ハンカチの上の花畑 (日本の創作児童文学選)
安房直子の関連本
ハンカチの上の花畑の感想・レビュー(96)
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幼き頃は読んだことがない安房直子さんの幽幻な物語と最近出会い、心奪われました。この本は挿絵のせいかもしれませんが、既読作と一風違います。菊酒という不思議なお酒を作ることができる壺。手に入れた時の約束事があるのですが、人間って都合よく解釈しちゃうんですよね。私でも守れるかなぁ。大人なので読んでる途中から、それやったらあかんでしょう〜、って見えてしまう。でもどうなるかはわからないからはらはらドキドキします。私も迷い込んで出てこられないかも?と思わせる物語。児童書なのか、怖いなぁ。
安房さんの本は子供の頃に随分読んだけれど、大人になって読み返してからサイコホラーやサスペンスだと思うようになった。この作品でそれが決定した。児童書の文体が余計に怖すぎ。でも大好き。
菊酒というお酒を作ってくれる小人の、楽しくてちょっと怖いお話し。小人を眺めるのは昆虫観察をしているような感じなんだなぁと思った。物語の形として、やっちゃいけない事をやって、痛い目に合うという形があるけれど、それはそれで重要だけれど、時に反発したくなることもある。その点、安房さんの世界だと、よくないことは自然に起こること、みたいなところがあって、それが自然に受け入れられる。本書を読みながら、自分自身が物語の世界に迷い込んだ気分になり、一気に読み終わってしまった。
【図書館本】これは・・ちょっと怖かった・・。約束を破ってはならぬ。どんどん突っ走っていってしまうえみ子さんが恐ろしい。菊酒、呑んでみたいたなぁ、だけどもうあの小人の一家はお酒の精ではなくなってしまったんだもんな。おばあさんはいったい何者だったのだろう。不思議な世界でした。
小人の世界に迷い込んだとき、私もふと、天井を見上げてしまいました。この物語は少し怖かったです。現実世界に戻れないまま終わるのかと、ドキドキしながら読み進めました。それでも、やっぱり安房さんの幻想世界に憧れを抱いてしまう。安房さんの文章は、魔法のようです。
子どもの頃大好きだったので、紹介しようと再読したら。怖い話だった…。あの頃の私はえみ子さんのような大人ではなかったから、ちっとも怖くなかったんだな、きっと。今は、怖い。メルヘンな小人の話だけど、それだけじゃない。人間の本質をついてる話だと思う。
小さい頃に読んだ本。あの頃は「ほら、やっぱり約束を破るから!」と思っていたけれど、今読むとハッとする。 子供の頃はこんな風に思うとは微塵も思わなかった。
安房直子さんの童話、「ハンカチの上の花畑」、1973年2月刊行で1988年1月文庫化の作品です。5人の可愛い小人たちが美味しいお酒を作ってくれる物語です。人に言ったり、そのお酒で商売してはいけないという約束のもとで・・・。メルヘンの世界を描きながらも「約束を破ってはいけない」「欲を出してはいけない」・・・、この2つの大切なことを教えている安房直子さんならではの童話だと思いました!
知り合いが少し怖いですよ、と勧めてくれたので読んでみました。メルヘンタッチのホラー児童文学と言うのでしょうか。後半は、展開に少しドキドキしました。40年以上前の作品ですが、色褪せない魅力があります。
「さあ、これが、うちのとっときのお酒でねえ。菊酒なんですよ。」古い酒蔵に手紙を届けに来た郵便配達夫が老婆に菊のお酒をすすめられる。なんとそれは、つぼから出てきた小人達がハンカチの上で作っている極上のお酒。なりゆきで配達夫はつぼを預かることに。ただし小人にお酒を作ってもらうにはいくつかの決まり事があって…。子ども時代には「お酒」や「金色のビーズ」といった小物に胸ときめかしていましたが、いま読むとけっこう怖い。おばあさん一族は小人をずっと利用し続けていたわけだよなぁ。小学中級生以上向きの作品。
表紙は幸せそうで楽しそうなお話だが、そう思って読むと裏切られる。おいしいお酒を小人が作ってくれるメルヘンなお話なのに、魔法のつぼを預かった良夫の妻・えみ子が、約束を守らず自分の都合の良いように解釈していくポジティブさが怖い。
何度目かの再読。終りのほうの筋がちょっとあいまいだったので、思い出したかった。奥さんは人間の本性。だれだってあんなふうに流されるよなぁと思う。気が付くのは引き返せなくなってから。今読むとちょっとホラーなところがいいです。安房直子さんの本はとても好き。50歳で逝去されたんですね。子供のとき読んだけど忘れているものも多いから、思い出しながら少しずつ読んでみよう。
いつもの優しいファンタジーと思って読み始めたら、底なしの穴に落ちていくような怖さを秘めた話だった。閉塞感というか、知らずに罠にかかり逃げ場を失ったときの怖さがじわじわと迫ってくる。
安房さんの本は小さい頃から大好き。何々をしては行けない、と言われると、きっと破るんだろうなぁーと思うけど、どうなるのか気になります。もともと主人公が悪い人ではないので、結構ソフトな終わり方でした。菊酒は日本酒なのかなぁ、、日本酒はニガテだけどどんな味か気になる。
子供(小4)が借りてきたので、拝借して読んでみた。 「菊酒」の作り方がすばらしい。 作る度にトックリの中から小人の家族が出てきて、菊の苗を植えるところから始まる。 どうしてこういう設定が思いつくのか、作者の創造性に脱帽。 どんな人間でも欲深く、頃合のいいところで止めておきなさいということを教えてくれる本だった。 公文の推薦図書にもなっているとのこと。
【再読本】色とりどりの菊の花、小人が壺から出てくる様子は上質なアニメ映画を見ているよう。日常から非日常へ、自然に読者を飛び越えさせる安房さんの作品にはいつも、何度読んでもわくわくさせられる。もう新作が読めないのは本当に残念…
図書事務員として、おススメ本を探すべく児童書を読んでます。安房直子さんを読み進める予定。最初のこの本が素晴らしかった!3~4年生からOK。
中学時代、大好きだった先生にお借りして始めて読んだ文庫本。男の先生だったのに童話って・・・・?と思った記憶が。私に何を教えてくれようとしたんだろう。再読しなくっちゃ。
小学生の頃に大好きだった本。中学、高校までときどき読み返してたせいか、20年以上たっても、さっき読み終えたぐらいに記憶が残ってる(笑)。年齢とともに、感じ方がかわるかな?と思ったけど、私は最初に読んだ小学生だったころと変わらない感想。私だったら、どうするか…。喜んでもらいたくて余計なことをし、喪失感を味わいそうなので、不思議な体験は遠慮したいです(笑)。
ハンカチの上の花畑の
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感想・レビュー:33件








































