世界泥棒

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世界泥棒はこんな本です

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あひる
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世界泥棒の感想・レビュー(111)

純文学。読んでいると、すごくのまれる。この著者の文体、すごく好き。ああ、あるある…という嫌な、不気味な感じで、つらつらと続く。二作目ないのかな? 短編とか読んでみたい。
- コメント(0) - 2月23日

三田文学掲載の新作より。荒いけれど読ませる力強さがあると思いました。あまり書籍化されておらず残念ですが追いかけたい著者です。
- コメント(0) - 1月18日

自己/他者、現在/過去、現実/幻想、生/死、国境、地の文/セリフ、すべての境界があいまいになったような世界。一貫した話らしい話もなく、はじめは読みづらくて文章的にも内容的にも気持ち悪かったけど、途中からは長大な詩を読むような感覚で読めた。グロテスクな描写が多いが、ときどきはっとするようなきれいな表現もぽつぽつ。夜空を飛び交うロケット弾に平和の祈りを捧げる国境の村の女の子の話が特に美しいと思った。
- コメント(0) - 2016年10月21日

再読。「あの子を悲しませたら許さないから」みたいな女子のべたべたした友情を自分が嫌いだったことを思い出した。ああいうものに晒されると人間が嫌いになる。語り手の「わたし」も、読み直してみるとたしかに最低な気がした。最初から終わっている話で、妹だけが美しい。終わっている世界だからこそ美しいんだよな。そう、最後の妹とそれに対する百瀬の感情だけが美しい気がする。それまで延々と続いてきた「わたし」の独白は何だったんだろうか、妹と百瀬だけを見せてくれればよかったのにな、と思うくらい
★5 - コメント(0) - 2016年9月11日

私はもっと早く、この本を知るべきだった。 ああ、そうさ。世界は汚くてくだらない。 当たり前のように人が死に、殺されていく世界だ。 くだらない争いで、人が命を落とす世界だ。 しかし、私はこの世界に希望があると信じたい。 やはり百瀬の言葉に賛同なぞしたくないのだ。 聖女のような、あやの妹を、信じたい。 壊れやすく、傷つきやすい人たちを愛しすぎて、頑張りすぎて、壊れてしまった彼女を。 「この世界は美しい」そう信じてやまない彼女を。(続く)
★9 - コメント(4) - 2016年8月10日

2013年文藝賞。 えんえんと昨夜見た悪夢のような話が続く。何かのメタファー?と思うような、一般的に嫌な感じの描写が続いていく。文体は、ひらがな使いなど独特。途切れない文章なので、読み物としては向かない。正直、悪い意味で苦痛な読書となった。
- コメント(0) - 2016年5月17日

心が弱ってる人は読まないほうがいいですね笑 概念が消えていく世界、ただし何が起こっているのかは正直よくわからないのですが。たぶん、読む人によってひっかかるセリフはいくつかあって、その時々によっても違うと思います。そういう意味ではちょっと宗教っぽくて聖書みたいな感じです。ただ、内容としてはドロドロとしているのでどのタイミングで読むかですよね…。ミヒャエル・エンデみたいと言ったらわかりやすいでしょうか。。個人的にはイメージできるところは好きでした。夕日のなかの教室とか、国を分かつ橋とか、いい味出しますよね。
★4 - コメント(0) - 2015年10月8日

ズルズルとメリハリのない文章で本当に読みづらい。 まるで息継ぎしないでしゃべってるみたいな、 息苦しい感じがした。 それにピトピトとまとわりつくような不気味な雰囲気で。 心が病んできてしまいそう。 この独特な世界観、私には難しかったなぁ。ごめんなさい。
★5 - コメント(2) - 2015年9月15日

この本の感想は書けない。ただ読んでる間ずっと息苦しく、早く早く読み終わりたいという気持ちだった。外国語の本を無理矢理翻訳したような印象
- コメント(0) - 2015年8月23日

この執着。思考と言葉を尽くして書かれているのは、心と言葉の隔たり、人と人との隔たり、主観が主観であることの徹底的な孤独のようで、この世界の何ひとつ誰ひとり正確には捉えられていないのだと思わされてラストの仕掛け、打ちのめされる。わたしはいったいここで書かれていることをどれくらい理解できたのかわからないけれど、妹がこの世界の美しさを切れ目なく挙げつづける場面で、なぜだか涙があふれて止まらなかった。この涙の理由がまったくわからないことが、この本を読んだということなんだろうと思う
★3 - コメント(0) - 2015年6月23日

終盤の妹の語りの美しさに圧倒される。圧倒するような美しさってなかなかない。それは物語と文体の両方が揃ってこそ叶えられるものだ。
★2 - コメント(0) - 2015年5月17日

閉じられて、完結した世界で繰り広げられる物語は余り好きではなかった。しかし、豊かな比喩表現が使われた文体は素晴らしいと思った。少し、くどすぎる嫌いもあるが。
★15 - コメント(0) - 2015年3月24日

たべた。たべた。たべたべた。べたべたべたべた。たべ。たべたべた。べたべ。あたま。あたま。あまた。たまあたまあ。たまたまあたまあたまああまた。せかい。せかいせかい。かいせいせいかい。かいせ。かせい。せいかいせかいかせいいせかい。いみみい。いみみいみみみいいいいいみいいみ。いみみいいいいみ。くらさくらささくさく。さくらさく。くさくさ。さくさくくささくくさくくささくさく。
★1 - コメント(0) - 2015年1月27日

読み終わってしまえばアニメの文学化。素直にアニメで作ればいいのに。ライブや現代アートなんかを見ても、最近はほかの領域のものをうまいこと取り込めばいい(評価される)んでしょ、みたいになってる気がする。垣根がなくなったデジタル時代の弊害。
★2 - コメント(0) - 2014年11月29日

『ねえ、お姉ちゃん、好きなひとに会いにいったりいかなかったりすることがそのひとの愛をはかる尺度になんてならないよ、同じように、好きなひとが死んだときにどれだけかなしむことができるのかということがそのひとにたいする気持ちをはかるための尺度になんてならないよ。』
★2 - コメント(0) - 2014年8月7日

ひたすらリクツを捏ねて捏ねて捏ねまくる。自分の意見だけを押し付けてリクツ捏ねるヤツは宇宙人に盗まれて、世界からいなくなってOK。
★2 - コメント(0) - 2014年6月20日

うまく理解できなかったのでいつか再読したい。
- コメント(0) - 2014年3月18日

言葉では何ひとつ伝えられない。そのことを誠実に慎重に暑苦しいくらい繊細に、言葉で伝えようとしているみたいに見えた。その言葉それ自体、あるいは本それ自体に感情移入していたような気がする。充電器の守護神という言葉、指の骨を差し込んでくれる真山くん、墓石の前で話す意味ちゃんの言葉、体内から吐き出される妹、夕暮れのなかで怒る百瀬くんの言葉。いちいち泣きそうになりながら読んだ自分を馬鹿じゃねえのって思いながら、本当に読んでよかった。
★8 - コメント(0) - 2014年3月17日

図書館の新刊コーナーで、タイトルと装丁に魅かれて。正直言って読みにくい文章。会話文に「」が使われておらず、地の文に続けてずーっと書かれているので、主人公と他者、世界の境界があまりに曖昧で、すべてが混沌としていて、ずるずるっと溶けているような印象。この自我境界の曖昧さがやや精神病質で、読んでいて途中で気持ち悪くなりました。内容も独特すぎる世界で、ひたすら暗いので、気を抜いたら1ページぐらい目が表面だけたどってスルスルっと滑ってしまう。私はこの世界には馴染めず読了しましたが、興味深い読書体験にはなりました。
★6 - コメント(0) - 2014年2月13日

世界が盗まれるとは、ハイデガーが言う「存在忘却」の謂であると思った。すなわち、忘れてしまったことさえ忘れてしまうこと、そして、やがてそうなってしまうだろうという予感に対する戸惑いが世界との距離(意味)を曖昧にしてしまう。文中でひらがなが多用されるのは、語り手の制御を離れた感情の起伏・凹凸を感じさせる。世界を盗む側も盗まれる側も同じ一つの「わたし」の内にあるように思える。「わたし」の内で他者が溢れ、まとまりを形成できないために世界を認識し表現する術を自らの身体感覚と詩的表現が解離してしまう未成熟の檻のような
★3 - コメント(3) - 2014年1月25日

文章にストーリーを理解させる気が無さすぎて潔い。独特の文章だけど人の感情が繊細に表現されていて緊張感をもって読みきった。悪い夢を見終わった感じで読了。
★2 - コメント(0) - 2014年1月22日

口調が好き。息継ぎをさせない態度も。ただ平べったい。もうすこし匂い立つ物語がほしい。
★2 - コメント(0) - 2014年1月19日

意見の対立を解決する手段としての決闘。その決闘を仕切る人、決闘を強いられる人、それを傍観する人。望んでいないのに人が人を殺す戦争を描いた寓話だと思った。ひらがなの多い文、カッコのない会話文、あいまいな夢と現実の境目。最初は読みにくいが、人の意識の流れや頭に浮かぶ思考の断片とはそんなもやもやしたものだろう。ユリシーズのペネロペイアを模して失われた時を求めてのような物語を描きたかったのだろうか。しかしストーリーはやや稚拙で、その根っこにはW3の影があるように感じられた。こういう表現は好き。とても面白く読んだ。
★3 - コメント(0) - 2014年1月17日

★☆☆☆☆世界観がとにかく不思議でした。序盤から物語に置いてけぼりにされてしまい理解するのが難しかったです…ただ帯にも紹介されていた「柊くんが夕暮れを食べて嘔吐していた」の文は素敵
★3 - コメント(0) - 2014年1月10日

グロいんだけど、綺麗な白昼夢のような世界観。最初は世界はこうあるけど実際はそうじゃなくて…とか心の中が垂れ流しになっているのかと思うくらいずっと考えてる。考えることによって物事や他人と関わっている感じ?最後の方は人は誰かから影響を受けるけど他人がどうこうしようとしてもその通りにはならない、とか人の汚なさとかを表現してるのかな?でもそれだけじゃなくてちゃんと綺麗な心とか思い出とか他人との関係とかそういうものがあって捨てたもんじゃないんだよ。みたいなのを伝えてる気がする。私の読解力ではこれが精一杯でした…
★4 - コメント(0) - 2014年1月9日

世界観は嫌いではないし、惹きつけられる雰囲気はある。平仮名を多用することにどんな文学的効果があるのかわからないまま、ひたすらに読みづらく、また日本語の文法でどうしてもひっかかるか箇所もあり、さらには間違いなく日本語で書かれているのに、何度読んでも意味が呑み込めないセンテンスもある。最後まで読んで、なんとか意味のわからなさに一応の納得はいったが、思春期と思われる登場人物たち(特に語り手あや)の、浅い思考につきあわせられている感じが、非常に苦痛であった。この苦痛も含めて、なかなか興味深い読書体験ではあった。
★3 - コメント(0) - 2014年1月4日

たぶん、作家さんが伝えたかったのは作品世界ではなくて、作家さんの精神世界観なのではないでしょうか。言葉に対する真摯な態度には頭がさがりました。。。
★2 - コメント(0) - 2014年1月1日

独特の世界観。 好きな人は好きか!? でも私には難しかった。。。。。
- コメント(0) - 2013年12月31日

ことば、ことば、ことば、ことば、ことば! すごい小説。なにいってるかわかんないとこも多々あるけど、本当に一生懸命で、ことばってものを、他にもいろんなものを、しんから信じるために否定する、その否定に妥協がなさすぎて、ああこれは、事実じゃないけど、まったくもってリアルじゃないけど、それでも真実なんだなって思わされる、こんな小説はなかなかない。頭がおかしくなりそうなくらい濃密で、思いつくまま書かれているようだけど、最後まで読むと全体の構成もかなり計算されてることがわかったので、そのうち整理しながら読み返したい。
★16 - コメント(2) - 2013年12月30日

面白かった。人の内部を覗き込んでいるような語り口。救いのない物語。世の中には二種類の人間がいて、美しい人と汚い人、それがくっきり分かれているように思える。そういう世界観は悪くはない。でも、ちょっと絶望する。
★4 - コメント(0) - 2013年12月29日

初めて読む作家さんでした「世界泥棒」ページをめくるとなんだか、読みづらいと思いつつも、読み進めていくと、なんだか奇妙な話の内容にちょっと読む手を休めながら読み切りました。この手の作品は夢中になって読み切るタイプと時々休みながら読むタイプと出てきそうです、私は止めるタイプでした、後半ちょっと耐え切れなかったシーンがありました。この作品実写化したら、見れないだろうなぁ。
★50 - コメント(0) - 2013年12月27日

読了:○ 好きな、研ぎ澄まされた不穏さ欠落さでした。
- コメント(0) - 2013年12月22日

冒頭から誘い込まれて、時間をかけて読みました。後半、自分の他者との関わり合いに影響することが多くあり、少しおそれを感じて読み終えました。蜜色の時間の描写が美しく不穏で、心もとない思いが印象に残りました。
★4 - コメント(0) - 2013年12月20日

ほとんどがくぎりの無い話し言葉で書かれているのでちょっと読みづらいが、それが独特の世界観を表してるのだと思う。漫画かアニメ化希望。
★3 - コメント(0) - 2013年12月18日

sai
放課後の教室。みんなが見まもるなか、ふたりの男の子たちが実弾の入った銃で死ぬまで撃ちあう「決闘」。それをとりしきる百瀬くんとは、何者なのか・・・?
★3 - コメント(0) - 2013年12月13日

as
読みにくっ!
★3 - コメント(0) - 2013年12月11日

★★★★ 漢字を減らし平仮名を増やして童話風に(物語の終盤は実際、ドイツ作家あたりが書きそうな童話を思わせる)したことで、硬さにほど良くやわらかみがくわわり、結果的に全体におだやかなグルーヴ感があって、決闘や幽霊や国境や巡礼がすぐ近くにある世界観とあいまって、読んでいてすごく気持ちの良い文章だった。ベランダから釣糸を垂らすとか、玉ねぎを剥きつづけるとか、シーンのひとつひとつが妙に印象に残る。二冊目も要注目の才能だと感じました。
★3 - コメント(1) - 2013年11月25日

おれはおもしろいと思っているけれど、仮におれの中の百瀬がそれをつまらないと言っていても、この小説にたいしておれには「なにかたいせつなものがうつっているような気持ちだけがあって、実際にうつっているとか、実際になにかを感じられるとか、そういうことはどうでもよくて、なにかたいせつなものがうつっているような気がする、ということだけがここちよかった」と言うよ。
★4 - コメント(0) - 2013年11月18日

『文藝』掲載のを読んだ。ねちっこい文体が読みづらいし第一長い。意味ちゃんがああいう事態になってようやく文体と内容の整合性を感じた。宇宙から来た百瀬がQBぽいので途中からまどマギと重ね合わせて読んだ。決闘のループからまどか(主人公のわたし)を救うほむほむが不在だと思った。
★2 - コメント(0) - 2013年11月11日

ずっと桜井さんのファンだったので感無量。一文一文がことごとくツボでした。豚小屋のファックマンとかは正直これもうわかんねえなってなってたけど、これはいままでブログで書かれてきたことのエッセンスが詰まってるかんじでふつうにとってもおもしろかったよ!じゅ、じゅんぶんがく~~~っ!!
★1 - コメント(0) - 2013年11月9日

世界泥棒の 評価:76 感想・レビュー:40
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