傷を愛せるか

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傷を愛せるかの感想・レビュー(71)

窪美澄が薦めていたことから興味をもった。著者のおかれている立場でなければ知ることのできない内容もあり、深いエッセイだった。大人になっても無力感は無くならない、見守ることの力、宿命論と因果論、動物を飼い馴らすことと奴隷制度、幾つもの気付きがあった。
- コメント(0) - 2月8日

「ははがうまれる」がとても良かったと話したところ、同じ筆者のこちらのエッセイを勧めてもらった。 自身の身辺について書いたものが多いのだけど、「ははが〜」と同様、押しつけがましくなく、人に寄り添う姿勢がいい。 心臓を優しく撫でてもらっているような気分。 他の作品も読みたい。
★6 - コメント(0) - 2016年6月16日

「傷がそこにあることを認め、受け入れ、傷のまわりをそっとなぞること。 身体全体をいたわること。ひきつれや瘢痕を抱え、包むこと。 さらなる傷を負わないよう、手当てをし、好奇の目からは隠し、それでも恥じないこと。 傷とともにその後をいきつづけること。」
★2 - コメント(0) - 2015年1月13日

R C
「トラウマの医療人類学」「環状島」に引き続き三冊目。テーマは『傷を抱えて生きるということについて』。心に響いてくる、ハッとする文章にたくさん出会えた。心の機微や多くの経験などが元になっていると思われる、深みが感じられる文章。確かな感じ、説得力も感じられる。巻末近くで天童荒太「包帯クラブ」が引用されていて、懐かしく思い出された。
★3 - コメント(3) - 2014年10月29日

YK
読了。この人は「環状島」本で、環状島という比喩でモデルを作っていることやところどころに詩的な感性を思わせるところが気になっていたけれども、エッセイも書かれるのだなあ。気に入ったエッセイは「なにもできなくても」、「内なる海」、「開くこと、閉じること」(の前半)、「見えるものと見えないもの」、そして表題作の「傷を愛せるか」。
★1 - コメント(0) - 2014年10月12日

傷の最たるものである戦争への考察に向け、中盤で男の強制された「強さ」が傷を深める、その無自覚な社会と個への洞察が輝いてくる。
- コメント(0) - 2014年5月29日

結構共感する。おこがましいが・・・同じようなことを考える・・・ 学際的なところ、興味の対象や議論の枠がジャンルを超えて広がるところは面白いし、「お、共感するぞ」と思う。 社会一般には言いにくいこともきちんと言っているところが、「ああそうだよな、きちんと言ってくれるのだなあなたは」と思う。 現時点での率直な感想がそれだ。書き留めておく。 なお、著者の専門書の存在を先に知った。読むかどうか逡巡していたが、このエッセイを読んで、決めた。
★2 - コメント(0) - 2014年4月16日

有意義で充実してなきゃいけないんだなあ、のんびり、スカスカじゃだめなんだなあ、そういうのは「無駄」と見なされるんだなあ。とひそかに反発を感じる著者にうなずく自分もいれば、人生の終わりに、有意義だったと想いたいとして、常にそれを判断材料に生きる人を眩しく感じる自分もいる。
★11 - コメント(0) - 2014年3月25日

『環状島』のような学術書かと思って図書館で予約してみたら、こちらはエッセイ集だった。相変わらず綺麗で優しく丁寧な文章で、読みやすく、すっと心に染み込んでくる。宿命論と因果論、ホスピタリティと感情労働、動物と人間、予言・約束・夢についてが特に印象的。随所に引用されている映画や本のフレーズや写真もセンスを感じる。この本も『環状島』と同じく好きな本のひとつになりそう。手元に置いて何度も読みたいので、買おうかな。この本で紹介されていた漫画や本、映画もすべてチェックしてみたい。『包帯クラブ』は私も好きな作品。
★6 - コメント(0) - 2014年3月18日

再読。深く呼吸しながら読む本。
★21 - コメント(2) - 2014年2月11日

★★★★☆
- コメント(0) - 2013年12月16日

Y
最後のトラウマとどう向き合うのかについて項が本当によかった。何かにより心が傷ついた時、傷ついたこと自体が惨めだと思って、傷自体から目をそらしてしまいがちだけど、それは心の傷との上手な向き合い方ではない。トラウマを心の傷として認めることから逃げずに受け入れながら自分を慈しむこと。それが大事なのだと。
★24 - コメント(0) - 2013年2月16日

本の最後には、繰り返して言葉が綴られています。 「傷がそこにあることを認め、受け入れ、傷の周りをそっとなぞること。身体全体をいたわること。ひきつれや瘢痕を抱え、包むこと。さらなる傷をおわないよう、手当し、好奇の目からは隠し、それでも恥じないこと。傷とともにその後を生きつづけること。 傷を愛せないわたしを、あなたを、愛してみたい。 傷を愛せないあなたを、わたしを、愛してみたい。」ーーー 本を読んで、著者に会いたいと思ったのは初めてである。その優しく、強く、包み込む温かさに、縋って赦しを請いてしまいたくなる
★4 - コメント(0) - 2013年1月18日

静けさと優しさが交差する印象を受けました。 精神科医の方が書いたエッセイ集だからか、言葉が心にすっと沁みていくようで心地が良かったです。同性愛者の人達についての話で「そうなんだ」と納得すると共に、著者の曇らない眼差しを感じました。また、アメフトのお話ではなんだかほっこりしました。夢中になることを忘れないようにしたいです。  傷つくこと、優しくあること、出会うこと、それらを見つめて自分の中で受け止めていけたら良いなと思います。
★2 - コメント(0) - 2013年1月12日

受動と能動のバランス感覚について、納得
- コメント(0) - 2012年12月4日

優しさがにじみ出てくるような文章だった。生きづらさを抱えている人に、押し付けがましく力を与えるでもなく、むやみに励ますでもなく、ただ寄り添って人が本来持っているエネルギーが引き出されるのを適度な距離を持って待ってくれているような。この本自体が、「エンパワメント」の作用を持つように感じた。
★1 - コメント(0) - 2012年11月28日

著者の専門書を読んだとき、そこから押し寄せる感情の波に翻弄されて苦しくなった。その苦しみから救ってくれたのがこのエッセイ集。精神科医の余技として片付けるにはあまりにも惜しい、本当の意味でひとに与える優しさを含んだ詩的な文章だと思った。本当に素晴らしい。最後に述べられた言葉の美しさに涙した。私も、貴方も傷を愛せないまま、私も、あなたも愛したいのだ。
★7 - コメント(0) - 2012年3月7日

雑誌「母の友」のコラムが気になって、図書館で「宮地尚子」で検索。 とても綺麗なエッセイ集。綺麗、文体が、内容が。 精神科医、お医者さんがこんなきれいな文章を書くなんて。医者嫌いなワタシは、かなり感激しました。 「宮地尚子」の著書読破、を決意。
★2 - コメント(0) - 2011年12月18日

窪美澄さんをきっかけに知ったエッセイ。読みながら「静謐」と言う言葉が浮かびました。「自然はいつも人間の支配を超えた潜在力をもつ。飼い慣らされたように見えても、そのふりをしているだけだ。病いや災い、老いや死を畏怖することは、自然のもつ回復力や治癒力を信じることと表裏一体でもある。自然はもっと畏怖されてよい。怖がるのはぜんぜん悪いことじゃない」
★1 - コメント(0) - 2011年5月16日

『環状島=トラウマの地政学』の著者、宮地尚子氏のエッセイ。エッセイは読みやすくていい。『環状島~』を読んだときよりも、宮地氏は柔軟な思考を持った方だという印象を受けた。挫折してしまっている人、傷ついている人、傷ついている人が側にいるのにどうしていいのか分からない人…そんな人たちにぜひ読んでほしいです。本著のなかで紹介されている天童荒太氏の『包帯クラブ』は絶対読む。
★4 - コメント(0) - 2011年4月11日

【図書館】女性精神科医の方が書いたエッセイ。読む前は、あまりに暗い雰囲気だったら、どうしようかと思ったが、旅先での話や映画の話を交えてあるので、さらりと読めた。筆者は柔軟な方だな。物事には必ずしも正解は無いんだ−無くて良いんだと感じた。自分や人の傷を愛しながら生きていこう。
★3 - コメント(0) - 2011年2月21日

AT
「傷を愛せるか」、そのストレートな問いかけに本書を読んでみたくなった。 前半のエッセイは主に著者の日常から切り取られたものだけれど、専門家ならではの視点になるほどと新しい発見があった。 最終章ではベトナム戦没者記念碑のことを中心に、より専門的に踏み込んだ文章もあり、こんな理解の仕方でいいのかなぁと少々心配な部分もありますが、「傷がそこにあることを認め、受け入れ・・・」そんな著者の言葉に、ありのままの自分を認め、受け入れ、そして愛したいなぁ・・と思った次第です。
★4 - コメント(0) - 2011年1月7日

作者は精神科医。エッセイ集。題名に惹かれて、図書館で手に取った。深い余韻を残す素晴らしい内容で、読みながら、涙が自然とこぼれることもあった。心の傷にどう向き合うか。心の傷は簡単には癒えないと作者は言う。精神科医として経験を積んでいる人の言葉は重たい。傷を受け入れること、傷から目をそらさないこと、傷を愛することが、傷つきながらも生きていくことである、とこの本は静かな声で教えてくれる
★8 - コメント(0) - 2010年12月10日

『時が経つといろんなことが変化する。けれども同時に変わらず残りつづけるものもある。その二つは矛盾するわけではない。わたし自身の受けとめ方のほうが変化していることもあるだろう。何年も経ってようやく気づくこともあるだろう。その場所に戻ってみて初めてよみがえる、ささやかな記憶の群れ、それらへの新たな意味づけ。』
★1 - コメント(0) - 2010年5月26日

トラウマの専門家によるエッセイ。非常に深い内容。タイトルの「傷を愛せるか」は絶妙。最終章は著者の想いが溢れている。著者の堅い論文も読んでみたい。
★4 - コメント(0) - 2010年5月9日

泣いた。手元に置きたいと思った。傷がある限り
★2 - コメント(0) - 2010年3月4日

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