64(ロクヨン) 下 (文春文庫)

64(ロクヨン) 下 (文春文庫)
あらすじ・内容
二〇一二年のミステリー二冠! 究極の警察小説登場!
昭和64年に起きたD県警史上最悪の事件を巡り警務部と刑事部が全面戦争に突入。その狭間に落ちた広報官・三上は己の真を問われる。

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64(ロクヨン) 下の感想・レビュー(5310)

上巻に比べると、加速度的に面白くなっていった。警察内部の抗争とマスコミの応酬、過去の誘拐事件と現在の三上の家庭、よくもまぁこんなに細部に至るまで、きっちりかっちり色塗りされているんだろうかという緻密さでした。三上さんの昔刑事、今警務、お前はどっちの人間なんだ!という立ち位置が、とても悩ましく、硬い面を被った警察官としての顔と、人として苦しい立場にいる中年男の顔が交互に表れる感じが、いかつい物語に人間味を加えていると思います。特に展開に構えず読み進めていたので、後半の仕掛けには、ええ?!とのけぞりました。
★39 - コメント(2) - 3月26日

下巻に入って圧倒的なスピード感。評判通り。ぜひお勧めします。
★7 - コメント(0) - 3月24日

「明日のために今日を費やすことは愚かなことだ。今日は今日のために、明日は明日のためにある」自分が空回りしていることはわかっている。それが、家族のため、組織のため。いや気がついたら自分の為だとしても。自分の持ち場で起こっている事実。自分の意見を貫くことも大切だけど、もう少しまわりを見渡す冷静さも必要かもしれない。昭和64年を生きた人間の熱い血は、ちょっとやそっとじゃ冷めやしないけど。
★16 - コメント(0) - 3月17日

ほぐすつもりが、美雲はますます表情を硬くした。こっちがほぐれていないからだろう。理屈ではないのだ。年若い部下に楯突かれた。女にやり込められた。そうさせたのは自分だとわかっていても、こうして職場で面と向かうと現実から目を背けたくなる。
★10 - コメント(0) - 3月17日

三上さんを困らせないでーに尽きる本面白かったです
★9 - コメント(0) - 3月14日

 展開はスピーディーながら雰囲気はずっしりと重たい。そもそも警察内部の仕組みをよく知らないので話についていくだけでも大変だったが、広報官として記者と警察内部の板挟みに苦しむ姿がこれでもかと書かれていて読んでいるだけなのに胸が息苦しくてたまらない。  横山作品はこれが初めてなのだが、文章は簡潔なのに登場人物の感情があふれ出してくるような不思議な感覚を覚えた。  雨宮の14年間が作中で露わになったときの衝撃は今でも忘れられない。14年間のことを三上が推測する一文だけでなぜか雨宮の慟哭が聞こえたような気がした。
★15 - コメント(0) - 3月9日

なかなかの奥深さを感じました。 組織の中の立場と理想のギャップはどこにでも大なり小なりあり、結局は当事者の心ひとつなんでしょう。 読み終えて、どうしても引っかかるのは、娘の消息とその後の家族です…。
★58 - コメント(0) - 3月9日

面白かった。横山作品では、今のところNo.1です。映画のキャスティングはちょっと違う気がする。
★19 - コメント(1) - 3月8日

警察関係の登場人物が多くて誰が誰か分からなくなったりもしましたが、トリックは今までに類を見ない物でした。”あゆみ”はどうなったのかそれが気になります。
★27 - コメント(0) - 3月4日

さすが横山秀夫!想像つかないラスト、そこに行き着くまでのストーリー展開の面白さ、それからやっぱり切ないなあというオチ。映画の方もDVD借りて見てみたいです。
★10 - コメント(0) - 3月4日

rui
おもしろい! はじめは聞きなれない広報官という立場や警察記者たちのやりとりが理解不足でアレ?と思っていたのに誘拐の物語や文章にどんどん引き込まれていった。 個人的には結末がとても悲しい。
★19 - コメント(0) - 3月4日

来たるD県警察本部への警察庁長官視察を契機に刑事部の弱体化を目論む警務部に対し、刑事部が反撃の狼煙を上げる。警務部秘書課広報官である三上義信警視は、現に席を置く警務部に付くか、元刑事として刑事部に義理立てするか苦悩する一方、事件情報の匿名発表を巡る記者クラブとの確執に風穴を開ける。そして、D県警史上最悪と云われた昭和の未解決事件「ロクヨン」が、突如動き出す。不祥事の隠蔽、とりわけ公職にある者によるそれは、人の一生を、ときに数多くの人生を、大きく狂わす。日々、誰のために仕事をしているのか、忘れてはならない。
★15 - コメント(0) - 2月26日

初読、横山秀夫作品です。主人公の頭の中が複雑すぎて、署内のいざこざ?64事件の捜査?娘の行方? 全てが絡んで最後があれだもん。やられたって感じですよ。最後を知った上で、また最初から読み返すのも面白いのじゃないかと… 他にも興味ある作品が多いので、いつか警察物キャンペーン、始めたいです(勝手に自分でキャンペーン開催)あ、しつこいですが最後にもう一度!間違えて下巻を2冊買ったKis-My-Ft2の横尾渉さん、これは上巻を買って読んだほうが良い!映画もだけど原作も!
★9 - コメント(0) - 2月26日

警察という組織の中でここまで、せいじてきなたいりつがあるとは、、、はじめ、被害者を巻き込む警察内部の政治闘争ばかりに目が向いて こんなことでは、犯人にたどり着く前に話が終わってしまうのでは、、、と、ヤキモキした。しかし、最後になって思わぬ展開。ちょっと呆気なかったかな。声だけで、ロクヨンの犯人にたどり着くのは、少し無理が有るのでは。でも、ページをめくるのももどかしいぐらいに入り込んでしまった。
★11 - コメント(0) - 2月25日

刑事部と警務部の確執、横暴なマスコミ。これがリアルで起こっていることではないと思うが小説としてはありなのかなと思う。終始、重たい空気に包まれて気分良くは読めないのだが、ページを綴る手は止まらない。ラストはハッピーエンドとはいかないまでも爽やかであったことが救いだ。再読はしないだろうな。
★12 - コメント(0) - 2月24日

◇わからないのか?警察は警察だけじゃ真っ当に生きていけないんだ。腐ってる自覚がないままどんどん腐っていってるんだ。記者がどれほど信用ならない連中であろうと、娑婆がどれほど穢れていようと、繋がっていないよりはましなんだ。◇組織の中ではそんな人間が勝っていく。秘密を余さず抱え込んだ者が生き残る。自分の秘密を、一つ口にするたびに人は負けていく。二渡といると、そんな思いに捕らわれる。◆明日は我が身。
★18 - コメント(0) - 2月24日

長い。特に上巻が長い。無駄に冗長。前半をもっと絞って、後半の64事件の顛末を厚くした方が面白かったと思う。 個人的に娘の家出エピが、無言電話ネタを使うためだけの単なる一部品になっていたのが不満。無言電話を事件に絡めた上で、家族の問題としてもきちんと解決していれば、もっと心に残る作品になったと思うと、もったいない。 あと二渡は主人公のライバル的位置づけであろうに、影が薄すぎ。ラストの屋上のシーンも、全体を通してもっと二渡に存在感を持たせた方が、物語に重みが増したし余韻もより深いものになったのでは。
★1 - コメント(0) - 2月22日

物語の迫力に圧倒された、素晴らしい。警察組織の軋轢を描いた社会派サスペンスとしてだけでなく、ミステリーとしても申し分なし。最後の誘拐事件の怒涛の展開は今までの人間ドラマもすっかり忘れて没入してしまった。松岡がなんともかっこいいい。これは映画も絶対見よう。
★11 - コメント(0) - 2月21日

感嘆! 上巻からの熱が更に熱くなって、後半は完全に物語に引き込まれてた。 最後の三上と二渡のやり取りも最高だった。
★12 - コメント(0) - 2月21日

登場する人物たちマジ己の人生に命賭け過ぎ。中心人物全員が全員硬質過ぎて笑えてきてしまった。真摯に生きてて偉いなあと思うけど、気骨の人の葛藤って読んでてチョイ疲れる。自分がナヨナヨしてるからかしら。個人的にはすぐヒヨってゴマする石井とか、チンケな脇役の人が歩んできた人生の方に興味がある。とはいえ主人公の過剰なホドにナルシスティックな心理描写がメチャ良いので楽しく読み進められる。痺れるほどカッケーパンチラインも多数。たくさん付箋貼った。
★10 - コメント(0) - 2月20日

最後、すべてのことがつながり、素晴らしい終わり方だった。いや~よく練って作られているなぁ~。それにしても、警察内部の駆け引き、広報官としての信念。いろいろな角度からグッと引き寄せられる展開。文章から、行間から緊張感が伝わってきて、ページをめくる手が止まらなかった。映画も見てみたい‼
★28 - コメント(0) - 2月19日

上巻で広がった話がこう終結するかって感じです。三上だけではなく,色々な人たちの矜持に胸打たれます。
★11 - コメント(0) - 2月19日

誘拐事件からの盛り上がりにドキドキした。いろいろな伏線が最後に混じり合って凄い。なんとも言えない結末から現実感が出てる。三上の広報官としての決断や娘への決断が格好いい。映画見よう。最後の「自分の秘密を、他人の秘密を一つ口にするたびに人は負けていく」って響く
★35 - コメント(0) - 2月18日

私が若い頃の刑事ドラマは、時代劇のような定番の展開、こんな刑事いないよ!な荒唐無稽な面白さに夢中になったものだ。今はリアリズムの時代。企業モノ、警察モノ、「実際にこんな軋轢があるんだろうなあ」というフィクションが圧倒的だ。しかし人間ドラマであることは共通だ。様々な警察官、報道記者、被害者、犯人の心の動きは変わらない。後編の見せ場は、警察庁長官視察前日に起きる新たな誘拐事件、それがロクヨンと密接に関わる点だ。時々刻々と進む誘拐の成り行き、身代金授受の場面が迫力満点。三上が不屈の魂を見せる終幕の余韻がいい。
★42 - コメント(0) - 2月14日

上からなかなかのボリュームだったが、読み進めるにつれ引き込まれた。 仕事では時には腹を括らなければいけない時がある。そして道は自ら切り開かなければいけない。と思わされた
★9 - コメント(0) - 2月13日

★★★ 警察内部の詳細描写や、登場人物の心理表現など圧倒的すぎる、緊迫感や迫力が文字を通じて伝わってきた。
★10 - コメント(0) - 2月13日

おもしろい!事件が動き出すドキドキハラハラの展開たけでなく、裏で交錯する刑事部、警務部、広報の静かなる意思のぶつかり合いも同じように「先を知りたい」という読欲に駆られる内容でした。映画観ます
★14 - コメント(0) - 2月12日

2016.6映画。佐藤浩市、綾野剛、瑛太、榮倉奈々、夏川結衣。当初のロクヨン事件にまだ触れてこないと、ヤキモキしながら読み進めた下巻。広報との戦いが、生々しくもウルサイ。それより早く教えてー、急展開まだー?って思いで読み進めた。最後の50ページは怒涛だった。最後の最後で…ってキターー感じだった。今まで起こってたたわいない日常の一コマ一コマが、繋がった時…体が高揚しました。
★13 - コメント(0) - 2月12日

事件が進展する後半。サクサクと読めました。 記者と広報室との戦いや、警務と刑事の戦い。そして模倣的な誘拐事件。いろいろな事情や思惑が絡んで、展開がとても気になって、読むのが止まらなくなりました。 映画を観ていましたが。また観たくなりました。
★15 - コメント(0) - 2月10日

県警の広報官が警察組織の悪しき体質と記者との板挟みの中で、身体を張って職務遂行していく話。 職務遂行をしていくなかで14年前に起きた未解決誘拐殺人事件の裏で起きていた警察の失態を探ることになる主人公は刑事への未練を残した広報官。クライマックスに向かうにつれ、どんどん引き込まれていく。 ストーリーの面白さに加え、葛藤、決断、失敗の心情表現が丁寧に描かれていて一緒になってドキドキしたり手に汗握りました。
★10 - コメント(0) - 2月10日

上巻は余り面白くなかったが、下巻に入り、様々な伏線がつながり始め、新たな事件とロクヨンの事件が絡み合って、解決に向かっていく。多くの未解決の問題が残るが、刑事として、広報官として、人間としての矜持や親としての受容など、様々な余韻を残して終わった。佳作といえる。
★7 - コメント(0) - 2月10日

Jun
誘拐事件や娘の失踪などが起こる中で組織の軋轢に生きる県警広報官三上の推測考え思いなどが丁寧に描かれた警察小説。23歳の元交通課の三雲にはぜひ会ってみたいが、それにしても本書に描かれる松岡参事官は男が痺れるほどの男前だ。その言動一つ一つが男前すぎる。ひょっとしたら二渡も男前なのかもしれない。じゃあ「陰の季節」を次は読まなくてはね。読後、ふとクリスマスローズの花言葉を調べた。「追憶」「私を忘れないで」だった。
★11 - コメント(0) - 2月10日

skr
【借本】久しぶりの警察物。じっくり読み込まないと進めない、読み応え十分と言った感じ。刑事と警務、警察と記者、上司と部下。それぞれ立場があって、家庭の事情もそれぞれあって、その中で苦悩を感じながらも仕事に生きる人たちの描写が細かく書かれてる。松岡がとにかくかっこいい…! ラストは娘と再会して終わるとばかり思ってたからそこがすごく悲しい、、、そうしてしまったら話が軽くなっちゃうってことかな、、、映画で三上はピエール瀧なのね、イメージに合っていて観るのが楽しみ。
★13 - コメント(2) - 2月8日

漢字多めの警察用語と部署とか、名字と役職がこの人誰だっけ?どっちサイド?とかで上巻の真ん中くらいまで何回か挫折しました。中盤以降から下巻はもう一気に読みました。面白かったんだけど、やっぱり最後はロクヨンの犯人がちゃんと逮捕される所まで見たかった!そしてやっぱりあゆみに帰ってきてほしかった!せめて電話だけでも。安っぽい終わり方になっちゃうのかもしれないけど、それでもやっぱりあゆみに帰ってきてほしかったんだよなーほんとに。冬なのに急に咲いたクリスマスローズに賭けます。
★11 - コメント(0) - 2月7日

読み終えて……人間ドラマの塊でした。部署や立場そして様々な者が抱える思いがぶつかり合う。意地なのか執念なのか……ふと思う、何気に実際事件が起きた際の捜査から解決までの過程……大変なモノだと。安上がりなドラマで有りがちなラーメン食いながらの……閃いた犯人はアイツだ!などの終わり方は実際には無いものだと痛感。映画の方なども確実に検証し、今一度64の世界観に溺れたいです。サイコーでした。
★25 - コメント(0) - 2月7日

刑事物って総じて矛盾と正義の中で戦っててせつないなあ、と久しぶりの横山作品で実感。最後までわからない結末にハラハラして一気読みしてしまった。 ドラマも映画も見てみたいけど、ピエール瀧の方が三上広報官のイメージに合う!
★13 - コメント(0) - 2月7日

http://naym1.cocolog-nifty.com/tetsuya/2016/06/post-2fff.html
★3 - コメント(0) - 2月6日

警察というのは大きな組織でその奥行も深いことを深いことを改めて知る。誘拐や人質事件でもし被害者の命が奪われた時、ストーカーで被害にあったとき報道でよく聞くのは「事実関係を調査中」のような対応も耳にする。その報道も冤罪報道や加害者に対する過剰な報道もある。人が人を逮捕し人が人のことを伝える難しさが伝わってきた。映画も見てみたい。
★97 - コメント(0) - 2月4日

手に汗握りました・・・。映画の方も観てみたいですね。
★7 - コメント(0) - 2月3日

面白かった。昭和64年に起きた、迷宮入りの児童誘拐・殺人事件…は置いといて、D県警の警務部広報課(刑事部からするとキャリア組接待用の汚いポスト)に飛ばされてしまった失意の元刑事の、マスコミ・悪辣な上司・警察署内の派閥への対応、その中で明らかになる警察内外の大事件を描く。さらに鬼瓦な「父親似」の顔になってしまった娘は錯乱から失踪中で、妻は病み、この世のお父さんの地獄が見える小説。警務方の「陰の季節」、陰惨な派閥争いと誇りの「第三の時効」、それぞれの横山節をミックスさせ心ゆくまで描いた力作。万人受けはしまい。
★14 - コメント(1) - 2月3日

64(ロクヨン) 下の 評価:52 感想・レビュー:1779
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