お金のある人の恋と腐乱 (徳間文庫)

お金のある人の恋と腐乱の感想・レビュー(74)

【図書館】 何となく不思議な本、ロンド式なのが面白い。 上流社会の怠惰と倦怠がエロスによって描かれている。 描写がとても丁寧だと思う、「三幕マリア」がシニカルで、心惹かれた。 姫野カオルコって「男」なんですか・・・
★9 - コメント(0) - 2016年11月30日

今まで読んだ姫野作品とはちょっと違い、読みづらかった。登場人物名が○とか、△、×、P、Qなどの記号で分かりにくい。さらに各短編が繋がっているので何度も出てきます。その度に繋がりや関係を前に帰って確認しながら読むと結構時間がかかってしまいました。それぞれの短編は、田鶴子、栞、牧子、澪の語りですが牧子以外はタイトルのように「お金のある人」。それぞれ違う「藤沢くん」との遊びはやっぱり腐っていますね。短編のタイトルもよく分からないけど、改題前が『コルセット』っていうのもよく分からないな。
★42 - コメント(2) - 2016年9月26日

姫野さん始めてで、それがたまたまこの本というのがどうだったのか…働くのは決して生活の為でない上流階級層の自身や配偶者達の、淡々と(でも中身は!)綴られるエロス。4編の話の何れにも出てくる「藤沢さん」は其々別人で、「わたし」も別人、その他の人物は○や×表記でより捉えにくく表されている。部分的には思いが分かる処もあったけど、全体は何だか別世界の寓話を垣間見た様な印象。
★72 - コメント(0) - 2016年8月26日

価値観の違う場所にある奔放と節度。欲しいモノに対価があれば手に入れられる階級は、ひたすら身体の快楽を求めながら時間を浪費してゆく・・・のはある意味絶望にも近い関係性かもしれない。腐乱しないで朽ちてゆくのは幻想でしかないのに気付くのは普通の人には時間がかかるかもと思っているので。姫野さんの小説を読んだ中ではこれが私は一番好みでした。
★10 - コメント(0) - 2016年8月21日

古本屋でリーズナボ価格でしたから購入したんですが、姫野さんがツボな私にはとても楽しく読める展開で随所に純文学的な言い回しや妙に心騒ぐ部分で作者を感じられて読了してました。最後はやはり感動以外に表現がないと思える素敵な出来栄えですが、改題してたとは存じませんでしたね。
★31 - コメント(1) - 2016年4月10日

諦念と不器用さと神経質さ、そういったものを求めて同氏の作品を読むのですが、のっけから爛れててあらあらこれは期待外れかしら姫野さんどうされちゃったの、と。――思ったのもつかの間。言葉に対する潔癖さとか、人物それぞれの独特独自な物差しで測られた世界とか、食べ物の丁寧な描写とそこから導かれるエロさ、やっぱりイイですね。章ごとの反復と回帰もお見事。
★1 - コメント(0) - 2016年2月20日

姫野さんの恋愛小説、好きだな~、かなり際どい事が書かれてるだけどいやらしさを感じないのは純文学的な文章が成せる技なのか(というか回りくどい)、姫野さん自身の雰囲気から勝手に感じてしまうのか…。「反抗カノン」別れの場面がステキ。「三幕アリア」の私が恋焦がれて、それでも叶わない恋心が切ない。「ツ・イ・ラ・ク」と似たキュン感がありました。私とは全く違う世界の人達のお話、楽しく読みました。「コルセット」いいタイトルだと思うんだけどな、そうか、検索で残念なのか。
★10 - コメント(0) - 2016年1月11日

最初、話しに入り込めなかったんだけど、ある時点からこれはそうだ、三島由紀夫の世界だなと気がつき、あとはどっぷり。なんか似てる似てると思いながら読んでいたら書いている人自身が三島由紀夫の話を小説の中で繰り広げていた。やっぱりなと思いニヤリ。で、結局、私は恋愛小説は好きじゃないけど、面白かった。かなり実験的な小説でもあるし。ダンサーの話が特によかったね。あの話のラストは、なぜか、坂口安吾の夜長姫と耳男を思い出させた。
★3 - コメント(0) - 2015年12月21日

タイトルと表紙で購入。四篇の作品が、書き出しと書き終わりがバトンを渡すように繋がった作品。全ての作品に「藤沢さん」が出てくるが、同じではない別の「藤沢さん」。それ以外の人物は、それぞれ異なるわたしと××さん⚪︎⚪︎さんとぼやけている。タイトルにあるようにお金持ちや上流階級の人々の物語であって、庶民のわたしには実感の伴わない物語。それでも食事の作法などを厳しく躾られたところなどが同じで、庶民にも通じるところもあるらしい。言葉の使い方が美しく、時々辞書をひきながら読んだ。好みが別れる作品かもしれない。
★5 - コメント(0) - 2015年11月6日

お金持ちと上流階級の違いが分からない私には縁のない話だなー。 こんな世界が現実にあったらやだなぁ、、、と思いつつ最後の章は分からなくもない(笑)
★1 - コメント(0) - 2015年10月8日

六本木ブックフェスの本交換で手元にきた1冊。ロンド形式の連作短編集。本の構成は凄く好みなのにタイトル通りの内容だったので、飲み込まれないように気持ちの距離を取りながら読んだのが本音。自分と違い過ぎる価値観と貞操観念に、こんな世界もあるのか、と。本を読む事で自分が経験できない世界に触れる事が出来る、という点ではある意味貴重な読書経験。
★21 - コメント(0) - 2015年9月23日

ロンド形式の連作短編集。“藤沢さん”がそれぞれ別人だけど、登場人物はみなつながってる構成は初めてだったので、ちょっとわかり辛かった。上流階級の人間特有の背徳感や倦怠感を醸し出していて、この雰囲気は嫌いではなかったです。
★15 - コメント(0) - 2015年7月21日

おもしろかったとかおもしろくなかったとかの判断するのは個々にお任せするとして、藤沢さんがあまりにたくさん出てくるのと、主人公以外は記号やアルファベットで示されているのがさらに非現実感を増していつつ、解読困難な面も。お金のある人の恋と腐乱、の『腐乱』の部分はどの辺りなのか。お金もあって、恋もしたら、腐乱くらいのリターンはあっていい。姫野カオルコ、評価がさらに分かれる作品に納得。読みづらさこの上ないけど、きらいじゃない。
★2 - コメント(0) - 2015年6月29日

久々の姫野さんは図書館で予約。「反行カノン」の男の子、「三幕アリア」の藤沢さん、なかなか素敵でした。「輪舞曲」の藤沢さんの誘い方にはどきどきした。
★3 - コメント(0) - 2015年6月11日

こういう生活してる人たちいるんじゃないの?私の恋愛観や結婚観も一般的でないから、なんか安心。
★1 - コメント(0) - 2015年5月25日

KEN
ただの恋愛物かと思いきや、とてつもなく不思議なストーリーに度肝を抜かれた感じしました。題名の如く確かに腐乱でした。
★1 - コメント(0) - 2015年3月20日

★★★☆☆ 近所の公立高校出身者が直木賞受賞したとの事で 当時 本屋には 姫野作品が山積みされてました。一度読まねばと思い、忘れてたのですが 図書館でちょうど文庫を発見したので、読んでみました。代表作ではないので、この作品だけで 姫野さんが私に 合う合わないの判断が出来ません。。。 別の代表作を今度 読んでみます。上流階級のエロスを描いた作品 意外に面白かったんですが、女性向きの作品なのかなあ。。。
★28 - コメント(0) - 2015年3月11日

「藤沢さん」どんだけいるの。何人いるの?主語がわかりづらくてたいへんな酩酊感でした(おもしろかった)
★3 - コメント(0) - 2015年1月29日

なんだか、読みにくいなぁ…というのが最終的な感想。連作になっているみたいだったけど、流し読みしてしまった。
★28 - コメント(0) - 2015年1月6日

……。合いませんでした。。私には。名前読みする作家さんリストから、姫野さん外そうかなぁ。
★48 - コメント(0) - 2014年12月18日

tom
カオルコさんは、かなり好きな作家です。書店でこの本を見つけて、おっ、彼女の新しい本だと、大喜びして買ってしまった。でも、開けてみると、既刊の「コルセット」の改題本。やられたなと思いながら読み直したのですけど、再読本にもかかわらず、とても新鮮、面白い。これがカオルコさんの凄いところです。この本は、いわゆる上流階級をネタにして、エロスの世界を描いたもの。後書きを読むと、いかにもカオルコさんらしい諧謔にみちたコメント。でもエロスを描くときの、この本にある距離感は、ポルノ本とは一線をかくすなかなかの優れもの。
★10 - コメント(0) - 2014年12月15日

受難を書いた作家さんとして知っていたけど、読んだことはなく、初めて読んだ姫野作品。非現実的で感情移入できず。難しい話だった…
★3 - コメント(0) - 2014年12月11日

姫野さんは中編書かせると抜群に上手いと思う。上手に纏まった4編の物語は読み手を完全に別世界に連れて行ってくれるので、この退廃的な世界に耽溺することができました。いつもこのくらいのボリュームのものを書いていればいいのに。
★7 - コメント(0) - 2014年12月10日

3・これは自分に合わない小説でした…やっとの思いで読みきりましたけど、ごめんなさい☆
★3 - コメント(0) - 2014年11月27日

姫野カオルコに珍しい甘ったるい恋愛もの。後書きの考察は非常に興味深い。
★8 - コメント(0) - 2014年11月27日

内容はタイトルそのもの。見ようによっては大変エロいものを硬く書いているのが、旧題『コルセット』な感じ。窮屈で縛られていて美しく色っぽい…ような。生活の為には働かなくて良い大金持ちの、頽廃的な日々。それを語るのが私で、相手は藤沢さん。でも、それは記号のようなもの。主役二人は替わっていく。コルセットを脱いだ彼らなりの自由が、時折顔を覗かせる。が、それも一時の悦楽であり、なげやり感漂う。実は何の興味もなさそうな表現で、姫野さんならではの差異をお伽話に仕立ててくれた。時にうっとりする程に現実感なく、遠目に面白い。
★49 - コメント(2) - 2014年11月23日

これは以前大変面白く読んだ同じ著者の「コルセット」とほぼ同じ内容である。あの澁澤龍彦を彷彿とさせる高度な知性と退廃、たくみな技巧、フランス映画のようだ。あとがきによるとあの題名では検索しても整骨院ばかりでてくるそうで今回改題して出版されたとのこと。読者の想像力が衰退してしまったのか。コルセットって凄くそそられるタイトルだと思うけど。表紙もよかったし。今度の表紙もズバリでいいけど…わたしは慎ましいのが好き。まあ目に留まって売れなきゃね。(笑)
★5 - コメント(0) - 2014年11月11日

改題とは知っているけど、姫野カオルコ先生は文庫になる時かなり書き直すので、文庫も買います。また、姫野カオルコ先生自身によるあとがきもいつも文庫もで楽しんでます。この作品そのものは姫野作品の中ではそんなに好きではないし、なんで先生はこのさくひんかいたのかなしらん?という感じなのですが、姫野先生のあとがきで、なんとなくなっとくです。
★7 - コメント(0) - 2014年11月9日

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