あやかし草子 みやこのおはなし

あやかし草子 みやこのおはなし
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あやかし草子 みやこのおはなしはこんな本です

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玉依姫
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あやかし草子 みやこのおはなしの感想・レビュー(368)

やっぱり千早茜の書く物語は幻想的で好き!このおはなしのなかでは「青竹に庵る」が一番気に入りました。
★1 - コメント(0) - 3月24日

心がざわざわ、キュッ、の一冊。月明かりだけが頼りの闇夜、草木も眠る静寂とともに訪れるのは妖かしたちの時間。そんな妖かしたちと人間が織りなす美しい物語は心がざわざわさせられながらも心の奥底がキュッとする、そんな不思議な感覚だった。人が、妖かしが、初めて知る感情。その感情が生まれた時、人と妖かしの距離がぐっと近づき異界が交わりひとつになる、そんな気がした。しんと静まり返った真夜中にまたそっと開きたくなる、クセになりそうな読後感。
★54 - コメント(4) - 2月18日

千早茜作品初読。古の都を舞台に、妖と人との営みを丁寧に綴った6編の御伽噺。静かで美しい文章ってこういうものなんですね。色彩が鮮やかに浮かび、匂いや息遣いまでも感じられそうでした。あっという間に魅了され、気が付くと切なくて優しい余韻に浸りながら心地良く本を閉じていました。とても素晴らしかった。いろんな人に自信を持ってお勧めできる作品です。夜に読むと雰囲気が出てなお良いかも。わたしは特に「ムジナ和尚」と「天つ姫」がお気に入り。著者の他の作品も読んでみたいです。
★19 - コメント(0) - 2月6日

あやかしたちと人との優しく、儚く、そしてやるせない御伽噺。天狗の梁星と人の姫の出逢いと愛と言ってしまうと陳腐ではあると思いますが、綺麗な想いを描いた『天つ姫』が切なくて美しくて1番好きです。龍神と、それに心惑わされた男たちのお話の、『真向きの龍』の"ああ、こんな眼をしていたのですね。"という和尚さんの一言に心が震えました。『機尋』の紅と柳の関係性が素敵です。綾が色々な世界をその目で見られることを祈ります。やはり千早さんは素敵です。本当に好きです。胸を打つ流れるような文体や、この切なさを大切にしたいです。
★23 - コメント(0) - 2月5日

千早作品初読み。人ならぬものたちの純粋さや優しさに心が震えるような、何ともせつなく美しい六編のお伽噺。人間の豊かな感情を滑稽に思いながらも、心のどこかで少し理解してみたいと願うあやかしたち。"悪い者など人の世にしかおらん"そんな彼らの通念が、人との交流によって僅かながらも解け、形を変えていく様子に、どこか安堵にも似た温かな余韻が残る。マイベストは、人間が流す涙という不思議なものの理由を知ってみたいと願ったムジナの物語「ムジナ和尚」、互いを必要とし合う天狗と姫の、心の繋がりが情熱的に描かれた「天つ姫」。
★163 - コメント(4) - 1月23日

なんだか悲しい物語達でした。大人の日本昔話的な?ちょっと不思議な物語を集めた短編集 主人公は人では無い者達「天つ姫」が好きかな
★8 - コメント(0) - 2016年11月23日

せつない話ばかりの短編集だった。平安朝の雅な話かと思ったら、人よりも妖怪の色が強いお話だった。ムジナ和尚と天つ姫が良かった。
★6 - コメント(0) - 2016年11月14日

まるで語り伝えられた昔話の様な短編集。古の日本にはこの様な不思議話が多く有ったのだろう。それは恐ろしく、教訓に満ちており、そして物悲しい。妖かしと人が交わることで起こる切ない事ども。人外の存在で有りながら、この物語に登場する妖かし達はどこか人間臭く、多分にお節介だ。その超能力は人を凌駕するが、決して人を幸福にする事は無い。その虚無感が漂いながらどこか温かさを感じる不思議さ。情を通わすということは悲劇の始まりだが、幸福感も伴う。恐らくはそういう事だろう。読後の余韻は心地良く、闇夜に親近感を覚えた。
★37 - コメント(0) - 2016年11月8日

もののけが住んでいた頃の日本を書いた大人のため昔話。美しくて妖しくてせつなくてどれもとても良かった。中でも「天つ姫」が好きです。千早茜さんの本は装丁も素敵で良いですね。
★63 - コメント(0) - 2016年10月21日

元ネタがありそうな、なさそうな、不思議なお話たち。和尚にばけた古ムジナが人の思いを知ってしまう「ムジナ和尚」話と、天狗と姫君の恋の「天つ姫」が切ない。
★5 - コメント(0) - 2016年10月19日

短編集。どの話も美しい余韻が心に残る。『天つ姫』が特に好き。2人の交わした言葉たちが少しずつ収束していって、あの最期の言葉になったんだなと思うと涙が止まらなかった。この作家さんの御本にますます嵌ってしまいそう。次は何を読もうか
★4 - コメント(0) - 2016年9月16日

大人向けビターな味わいの昔話のような御伽話のようなお話。どれも良かったけれど、特に「天つ姫」が好き。梁星がかっこいい。何とも切なく、でもハッピーエンドだと思えた。
★12 - コメント(0) - 2016年8月13日

市立図書館から。京都に伝わる伝説をもとに書かれたあやかし短編集。しっとりとした文体がとても心地よく、哀愁を帯びたストーリーで良かったです。作者のほかの作品も読んでみたくなりました。
★14 - コメント(0) - 2016年8月12日

「織尋」が素晴らしく好きな話だった。短編集。姉に勧めたい。
★1 - コメント(0) - 2016年7月11日

いにしえの日本を感じさせてくれる。魑魅魍魎の妖かしと、色の妖しさふたつが上手く溶け込んでいる。人から離れた異形の物を書いているのに、より人間臭さが浮き彫りになって、切なくて愛おしい話になっている。
★5 - コメント(0) - 2016年7月3日

日本のおとぎ話を読んでいるようで、読ませられる作品。読み心地のいい日本ならではの妖しの話に久しぶりに出会えた
★3 - コメント(0) - 2016年4月16日

図書館。しっとりした悲哀が根底に流れる情感豊かなあやかしの物語集。読みやすい。「天つ姫」が好き。
★4 - コメント(0) - 2016年4月9日

ダークで幻想的な日本の妖を描いた短編集。どの話も雰囲気があってどんどん引き込まれていきました。天狗と人間の姫との交流を描いた「天つ姫」が特に好きです。
★8 - コメント(0) - 2016年3月18日

魔の潜む闇を払いし不夜城で蝕まれゆく心のすきま (楽)
★4 - コメント(0) - 2016年3月15日

TAK
千早茜とも思えない読みやすさだが、遣る瀬なさ、慈しみなどなど、やはり魚神などと通底するものを感じる。
★2 - コメント(0) - 2016年2月17日

妖怪短編集。切なげな話が多かった。笛の話が一番好き。
★9 - コメント(0) - 2016年1月2日

鬼・天狗・ムジナなどの妖かしのお話・大人版まんが日本むかしばなしみたいだった。面白かった。
★2 - コメント(0) - 2015年12月25日

鬼、天狗、童などあやかしが出てくる短編集。ムジナのと天狗の話が好き。この人の文章本当好き!!って改めて思った。早く全部読みたい~。
★3 - コメント(0) - 2015年9月18日

子供の頃に読んだ昔話のちょっと大人版を読んでいるような懐かしい気分になる。"あやかし"という言葉から浮かぶおどろおどろしい感じよりも切なさが胸に残るようなお話。中でも印象に残ったのは、姫と天狗の関係にちょっと恋愛要素ありでラストシーンも綺麗で素敵だった「天つ姫」と、人間の感情が理解できない古ムジナが少女に対して人間的感情を覚えていく「ムジナ和尚」、紅(もみ)の優しさが沁みた「機尋」。
★5 - コメント(0) - 2015年8月27日

あやかしのお話。読みやすい、短編集だったから、いろいろ楽しめた!
★3 - コメント(0) - 2015年8月13日

Matureな日本昔話6篇。どれも余韻にひたれるお話でしたが、『ムジナ和尚』『機尋』が特にお気に入り。なんだか久々に、アニメ日本昔ばなし… が観たくなりました。時々、凄く大人っぽい、お洒落だったり、怖かったり、こども心によくわからないけれども心をわしづかみされる作品があったなぁ~
★7 - コメント(0) - 2015年8月9日

あやかしの出てくる昔ばなしの短編集。淡々としていて読みやすい。あやかしということだけど怖いというよりかは切なくやるせない話が多かった。いい意味で雰囲気を楽しむ感じ。個人的にはもう少し長い話を読んでみたいかな?
★6 - コメント(0) - 2015年8月8日

予想以上に素敵な本に巡り会えて嬉しい。日本の、どこかで聞いたような昔話とリンクする。人とあやかしが時には不思議に、親密に、官能的に、そして少し切なく時間を共にしている。美しい文体で、夏の少し涼しい夜にぴったりの本。
★1 - コメント(0) - 2015年7月19日

〚★★★★★〛
- コメント(0) - 2015年7月12日

さらりとした読感がいい。最後の「機尋」が好きかな。ただみやこという割にはみやこ感はあまりない。庶民が主人公の話ばかりだからだろうか。『陰陽師』ファンの自分としては「鬼の笛」はニヤリとしつつも何とも言えない気分になる話だった。
★4 - コメント(0) - 2015年7月1日

あやかしを題材とした短編集。「鬼の笛」「ムジナ和尚」「天つ姫」「真向きの龍」「青竹に庵る」「機尋」の六篇を収録。日本の昔話にきく、そんな時代の物語。人とあやかしが触れあったとき、それぞれに何を残すだろう。
★1 - コメント(0) - 2015年6月20日

最初の話は、なんなんだ?と思ったものの他の話は皆愛おしくなるような話で、どれが一番好きと思ったか決められない。
★1 - コメント(0) - 2015年6月16日

ぬばたまの暗い闇には物の怪が潜んでいる。時は花の御所のあったころだろうか。崩れた門には鬼が住み、山には天狗が遊ぶ。川には蛟が潜み、長く生きすぎた狐狸は人に化ける。あやかしたちは無垢な存在。なぜならあやかしは自然そのものだから。ほろりとさせられる短篇集。芥川の『羅生門』のような「鬼の笛」、しょじょじの庭は…のような「ムジナ和尚」、『花の神話学』にありそうな「天つ姫」、『火の鳥』を彷彿とさせる「夏向きの龍」がよかった。
★56 - コメント(0) - 2015年5月27日

特に「真向きの龍」、「機尋」がお気に入り。水面に広がる水紋のように、静かに余韻を残す話ばかりでよかった。
★13 - コメント(0) - 2015年5月15日

6編からなる短編集。それぞれ「みやこ」という呼び名が似合う時代の、人と人ではないもの達の物語。人の世の情など解さないはずの「物の怪」達が人と関わりをもった時、芽生える情が無垢な美しさ、哀しさを感じさせます。私は「ムジナ和尚」の温かさがすきです。どれも美しい物語でした。
★12 - コメント(0) - 2015年5月2日

6つの短編集。『ムジナ和尚』と『天つ姫』が好きですね。特に天狗が姫を助けに来るところはカッコいい。時代設定はいつ頃かはっきりとは解らないけど、平安後期、鎌倉、室町ぐらいの古い京都が舞台でしょうか。人と闇が近い間柄の話で、こういう時代の話も面白いなと思いました。読みやすい大人向け日本昔話です。
★15 - コメント(0) - 2015年4月27日

人の心は様々にたゆたい、千千に縺れた感情は、時に這い上がってくる暗さから、業が産まれてくる。人と妖。二つを大きく違うものがあるだろうが、その境界は曖昧だと思う。人の中にも魔が住んでいる。妖の異界に魅いられた人は、自分の持っている小さな業が、命を得て身体を満たしていく、あるいは、人の世の無情さに、自分の在る場所が翳りで覆われている事に気付いた時、足を踏み出して行くのだろう。畏れと怪しい美しさに彩られた物語には、人と妖の哀しみが織り混まれている。筆者は、逢魔が刻の光と影に染まる景色へと、読み手を誘う
★37 - コメント(2) - 2015年3月15日

【鬼の笛】【ムジナ和尚】【天つ姫】【真向きの龍】【青竹に庵る】【機尋】 人と人ではない者達の物語。
- コメント(0) - 2015年3月12日

図書館本。説明のつかないもの、不思議なもの、異形のもの、闇がもともっと深かった頃のおはなしが六つ。知っていそうで知らないおはなし。救いがなかったり、おもいきり恐ろしいわけではないので、ちょっとコワいもの好きの中学生くらいにおすすめできないだろうか。「機尋」が好み。糸や布がたくさん出てきて楽しい。一応、うまく帰還できたことだし。さて、いなくなっていた童たちは、年をとっていたのかどうか!?
★9 - コメント(0) - 2015年2月28日

あやかし草子 みやこのおはなしの 評価:100 感想・レビュー:190
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