読書メーター KADOKAWA Group

おとぎ話と神話に隠された古代史の真実

感想・レビュー
6

データの取得中にエラーが発生しました
感想・レビューがありません
inaryoXD11
新着
ネタバレ昔話には藤原氏に破れた者たちの恨みつらみにより書かれており、藤原氏に消された歴史を後世に残すための手段でもあった。かぐや姫、浦島太郎、桃太郎、一寸法師の昔話に隠されていることを、ヤマト政権の誕生に隠された真実を解き明かすことで解明していく。誰でも知っている昔話しにこのような怨念が隠されていようとはと、関氏がこれまで述べられている古代史の真実と整合した切り口で示され、ワクワクしながら読みました。氏は考古学が解き明かしたと繰り返し述べているヤマト建国の真実、他ではなかなか見ないのはなぜだろう?
0255文字
風地
新着
ネタバレところどころ読み飛ばしちゃった。昔の人(神も)の名前難しすぎて頭に入ってこない…なんかこう、愛称をつけてほしい…。とりあえず、藤原不比等が大河ドラマの執権のようだわね、ということがわかった。権勢を誇った藤原氏の悪口を表立って言えないから、おとぎ話に落とし込んで伝えたという主張は、ありそうだと思った。タイトルは面白そうなんだけど、読むとかったるくなってくるのは、私がそもそもの通説をよくわかってないからなんだよね。読書を楽しむためには、一般教養が大事ということを痛感!
0255文字
野鳥の庭
新着
桃太郎、一寸法師、浦島、かぐや姫、神武東征などを扱う。大和朝廷成立前後の権力闘争について面白い知識の断片がてんこ盛り(要再読、メモ)。一方、全体に非常に読みにくい。内容が散漫、重複もあり、構成も不明瞭。調べては思いついたことを次々に書き連ねている印象。なお、題名は大仰。著者の主張は、日本の古代史は、記紀など藤原氏公認の資料だけでなく、おとぎ話や伝承、考古学上の発見なども参照すると真実に近い形が見えてくるということ。そこまではいいのだが、推論に根拠の言及がなく、私には納得できない箇所が多々あった。
0255文字
乱読家 護る会支持!
新着
おとぎ話は、権力者を批判し、権力を追われた者たちを鎮魂する物語と考える著書。 日本人が怨霊化を恐れて、権力を追われた高貴な人たちを祀っていったと考える「逆説の日本史」シリーズの井沢元彦さんと響き合うような内容でした。 日本は敗者に優しい国ですね。
0255文字
白やぎさん
新着
著者独自の大胆な推論が展開されているが、それだけに、これまでのほほんとおとぎ話を読んできた自分にはガツンとくるものがあった。隠されていることは何なのかを考えながら読まないといけないな。気を引き締めておとぎ話を再読してみたい。それにしても、神様や神社の名前とか長くて難しいし、読みにくい。漢字検定にでそう。
0255文字
Hiroki  Nishizumi
新着
興味深く読めた。行間を読むという言葉があるが、行間だけでは不十分だと分かった。当時の歴史、政治、文化を背景知識として十分蓄えたうえで本当に言いたいことを探る必要がある、と。こりゃ大変なことだな。それゆえ面白く読めた。
0255文字
全6件中 1-6 件を表示

この本を登録した読書家

おとぎ話と神話に隠された古代史の真実評価86感想・レビュー6