中野京子が語る 橋をめぐる物語

中野京子が語る 橋をめぐる物語
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中野京子が語る 橋をめぐる物語はこんな本です

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中野京子が語る 橋をめぐる物語はこんな本です

中野京子が語る 橋をめぐる物語の感想・レビュー(150)

「橋は二つの異なる世界,日常と非日常,此岸と彼岸を結ぶもの。人生の困難の象徴であるとともに転換点でもあり,戦争における最重要地点,出会いと別れ,ドラマの生まれる場所である」(p.10,一部改)。今も昔も多くのドラマを生み続けている「橋」をめぐる30の物語(エピソード)が描かれています。著者の本を読むのは初めてでしたが,その教養と「橋梁愛」の深さに敬意を表します。私はどうしても,実存する(した)橋に関する物語に惹かれてしまいましたが,古い文学や戯曲などの中で描かれている橋に関する物語も興味深く読めました。
★9 - コメント(2) - 3月21日

世界各地にある橋に関するエッセイ。新聞連載らしく短くまとめられた中に、その橋の建立秘話だけでなく、歴史的事件や寓話、文学作品等への関連付けが作者らしく巧みで読みやすく、特にブルックリン橋の建設が親から子そしてその妻に受け継がれたエピソードや、鳴門ドイツ橋のドイツ人捕虜とのエピソードには興味を惹かれました。これだけで映像作品にできそう。中野さんらしくヴァレンヌ逃亡に関する橋のお話もありましたね。途中で途切れている橋、堀に埋まっているように見える橋等、形状が独特で実際に見てみたいと思うものも多かったです。
★1 - コメント(0) - 2月3日

世界の色んな特徴的な橋とその橋にまつわるエピソードを紹介した本。中野さんの本好きなのでこれも楽しめた。1つ1つの話が短いのでちょっとした時間に読み進められるのも良かった。濠の下にある橋とか川のようになっている橋とか実際に見てみたいなと思えるものもあった。自殺の名所の橋とか怖いエピソードや中野さんといえばなアントワネットにちなんだ話もあったりして最後まで飽きない色んなテイストの混ざった本だった。
★4 - コメント(0) - 1月27日

彼岸と此岸をつなぐもの。様々な物語がにある。
★7 - コメント(0) - 1月26日

中野京子先生のファンで、元々橋好きだったので本書が刊行された時は、とてもとても嬉しかったです!キセキ!と思いました。1話1話が短いのでどんどん進んでいきます。だからこそ何度も読めて面白い。
★2 - コメント(0) - 2016年9月23日

油断していた。橋=建造物=それ自体さほど興味はないが、中野京子さんが書かれているなら面白いかも?と気軽に手を出したら…。最初は本当に楽しんで読んでいたのに何だろう次第に心の中に澱が溜まり、哀しいような虚しいような暗い物で身体まで重くなった。なんの心構えもなしに受け取った物語はあまりに壮大すぎる歴史と運命を孕んでいて、改めて橋というものが表すもの、その意味を知らされた。すごいものが詰まってる本だと思う。落ち着いたらもう一度読みたい。
★34 - コメント(0) - 2016年9月2日

絵画と橋を結び付けて語るとは。でも橋は人生が交錯する場所なのでしょう。諺や言い回しに「橋」が多用されるのもその一面をあらわしているのかも。背後にある歴史を結び付けた解説は読み易いです。しかし、マリーアントワネットがあの橋を渡っていたら・・・・等、歴史の(禁句とは言え)「たら・れば」をいろいろ想像してしまいます。
- コメント(0) - 2016年5月13日

各地の橋にまつわる話を集めたもの。新聞連載だったとのことで、短くまとめられているので読みやすい。最後に写真(なければ絵や関連した図像)が載せられているのもありがたい。川に沈んでいる橋、面白いなあ。水を通すための橋も。時代や国にとらわれず、ひたすらに橋に関わる話の数々。著者の専門分野の関係かヨーロッパのものが多い中、ドイツ橋の話、いいなあ。今の日本では…ちょっとないだろうなあ。この本の発行時点で連載は続いているとのことだったので、続刊もあるのかなあ。読みたい。
★7 - コメント(0) - 2016年4月3日

中野さんの筆が冴える橋についての物語。ひとつずつが短いのでさくさく読めてしまう。知っている橋も知らない橋もまつわるエピソードによってより興味深い対象になった。続刊希望。
★23 - コメント(0) - 2016年2月19日

北海道新聞夕刊で月に一度連載しているエッセイをまとめた作品。一つの橋ごとのエピソードずつなので読みやすかったです。橋は二つの異なる世界を結び、ドラマの生まれる舞台とはまさにその通りで、どのお話も興味深かったです。特に亡命しようと逃亡中、ヴァレンヌ橋を渡れず捕らえられたマリー・アントワネットのエピソードで、フェルゼンの骨折りや、王家の危機感のなさとか改めて面白く読めました。
★34 - コメント(0) - 2016年2月11日

橋の概念が変わる。フィレンツェの自画像の回廊は以前にテレビで観たことがあり、ふしぎに思っていたのだけれどそういうことだったのね。
★9 - コメント(0) - 2016年1月18日

川のある街が好きだ。そしてそこに架かる橋の風景も。でもこのような観点で橋を見たことはなかったなぁ。奇・驚・史・怖と章が分かれ、実在の橋、空想の橋、変わった形の橋、絵画・スクリーン・小説に出てくる橋など、それらにまつわるエピソードや、あっと驚くような話も多い。 橋は困難を乗り越える象徴であり、人生が交差する場であり、この世ならぬものと出会う所、此岸と彼岸と繋ぐ所。あちらに渡れるなら、あちらからもこちらに異界のものが渡ってくる。怪異の起こる場所。橋をみる視点が変わる物語の数々を楽しめた。
★8 - コメント(0) - 2016年1月4日

橋って好きだな。庭園の小さい橋とか発見すると無性に渡りたいし。橋にまつわるいろんなお話。ヨーロッパの橋って、そんーなに(店とかの)構造物でいっぱいなのが多いのね。日本では聞いたことない。発想というか存在がちょっと違うんだね。アヴィニヨンの橋では輪になって踊れない狭さ(しかも途中でぶっちぎれ)なんだー、とか橋自体のトリビアや歴史的なエピソード、物語に出てくる橋など文学との絡みも楽しい。
★9 - コメント(0) - 2015年12月7日

歴史と芸術に造詣深い著者が、短いが小気味よい文章で語る橋々のエピソード。今この手のコラムを書かせたら中野京子の右に出る人物はいないのではないか。建築技術の進んだ現代日本に暮らして、「橋は落ちるものだ」という認識が日常生活からすっぽり抜け落ちていたことに気づいてハッとした。ブリューゲルの《悪女フリート》は怖いけどどこかコミカルで、絵本の1ページのようだ。
★4 - コメント(0) - 2015年10月21日

中野先生ならではの広い知識とユーモアに富んでいて面白かった。鳴門ドイツ橋やゴールデンゲートブリッジのお話が印象に残った。ゲーテが散歩で足しげく通った橋に晒してある骸骨が、彼の作風にどう影響したんだろう。
★14 - コメント(0) - 2015年9月20日

いつもは絵画の中の三が、この本では様々な橋にまつわる物語を紹介してくれています。日本の橋もあったり悪魔が作った橋もあったり水面下の橋など楽しい物語が数多く収められています。完成していないそうですが、中国の透明な橋なるものを渡ってみたい気がします。
★107 - コメント(0) - 2015年8月23日

中野さんの文章のうまさ。そして、あらゆる方面の知識の広さに脱帽! 楽しみました。続きもぜひ読みたい。
★4 - コメント(0) - 2015年4月10日

中野氏の橋の本ということだったので、表紙になっているような絵画に描かれた橋の解説かと思ったら、リアルな橋のエピソード本でした。鳴門のドイツ橋のエピソードに感動。第一次大戦のドイツ兵捕虜が日本にいたことも知らなかった。第九の日本初演もここだとか。何気なく渡っている橋にも何か秘められた歴史や言われがあるのかなぁ。
★6 - コメント(0) - 2015年3月7日

中野センセイなもんで借りてみた。橋っすか!センセイ!?ってかんじだったんだが、途中からお得意の中世っぽいグロいネタもあり、安定と安心の(つっていいんだろうか?)の中野節でした。内容は橋にまつわる奇妙譚というか基本そういうエピソード集。ヨーロッパのひとは橋を渡るだけでなく、晒し首置き場としても利用してる方面とかに脳みそ持ってかれました。ああ、恐ろし。そして、エリック・スティール監督の『ブリッジ』みたくなりました。黒い鳥のような死の瞬間。それが大変美しかったそうで。
★31 - コメント(0) - 2015年1月4日

よくぞ集めたり、橋にまつわる話を。話の小銭入れに入れとけば、座談の中心になれること間違いなし。
★2 - コメント(0) - 2014年12月27日

私たちが橋に対して抱くイメージと言えば、「二つの異なる世界」「日常と非日常」「転換点」と様々である。 人々が培ってきた技術を以て造られた世界中の橋(架空のものを含む)は、それらの人々にとってのストーリーがあり、本書はその解説を中野氏が情熱的に、時におかしく語っている。 普段橋をじっくりみる機会は少ないけど、歴史を造り、繋いでいく橋について俄然興味がわいてきた。 中野さんの文体の素敵っぷりも含めておすすめの1冊。
★14 - コメント(0) - 2014年12月18日

「怖い絵」シリーズの作者、中野京子さんの著作。北海道新聞に連載していたという、橋をめぐるエッセイ集です。橋というのは「繋ぐ」ためのものであるせいか、たくさんのエピソードが生まれているのですね。その中でも、徳島県鳴門市にあるドイツ橋。第一次世界大戦で捕虜になった1000人のドイツ人が鳴門市の俘虜収容所にいたらしいのですが、そこの所長がとても人道的に彼らを扱い、ドイツ人たちも音楽や工業技術など、いろいろなものを残していってくれたとのこと。その時に彼らが自主的に作ってくれたのが、このドイツ橋とのことでした。
★6 - コメント(0) - 2014年12月15日

「絵」に新しい光を当ててくれた中野京子さんが、今度は、「橋」に光を当ててくれた。「橋」を渡るのが楽しくなりそうです。
★4 - コメント(0) - 2014年12月5日

著者の「怖い絵」シリーズが興味深く「橋」についてどのように語られるのかと。古今東西(主に西)30の実際の橋についてのエピソード集。『奇・驚・史・怖』の章に分かれる。ゴーゴリ「外套」に登場する橋。金門橋の自殺者、犬が自殺する橋、マリーアントワネットが渡れなかった橋。著者らしい切り口が冴えている。新聞連載とあるので食い足りない感じは残るが、後は自らの想像力を膨らませる楽しみが残る。『橋』は心理的な意味を広げやすい。最終章で三島の「橋づくし」が紹介され私的時期がぴったり合うことに驚いた。
★40 - コメント(0) - 2014年11月21日

中野京子さんなら絵画の中の橋のことかと思っていたので、読み始めてびっくり。まさしく橋のお話。歴史学者はいろんなものに精通していないといけないのですね。世界各国、様々な橋があり、逸話もあり、面白く読みました。特に鳴門ドイツ橋は、んなところにそんなことが、と。1度行ってみたいなあ。テレビで使われてた回、覚えています。海外だと思っていたのでこれもびっくり。日本にもいろんな所がありますねえ。
★7 - コメント(0) - 2014年11月17日

絵の中の橋の話かと思ったら、虹から始まった。透明な橋、途中までの橋、水面の下にある橋。ロンドン橋からゴールデンゲイトブリッジ。世界貿易センターのツインタワーに架けられた橋まで。もっともっと、とても興味深い話が満載だった。
★8 - コメント(0) - 2014年11月10日

さすが中野京子さん。絵だけでなく、橋を語らせても面白い。「橋とは、異なる二つの世界をつなぐもの」という考え方自体なかったので、言われてみれば、と新鮮。
★6 - コメント(0) - 2014年11月9日

最近橋に興味が出てきました。絵画を読み解く中野京子さんの最新作が、橋にまつわるお話であったので、早速手に取りました。中野さんの書く、世界各国の橋にまつわるお話は、とても楽しいものでした。犬の身投げが頻発する橋の話は秀逸。橋が、城や街の防衛にとって重要なアイテムになっていた、中世の橋などは是非とも見に行きたいものです。
★9 - コメント(0) - 2014年10月28日

図書館本。30もの橋をめぐる物語。古い橋新しい橋、東の橋西の橋、怪しい橋不思議な橋…の物語。新聞に今も連載中のものなので一話が少し短いのがもったいなく感じるが、そのぶん興味のわいたエピソードはもっと深く知りたくなる。繋ぐ橋、晒す橋、拒む橋、住む橋と様々。ちょうど日本の三古橋のひとつ宇治橋を渡り、橋姫を思った日に読み終わり。(わたしにとって「橋」といえばやはり沈下橋かな)
★21 - コメント(0) - 2014年10月15日

橋は昔から繋げる物や渡す物として語られて来た。 でも渡ってくる物はいい物ばかりではない。いや辛い知らせや橋が 無ければ知らなくて良かった事を運んで来る事の方が多いような気がする。 来て欲しい人を対岸の袂で待っても来なくていい人ばかり。。 切ない橋のエッセーでした。
★15 - コメント(0) - 2014年10月11日

新聞に掲載されてたのを見て興味が沸いてAmazonに注文。「橋」はひそかに気になる存在だったりする。できれば近代の橋ではなく、ふるーい時代の小さな橋。この本は主にヨーロッパを中心に古今を問わず橋+エピソードが載ってる。犬の飛び込み橋ことオーヴァートン橋、小役人の幽霊(ゴーゴリ著「外套」)カリンキン橋、アントワネットが渡れなかったヴァレンヌの橋に興味がある。(Oh…どれも血なまぐさい;;)ホッとするところで日独交流の懸け橋でもある鳴門ドイツ橋(徳島県)はぜひ行きたい!
★16 - コメント(0) - 2014年9月28日

☆☆☆ 古今東西の様々な橋に関する蘊蓄集。絵や歴史だけではない中野氏の博覧強記ぶりがすごい。『橋』にはあんまり興味が沸かないので、最初は取っ付きにくかったが、相変わらずの中野節に引き込まれてサラッと読了。ポンテ・ヴェッキオやロンドン橋のような有名どころより、鳴門ドイツ橋やテイ鉄道橋のようなマイナーな話の方が面白かった。一番はブリューゲルの『悪女フリート』の画中に出てくる地獄の橋を解説した「地獄も何のその」。やっぱり、絵の解説になると筆が冴える。
★20 - コメント(0) - 2014年9月17日

水面下の橋、「サンクン橋」のように構造自体がおもしろいものや、アントワネットが渡れなかった「ヴァレンヌ橋」の話など 面白かった。
★3 - コメント(0) - 2014年9月13日

「怖い絵」の著者による、橋にまつわる30の物語。「二つの異なる世界、日常と非日常、彼岸と此岸を結ぶ」場所ゆえに、さまざまなドラマがそこで生まれるのである、と。文章の巧みさや引出しの多さには相も変わらず恐れ入るばかりだが、もう少し1話あたりの厚みを増してくれたらよかったかも。
★7 - コメント(0) - 2014年9月7日

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過去のできごとをいきいきとよみがえらせてくれる筆致は、さすが中野京子さん! 単なる建築物ではなく、現実的な架ける困難さだったり、つなぐ・越えるのイメージだったり、いろいろな物語があるんですね。あまり興味がなかった橋が魅力的に思えてきました。自分の身近な橋のことを調べてみたくなります。
★6 - コメント(0) - 2014年8月22日

図書館 中野さん次は橋ですか…内容自体は橋の歴史的エピソードとかが簡単に書かれていて、それなりには面白い。しかし絵と違い橋は3次元なので写真1枚では視覚的に少し足りない感じがします。エピソード自体も枚数の関係か、一寸喰い足りない感じです。出来れば誰か建築関係の方と共著で、橋の歴史的エピソードだけでなく、建築としての分析を読みたいと感じました(無理を言ってるなぁ)
★5 - コメント(0) - 2014年8月3日

図書館本。正直橋にはあまり興味がなかったが、著者が中野さんなので読んでみた。そしたら歴史のある橋や意外な形をした橋、実在しない橋など様々なエピソードがあり想像以上に面白かった。それにしても、以前イタリア旅行に行ったことがあるのだが、ポンテ・ヴェッキオ、もっとちゃんと見てくればよかった・・・。
★5 - コメント(0) - 2014年7月13日

 「橋の絵」の話と思ったが、「橋の絵」はピサロとルノアールだけでした。 各地の橋に秘められた物語は小編で読みやすくて良かった。中に出てくる鳴門のドイツ橋は実物を見た事があるが、ドイツ人捕虜の造った、小振りながらも頑丈そうな橋を思い出します。明石海峡大橋など機能美に溢れた橋もいいが、重厚な麒麟の像で飾られた東京日本橋も趣きがあっていい。
★4 - コメント(0) - 2014年7月1日

橋をめぐるネタってそんなにあるかなっと懐疑的だったけど、さすが中野京子は引き出し多い!本一冊分になるってすごい。もちろんお得意の絵画や歴史にからむ橋の話もあり、いつもの中野節が効いてる。川の上にかかる川の橋・マクデブルク橋。橋は水の上に架けるものという思い込みを裏切る水面下の橋・サンクン橋。犬が飛びこむ橋・オーヴァートン橋も不思議。こちらとあちらを繋ぐ橋は物語の宝庫だ。連載中とのことなのでもっと読みたい。
★18 - コメント(0) - 2014年6月28日

中野京子が語る 橋をめぐる物語の 評価:82 感想・レビュー:66
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