こうちゃん

こうちゃん
79ページ
338登録

こうちゃんはこんな本です

こうちゃんを読んだ人はこんな本も読んでいます

夜行
5911登録
i(アイ)
3371登録

こうちゃんの感想・レビュー(250)

挿絵もお話も繊細。こうちゃんだあれ?
- コメント(0) - 2月16日

散文詩かと見紛うほどのリリカルな文章に、読み始めてすぐに魅了され、声に出して朗読してみた。私の中にある何かが呼び覚まされた気がして涙が溢れる。酒井駒子さんの素晴らしい挿絵を眺めては読む、その繰り返し。私たちの中に眠る「こうちゃん」。郷愁にも似た懐かしさ、切なさに、胸が締め付けられる。誰もの心の中にある素直で無垢な心。尖った感情も、鈍った感性も、煮詰まった思考も、「こうちゃん」が柔らかく溶きほぐしてくれる。その心地よさとある種の痛み。須賀敦子さんのやわらかく美しい文章が、静謐で深遠な世界へと導いてくれた。
★57 - コメント(1) - 1月28日

ymk
心を動かすものを感じた時、一緒にその心を感じてくれるこうちゃん。きれいなものに気付いた時の、美しい悲しさを味わった時の、自分の気持ちになる前の心を、言葉に形作ることなく、伝えて分かち合ってくれる。こうちゃんは伝えに来てくれているけれど、それはこうちゃんに会える人にしか伝わらないかもしれない。こうちゃんに会えることが特別なことにならないように、もっと一緒に遊べたらいい。小さな男の子の姿をしているこうちゃん、酒井駒子さんの絵が本当に良いです。
★1 - コメント(0) - 1月17日

須賀敦子全集にて、文章編は一度読んでいた。ゆったりとした文章のリズム。ひらがなの多いやわらかくあたたかい文章。時間に追われている日常では、気付かない小さな日々の世界に息づく何か思い出させてくれる。心にあたたかさを抱かせてくれる。癒しに溢れた心温まる作品。著作家須賀敦子の語りにそっと寄り添うように絵本作家酒井駒子の挿画が絶妙。まさに言葉と絵画が巧みに響き合い、相乗効果が引き出されている。読み終えて気付かされる、“表紙の仔羊を抱えたこうちゃん”に。本編を暗示しているようで何とも言えない。素晴らしい。
★57 - コメント(0) - 1月11日

こうちゃん 不思議で悲しげなのに懐かしさも感じられるお話です。須賀敦子さんの文に酒井駒子さんの絵という、私にとっては2人とも大好きな作家さんなので、とても贅沢な気分を味わうことができました。季節のうつろいの描写が美しく、その分こうちゃんの寂しげな様子が際立っていて、こうちゃんとはいったい?・・とせつない気持ちにさせる読後感でした。
★11 - コメント(0) - 2016年12月28日

図書館。四季を伝えてくれる美しい花や田畑の色や、太陽の光の色。そして全体を通して感じる物哀しい雰囲気。その雰囲気にしっくりしている酒井駒子さんの絵。家にも1人「こうちゃん」がいます。うちのこうちゃんを思いながら読んでいたら、なんだか切なくて、少し泣けてきました。
★20 - コメント(0) - 2016年12月25日

高校生の頃、初めて読んだときには「このお話、なんだかこわい」と思ったように記憶している。10年と少しの時間を経て再読。「なんて切なくて、そしてやさしいお話だろう」と言うのが今の感想。みんなの心にいるこうちゃん。そんなこうちゃんのことを忘れないように、大切にして生きていきたい。
★8 - コメント(0) - 2016年12月15日

こうちゃんって、なんだろう。
★4 - コメント(0) - 2016年11月27日

「こうちゃん、灰いろの空から降ってくる粉雪のような、音たてて炉にもえる明るい火のような、そんなすなおなことばを、もう わたしたちは わすれてしまったのでしょうか」
★7 - コメント(0) - 2016年10月16日

「鉄の鎖をひきずって・・・」という文章と暗めの絵で始まったので、気持ちが落ち込みつつ読みました。1回目は戸惑ったまま。他の本を間に挟んで何回か読み、最後は酒井さんの絵を楽しみながら、こうちゃんを想う作者の優しく切ない詩。そう思うことにしました。それでも読後感は寂し過ぎて、こうちゃんが泣いていたら、近寄って黙って背中を撫でてあげたい。ああしたい、こうしたいと考え始めていました。
★60 - コメント(0) - 2016年10月13日

/こうちゃん、灰いろの空から降ってくる粉雪のような、音たてて炉にもえる明るい火のような、そんなすなおなことばを、もう わたしたちは わすれてしまったのでしょうか。/こうちゃん、それでも わたしたちは まだ ちからを出して 地にひざまずき、あかるくもえる炎の小花をつまねばならぬのではないだろうかと、あの濡れた 霧のよあけ、泣きじゃくるあなたのあたたかさを身にかんじながら、私には、はっきりと そう思えたのでした。
★9 - コメント(0) - 2016年9月8日

雑誌「つるとはな」で知った須賀敦子さんのことがきっかけで、この本に出会いました。こうちゃんは子供なら誰にでもみえるピーターパンのような存在なのか?あるいは「わたし」にとって大切な家族だったのか?今現実の世界に存在していないらしいことはわかるのですが、後は読者の想像力に委ねているようです。酒井駒子さんの寂しげで端的で美しい挿絵だけでも、眺めてみる価値があると思います。
★3 - コメント(0) - 2016年8月6日

表紙の酒井駒子さんの絵と須賀敦子さんのタッグに惹かれて手に取りました。こうちゃんは、自分だけに見えるわけでも聞こえるわけでもない?ふといつも側にいるようで摑みどころなく、風のように自由きままにあらわれる。居たら、安心するし居なかったら不安になる。誰よりも敏感に季節を感じているこうちゃん。柿が熟れたら叫ぶし、雪を見たら感動してかたまる。大人びている発言するけどまだほんの小さな男の子。コートも着られないこうちゃん。むずかしい言葉を話す哲学者とやり合うこうちゃん。いつか自分もこうちゃんを見かけ事が出来るのかな?
★60 - コメント(0) - 2016年7月17日

はじめは座敷わらし?と思ったけど、誰の心のなかにも存在する『こうちゃん』なのかな。その人が求めたときに作り出す存在なのかな。なんか難しかったけど、情景はなぜか懐かしく?感じられた。絵がステキ!酒井駒子さん!飾りたいなー!
★8 - コメント(0) - 2016年6月17日

こうちゃんは不思議な子。戸惑いながら読むうちになんだか懐かしい気持ちになってくる。どこかで会ったことあるの?無意識に望む人のところへ、こうちゃんは旅立つのだろうか。寄り添い共感して、泣き、笑う。そしてまたこうちゃんにもわからない違うどこかに、行きたがるのかな?いってらっしゃい。また会おうね。
★32 - コメント(6) - 2016年5月30日

こうちゃん…その存在は儚く、寂しい心に寄り添う。こうちゃん…きっと今も何処かに? 静かな余韻と癒しと…。こうちゃん…心に響く、その呼び名。酒井駒子さんの絵がとても素敵。須賀敦子さんの美しい言葉と静かに共鳴し合っています。深い深い話…。忘れないで…って言ってるような?話しかけてくるような? 何かを失ったことがある人にだけ分かる感覚。こうちゃんの気配。たんぽぽだったり?木の妖精だったり? 儚くて 切なくて 冷ややかで あたたかい…。無条件で、あぁ、この感覚いいなぁ~と引き込まれました。魅力ある本。↓
★43 - コメント(3) - 2016年5月26日

誰に書いたのか。絵本であっても子どもに読んでやるためとは思えない。心の底のほうを漂う寂しさがあり、せつなくてたまらない。
★4 - コメント(0) - 2016年4月3日

こうちゃん。酒井駒子の作り出す世界感が見えないことが浮き上がる。大人向けの絵本、こうちゃんは私のそばにいて不安に思った時に手は出さないけど手を握っていてくれる。そんな存在なのかもしれません。
★4 - コメント(0) - 2016年3月27日

図書館の気になっていた本-その2 発売当初に読んだことがあるような気がするのだけれど、不明。酒井駒子さんの絵があってこそ、ちょっと不思議な雰囲気が際立っている。図書館では大人のフィクション(小説)の棚にあり。
★12 - コメント(0) - 2016年3月8日

心を開いて感じる本かな。こうちゃんって誰でしょうね。それは誰も知らないけれど、いつのまにか側にたたずんでいるこうちゃん。何となく懐かしいこうちゃん。不思議な世界を酒井駒子さんの幻想的で柔らかな絵が表現しています。読後、しんとしたさびしさと温かさが残りました。ありがとう、こうちゃん。
★44 - コメント(0) - 2016年3月2日

酒井駒子さんの絵ということで手に取りましたが、文は須賀敦子さんでした。こうちゃんって、目に見えないけどきっと自分の分身のようにいつも側に寄り添ってくれている存在なのかな?それとも心の拠りどころ?と想像しながら読み進めました。とにかく酒井さんの可愛いらしいこうちゃんのイラストや景色の絵も堪能しました♪素晴らしい☆
★67 - コメント(4) - 2016年2月24日

酒井駒子さんの挿絵がいっぱい。29ページの絵が一番好き。須賀敦子さんの文章もふんわり優しくて素敵だった。不思議なこうちゃん。
★14 - コメント(0) - 2015年11月27日

須賀敦子さんの文に酒井駒子さんの絵というぜいたくなコラボ。のわりには少し中途半端な気がした。思わせぶりなわりにはたいしたことは言ってないような。絵はきれいで怖くてよかった。
★4 - コメント(0) - 2015年10月16日

不思議な存在のこうちゃんに初めは戸惑いつつ、豊かな自然、四季をこうちゃんといっしょに過ごしていくうちにこうちゃんに近づけたような気がしました。
★3 - コメント(0) - 2015年10月8日

須賀さんがこのようなかわいらしい子供向けのような本を書かれていたとは思いませんでした。絵が非常にいい感じのカラーで描かれていて心が落ち着くような気がします。読メさんのお気に入りさんの紹介でしたが、これからも読み直しそうないい本でした。
★93 - コメント(0) - 2015年10月1日

酒井駒子の33枚の優しい油彩、須賀敦子の美しく幽き物語。誰と問うと誰でもないと答える誰か、何と質せば何でもないと応じる何か、話者の私の唯一の「こうちゃん」と同じ様に、読者にも唯一の「こうちゃん」がいた筈、と二人が語りかけてきます。有りの侭を受け入れる素直な感懐、小さくて柔らかな変化に震える琴線、無垢なる魂の所在を改めて問う本です。クリアであった筈の私たちの視界は、いつの間にか雑多なもので埋め尽くされる。私達が生きる世界はシンプルで大切なもので満たされているのに あなたは どこから来たの?と、その子が問う。
★48 - コメント(2) - 2015年9月12日

詩の内容はよくわからなかった。
★9 - コメント(0) - 2015年9月6日

酒井駒子さんのイラストに惹かれて手に取りましたが、須賀敦子さんは初読み。異国情緒漂う雰囲気ながら、どこか懐かしいような「こうちゃん」は幼き日の自分や友を思い出すような、不思議な気持ちに包まれました。須賀さんの日本語がとても美しく、不思議な余韻が印象に残ります。伝えたいことを表現するのに「むずかしい ことば」はいらないんだな、と感じました。
★30 - コメント(0) - 2015年9月2日

酒井駒子さんの表紙に魅かれて。「こうちゃん」って誰なのか。その意味を求めて読み進めてはいけないのかもと途中で気づく。 酒井駒子さんの絵ということにばかりに気をとられていたけど、文章は須賀敦子さんで、名前だけは知っていたけど読んだことがなかった作家さん。思いがけず初読み。深読みせずに情景を想像しながら文章を素直に受けとめつつ読むのが良いのかな。ちょっと読むのにこつがいる。
★9 - コメント(0) - 2015年7月15日

風物詩のような世界が拡がっている。こうちゃんは自然に寄りそい、人のそばにたたずみ、みつめている。遠い昔の子どもだった自分?それとも無垢な世界から来た天使?いろいろな想像をしながら、こうちゃんのあかるい笑い声を聞こうと耳をそば立ててみたくなる。須賀敦子さんの文と酒井駒子さんの絵という、しあわせな組み合わせに感激。
★5 - コメント(0) - 2015年7月12日

こうちゃんって何だろう。でも、それと同じくらい「わたし」は誰だろう。たぶん、それを考え始めたらダメだろうと思って途中から考えないようにしました。疑問は全部捨てて、本の中のきらきらしている言葉を文章を情景だけを感じるように。全身を研ぎ澄まして心で感じとるように。そしたら、どこか懐かしい世界が広がっていました。無垢で透明で限りなく澄んだ世界が。読み終わりたくない。ずっと浸っていたい世界でした。
★11 - コメント(5) - 2015年5月20日

酒井駒子さんの絵が好きで、図書館で借りました。こうちゃんって何者なんだろう?宮沢賢治の童話のような不思議なお話でした。
★9 - コメント(0) - 2015年4月24日

「こうちゃん」という不思議な存在にまつわる散文詩。夏から春へ四季が移ろう中で、私のみる風景の中に、ふと存在する「こうちゃん」。時に亡くなった愛犬のようであり、亡くなった息子、または娘、そして亡くしてしまった過去の自分、希望、正直さ、といったものの象徴的存在か?読み手の感性によりいかようにも解釈できるが、いっそのこと解釈しようとせず、ただ感じるだけのほうが良いのだろう。酒井駒子さんの挿絵が秀逸。画集を見ているかのよう。
★12 - コメント(0) - 2015年4月7日

emi
初めての須賀敦子さん。大変不思議な物語で、絵本というには字が多く、子ども向けとも言い難い。様々な風景にそっと現れるこうちゃんという名の少年。きっと読後、こうちゃんは何者?と感じると思うのだけれど、この本はそんなふうに読まない方が豊かだと思った。誰にでもある、何てことのない、ごく普通の記憶。幼少の頃から今に至るまで自分が見てきた、特別な意味など無い、小さな季節の景色。自身の眠っているその風景の記憶を切り取って並べているような、数々の季節の風景の描写が素敵。美しい文章と絵が招くのは、醒めたくない夜の夢の世界
★43 - コメント(1) - 2015年4月1日

こうちゃんとは??に気を取られて話を味わえず…。ことばの使い方に趣を感じました
★10 - コメント(0) - 2015年1月16日

初めて須賀敦子さんの文章を読んでみました。 正直なところ、読んでいる間ずっと、「こうちゃん、ってのは何を表してるのかな」・・・とそればかり考えてしまったのですが。。 ただ、文章で描かれる空気はやたらと美しかったという印象が残っています。
★14 - コメント(0) - 2015年1月10日

お気に入りさんにオススメ頂き読みました。昼間に読んでこれは夜中の静かな時間にも読みたいと何度か読みました。三回、四回読んでも足りない絵本です。こうちゃんは怖い様な親しみを覚える様な不思議な存在。絵本を閉じた時こうちゃんが「ねえ面白かった?」と横から顔をのぞかせる様な気がしました。「とっても良かったよ。こうちゃん。でもこの絵本は深いから何度も読まないと掴み切れないんだよね。」今夜はこうちゃんを温かいお布団に入れてあげて一緒に寝たい気分です。色々あったけどいい一日だったからこうちゃんに会えそうな気がします。
★49 - コメント(11) - 2014年11月9日

今日一日で何度読んだかわからない。こうちゃんは私には「星の王子様」がダブって見えた。子どもを亡くした親ならば、その子を重ね合わせてしまうかもしれない。どこの子か誰も知らないこうちゃん。須賀さんの美しい文章は何とも不可思議で、こうちゃんが愛おしくてたまらなくなり、やがて深い哀しみと暖かさと懐かしさが胸に広がる。酒井駒子さんの挿絵がさらにその世界を広げてくれる。この読後感をどう表せばいいのだろう…。間違いなく言えるのは、きっと何度も手に取りたくなるに違いない本だということ。
★45 - コメント(3) - 2014年10月11日

遠い朝から来た、あの日の僕を探して。
★1 - コメント(0) - 2014年8月6日

こうちゃんの 評価:100 感想・レビュー:108
ログイン新規登録(無料)