最終講義 生き延びるための七講 (文春文庫)

最終講義 生き延びるための七講 (文春文庫)
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最終講義 生き延びるための七講はこんな本です

最終講義 生き延びるための七講の感想・レビュー(190)

組織論については完全に同意。「人を見る目」というのはその人個人を見るのではなく、組織にその人を置いたらどうなるかを見る目という文章が心に刺さった。
★4 - コメント(0) - 3月7日

「朝三暮四」猿が支配してる国、日本か。
★3 - コメント(0) - 2月14日

内田樹氏の本は何を読んでも面白いのですが、特に教育論は何度でも読み直したくなります。優れた著述家の文章の中には(この本は講演録ですが)、うまく言葉になっていない感覚を言葉で提示してくれるものがあり、時にそれがカタルシスをもたらしてくれます。昔は「当たり前」とか「常識」だと言えば済んでいた事柄を内田氏のように明快な言葉にしなきゃ伝わらない面倒な時代なんだな、とも読む度に思います。
★1 - コメント(0) - 2月10日

単行本で読んだが再読。国家や学校の株式会社化に対する内田先生の激しい怒りが伝わってくる。
★4 - コメント(0) - 2016年8月9日

内田樹の語りのベースは本人も言うように「共同体の最大の目標はその存続」であるが、それがしっくり来ない人には心底わからない本だ思う。
★3 - コメント(0) - 2016年8月4日

家族の話、教育の話、呪いの話、武道の話、この本に限らず、内田樹はいつも「生き延びるための」話をしている。印象に残ったところまとめ:共生に必要なのは、善意や寛容さなど個人の資質ではなく、自我の枠組みを拡大し、隣にいる人を「いずれそうなるかもしれない自分」「そうであったかもしれない自分」、自分の可能態として支援すること。個人が倫理性を高めようとして「自分は他の人たちよりも人格的に高潔で慈愛の深い善人」だという自己評価が強化されると、そのへんでうろうろしている幼児や老人を見て「これは私だ」と思う可能性は減り、他
★3 - コメント(0) - 2016年8月2日

行きの飛行機で読み、面白かった。教育論には、頷くことが多いが、それ以外は極論過ぎる面も。多様性は大切。
★10 - コメント(0) - 2016年6月14日

多様なテーマと思いきや、根底にあるのは教育。なんで勉強しなきゃいけないの、大人になってなんの役にたつの?という質問への答え方のひとつ。とりあえず勉強しておけば、いつか大人になってそれを心で身体で感じられる日がくるからだと。教育をビジネスにしてはいけない。講演7回分、北方領土、村上春樹、ユダヤ人、ワンピース、話のネタは導入から問題提起までとても色鮮やか。
★24 - コメント(0) - 2016年5月28日

セーガン、トッド、内田センセと読んできて、科学、社会学、哲学と、我ながらいつもながらの乱読やなぁと思ってたのだけど、これらの3つの著作に共通しているのが、社会を構成するためにいかに成熟した成員を育て上げるか、という問題点である、ということに気が付いた。内田センセが常に主張しているのが、教育の受益者は教育を受ける者でなく社会である、ということやけど、同じことを別の切り口でセーガンもトッドも語っているのだなぁ、と。なので、教育に市場原理主義は相容れないし、幅広い教養は長い目で見れば必ず社会のためになる、と。
★5 - コメント(0) - 2016年3月4日

講義を集めたものだけど、それぞれ凄く面白くいろいろ考えさせられたな。文庫用に付け足した章も、よくぞ言ってくれましたという感じだったな。
★2 - コメント(0) - 2016年2月27日

昨今の高校生の進路希望を見ると、「経済・経営」系や「教育・福祉」系、「看護・医療」系がその大半を占めている。なんでそういう勉強をしたいのかというと、すべて仕事に直結しているからである。ここ数年、特に「キャリア教育」が盛んになってきた。「将来就きたい職業を探して、その実現のために勉強をする。そうすれば効率よく進路実現のために勉強できるだろう。」というのがその根底にあるロジックなんだろう。人文科学系が冷や飯を食わされているのも、この辺りが原因か。内田先生の講義録を読んだのち、もう一度再考が必要だ。
★17 - コメント(0) - 2016年2月5日

まあほんとこれよね、という感じ。教育とビジネスは本質的に相容れないのだ、というその主張に尽きる。建物のもたらす教育効果への言及もおもしろい。なんでも明るく、吹き抜けにすりゃいいというものではない。
- コメント(0) - 2016年1月20日

著者が大学etcでの講義で実際に話した内容が掲載されている模様。追加された最終章(2014.11.22)を除いたその他の講義は巻頭から順に年代を遡っていく構成になっているので、「この話はこのときのこの話とつながっていたのか」と気づける構成になっているのがいい。ぜんぜん違うテーマで話をしているのに、根底としてつながる考えが読み取れる。 教育を職にしているものとしては一度触れてみたほうがいい教育に対する著者の考えがふんだんにつまっている。
- コメント(0) - 2016年1月19日

アメリカの政治にちょっと興味持てた
- コメント(0) - 2016年1月13日

話し言葉であったから、わかりやすかった。様々なトピックがあったが、印象に残ったものはアメリカに対する考えと教育に関する考えだ。日本の政治家、メディアなどはアメリカの悪いところを言わない。教育にビジネスを持ってきてはならない。著者は私が考えなかったを具体的に述べていた。絶対に正しいことではない、あくまでも1つの考え・意見だということを心の隅に置きたい。(まさにその通りと思っていいところもあるだろうが)
★6 - コメント(0) - 2015年12月31日

これが最初の講演録とあとがきで知って絶句したのだが、内田さんが教育や師弟関係について「語る」時、その口調は俄然熱気を帯びてくる。この本でも基本的に、知性と学びのパフォーマンスを向上させ、教育を蘇生させることについて語られている。著者は、教育に市場原理が導入されることに断固として反対している。近年の教育の「衰微」の根本的な要因が、市場原理の導入にあるというのが著者の見立てであって、教育の命題とは、それを受けるものの市民的・霊的な成熟にあるとしている。そのためにも、「師弟関係」の回復は重要だと指摘している。
★27 - コメント(0) - 2015年12月31日

これを勉強したい 」のだけれど 、どうして勉強したいか 「わからない 」というときです 。勉強する以外に 、この 「もどかしさ 」を解消する手段がないから 、勉強する 。それが学びの王道なんです 。 すごくしっくりした。 他にも、言葉でうまく言い表せないことをすごくわかりやすく伝えてくれた。 とても良い本です。
★3 - コメント(0) - 2015年12月23日

いつもの内田節だが、講演録のせいか、熱がすごい。普段なら断定しないところや、両論併記するところを、言い切ってしまう。押し切ってしまう。いいね。建築や教育や昭和残侠伝など、面白い話、多数。しかし、最後に沖縄が唯一の希望と言う話には参る。本当に希望が小さ過ぎるね。
★7 - コメント(1) - 2015年12月10日

面白く興味深い話なんですが、どこか自分の中で受け入れがたい内容がありました。これが内田センセの教育の成果なのか、ただの反抗期なのかわからないですが、また読んでみようと思ってます。公演中に話す内容を忘れたと言う、というのは凄く好きです。
★3 - コメント(0) - 2015年12月1日

脈絡なく飛んでいくのに、いつのまにか着地している。そこかしこに思わずぐぐっとなってしまう響くセンテンスやメッセージが詰まっている。その都度その都度、捉え方が変わりそうな、話し言葉の脈絡ない記録は、いわゆる書物とは違う妙な味わい深さをもっている。
★2 - コメント(0) - 2015年11月9日

とにかく面白い。すっきりよくわかるし!ただ、文字になっているからよくわかりますが、講演で、会場で聞いていたらどうなんだろう。ぜひ聞いてみたい。 そして、もっともっと読みたい。
★2 - コメント(0) - 2015年11月9日

6つめの講義「日本人はなぜユダヤ人に関心をもつのか」日猶同祖論の話は初めて知る内容でした。/4つめの講義「ミッションスクールのミッション」が好き。財務担当の方は耳が痛い内容でしょうけど、心意気だけはこうでないと。いい話だな〜。/講義というタイトルですが、7つの講演の講演録です。でもその語り口は、法話、説教(悪い意味ではありません)のそれでありました。ありがたい、ありがたいお話しの数々でした。
★9 - コメント(1) - 2015年10月31日

この人の話には漠然と思っていることを明確に言い切ってくれる快感がある。教育に関して。学問に関して。政治に関して。あるいは興味深い考察に出会い新しい世界が広がる。ヴオーリズ建築についての記述は詩的でもあるし、講演の途中頭の中が真っ白になるとき口をついて出てくる話は自己分裂を起こしていて、このような内的対話が思考の本質、というような観点がとても面白いし思い当る。「予想しないアイデアが展開するときの、あのめまいがするような多幸感」
★6 - コメント(0) - 2015年10月30日

基本的に内田センセイの著作は、データや資料にあたって論理的に展開されるのではなく、どちらかと言えば印象批評。そこが常識的な素人が抱く社会への違和感にひじょうに寄り添っているとも言えるし、ときによっては根拠の無い暴論になることもある。でも本書は内田センセイの本分であるところの教育論だから、「印象批評」といってもすべては体験に裏打ちされているわけで、いつも以上に説得力がある。しかも「講演録」というフォーマットがプラスに作用して、文章にドライブ感があるので、センセイの著作の中ではいちばん好きかもしれません。
★9 - コメント(1) - 2015年10月26日

これは良書。 内田氏の考え方に納得できるかどうかは賛否両論あるかもしれないが、とてもシンプルながら深い洞察で明快な意見を述べられており、話がとてもわかりやすい。 この話の展開はとても参考になる。 個人的には、内田氏の考え方には賛同できるところも多い。
★3 - コメント(0) - 2015年10月24日

上々。
★1 - コメント(0) - 2015年10月17日

内田樹は自由人だ。知識を蓄えるのではなく、いろんなつながりの可能性をしめしてくれる。 共感は難しくても、そんな考え方もできるんかと思考がニュートラルになる。 最後の政治や教育が株式会社化してる危険性の指摘には納得。
★18 - コメント(0) - 2015年10月17日

ご時世もあり、政治的な箇所に反応してしまいそうですが、ここは、わが身を顧みて・・・全ての教育機関の起点にあるのは「教えたい」という強い意志。教育機関というのは多様でなければならない。多様なサイズの、多様な教育理念、多様な教育方法を持った学校が、それぞれに自分の教えたいと念じたことを旗幟鮮明に掲げて、多数並立していること。これが一番大事である。教育機関の真の価値は財務内容でも、在学生数でもなく、そこでどのような人間を生み出したかということで、考量される。クラブと置き換えてみる。合点。
★2 - コメント(0) - 2015年9月24日

内田先生のここ最近の講演録。政治の株式会社化、教育の経済効率の追求といった時代の風潮についての解読はいつもながらの鋭い切り口。沖縄米軍基地に核兵器があるや無いやの解説も他では読んだことのない独特のもの。いろいろ学ばせてもらっております。
★7 - コメント(0) - 2015年9月20日

単行本の再読。文庫本のために追補された分のボリュームが大きくて手にしたわけだけど、内田センセイの怒りが柔らかく語り口から伝わってくる。そしてそれが伝わる人と伝わらない人がいるんだろうなと。良し悪しではなくて。
★2 - コメント(0) - 2015年9月14日

凄い奴の本をとりあえず読みたい謎が腑に落ちた
★1 - コメント(0) - 2015年9月9日

2010年から2014年に行った講演内容をまとめた一冊。教育問題のみならず、フランス文学、人文科学、ユダヤ、外交問題と内容が多岐に渡る。教育に等価交換は必要ない、と言い切れる教師や親が必要だと感じる。一度講演を聞いてみたいものだ。
★6 - コメント(0) - 2015年9月2日

内田樹の取り扱う、教育、ユダヤなど広範囲なテーマを一冊にして把握できるのが、本書の意義。
★13 - コメント(0) - 2015年9月1日

内田先生のエッセンスがぎっしり詰まった講義録。その中でも文庫本ボーナス・トラックの「共生の作法」が一番良かった。教育現場には市場原理を持ち込むなと日頃おっしゃっている内田先生が、90年代に大学へ成果主義を導入することに尽力されていたという話にびっくりした。教員評価システムの失敗に気づいたことがその後の教師論のベースになったのだろうなとしごく納得した。
★19 - コメント(1) - 2015年8月30日

現在、大学が実学に偏っていって、文学部などがなくなっていっているけれど、本当にそれがいいことなのか。その問いに一つの答えをくれる。ぜひ一回生で話を聞いてみたいと思わせる本。
★2 - コメント(0) - 2015年8月21日

文庫版付録の共生する作法が一番印象に残ってしまった。単行本でなく文庫の方を買ってよかった・・・。印象に残ったのは、自我をどこまで拡大できるかという話。未来の自分たる高齢者や過去の自分である子供も含めて自分と考えると「自分の問題」として考える範囲が広がる、と。
★3 - コメント(0) - 2015年8月19日

心に残ったところ。研究はアカデミック・ハイにアディクトしていること、教育者は選ばれないリスクを引き受けること、話している自分を聴いている自分を意識すること。再読したい。
★3 - コメント(0) - 2015年8月16日

フランス文学者で神戸女学院大教授の著者が退官するにあたっての講義集。「日本の人文科学に未来はあるか」「日本のこれからはどうなるのか?右肩下がり社会の明日」「教育に等価交換はいらない」「共生する作法」など。今まで漠然と考えていてモヤモヤしていたものに、確かな解が与えられた様な読後感。日本人がフランス文学を学ぶ目的とは、フランスのエスプリを手に入れる為であることを理解しました。文系、特に文学部出身者にオススメの一冊です。良い本でした。
★13 - コメント(0) - 2015年8月11日

著者の思想を語る講演録である本書の副題に「生き延びるための」という語句のあることが気になった。2015年現在の閉塞感に満ちた状況を「生き延びる」という、比喩的な意味だと最初は思った。しかし読むうちに、比喩などではなくリアルな生身の身体を持つ生命体としての人間―すなわち僕を含むこの時代を生きる人たちが、文字どおり死なないようにとの意味ではないかと思い始めた。思想や教養などといわれるもの―それらを総称して「知」といおう―とは、精神のお飾りなどではなく、人間とその共同体を生かすために、切実に必要なものなのだと。
★6 - コメント(0) - 2015年8月8日

最終講義 生き延びるための七講の 評価:68 感想・レビュー:68
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