました。情景が日本画のように色鮮やかに目の前に広がる感じはやっぱり好きです。蛇が苦手な人はダメかも…。
★4 - コメント(0) - 2014年8月14日

市村兄弟たちの素性はわかるようなわからないような…でも桜蔵くんシリーズのように耽美で上品な描写が素晴らしくて、今回もさらっと読んでしまった。梅雨続きの初夏に読めてよかった^_^あと事務所の3人が草間さんのマッチ売りのキャラクターで再生されてしまう(笑)
★1 - コメント(0) - 2014年7月11日

長野さん独特の耽美で瀟洒な不思議の世界の中でも特につかみ所がないというか、深く考えず、この雰囲気の中に漂えば良いのだろうね。ストーリーの中で唐突に出てきた“鷹司”という覚えの無い名前に戸惑いましたけど、仲村の身体の元の魂の人(橘河の義理の息子)?という事でしょうか?まるでいつ終わるか分からない長雨の中に佇むようなお話でした。
★61 - コメント(0) - 2014年6月19日

たまーに読みたくなる長野まゆみ。「闘う」って言葉が出てきたのに何となく驚いた。全てが人ならざるものでも、ガチガチのファンタジー臭がしないところが個人的には読みやすく好きなところ。「かげろう」で急にそのファンタジー色が濃くなった気がして…。それから、解説を読んで他作品のあとがきが気になってきた。この解説では長野まゆみの愛した作品と「影響」ってとこがすごく興味深かった。なんか、この作家に対して引っかかってた部分がスッキリした感じ。次は『賢治先生』を読みたいかも。
★1 - コメント(0) - 2014年6月5日

鷹司←橘川←仲村?理解出来そうになるたびに煙に巻かれるような話で、さっぱり頭に入って来なくてかなり手こずった。湯に入ったり雨に濡れたり沼に嵌まったり海に落ちたり、やたらと水が出てくるけど市村青年が蛇だから?それとも水辺はあの世とこの世の境界線が曖昧になるとかいうのが関係するのか。ラストを迎えても何が何やらだったけど嫌いじゃない。あー、長野まゆみだね、って感じ。こいつはまともかと思ったら登場人物全員あやかしじゃないか。笑った。解決してないことが沢山あるけど続編出るのかなぁ。人でなしを惹き付ける市村が不憫だ。
★3 - コメント(0) - 2014年5月26日

久し振りに読みたくなって。なんともいえない良さがある。シリーズとしてもうちょっと読みたい
★6 - コメント(0) - 2014年5月21日

『空蝉』『蛻のから』『こうもり』『やどかり』『うろこ』『わたつみ』『かげろう』『あまやどり』収録の、現世と異界のはざまを揺蕩うモノ達の日々を描いた連作短編集。本来死んでいたところを橘河に魂を拾われたおかげで生き延びているため、橘河の営む何でも屋・ウヅマキ商会で半ば強引に働かされることとなった岬。時に持ち込まれる奇妙な依頼―死んだ娘との婚礼、昭和32年生まれの少年へ傘を届ける…-どこか懐かしい世界、異界と現世を揺蕩う感覚に酔い、様々な依頼を通して描かれる登場人物たちの微妙な関係と心の揺れ動きにどきどき。
★23 - コメント(1) - 2013年12月21日

久しぶりに長野作品を読みました。やっぱり好きだなぁ。仲村さん素敵。
★2 - コメント(0) - 2013年11月30日

ほの暗さと、目に見えない妖しいものに隙を窺われている様な感覚に背中をおぞおぞさせながら読みました。
★3 - コメント(0) - 2013年11月24日

いままで読んだ長野さんの作品のなかでも、特にふわふわっとしたお話だなあと感じました。もう一度読み込みたいと思います。
★3 - コメント(0) - 2013年10月19日

露骨じゃない表現がかえって掻き立てられる…いいですね。
- コメント(0) - 2013年9月29日

露骨じゃない表現がかえって掻き立てられる…いいですね。
★4 - コメント(0) - 2013年9月29日

【所蔵】「よろづ春夏冬中」の一篇「雨師」の続きのお話。こちらもほんのりBL…だけどそれを上行く幻想的な世界に魅了されて、とっても楽しく読めました♪登場人物みんな状況を理解しているっぽいのに、市村(弟)だけが煙に巻かれてる…隠語とかよく判らない自分は、常に市村(弟)目線?彼らがその後どうしているのかも知りたい。こういう不思議な話大好きです♪もっと読みたいな♪
★17 - コメント(1) - 2013年8月23日

夢と現が曖昧で、読んでいる私でさえ、今どこにいるのかわからなくなってしまう、まるで霧に包まれているかのような物語。私は読みおわったとき、どことなく悲しさと寂しさを覚えました。それがなぜかはわからないですけれど…もう一度、今度はじっくり考えて読みたいと思った本でした。
★5 - コメント(0) - 2013年7月15日

ウヅマキ商會を営む橘河にタマシイを拾われた市村と、人ならざる存在の仲村。彼等は橘河のもと、ウヅマキ商會に持ち込まれる奇妙な依頼を引き受けていく。短編集。よろづ春夏冬中の一遍「雨師」の続きもの。この世とあの世、現実と夢の境界をたゆたう幻想譚。死した女性との婚礼、四十年前の少年に傘を届ける等、生と死さえあやふやな依頼たち。含みのある隠語と、頻繁に登場する水の湿り気から匂いたつ色香に、翻弄されることやむなし。終盤、物語の全貌がひらけてきたと思いきや、いくつかの謎は霧雨の中にまぎれてしまったかのよう。続篇希望。
★22 - コメント(0) - 2013年6月1日

さすがまゆみさんって感じで凄く美しい文章の流れ・・・まるで流れる川のような・・・優美で、繊細で、たまらない……でもカギ括弧ないのが少し読みづらかった……でもそれも(・∀・)イイ!!……
★2 - コメント(0) - 2013年5月26日

時代や夢と現実・生と死などが色々混ざっていて、油断している間に不思議な世界へどっぷりはまり込んでいました。死んだはずの魂を掴まれ、橘河に使役される市村。彼もまた不思議な世界に混乱したり、受け入れたり…でも彼自身の生い立ち自体にも何やら秘密が隠されていた。物語の繋がりになるほど〜と思いつつ、実際は全体の50%も理解出来ていない。(補足:よろづ春夏冬の雨師で市村と橘河の出会いが読めます。)
★14 - コメント(0) - 2013年5月17日

あめふらしの 評価:46 感想・レビュー:113
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