もう一枝あれかし (文春文庫)

もう一枝あれかしはこんな本です

もう一枝あれかしはこんな本です

もう一枝あれかしの感想・レビュー(55)

架空の小藩を舞台にした「女の戦い」、愛する者の為に一途に貫く恋の道。 梅、菊、桔梗、竜胆に桜、花の香を纏わせながら一人立つ。 なかなか良い短編集である、女たちの心根が泣かせる。 あさのあつこ、何でも書ける作家である。 児童文学者というレッテルはもう古いのだろう。 と言っても児童書は少ししか読んで無いのだが・・・この作家の時代小説は、目が離せない。
★15 - コメント(0) - 1月9日

片想いの話や夫婦の話、それぞれの短編の主人公は男だったり女だったりするが、共通しているのは想いの強い側だということで、何を書いてもぶれないのがあさのあつこだと感心した。
★11 - コメント(0) - 2016年12月6日

久々の読書。時代小説の短編集で、解説にある通り匂いがある。本編も良かったが、大矢博子さんの解説もとても良かった。"甚三郎始末記"子供に見た目で泣かれる甚三郎だが、恋の始末の潔さがいい男です。"女、ふたり"最期まで強くあろうとする、お江井の生き様が素敵です。"花散らせる風に"葉村の藩政を上り詰めた想いの強さが光ります。"風を待つ"風の香りが舞い込んで来そうでした。"もう一枝あれかし"藤江と日出子の女子の戦が始まった。一枝の誕生によって描かれる、小さいながらも瑞々しい生命力が良い。
★8 - コメント(0) - 2016年10月13日

tmm
この時代の女は静かで強く、美しい。短編集だから仕方がないのだけど、いかんせん短編すぎるかな。読み易いけど。
★2 - コメント(0) - 2016年10月10日

男女の始末を、激しくも静かに描いた時代物の短編集。収められた五編はどれも面白いのだけれど、短編ではちょっともったいない気がした。せめて中編ぐらいの長さでじっくり読んでみたかった。
★2 - コメント(0) - 2016年5月20日

帯の、散り急ぐ男たち、遺された妻、という言葉からもわかるように、辛い話の連続で読み進めるのに苦しい思いでした。ですが、話の舞台である小舞藩の四季折々の景色が、話の辛さを中和させ、各短編を美しく潔く終わらせてくれます。各短編のタイトルの挿絵の美しさも印象に残りました。
★5 - コメント(0) - 2016年5月20日

n
人の生き死ににまつわる短編集。日々の生活の延長にふいに訪れる生死の選択。死の決断も生きる決断もその人の生き様のとおりで特別な事ではないのかもと思いました。しかし時代物なだけに命が随分とはかないのが切ないです。悩み迷い怖気づいた一遍もあって良かったかも。
- コメント(0) - 2016年5月19日

あさの先生の時代小説の中で一番好きかもしれない。
★1 - コメント(0) - 2016年5月5日

118冊目。短編集、話の最後、全部うるうる。生き様に、一途な思いに、泣かされた…女は強いなぁ。男の死によって、生かされる、残されるものの辛さ、信じた後の裏切り、それでも生きて欲しいと思う気持ち。ぐっときました。
★2 - コメント(0) - 2016年4月30日

気にはなっていたものの「バッテリー」などの現代青春作品が目立つあさのあつこ。 宮部みゆきの例もあるし宇江佐真理亡き後のぼくの時代小説を埋める枠を求めるべく初めて手に取った。 解説にもあるが藤沢周平を思わせる文の清々しさと潔さを感じる。時代は江戸だろうが武士の始末記であったので求めていたものと少し違ってはいたがとても良い作品、良い作家には違いない。これはこれで正解。 求めているのは江戸の庶民の泥臭さを感じられる作品、作家。 現代小説同様に怯える事なく読み進めるしかないのだろうな。
★5 - コメント(0) - 2016年4月2日

男と女の始末記5編。これだけの強い決意と覚悟は、時代小説でなければ描けないのだろう。「女、ふたり」お互いに好きあって一緒になったのに、聞けなくて誤解したまますれ違い、子を失った深い悲しみをお互いに埋め合うことができず、気付いた時にはもう一緒に過ごす時間は限られていて…。哀しい。「風を待つ」迎えにくるかわからない男をいつまでも待つ女。信じる気持ちが支えになっているのだろう。すれ違う愛が切ない。「もう一枝あれかし」何も言わず散り急ぐ武士の男、のこされる妻の想いを思う。
★21 - コメント(2) - 2016年3月28日

死をもってしか責任を果たすしかない時代。残された女の強さを感じる。しかし、現代は苦しんで生きる簡単に死をもって償えない時代だ。男にとってどっちがいいの?逃げて生き延びたほうがいいかな?
- コメント(0) - 2016年3月27日

切ない想いの時代もの短編集。女の身分や生き方は様々でも、誰にでも同感出来たり感情移入できたりする不思議な感覚を味わえました。あさのあつこ先生の人物の描き方は流石。恋は爽やかに甘いだけじゃなく、うっかり齧れば苦味を伴う果実のようだ。熟れ過ぎて腐ることもある。
★1 - コメント(0) - 2016年3月22日

切ない時代短編集。甘くはない話だが、後味は悪くなく、寂しさや虚しさなど人生の機微を巧く表現している。
★20 - コメント(0) - 2016年3月21日

静かだ。運命に翻弄されつつも、決意を秘めて生きる人々の、確かな生き様を描いているが、まるで静か。それほど、研ぎ澄まされている筆のせいなのだろう。あさの氏の小説は、「もう一枝あれかし」。だから、余韻が生まれる。それが心地よい。上手い。
★2 - コメント(0) - 2016年3月20日

あさのあつこの歴史もの短編集。 どれも短編ではもったいなく、長編として読みたかった。裏返せばもう少し重みもほしかったかも。個人的にはタイトル作のもう一枝あれかしが一番好きかも。
- コメント(0) - 2016年3月15日

【単行本読了】なぜ男は死に急ぐのかと描いて見せたあさのさんの力作。醜男の甚三郎が見初めた乙恵が嫁いだ男の人殺しを咎めて襲われ倒したのに敵討ちで乙恵に討たれてしまう「甚三郎始末記」「女、ふたり」お江井の気持ちがいじらしい。家老となった吉左衛門は体の弱い中老兵庫之助に嵌められ、出世もおぼつかない頃に知り合った貧農の娘瑠衣を思い出しながら兵庫之助を襲う「花散らせる風に」。タイトル「もう一枝あれかし」静かな夫婦生活で淡々とお家に尽くしていた武士の苛烈な死に様がつらいが妻に宿っていた子の将来に希望がありほっとする。
★9 - コメント(0) - 2014年2月15日

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