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稲荷の家

感想・レビュー
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こなつ
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1
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枝豆
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認知症が進むと、その方の印象深い年代に戻るという。崩壊した家族を認知症の祖父が再生する譚。
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taxx
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ほぼ崩壊していた家族が家に戻ってくる。それぞれ何かが大きく欠けている。ひたすら妹のいじらしさにぐっとくる。
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雨の音
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「きみはいい子」の中脇初枝さん。デビュ-2作目。この人は「家族」がずっとテーマなのかな。何とも現実離れしたような、いや今ならありそうな家族の物語。愛情で結ばれないと、こういう家族になるってことだろうか?はなとさちが哀れ。特に小さいさちに胸が痛む。学校の勉強など後から何とでもなるが、発達の段階で一番の支えになる大人からの愛情がない。優しくされた後は裏切られると幼いながら知っていて警戒して、自分を守る。誰かが悪いのじゃなくて、まちがいや失敗がそのままなのがこうなったのか。それでも最後に希望を感じた。
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griff
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みんないい加減だな。 さちとたっくんが気になる。 最初、はなってひらがな表記が『てにをは』の『は』かと思って読みにくかった。
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スノーマン
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ズレた大人に囲まれて『さち』と名付けられたにもかかわらず幸薄い少女…。なのにその少女の家族への眼差しは限りなく優しい。家族を、そして幼馴染の男の子を幸せにしたいという気持ち。全体的にたんたんと、あっさりとした語り口やけど、それが不思議な雰囲気と合ってるようで、スムーズに読み進められた。それにしてもおじいちゃんの本名、立派やったなー(笑)
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takaC
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とても不思議な感じの話でした。略歴やあとがきなどから計算すると著者23歳で書いた二作目ということなのですね。大学卒業して作家になったということか。デビュー作も今度読んでみよう。
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さおぺん
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「君はいい子」が好印象だったので。こちらも優しさを感じて好き。家族の再生の物語。高枝切り鋏くらいで、どうにかなる訳でもないのだが。相手より自分が自分を縛っているものなのかも。それを切り、壊し、何もなくなったところから、やっと始められるものなのかもね。
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いたろう
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祖母が絶対の力を持つことで、かろうじて形を保っていた家族が、祖母の死後、崩壊。たまたま久しぶりに全員揃った家族は、どこかぎこちなく。大きいが古くて傷みが激しい家、庭にお稲荷さんがあるため、「稲荷の家」と呼ばれているが、庭は広大で荒れ果て、今となっては、それがどこにあるのかも。今でも祖母の亡霊が住みついているかのような家の重苦しさ、稲荷は祖母に代表されるこの家代々の呪縛の象徴なのか。文庫化にあたって、題名が「こんこんさま」に変わっているが、こんこんさまではこの小説の雰囲気が変わってしまわないだろうか。
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ちょん
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面白く読了。暗く湿った北鎌倉の旧家での話。死してなお力を見せる祖母、その呪縛を解き新しい家族の絆を確かめ合っていた家族に好感が持てた。
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あい
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不思議な読後感。全体的に陰気だし、なんとなくハッピーエンドではあるような。好きだと思うのだけど、断言できない感じ。
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はっち
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中脇さんの初期の作品。17歳でデビューされてたとはビックリ。昭和の風景が懐かしい。今でもある家族再生の物語だろうか?
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柊
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★★★
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ゆみねこ
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中脇さんの初期の作品。北鎌倉の古い家で破たんした家族が暮らす。亡くなった祖母石によっていつまでも支配された家、親に見放された末っ子のさち、さちのたった一人の友達たっくん。何だか切ない家族関係に忍び寄ってきたある男。何とも言えない重たい雰囲気ですが、これが今の「祈祷師の娘」や「君はいい子」などのベースになっているのでしょうね。
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ひみ
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既読の中脇作品と書き口がかなり違うことに驚きました。文学的…というのでしょうか?含ませてある感じ。ストレートな方が好きなので、ちょっと読みにくいなぁというのが正直な感想です。亡き祖母から離れられない破綻した家族。祖父の描写が切なく、さちとたっくんのつながりも健気で印象深い。他の人物はちょっと掴みきれませんでした。北鎌倉推しでしたが、雰囲気も今一つ感じられないところも残念でした。作品が少ない作家さんみたいなので、他も読んでみます!
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ぱぁる
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成熟できないある家族の話し。家族なのにその家族の機能は全く果たしてない。はみ出しっ子の末の娘の健気さや、その友達の環境などが悲しみを誘う。でも、その末っ子の思いつきで、家族再生? 自分を振り返り、思いやる気持ちに気づき補おうと始める。高い買い物、高い勉強代とはいうけど、いかさま師に払ったお金は価値があったのではなかろか。
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morlin
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1980年代の北鎌倉が舞台。厳格な女主であった石が亡くなってから、家族が家によりつかなくなった三河家。商売女となったはなが実家に戻るところから話は始まる。妹であるさちは、家族の愛情を知らないままに破綻した家庭で育った。ほとんど寝たきりの祖父・甲子、愛情の薄い母・都、お坊ちゃん育ちで家計を食いつぶした父・主計。正月に揃った家族に、気まぐれな愛情をかけられ純粋に喜び、家族を幸せにするために詐欺師・旭山を家に招くさち。少しずつ距離の近づいていく、視点のあっていく(でもやっぱりすれ違う)家族の様子。
morlin

昭和のある種の閉塞感と広い庭、稲荷だけでなく、家族がみんな見えない檻に閉じ込められた感じがあった。

01/28 23:11
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つきみ
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「きみはいい子」と同じく、どろりとした水に足を浸けたような苦い感覚。著者と同世代の私は、昭和の時代に流れた空気を思い出すと、怪しいものを売るおじさんもいたなぁ…と何だかとても懐かしい。時代が少し変わっても、「家」の中の権力に押しつぶされてしまう子供の苦しみは変わらない。家族の在り方を自問自答した年末。
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kikiみみ
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絶対的な支配力をもっていた祖母亡き後安堵感を持ちながら、拠り所の無さにもがく。自由にできるとはなんだか辛いことだ。家族でいる、家族になるということを考えさせられた。この作者はやっぱり気になる。もう少し読んでみよう。
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うしこ@灯れ松明の火(文庫フリークさんに賛同)
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祖母亡き後もその支配が残るその家に、1年半ぶりに帰ったはな。深夜のことだったのでみんな寝ていると思っていましたが、年の離れた妹が起きていて・・。タイトルからファンタジーか、もしくはオドロオドロシイ話なのかと思いましたが、バラバラになった家庭を描いた家族小説でした。話の雰囲気は好きだったのですが、何だか掴みどころのない話でした。前に読んだ「祈祷師の娘」が良かったので、他の著作も読んでみたいです。★★★
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ハミーネス
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こそこそと囁きかけられているような静けさに満ちていた。石が恐ろしい。
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勇ましいチビのノリ公
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家族小説。 静かな雰囲気漂うところが好き。
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mimi
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何だか暗い作品だった。結局何が言いたかったのか。おそらくこんなことかなと、漠然とした感じで。休みの日の朝起きてゆっくり朝食を食べて、コーヒー飲んでも頭がすっきりしなくて、あぁこんなに眠いのは、夕べ遅かったせいであまり寝てないじゃん私…っていう感覚に似てる。でも今日借りてきてもう読んでしまったから、読みやすかったんだよね。だから作者が高校在学中に坊ちゃん文学賞大賞受賞した作品も、予約してみた。
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ひろたけ
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まえにこの作者のわたしをみつけてをよんだときおもしろかったので選んだけど わたしにはなんかわからなかった。
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