太陽の坐る場所 (文春文庫)

太陽の坐る場所 (文春文庫)
あらすじ・内容
高校卒業から10年、同窓会に交錯する過去と今の想い

女優の元同級生を同窓会に呼ぼうと画策する男女6人。だが彼女に近づく程に思春期の痛みと挫折が甦り……。注目の著者の傑作長編

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太陽の坐る場所の感想・レビュー(4886)

よかった。でも釈然としない。そんな読後なので感想が書きにくい。内面に潜む嫌な感情をえぐるように書き上げるのはさすがで読み応えあり。丁寧な筆致で同級生たちがそれぞれ抱える嫉妬や劣等感が痛いくらい伝わる。特に由希がなにかとひどいなー!でもこの嫌な女っぷりがまたリアルで巧い。さすがです。しかし肝心のキョウコ関連がなんだかなあ。ミスリード目的だろうなという、ぎこちなさのある文章が気になって仕方がなかった。対面して話し合えてよかったね、とは思うけどさ。
★31 - コメント(0) - 3月11日

一気読み。本当に辻村さんの小説は深く共感できて、時に痛いほど懐かしくなる。高校卒業から10年という月日はみんなに等しいはずなのに、成長する人、過去に囚われ続ける人がいて、それぞれの事情は違うのになぜか全員の心情が理解できて苦しい。個人的には貴恵が最高にかっこよくて羨ましいです。
★12 - コメント(0) - 3月4日

スクールカーストあるある~。女子は怖いです。最近本でもドラマでも女子怖いものを、よく観ます…なんでだろう。卒業しても背後に残ってますよね、スクールカースト。
★15 - コメント(0) - 3月3日

卒業から10年経っても、多感な時期のスクールカーストが、出来事が、自分を思いの他支配している。あの頃輝いていた人も、歳をとってから改めて接すると、何だか小さく感じることもあるし、ひっそりと存在していた人が、才能を開花させて驚かせることもある。章が変わるたび、次は誰が語ってくれるのかと、読む気持ちがはやる。いかにも日常にありそうで、身近に感じる小説。
★6 - コメント(0) - 2月28日

途中登場人物の本名とあだ名とごちゃごちゃしてわからなくなった。突然過去話になったり、スムーズに読み進められなかった。 全体として、みんな同級生にとらわれすぎて途中お腹いっぱいになったけど、それなりに楽しめました
★8 - コメント(0) - 2月27日

初読み作家さん 気になっていた作家さんの1人舞台は 高校卒業から10年経過した彼ら、彼女らの今 そしてあの教室内で過ごした多感な青春時代に思いを巡らせて。。。 5人のそれぞれの目線からの感じかたは、当然ながら違うのだ そして取り巻く環境も 『人間には、運命の支配がすべて。先のことなど何ひとつ、はっきりと見とおせるものではありません。できるだけそのときどきの、成り行きにまかせて生きるのが、最上の分別と申しもの。』〜引用 今を大切にそんな日常を生きてるですよね みんな誰しもそれは 同じなんだよね
★16 - コメント(0) - 2月26日

スクールカースト。大なり小なり女子は経験あると思います。そして結婚して、子供が出来て、そのまた子供世代でのカースト…実はずーっとついて回るんですよね。結局みんな比べてしまい、嫉妬し見下し、蔑む。あーイヤね。そんな話でした。クラスメイトそれぞれを違和感なくすんなり読めました。自分の中にその要素があるんだと思います。そう思うと、ほんとイヤね、自分が。そして、キョウコのトリック、一瞬わからなくて読み返しました。意外でした。私は響子のような王様気質じゃないので、もう少しギャフンと言わせたかったかな。
★14 - コメント(0) - 2月25日

それぞれの胸の内にある負の部分が少しずつ顕になっていく描写はさすが辻村深月だなと感じた。登場人物に特別魅力は感じなかったが、それがよりリアルに感じた。個人的にミステリー要素はいらなかったが、読むのに時間がかかったのは、ミステリーのような続きが気になる要素がなかったからなのかもしれない。難しい。
★6 - コメント(0) - 2月23日

昨年夏に参加した読書会で紹介されていて気になってた本。こういうお話はちょっと苦手かも。クラス会での話を軸に、過去と現在が交差する中で勝手に互いを比べ優越感に浸ったり嫉妬したり‥色々生々しく感じられた。変に見下したり僻んだりしない付き合い方がなぜできないのか。。大人って面倒くさい(笑)という印象が強過ぎて深く読めなかった。「扉はどこにもなく、太陽はどこにあっても明るい。扉は私の内にこそあり、そしてまた、私の内にしかない」
★46 - コメント(0) - 2月21日

面白いんですが、独特の読みづらさがありますね。ページを捲る手になかなかギアが入りにくいのも、自分の高校時代や20代の頃をいちいち思い出していたからかもしれません。辻村さんの刺さる心理描写で。自分の青春時代の言動がすっかり見透かされていたようで、ええ年こいた今も根っ子には真崎や紗江子、由紀のような負の部分があることを直視させられます。…青春の挫折も充実感をかみしめる未来のためには必要です…よね……?
★11 - コメント(0) - 2月19日

トリックのためだけではなく、文章が読みにくかった気がします。 ラストの響子の章が、ちょっと意外性があってよかったです。特別な女の子じゃなかったどころかめっちゃかっこわるくてぐちゃぐちゃな自分だけど、それを受け止めようとしているところ、そしてそこからまた先に進めるんだよというところが。 途中どんどんみんなの連絡がとれなくなっていくところ、何かミステリー的なことかと思ってしまったのですが、それぞれが過去から離れていったということか。 空回りしてる幹事の彼が、読んでてちょっとかなし。
★15 - コメント(2) - 2月14日

同じ名前の読み方を使ったトリックはびっくりさせられたし、高校時代に守ろうとしていたプライドや同級生同士の距離の取り方に苦悩する姿などは非常に楽しめましたが、冒頭からアマテラスの岩戸の伝説に強く絡めた物語を期待してしまったせいか、いまいちすきっとしない読後感です。
★72 - コメント(0) - 2月14日

結構真剣に読んだつもりでしたがどっか釈然としない話でした。 叙述トリック?のような名前の謎かけが終始付きまとい混乱したのかも?『キョウコ』と『サトミ』という二つ名前に翻弄されてストーリーが抜けてしまいました。 また、機会があれば再読したい。
★23 - コメント(0) - 2月11日

なにか読み辛い。なにか引っかかって、すんなり文章が入ってこないと思って読んでいた。この違和感の正体がトリックだったとは。みごとに引っかかりました!しっかし、こんな内面ドロドロした奴ばっかり居るクラス、いっくらなんでも嫌だ(笑)。特に水上由希さん。こんな人がクラスに居たら怖いです!!
★21 - コメント(0) - 2月5日

クラスメートたちの昔と今。楽しかった学生時代は振り返って楽しむはできても、同じ時間を繰り返すことはできない。10代の頃に心の葛藤を繰り返して大人になり、それぞれが自分に合った居場所を常に求めて生きていくんだなと感じた作品だった。居場所が変われば、雰囲気も自分立ち位置もガラリと変わる。空気の読める大人になるって、結構難しいな。
★55 - コメント(6) - 2月5日

ことばが生々しいというか、ぐさぐさと突き刺さる。ただ突き刺さるんだけど受け止めきれず、なんというかすっきりしない。高校卒業から10年…の割に幼さを感じてしまう。オチが自分の中ですとんと落ちなくて、読み込みが足りないのかな。登場人物たちに共感をもてる人なら楽しめるのかな。
★9 - コメント(0) - 2月3日

現在と過去は繋がっていて、過去から囚われ続けていた彼ら彼女らが解放される物語。心にチクチクする物を感じながら、読みました。紗江子の章が良い。近くにいて、とっても仲が良いけど、その分相手にコンプレックスをもっていて、抑えられなくなる。大人っぽい、達観出来る子ほど、自分で壁を作って卑屈になってしまうのだろう。紗江子と貴恵の関係性が生々しくリアリティがある。途中から壊れそうだった関係が、最後の貴恵の行動で救われた。
★16 - コメント(0) - 1月25日

おもしろかった。誰と仲良くするか、どんなグループに所属するかで自分自身の価値が決まる…そんなスクールカーストに少なからず私も囚われてたところあります。学生時代の自分にアホらしいよって教えたい。今はカーストのしがらみもなくのほほんと生きてるけど、同窓会はあまり行きたいとは思わない。マウンティングという言葉もあるし、大人になっても女性は「自分の位置づけ」の呪縛からは完全には解放されないのかなぁ…。
★13 - コメント(0) - 1月22日

再読。またしても語り手マジック。タイトルの「太陽」から考えると自明ではあるんだけど、最初は気付かないもんだし、何回読んでも鮮やかな書き方と学校ならではの閉塞感が感じられる。
★23 - コメント(0) - 1月17日

同窓会に素直に足を運べなくなったのは、いつからだろう。住む場所、仕事、家庭…いろいろなものにコンプレックスがあるせいなのか、単に気恥ずかしいだけなのか、妙に気後れしてしまう。お話に出てくる元同級生たちの誰にもあまり共感はできなかったが、どこでどんな生活をしていても、コンプレックスを感じてしまう人もいれば、幸せって思える人もいるし、結局、自分次第。…と思っていても、他の人からどう見られているか、という自意識から逃れられないところは、自分も一緒だなと感じた。
★28 - コメント(0) - 1月17日

都会に近い田舎の地元で多感期を過ごし、その後に都会へ出た経験のある人は無意識に引き込まれるはず。都会への憧れや田舎の世間の狭さや空気の閉塞感、都会が勝ち、田舎が負けと考える勝手な思い込み。そんな潜在的な意識の上に物語が成立しているのでは。キョウコと聡美の章は嫌いになれない。キョウコの違和感が解明した時はちょっとやられたぁ~って言っちゃいましたね。
★4 - コメント(0) - 1月15日

自分が単純なことを再確認。『本』だから出来る、思い込みのマジック…キョウコを軸にして穿り出される、元同級生たちの見栄と現実。仕掛けが分かっても、取り敢えず、辛抱して最後まで読了。改めて、最初に戻って再確認。
★14 - コメント(0) - 1月15日

高校時代にいつまでも縛られる登場人物たちが引き続き拗らせたり、解放されたりする話。エピソードが生々しく、例によってミスリードが巧く、最後まで読まされる。面白いよ、面白いんですよ。でも、自意識の強すぎるキャラクターと田舎コンプレックスが全面に出過ぎてるのはいつも通りなんだけど、今回はカタルシスがあまり感じられなくて、ちょっと疲れた。ただ、辻村作品にいつも登場するF県。自分自身が西日本から去年東京に出てきて、辻村作品のF県出身者が東京に抱く感情がちょっとだけわかってきた気がしないでもない
★18 - コメント(0) - 1月14日

芸能界入りした「キョウコ」。高校卒業して10年後、かつての同級生達がクラス会に顔を見せいない彼女を岩戸に籠ったアマテラスよろしく、岩の向こうから呼び出す指名を受けた仲間が「キョウコ」と会った後に次々と消息を立ってしまう。 自然体で今を生きている今日子と再会して仲間は岩戸に閉じこもっていたのは実は自分達ではないなのか?過去に縛られずに今を精一杯に生きるって事の大切さと太陽の坐る場所はどこにでもあるって事に気づいて本当の意味の「卒業」をする。巧妙な名前トリックが有ります。再読することをお勧めします。
★11 - コメント(0) - 1月9日

この作者の講談社以外の作品は初読み。大きな事件は起きず、クラス会をきっかけに動き出す人間模様が回想を交えて描かれる。そういえば過去作でも名前が重要な話が多かったな。章ごとに視点人物が変わる構成で、それぞれの目から見た人物像と本人の実像の違いも面白い。承認欲求過剰な性格揃いで疲れるけど、そうじゃないと小説にならないのか。それを示すように無意識過剰な脇役もちらっと出してて、さすが。こじらせ方もそれぞれで、若干のレディコミ感はあったけど面白かった。
★10 - コメント(0) - 1月7日

高校卒業後の登場人物達の人間関係がとてもリアルに書かれていました。自分のまわりでも同窓会はたま~にしますがここの登場人物たちみたいな人がいたら嫌だな(笑)考え方が自分と似ているので序盤に出ていた「聡美」に感情移入して読んでました。「キョウコ」のトリックに最初気付かなかったので2回読んでしまいました。。
★21 - コメント(0) - 1月4日

平和な日直中に一気読み、「一度崩壊した場所に二度と秩序は訪れない」深く納得。ちょっとした優越感や嘘の混ぜ方がリアルすぎる。
★18 - コメント(0) - 2016年12月25日

★★★登場人物の内面がしつこいくらい描かれるが、そこは行間で読ませて欲しい。過去を引きずる登場人物が多いが、そこまで引きずらなくてもいいじゃないか。・・・でも辻村さんの作品は、ハッとさせてくる瞬間があり、嫌いではない。物語の中心は女性特有の嫉妬や羨望等だったので、ライトな真梨幸子作品な感じでもありました。
★31 - コメント(0) - 2016年12月23日

本文はもとより、あとがきも秀逸。 大きな事件が起きるわけじゃないが、当たりま枝が、その時その一瞬を個々の人格を持った人たちが「経験」している。 田舎の人だから、ではなく、都会にでていく一、成功した人への嫉妬の描き方が非常にリアル
★7 - コメント(0) - 2016年12月21日

表面上は仲良くしていても、心の中で相手を見下していたり、自分は優れた人間なのだと周りに思われたい気持ち。誰もが感じた事のあるような負の感情がしっかりと書かれていて、私も思い当たる事が多く強烈に印象に残った。キョウコの謎が分かった時は、思わずページを遡り高校時代の描写を確認してしまった。
★7 - コメント(0) - 2016年12月20日

高校の同窓会に出席しない女優のキョウコを出席しようとする同級生達の葛藤。嫉妬と欲望がうごめいていて切ない作品だった。 キョウコさんの謎も分かったが、最後はスッキリしなかった。
★14 - コメント(0) - 2016年12月18日

辻村さんの作品は初読み、初読みには特殊なものを選んじゃったのかな? ちょっと湊かなえ的で、登場人物の内面がコレデモカと言うぐらい描写されています、同じや似た名前の人が複数出てきて分かりにくいなと思って居たら、名前のトリックに見事にひっかかりました。しかし、世の中の人はこんなドロドロした感情で学生時代を過ごしていたのね…自分なんてあっけらかーんとしていたなとつくづく思ってしまった、ちなみに、この年になっても結構あっけらかーんと生きてます。他の作品はまた違う様なので、機会を見て読んでみようと思います。
★12 - コメント(0) - 2016年12月17日

★★☆☆☆○
★3 - コメント(0) - 2016年12月15日

キョウコが2人いる意外性。 誰も死なず、青春時代に戻ったような読後感
★6 - コメント(0) - 2016年12月2日

面白かったです。全然気付かなかった!読んでいると自分の学生時代の嫌な思い出が蘇り、ダークな気分になりました。女子カーストあるある。カースト底辺の私は何をするにもカースト上位のキラキラ女子に怯んだものですよ。みんなそんなに同級生と繋がっていたいのかな?年2回のペースで同窓会を企画する奴の気持ちは永遠に理解できません。
★10 - コメント(0) - 2016年11月28日

★★★☆☆ 響子=キョウコだとずっと思ってました。騙された(ノД`) 学生時代のことをこんなに何年も気にして生きていくもんなんですかね? 一番 嫌いなキャラは、ゆきでした。
★19 - コメント(0) - 2016年11月26日

一読しただけでは少し理解しにくいと思った。色々な仕掛けがあって面白かったが、おそらく読み逃しているところも沢山あるので再読したい。登場人物の心情が丁寧に迫ってきてとても良かった。
★7 - コメント(0) - 2016年11月26日

女優になった同級生キョウコを同窓会に担ぎ出そうと元クラスメイト達が画策する。それぞれの視点で現在と過去のキョウコの話が語られるが…。読んでいてなんか違和感を感じつつ、高校時代の友達の上下関係に息苦しくなりながら読み進めた。後半、そういうことだったのか!と思うことあり。読み終わってすぐ読み返してしまった。物語がそれぞれの視点から別々に語られるからわかりにくかったが再読していろいろと納得。上手く出来てるなぁ。それにしても自分の損得だけで動く人は苦手だわ。いじめた人って自分がしたことの重大さを忘れてしまうんだね
★17 - コメント(0) - 2016年11月24日

巧い作り方だと思ったけど、真相が分かった最後のほうでは、なんかこう、もやっとした。クラス会…私は出たくない…(^^;)))
★30 - コメント(0) - 2016年11月22日

毎年行われる高校の同窓会。卒業して10年…女優になった同級生に参加してもらおうと話題になるが…。なかなか読むのに時間がかかりました。そして息苦しかった。終盤に「あっ!そういう事か!」で納得でしたけど。確かに呼び名にも上下関係ってあったのかも…
★39 - コメント(0) - 2016年11月20日

太陽の坐る場所の 評価:62 感想・レビュー:1628
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