半自叙伝

半自叙伝の感想・レビュー(23)

著者の2つの作品集の月報と書下ろしをまとめたエッセイ集。幼少の頃からや戦中戦後、作家として駆け出しのころや最近のころのことなど。よく読む他の作家と違い俗っぽさや媚がほとんどなく、知識をひけらかすこともなく、こういう文学者の作家は珍しいなと思う。独特の言い回しと語彙はなにか癖になる。この人の古い翻訳のムージル『愛の完成』(岩波文庫)の異様な日本語を読んだ感覚を思い出してしまう
★51 - コメント(0) - 2月27日

2016年12月8日:simomurayosiko
古井由吉氏「半自叙伝」、2014.3発行です。半自叙伝と創作ノートから成ってます。半自叙伝は先日読んだ「人生の色気」(2009.11)とほぼ重なっています。著者のこの本の重点は後者に置かれたものと思います。著者の創作に関する日記、思い出が縷々記されてますが、私の心にはあまり響かなかったです。相性がよくない作家さんだと感じます。これでお別れにしたいと思います。
★13 - コメント(1) - 2016年9月7日

2016年8月22日:半殻肝
2016年7月7日:ゆたさん・∪・ω・∪
2016年7月3日:epokhe
2015年10月17日:ld
某編集者のTwitterで引用された一節のあまりの秀麗さに取り寄せた。どこかになにかきらめくヒントがないものか、さもしさがどうしても先に立って、ただ流れる清らかな小川の水面を眺めるように読み進むのはなかなかの修練。著者に興味があるわけでもなく著書を読んだこともない。とつとつと語られる地に足着いた処世が清々しい。
★2 - コメント(0) - 2015年10月6日

2015年5月28日:Ya.AA.
2014年9月29日:わるぼう
2014年9月5日:ky04
古井由吉さんについては競馬のエッセーと「円陣を組む女たち」という短編集、「楽天記」という長編を買って読んだぐらいです。 ドイツ語の先生から作家へ転身したとありずいぶん高尚な人なのだろうと思って作品を読むときは余計に身構えていました。この本を読んで古井由吉さんの作品をもっと気軽に読めるようになったと思います。それだけでも収穫になりましたね。(にゃ)
- コメント(0) - 2014年5月20日

2014年5月19日:バーニング
初出誌…古井由吉自選作品一月報1河出書房新社 ほか同 創作ノート 初めの頃 古井由吉作品一 1982.09…同 もう半分だけ書き下ろし。 現代日本文学最高峰の作家は、時代に何を感じ、人の顔に何を読み、そして自身の創作をどう深めてきたのか。老年と幼年、魂の往復から滲む深遠なる思索。生い立ちから今までを描く自伝的エッセイ。
★3 - コメント(1) - 2014年5月7日

2014年5月6日:akakiaomidori
文章の良し悪しなど判断の利かない素人目には、前半の「半自叙伝」のほうが後半の「創作ノート」に比して、同じ時期の思い出を扱っていても、より読み易く美しく感じられた。しかしまた「創作ノート」には、時間の距離が短い分だけ生き生きと情感の伝わってくる魅力があった。「駆出しの喘ぎ」の阿部昭と後藤明生とのやりとり、「秋のあはれも身につかず」の吉増剛造・菊地信義と共に粟津則雄に連句の手ほどきを乞う場面などには思わず吹き出してしまった。記憶の違いを整合せず言葉に従ったというこの本は、美しさとユーモアに満ちている。
- コメント(0) - 2014年4月30日

2014年4月30日:neko
2014年4月24日:にっき
2014年3月30日:w401203102901
自らの作品集刊行と共に書かれた回想記だから比較的読みやすいとはいえ、やはり文体が古井由吉で、小説といっても通じる。70年代初頭に出発した自らを含めた作家仲間(阿部昭、黒井千次、後藤明生、坂上弘)を評して、〈文学をおこなうということに幻滅した〉時期が続いた後〈気を取り直してだんだんまた始めているという印象〉といい、〈芯を探れば、拒絶を再度の出発点とした文学ではないか〉という。政治の季節そのままの「物語」は文学になり得ない。旧居を尋ねての感慨だが〈新しいものは古びやすい。そして古びると、いっそう救いがない。〉
- コメント(0) - 2014年3月21日

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半自叙伝の 評価:61 感想・レビュー:7
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