透明な人参 莫言珠玉集

透明な人参 莫言珠玉集の感想・レビュー(17)

長い、野趣あふれるマジックリアリズム、ユーモアのある残虐の印象がある作家の短篇集。ノーベル文学賞でのスピーチで母への感謝の言葉には胸を打たれたけど、真逆、作品全ての登場人物のモデルが親戚、知人であったなんて!そのことでの騒動や悪評被害への謝罪があったのには苦笑いせざるをえない。火男みたいな黒ん子に降りかかる悲惨な出来事に対し、黒ん子自身が黙しているので「自分のこの子に対する感情は偽善でしかなく、傲慢では」と思わずにいられない鏡のような作品だと思う。「金髪の赤ん坊」の夫の淫夢と妻の不倫の対照には笑ってしまう
★28 - コメント(0) - 2016年11月6日

2015年6月19日:Ironyuc
2015年4月29日:半殻肝
2014年7月31日:yoshiko
2014年4月30日:Akiko Homma
▼「金髪の赤ちゃん」農村の牧歌的な生活と軍隊の抑圧された生活の間で起こる姦通と嬰児殺し。血生臭い題材ではあるが、すべてが詩的に、一種独特な比喩感覚を持って描かれている。〈この坊やはわたしに扼殺されて、目の前にぐったりと横たわっている。その額は広く蒼白で、両の頬はふっくらとして、唇はかすかに開かれ、口元には薄らと人類を嘲るかのような高貴な表情が跡を留めている。わたしは深く後悔しながら、黄金を細く延ばして糸にしたような、一筋一筋のうちに人を狂わす輝きを秘めたあの髪を見た……〉
★2 - コメント(0) - 2013年12月24日

2013年11月28日:カヒミ
2013年11月21日:犀角
2013年11月4日:aif
「珠玉集」とは思わなかった。中編より短編が心に残った。それと、ノーベル賞受賞のときの講演も、つつましい母に想いをよせるあたり、アジアですなあ。訳が気になる。「のよう」などの体言止めの繰り返しは、日本語の語りとしては、どうなんだろう。カギカッコの位置がおかしかったり。ノーベル賞の余韻が冷めぬうちにということで、出版を焦ったから?
★4 - コメント(0) - 2013年10月10日

2013年8月13日:TM
2013年7月20日:縁のほう
巻頭のノーベル賞受賞スピーチ(抜粋か)と、表題作のみ。けしてグイグイ読ませる感じではなかったが(俺にとって)、心に残る。ふたつとも特に結び方が。
★2 - コメント(0) - 2013年5月4日

2013年5月3日:まんねんしつ
2013年4月17日:trash
魔術的リアリズムと形容されるとおり、ありえないような現象が、強烈な現実感をもって描かれています。 女性の性的な魅力をストレートに表現しているのも印象的で、つい「紅いコーリャン」のコン・リーを思い出してしまいます。 いずれにせよ、今までに見たことのない作風の作家をお探しの方にはおすすめです。 http://ameblo.jp/bookstama/entry-11511594837.html
★1 - コメント(0) - 2013年4月15日

★★★★1/2 ◎「金髪の赤ちゃん」、○「花束を抱く女」、○「お下げ髪」、○「良医」、△「鉄の子」
- コメント(2) - 2013年3月17日

今読んでいるみんな最新5件(1)

04/20:Ironyuc

積読中のみんな最新5件(2)

08/22:刳森伸一
06/08:Kuphony

読みたいと思ったみんな最新5件(8)

11/24:
11/21:やいっち
透明な人参 莫言珠玉集の 評価:71 感想・レビュー:6
ログイン新規登録(無料)