糸切り 紅雲町珈琲屋こよみ (文春文庫)

糸切り 紅雲町珈琲屋こよみ (文春文庫)
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糸切り 紅雲町珈琲屋こよみはこんな本です

糸切り 紅雲町珈琲屋こよみの感想・レビュー(111)

シリーズ4冊目。2冊目、3冊目と比べると、この「糸切り」は読んでいて気持ちがよかった(他が気持ちよくないわけではない)。草が車に轢かれそうになるところから始まり、紅雲町のショッピングストリートの改修工事が行われ、謎の人物が現れる。短篇集の形を採りながら、母子の物語が全篇を貫いているのがとてもよかった。
★4 - コメント(0) - 2月23日

お草さんシリーズ4冊目 ヤナギの改装にまつわる秘密や事件と過ごす日々が描かれる。 今作のテーマは「親子」だと思う。親子こそ、何かあった時に難しい。 いろんな人がいるってことを再確認させられる。
★8 - コメント(0) - 2月19日

「紅雲町珈琲屋こよみ」シリーズ4作目。だんだんに,内容が重たくなってきているのは気のせいだろうか。当初は日常系ミステリだったような気がするのだが,本作ではもう完全に利権の絡む陰謀に巻き込まれている気がする。主人公のお草さんが,年配のご婦人ながらお店を切り盛りしているしっかり者なのが救いだ。どんな悲しい思い,不快な思いをしても,世の中なんてこんなものよねと達観しているお草さんって立派だと思う。でも読み終わって,何か物悲しい。
★70 - コメント(0) - 2月18日

今回は陶芸にカンする知識が増えたような気がする。貫入は私は好きじゃないけれど。お草さんの暮らしぶりをみながら、自分が老いたときにどんな心持ちでいたらいいのかをなどを考えたりします。親子関係、ご近所関係、年の離れた人との付き合い方とか。おばあちゃんが主人公だからほのぼの系というのではなく、ちゃんと地に足をつけてリアルに生活している人、という感じがするのがいいです。いつまでも元気でお店を続けて下さい、と思ってしまう(笑) しかし、ネット情報からの嫌がらせとか怖いなと思いました。
★10 - コメント(0) - 2月18日

これで4作目でしょうか、シリーズのものは、安心して読めます。一つの大きな流れを、五話の短編の連作として書かれているのも、読みやすいですね。珈琲屋が舞台になると、概ね私には当たりなんですが。私よりちょうど一回り若い作者さんが、私より一回り先輩の草さんを主人公に物語を紡いでくださる。私はその真ん中で、何か、なんとなく嬉しいですね。まだ続てい欲しいし、その間は、草さんより一回り若い私も頑張らなくては…。
★6 - コメント(0) - 2月13日

シリーズ第4弾。今作も物語として決して軽くないですが、味わいのある物語でした。読後も爽快とは言えないかも知れませんが。古いものから新しいものへ。老人から若者へ。変わるもの、変わらないもの。色々考えさせられます。
★3 - コメント(0) - 2月11日

シリーズ第四弾。決して待ち遠しいという訳ではないのに、新作が出ると手にしてしまう。お草さんが解く日常の謎。ほのぼのしたものでなく、謎というよりは事件。警察沙汰にもなる悪意に満ちている事件、いやがらせに巻き込まれる。お草さんは人の心に深く寄り添う。なんでも解決してしまうのでなく、黙っていた方がいいと思えば、悪であっても受入れたりもする。それは歳を重ねてきたからこそ出来るものなのかもしれない。和食器やコーヒー、季節、人とのふれあい、生き方そして老い。ビターな味わいがクセになるシリーズ。
★10 - コメント(0) - 2月11日

いつもながらやきもきしながら読了
★2 - コメント(0) - 1月28日

難しい言い回しというか、回りくどくてわからない部分も多いのですが、このシリーズのやわらかく温かい雰囲気が気に入っています。お草さんみたいに、無理しすぎず、でも元気でいようとがんばる素敵な年寄りに自分もなれたらいいと憧れながら読んでいます。
★21 - コメント(0) - 1月23日

大好きというわけではないけど、気が付けば読んでいるこのシリーズ。だんだんと主人公のお草さんがいい感じになってきました。
★9 - コメント(0) - 1月22日

決して読みやすいとは言えない文章だと思うんだけど、何となく続けて読んでしまうこのシリーズ。ヤナギ、の説明があまりピンとこなくて話に乗るのに時間を要した。建築が絡むと難しいか。自見が込み入るとお草さんの日常を描く部分が少なくなるのが残念だな。
★5 - コメント(0) - 1月22日

世の中に快刀乱麻な問題解決は滅多にない。だから僕らはすぱっと斬る物語を求めるのだけれど、ときにはもやもやしたままはっきりと解決しないけれど、ほのかに関わってなんとなく離れるような、そんな物語が自然に思えるときもある。このところ自分自身の頭の回転が鈍くなってきつつあるだけにこういうもどかしさが物語として妙にリアルなのかな、とも。お草さんの物語の風合いは、すこしドタバタしていた前作から戻ってきた感じも。お店はこんな雰囲気かな、こんなふうにコーヒーが香るのだろうな。想像した雰囲気に浸りながら今回も読了なのです。
★6 - コメント(0) - 1月16日

KG
ヤナギ・ショッピング・ストリートの改装工事に関わる人たちの思惑が詰まった物語。味付け程度かと思っていた陶芸の話が少しずつ熱を帯びていき、一人の陶芸家が残した過去の作品と芸術を愛する親日家のコレクターが絡み合ったころには、序盤の事件が別の色合いを見せてくるという深みを味わえる。佐々木の行動が話を複雑化させた元凶ではあるが、足と耳で集めた情報からことの真相に辿り着いてしまう草の洞察には、そこまで人生を歩んできた人の経験の結集のように思えた。真相が見えてからの受け取り方や行動が独特で、探偵小説とは違う味わい。
★7 - コメント(0) - 1月15日

お草さんシリーズ。何だか、このシリーズっていつもスッキリしないものがあるんだけど、今作もそうだった。読んでてイライラした。お草さんが自分の胸の内にしまいすぎ…というか、言うべきところは言わなければならないのに、許しているというか、諦めているというか。だから久実ちゃんがガーッと怒った時はスッキリした。あと、佐々木はもちろん嫌な奴だが、私は弓削も嫌だった。病院建設での失敗を取り戻すために、自分の実の母親を利用しているようで。どんな理屈をつけても、あれは不快。
★19 - コメント(0) - 1月14日

★★★☆☆
★3 - コメント(0) - 1月13日

ラストが何だかもやもやする・・・・
★4 - コメント(0) - 1月12日

少し話が分かり辛かった故に、結末も静かに決着した感じ。事件よりも、お草さんの暮らしぶりや考え方が好きかもしれない。
★23 - コメント(0) - 1月11日

毎回、こじらせた人物が出てくるし、なかなかすんなりとは解決しない。しかしお草さんの暮らしぶりや由紀乃さんとの静かな日常がさり気なく出てきてホッとする。最後の話は全く意外な結末だった。みんな色々あるよね。そして、みんな年を取っていくよね。
★5 - コメント(0) - 1月10日

今までのシリーズに比べて若干読みづらかった感じがします。ちょっと人間関係も複雑でそこへ陶芸のノウハウとか建築関係の話しとかいろいろ背景が重なっていたので・・。ですが、お草さんの心理描写が変わらず繊細で優しかったので安心しました。
★7 - コメント(0) - 1月9日

文庫版再読
★2 - コメント(0) - 1月8日

いろんな親子(的な)関係が入り交じり、ごちゃごちゃし過ぎてちょっと疲れました。その分草さん・久美ちゃんと由紀乃親子にはホッとする、幹子さん千景さんにも。年を聞かれた幹子さんの返しに、94歳位までバスと電車を乗り継ぎ一人で何処にでも出掛けた祖母を思い出した。駅で荷物を持ちましょうか?と声をかけてくれた人に年を聞かれ答えたら、「凄い、私の3倍だわ!」と言われたと怒ってたなと。
★8 - コメント(0) - 1月7日

おばあちゃんのホノボノ推理ものって感じのシリーズ。手芸屋さんの刺繍のシャツ、実物見てみたいー!丁寧に暮らす感じも好きなんやけど、今回忙しかったりで、生活が乱れてたなー。
★5 - コメント(0) - 1月6日

sai
陶器・商店街再開発問題・地元芸術家・親子関係…が事件と絡み合っていくのだが、スンナリと頭に入って行かない場面が多くて疲れてしまった。
★6 - コメント(0) - 1月5日

文庫
★1 - コメント(0) - 1月5日

大好きなシリーズだけど、今回は何故か読みにくかったです。器の説明は素敵なのですがヤナギ全体の建物とか説明部分が多くて、なかなか内容に入り込めなくて残念。次回作に期待します。
★5 - コメント(0) - 1月5日

落ち着いた雰囲気にまったり、、、事件がおおくてなかなかゆっくりしきれないけど、よい匂いと温もりを感じます。由紀子さんがお元気そうで嬉しかった。「変わろうとしているときは耳が選びとる」に共感しました。
★15 - コメント(0) - 1月2日

糸切りて、たぶん親離れ・子離れをイメージしているんだと思う。きれいにロクロから離れて「やった!」と思いきや、まだまだやることはある/ゲージュツ品の……いや、そうでなくとも蒐集家との話となるとメンドクサい。それが曰く付きの物となるとなおさらだ。そしてそこに集まる思惑たち/久美ちゃん大爆発……とはならなかったけど、小噴火、いい感じだった。
★10 - コメント(0) - 1月1日

久しぶりの紅雲町シリーズ。お草さんの丁寧な暮らしぶりと着物の描写にいつも惹きつけられる。廃れかけた商店街の再開発に絡んで、よそ者の思惑や何やらで波風が立つが、お草さんは騒ぎ立てずに柔らかな解決の道しるべを考えていく。はたから見たら腹立たしさを感じる佐々木にさえも、向けるまなざしは暖かい。円熟した主人公故の立ち振る舞いに老いというビターなものが混ざっていて好きなシリーズ。
★8 - コメント(0) - 1月1日

陶器に関する用語を題にとったそれぞれの章が最後になってつながる謎解きものとして楽しく読んだ。今回は、「糸切り」の言葉に託された親離れ、子離れ、自立といったものがモチーフになっていて、それが読んでいて心地よかった。
★16 - コメント(0) - 2016年12月31日

いずれにしても弓削は金銭的メリットを得ているから、説得力がない。物語をひどく薄くした感。大好きなシリーズだけれど、そこだけが理由で、納得できなかったので哀しい。素敵な言葉はちりばめられていたのに、残念。 ”おいしい話は、それを受けた人が得をするわけじゃない。言い出した人が得をする。昔から、そういうふうに相場が決まっているのよ” at Tokyo
★6 - コメント(0) - 2016年12月31日

 紅雲町珈琲屋こよみ、2弾だったか3弾だったかで「どうよこれ?」みたいな感じがしていたのでどうかと思いながら購入。今度は嫌な感じはしなかった。「萩を揺らす雨」のテイストに戻ってきたんじゃないか。それは私にとってはよい。次巻を待ってみる気になった。
★15 - コメント(0) - 2016年12月31日

派手さや快活さはなく、静かな日常のなかに起こりうるちょっとした非日常の出来事を、同じく快活さもなく自然になるように流されるように静かに解決していく、どっしり構えている風で実は不器用で悔いばかりのお草さんの姿が好きです。「帰っておいで」が「待っているから」になる今回のお話。親子が複雑に絡んだ出来事を、他人が他人を越えた仲、絆を持つ人達の暖かさの中で解決していく、悪人を悪だけにしないところが良かったです。
★11 - コメント(0) - 2016年12月28日

ものすごく正直に言うと、このシリーズ好きではないんですよ。なのに続きが出ると買って読んでしまう、その魅力はどこにあるのか自分ではよくわからない。年齢を重ねたからこその他人に対する線の引き方と、ステレオタイプでない高齢者像は好きではあるのですが。
★1 - コメント(0) - 2016年12月27日

お草さんがいる町に帰ってきた。常に寂寥感が漂っていて、夕暮れ、白虎から玄武の頃というイメージの世界です。お草さんの周りの人とのかかわり方がとても好き。過干渉せず、見守って、ときに手を差し伸べて、悲しいことも楽しいこともその人に託し、自分も受け入れるかのような。吉永さんがどうやってその心理を想像するのか、興味があります。衝動的に思う、いま、私が同じ年齢になって読みたい。お草さんに知らない言葉を教えてもらった。「腹がくちくなる=満腹になる」。「蘖(ひこばえ)=切り株や木の根元から出る若い芽」。次作も読もう。
★44 - コメント(0) - 2016年12月22日

koo
紅雲町こよみのシリーズ第4弾。作中に『いらつかされる。優しくて丁寧な人。どっちが本当かなー』とお草さんが言われる場面があり、そこがすごく印象に残っている。たまに自分でも考える事がある。『私』ってどういう人間なのか。お草さんの老いを認めた生き方や、自分の失敗も成功も人に押し付けない所がいつも読んでいて素敵だなぁと思う。でもコンプレックスがたくさんの人間からすると、お草さんの様な人といるとイライラするんだろうな。少しわかってしまう。第5弾の単行本発売と帯にあったので、文庫化されるのを気長に待ちます。
★7 - コメント(0) - 2016年12月19日

シリーズ第四弾。お草さんの人柄は大好きだし、珈琲と和食器のお店「小蔵屋」に行ってみたいという気待ちは強くなるけど、内容としてはちょっとイマイチ。ロールスロイスの運転手、佐々木の行動意図がわかりづらくてあんまり入り込めなかった。とはいえ、今後も続編が出て欲しいシリーズ。
★4 - コメント(0) - 2016年12月18日

しみじみとしっくり落ち着いて読めるときでないと、頭に入ってこなくて読了に時間がかかったが、とても良かった。お草さんの域にはまだまだたどり着けないけれど、歳を重ねたからこそわかる事はある。それも悪くないと思うお話。そして、美味しい珈琲が飲みたくなるお話。
★5 - コメント(0) - 2016年12月18日

シリーズ4作目待望の文庫化。今回は町外れの長屋型のショッピングモールの改装をめぐるあれこれが、焼き物に関する用語と絡めて展開していく。お草さんの知識の深さに感心したけど、そういえば「小蔵屋」は珈琲と和食器の店だった。珈琲のイメージの方が強くて忘れてた。初期の頃はお草さんのキャラクターに作者の方が追いついていないような印象を受けたけれど、大分落ち着いて読めるようになった。続きの単行本はまだ出ていないようなので、次はいつ読めるのかな…。
★13 - コメント(0) - 2016年12月18日

しみじみしてしまった。解説や後書きがなかったのが、少し残念。
★5 - コメント(0) - 2016年12月16日

静かな、しっかりと根のはった生活が確かに書かれている。うまい話は持ち込んだ人が儲かるようになっている、けだし名言。
★4 - コメント(0) - 2016年12月16日

糸切り 紅雲町珈琲屋こよみの 評価:84 感想・レビュー:44
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