消滅世界

消滅世界
あらすじ・内容
「セックス」も「家族」も、世界から消える……人工授精で子供を産み、夫婦間のセックスは近親相姦とタブー視される世界。日本の未来を予言する、中村文則氏・岸本佐知子氏驚愕の衝撃作。

中村文則氏・岸本佐知子氏驚愕!

壮大な世界。でもこれは母と娘の物語ではないだろうか。
さすが村田沙耶香。この作家はすごい。-—中村文則

見たこともないほど恐ろしい「楽園」が、ここにはあります。 -—岸本佐知子

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消滅世界の感想・レビュー(1449)

★★ 下手なイヤミスよりも背筋がゾワゾワ。 社会の常識に沿って生きる方がラクだな と思ってしまう小市民の私。
- コメント(0) - 2月21日

内容が凄すぎてぱっと感想が出てきません。 いつか本当にこんな世界が来るんじゃないかと思わされました。何が異常か正常かよくわからなくなってきます。
★7 - コメント(0) - 2月19日

世界にただ一人、正常な人間がいたらな。それは、異常な人間だ。「その世界で一番適した狂い方で、発狂するのが一番楽なのに」という文が印象的。 ハーモニーや1984の世界を性生活、家族という側面から切り取った感じ。1984の最後が恐怖という本能に語りかけることによるハッピーエンドなら、消滅世界の最後は習慣と環境によるじわじわとしたハッピーエンド。ラストで、自分が“正常”になるための異常な行為。自身の“異常さ”を確かめるための正常な行為がなんか凄いやられた感がやばかった。いや、すーごい。
★8 - コメント(0) - 2月19日

人工授精によって生まれたセンターの子供をみんなが「おかあさん」として、「子供ちゃん」を可愛がる姿が狂気だと思いました。最初は違和感を覚えつつもどんどんそこでの「普通」に順応していく恐ろしさも感じました。
★14 - コメント(0) - 2月18日

人工授精で子どもを産み、家族もセックスも消えてしまう世界。異常な「楽園」がふつうになっていく。もしかしたら、未来は本当にこうなっていくんじゃないかと思わされる。怖い。
★7 - コメント(0) - 2月17日

良くこんな物語を思い付くね。もしかしたら、今もこんな世界が一部には有るのかも知れないです。普通に今の時代で「セックス」出来ることが幸せですね!
★7 - コメント(0) - 2月16日

家族はシステムになり、恋愛やセックスという概念が壊れた異常な世界。その世界の中にさらに異常な「エデン(千葉県)」という世界。エデンの異常さのあまりエデンの外が正常に感じてしまう。これが洗脳ってやつか!「人間」というよりは、次世代に命を繋ぐ「動物」のようで虚しい。動物から進化した人間が再び動物に戻っていくような…これが未来だとしたら救いがない。「コンビニ人間」もそうやったけど、村田さんの作品は狂気を感じる。
★6 - コメント(0) - 2月14日

恋愛、セックス、家族、育児。 全て関連があることなのに、それらが全て隔離された世界。人々は家族という所属を喪い、代わりに人類というもっと大きな括りでの結びつきを強くする。自分の常識が通用しない世界観とはこんなにも不気味。
★7 - コメント(0) - 2月13日

そんなに、今の世界とは変わらないようにも思えた。今よりも良いところ、今よりも良くない所は様々あるだろうけど…でも結局、今との比較しかできないわけで…なぜなら僕らは今を生きているわけで…てかこの世界は村田さんの頭の中なわけで…今の世界が少しずつ変化して常識が移り変わっても、その世界で人は生きていく。普通なんて、周囲の環境や状況でいくらだって変わっていくのだから。明日世界が変わるなら気付くだろう。でも10年後なら…そして世界はグラデーションしていく。
★6 - コメント(0) - 2月13日

かつて江戸時代が子供を共同体で育てていたことを思えば、「子供ちゃん」を社会全体で育てるというパラレルワールドな現在が存在していてもおかしくはない気もしてきた。哲学の無い科学を突き進めたらこうなりましたって感じで、どこまでも美しく清潔な世界は逆にグロテスク。
★8 - コメント(0) - 2月12日

あ~、怖かった!先が気になって一気読み。この作品の世界では「セックス」や「家族」も無くなるけど、「愛」やそれに付随する「嫉妬」「独占欲」なんかも完全に消滅していて不気味。もはや草食男子どころではありません!最初は「こんな世界はおかしい!」って思ってたんだけど、読んでいくうちに「もしかしたら『エデンシステム』良いのかも…」なんて思う事も数回。段々自分の中の「普通」が揺らいでいく感覚はすごい。『コンビニ世界』と良く似てる。『また、世界がグラデーションしていく』の表現、すごくわかる。やっぱり村田さんうまいな~。
★16 - コメント(0) - 2月12日

 とても不気味だった。みんな当たり前のように二次元のめり込んで、生身の人間との性行為を気持ち悪がるし。特に実験都市が何か新興宗教じみてて不気味だった。ラストに主人公がどうして母親を監禁したのかよくわからなかったな。
★3 - コメント(0) - 2月11日

今ある常識は時代と共に変化する。 若者の恋愛離れ、AIの発達、人工受精の医療の発達は目覚ましいしこの本の世界が非現実とも言い切れない。 最初はこういう考えも新しいと思っていたが、国家プロジェクトになり、主人公のような少数派の常識が尊重されなくなったとき狂気に満ちた世界で読み終えて何だか気持ち悪くなってきた。 家族って何なのかと改めて考えさせられる。 数十年で過去の常識は通じなくなる。自分の数十年後を考えると未来が怖くなった。
★8 - コメント(0) - 2月9日

あー怖かった。今もジェンダーレスとかのファッションが増えてきて、セックスに関しても淡白というか希薄になってる気がする。だから、こんな世界が訪れるかも、と、少しヒヤッとした。正常の感覚って、その都度変わることに、気付かされた。
★7 - コメント(0) - 2月7日

こわい。自分が今感じているこの価値観や本能だと思っているもの、自分が感じていると思っているこの気持ちが、全て本当に本物なのか。この世界に作らされた幻想ではないのか。私の意思は、私の気持ちは、本当にここにあるのか。全てが根底からぐらぐらと揺らいで眩暈がする。もう少し人間ができてからじゃないと、この人の作品は読めない。一度封印します。。
★8 - コメント(0) - 2月5日

なかなかにリアルな非現実だった。世界観がとても面白い。数多く行われている研究のたどり着く先が、もしかしたらこういう世界なのではないかと感じさせられてしまう。子宮が病気などで無くなってしまっても、男性でも、ひとりでも、子どもが産めるようになったら今感じている不自由さは軽減されるかもしれない。その反面、感情的にも人間らしさが失われてしまうのかもしれない。この本を読んだとき、あなたの"異常"という概念が変わる。
★8 - コメント(0) - 2月5日

「殺人出産」と似た世界観です。結婚、妊娠、出産について改めて考えさせられました。村田沙耶香さんの本は癖になります。
- コメント(0) - 2月4日

昔の非常識が今の常識。逆もまた然り。どちらにも馴染めてしまうという「狂気」。家族の解体はディストピアなのか?むしろ何かにしがみつくのがディストピア的。人類は変化することを止められない(それが前へか後ろへかはわからない)
★5 - コメント(0) - 2月3日

図書館予約して1年待った待望の作品。その世界は日本の未来だった。夫婦間であっても性交渉はあってはならない。徹底的にこの世にある性を排除され、2次元のキャラクター達に当たり前に恋をする若者達。性欲を処理するクリーンルーム。医学の進歩によって男性が妊娠、そして出産をする。正直、この小説は気持ち悪くて怖い。綴る文字から生々しさが込み上げてくる。村田沙耶香の創る世界は「美しい世界の中にこそ映える狂気」を生み出す。そして、窪美澄さんの「アカガミ」とは違った近未来を楽しめたと思う。
★69 - コメント(0) - 2月2日

3.6/5.0
★3 - コメント(0) - 2月2日

衝撃。
★5 - コメント(0) - 2月1日

家族、恋愛、出産等考えさせられました。この物語の一部だけでも将来ある姿かもしれないと思いました。そして、最後はゾッとしました。続きが気になり、割と早く読めました。また、村田さんの本を読んでみたいです。
★5 - コメント(0) - 1月31日

★★★★☆
★3 - コメント(0) - 1月31日

期待して読みましたが、最初の2行以降はつまらなかったです。2次元に恋するより、ロボットに恋していく可能性の方が高いし、全体的に不協和音のある世界だなと、入り込むことが最後までできなかった。
★8 - コメント(0) - 1月31日

村田さん3冊目。やはり文はさらっと読みやすい。「殺人出産」と似ている世界観。テーマは広く性・恋・家族・母子。正常とは、狂喜とは、という境目が分からなくなってくる、いや、境目等元々ないのだと気づかされる。しかし、これは自分の価値観に照らし合わせた自分本位の感想であることを承知の上で言うと、最後がとても気持ち悪い。
★5 - コメント(0) - 1月29日

★★★☆☆
★3 - コメント(0) - 1月29日

徹底的に性を排除しているこの世界が当たり前なのに、家族や自分の子供が欲しいという本能は残っていて何とも言えないグロテスクさがありました。性行為で産まれた雨音がずっと母親の言葉に縛られていて、母と子の物語でもあるとも思いました。
★26 - コメント(0) - 1月28日

久しぶりに一気読み。そのくらい面白かった。 ありえないと思いつつ、ありそう、これありそう、って どんどんのめり込んでいった。 こんな風になったら、人間は滅亡だろうね。 地球的規模で考えたら、そのほうがいいのかもな…
★12 - コメント(0) - 1月28日

この後味の悪い感じと気持ち悪さが、純文学性を物語っているのか・・・。 SF感満載だから、それを排した、コンビニ人間が芥川賞とるのも納得感ある。 達観や隔世を通り越して、出て来る登場人物の考え方や行動はコンビニ人間にも共通しているように思えた。 面白かったけど、怖い。(ホラーじゃないけど)
★17 - コメント(0) - 1月28日

この前、モーガンフリーマンの番組で今後の生殖医療について特集していた。人間は将来的に有性生殖をしなくなる可能性がある。胚性幹細胞からどんな細胞でも作り出せるということは男性から卵子を作ることもできるかもしれないなどの内容だった。遺伝上の親を三人にすることで、深刻な疾患を未然に防ごうという試みも先日新聞に載っていたし、こんな世界が来ないとは言えない。村田さんは未来から来たのではないだろうかとさえ思ってしまう。
★43 - コメント(0) - 1月28日

"清潔な性欲""夫婦間は近親相姦""赤ちゃんカフェ"……斬新すぎるワードがたくさん。絶食男子や2.5次元恋愛などと照らし合わせて想像するけど、やっぱり衝撃の世界。現代風刺から未来予言みたいな感じで描かれているのかな。ラストがまた独特過ぎるよ村田さーん!でも好き。次は殺人出産読みたい。
★25 - コメント(2) - 1月27日

正常ほど不気味な発狂はない!!こわわわ〜〜!!
★6 - コメント(0) - 1月24日

★4.0。『コンビニ人間』もそうだったが、またまたやられた。淡々と、淡々と、異様な世界にどっぷり漬からされた。この作者の頭の中、どうなってるんだ。“子どもちゃん”の辺りからはゾワッと。現代日本の社会問題、、、リアリティのある恐怖が面白かった。ただ、ラストが投げやり感、というか、物足りなかった。もっと丁寧に結末を描いて欲しかったな。
★31 - コメント(0) - 1月24日

殺人出産と似てる。人工子宮は殺人出産でも登場したけど、より具体的に書かれてるので、何だか読んでて痛くなってきた。相変わらず狂気な世界。でも、その狂気に慣れれば(それが正常となるのならば)、平和的でかつ合理的な住みよい世の中になるのかもしれない。途中から、本作のようだと男女という性別自体が必要じゃなくなるんじゃないかと思った(まるでナメック星)。作中で、アニメキャラと恋愛する事について度々書かれているが、たぶん村田さんは人それぞれある恋愛の形(それ以外も)を差別しない優しい人なんだなーと、この作風から思う。
★25 - コメント(0) - 1月22日

正常ほど不気味な発狂はない。洗脳されていない脳なんてこの世の中に存在しない。世界はいつまでも完成せず,「正しさ」は常に移り変わっている。本書のテーマ(恋愛,家族,出産,子育て)だけでなく,あらゆることに関する自分の価値観を再考したくなる作品。どんな「正しさ」も幻影で,数年後の「正しさ」の途中でしかない。
★11 - コメント(0) - 1月21日

内容は良い意味でぶっ飛んでいた。異常を知るには正常を知ることが重要。しかし、その正常も時代と共に少しずつ変化してきている。自分の中にある正常が本当に正常であるのかどうかを考えさせてくれる1冊だった。
★8 - コメント(0) - 1月21日

性をテーマにしていてその部分を際立たせるためかもしれないが、これほどにまで命を引き継ぐ形が変化した世界の話しでありながら、性以外の面(テレビや携帯電話や電車など日常のスタンス)は現代からなんら進歩なく、「近未来」という設定にイマイチ入り込めなかった。ライトなページ数の殺人出産の方がまだ娯楽小説として違和感に引っ掛かることなく素直に楽しめたような気がします。とは言え、他で中々味わったことのない著者の独特な感性には斬新な刺激を受ける。
★9 - コメント(0) - 1月20日

村田さん初読み。凄いインパクトです。好き嫌いを通り越し素直に驚きました。ここまでの世界に読者を運ぶとは。
★35 - コメント(1) - 1月20日

この先を読みたい。 普段はミステリーや警察もの中心なんだがこりゃ参った。 村田沙耶香さんもっと読もう。
★5 - コメント(0) - 1月19日

この気持ち悪さは何だろう?生殖に人間的な感情の一切を排除した世界。ゆくゆくは少子化が進み、確実な生殖手段としてこのような世界が、あながちフィクションでもない不気味さをを孕む。主人公が狂気に傾き、何がマトモか曖昧になることも怖い。そして、隣室の動物の正体が恐怖にとどめを刺す。村田さんの本は3冊目ですが、どの話も気持ち悪い。4冊目はあるかな…と迷っています。
★11 - コメント(0) - 1月18日

消滅世界の 評価:98 感想・レビュー:711
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