消滅世界

消滅世界
あらすじ・内容
「セックス」も「家族」も、世界から消える……人工授精で子供を産み、夫婦間のセックスは近親相姦とタブー視される世界。日本の未来を予言する、中村文則氏・岸本佐知子氏驚愕の衝撃作。

中村文則氏・岸本佐知子氏驚愕!

壮大な世界。でもこれは母と娘の物語ではないだろうか。
さすが村田沙耶香。この作家はすごい。-—中村文則

見たこともないほど恐ろしい「楽園」が、ここにはあります。 -—岸本佐知子

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消滅世界の感想・レビュー(1520)

何でもシステム化されていく世界。世の中が潔癖を求めるようになると、他人との生活は難しくなり、平等を追求すると「子供ちゃん」達のような存在が生まれてしまう。排除されるものと共に、喪われていくもの。全体主義の薄ら寒さが漂う。
★5 - コメント(0) - 3月24日

何が正しくて、何が間違っているのか、それは結局個人の見方によって変わるのだろう。けれどこの本で描かれた世界は確かに静かに狂っているとわかる。セックスが家族がそして愛が既存の形から外れていって、そして新たな形を作る。元の形が正しかったと確固たる意志を持って言えるわけではない。それでも私が感じた違和感、嫌悪感、恐怖、衝撃は新たな物差しを作る指標になるだろう。
★5 - コメント(0) - 3月24日

「セックスが消滅した(時代遅れになった)世界」でいきる女性・雨音--彼女は今や珍しい両親の交尾(人工授精で生まれるのが普通。夫婦間のセックスは近親相姦としてタブーになっている)で産まれ、自分の事を「呪われている」と感じているーーが、夫と「家族という形態すら消滅した生産計画都市」に移住し、そこに順応してしまう話。 感想。物語の前中半部はよかったと思う。が、この第3章の展開(生産計画都市での順応)には遺憾がある。
★31 - コメント(2) - 3月24日

以前新聞で村田沙耶香さんと窪美澄さんの対談を読みその時に読メ登録した本です。対談のテーマが女性の生き方や出産だったので、そういうテーマの本だろうなと思い読みはじめたら……驚愕のパラレルワールドが広がっていました。読書をしていて女性特有の生きづらさを感じるとすごく心がヒリヒリするんですけど(最近だと本屋さんのダイアナ)もうこの中の世界が特異すぎてヒリヒリしてる場合じゃなかったですね。雨音さんと朔さんすごくいい関係だったのに最後ああなってしまい残念です。
★6 - コメント(0) - 3月22日

今の家族関係が普通と思っていても、近未来には違ったものになっているか?人を製造する社会は上手く機能していくんだろうか?夫婦間のセックスは近親相姦で、家族とは何か?子ども欲しいなら人工受精。外に恋人はいても家庭に恋愛を持ち込まない。あっちの世界でみんなで育てる「子供ちゃん」、かわいがる「お母さん」たち。猫カフェみたいな巨大「赤ちゃんカフェ」がこっちの世界にとって変わる。気持ち悪くてざわざわする。母は極端な人で違和感があるけど、むしろまともだったんじゃないか。雨音は母の話に洗脳されてなければ馴染めていただろう
★21 - コメント(0) - 3月22日

「家族」も「セックス」もなくなりかけている世界。人工授精の発達によって従来必要であった行為や観念が不要となり、配偶者と性行為するのが近親相姦とみなされる社会。キャラクターに恋するのが普通で「ヒト」と恋愛する人が少なくなってきている等、行き過ぎた現代感がある。何が正常で何が異常なのか、社会設定がこの問をつきつけて来る。千葉でのこどもちゃんが生れ、成長していく様子は、『すばらしい新世界』を彷彿させる。随所に現代的なことと理想的なことを感じることができると、この手のディストピア小説はとても重たい読後感を残す。
★12 - コメント(0) - 3月22日

愛がなくなる世界がもうそこまできている気がして恐怖だった。何もかもデジタル化して心を失って行きつつある現代の人間社会の寓話。
★6 - コメント(0) - 3月20日

やがて訪れるかもしれない近未来の話が好きで似たような世界観の作品ばかり手に取ってしまう。しかし、この作品は衝撃的。便利で清潔で、「子供ちゃん」を全てのヒトが「おかあさん」となって育てる世界。一つ一つは理想的なのに何故か薄気味悪い。洗脳されてない脳は存在しない。その世界に一番適した狂い方で、発狂するのがいちばん楽。確かにその通りなのかもしれない。人間という一匹の動物として生きていくのは煩わしい事だらけだ。それでも、それは健全な事。
★5 - コメント(0) - 3月18日

Aya
おもしろかったなー。なにが正しいかなんて、その時によって違う。「世界がどんなシステムになっても、違和感がある人は一定数いてそのパーセンテージっておなじようなもんじゃないか」とか「洗脳されていない脳なんて、この世の中に存在するの?」とか、きっと今の私たちにも言えることだよなぁと。
★6 - コメント(0) - 3月18日

メッセージ性は高いと思うけど、期待外れだった。家族って連呼しなくていい世の中がいいな、やっぱり。
- コメント(0) - 3月17日

TKN
この作者のこれまでの作品でも続けられてきた、性や家族の俯瞰を究極までに突き詰めた作品ではないだろうか。「極端すぎる」と言われればそれまでだが、それでも他人ごとではないと思えたのは、今までの村田沙耶香の小説に共感できたからではないかと思う。ただ、共感できない人は徹底的に共感できないと思う。好き嫌いの別れそうな作品。ただ、自分は好きです。
★4 - コメント(0) - 3月17日

sek
最初から最後まで脳みそがみぞみぞした。
★3 - コメント(0) - 3月15日

正気と狂気の境目がどこにあるのかを鋭く突き詰めた本著。村田沙耶香の狂気が、世界の正気を強い光で照らしあぶりだす。めまぐるしい速度で変化する世間の常識。古き良き、なんてのはただの趣味嗜好となり、最新の価値観が人類の価値観として刷新されていく。もしも、苦しみのすくない人生を歩もうと思うなら、この世界に一番適した狂い方で発狂することだ。いつだってこの世界は、何が正しいのかを、こうして私に知らしめ、突きつける。正常であるという事は、つまりそういう事。容赦ないね。世間ってやつは。
★15 - コメント(1) - 3月13日

男女の関係、結婚感、出産、いろんなことが、自分の感覚とかなりずれてたけど、なんかとても考えさせられた本だった。
- コメント(0) - 3月12日

なるほどって思いました。いずれ人の世界は、こんな事になるのかなって思いました。
★5 - コメント(0) - 3月11日

★★★★☆レビューを軽くみてから読んでみましたが村田沙耶香さん初読み本当、ぶっ飛んだ考えと言うかある意味、斬新…あっておかしくない世界であったりやっぱりそんな世界じゃ楽しくないとか考えながらラスト…どよっとしますが悪くない感覚でこの作者さんもまた読みたくなりました。
★40 - コメント(0) - 3月9日

村田沙耶香さん、久しぶりです。今回は「消滅世界」2015.12発行です。クレイジーな作品といっていいかもしれません。難しい物語が展開しています。正しい「性」とは何かを求めた小説でしょうか・・・。村田沙耶香さんの描く世界では、子供は人工授精(科学的交尾)で生まれるのが普通で、原始的な性行為で生まれるのは稀だと。また、千葉には実験都市があって、家族のない世界、恋のない世界、子供だけが生まれる世界があるそうです。クレイジーというより、意味不明な作品かも です(^-^)
★30 - コメント(1) - 3月9日

相変わらずラストへの展開が狂気に満ちていて面白かった。今回は一般的な(現実世界の)考え方に落ち着くのかと思いきや、完全にひっくり返された。やはり常識とか既成概念にとらわれず、新たな価値観の世界を肯定してくれるところが素晴らしい。
★9 - コメント(0) - 3月8日

図書館本。家族、夫婦生活の価値観がガラッと変わった近未来の話。アダムとイヴの逆っていうのが頭に残ってます。何とも言えない読後感がある作品でした。
★212 - コメント(0) - 3月5日

村田沙耶香さん初読み。セックスも家族もなくなる近未来の話。現代社会の問題点をつきつめていくと、こういう世界になるのも致し方ないのかなぁと思うし、世代が進むにつれて当たり前の価値観になっていくのだろう。
★13 - コメント(0) - 3月2日

サクサク読めた。確かに。竹宮恵子の寺「地球へ」(テラへ)を彷彿とさせる部分があるかな、と思いながら読み始めたが、だいぶん違った。
- コメント(0) - 3月1日

ぶっとんでるなというのが正直な感想。結局雨音は母親を監禁してるの?人工授精の技術は進歩することにこしたことはないけど家族と恋愛が別になるといろいろややこしい気がするなー。
★7 - コメント(0) - 3月1日

奇妙。村田沙耶香さんに免疫がついたのかもっとクレイジーなものを期待していたのでなんとなく拍子抜け…?
★5 - コメント(0) - 2月27日

読後まず感じたのは、気味が悪い後味。近未来を描いたお話で似たようなのが「アカガミ」だけれど、あっちのほうがまだ最後に希望が少し見えた気がする。子供ちゃんは皆、おかっぱに白いスモック、同じような笑い方、そして皆「おかあさん」と呼ぶ。そんな世界が普通になっていって、自分で産んだ我が子さえもその子供ちゃんの中へと埋もれていってしまうのに、それにたいして当たり前な気持ちすら産まれないなんて、赤ちゃん育ててる今のあたしには理解出来ず。けどいつか本当にこんな世界が来たら、溶け込んでいってしまうんだろうな。
★90 - コメント(0) - 2月27日

サクサク読めたけど・・・ 気持ちの悪いお話だった。
- コメント(0) - 2月26日

近未来を描いているとの評判で手に取った。近未来とは言っても、現代と大きな差はない。違うのは、出産方法とそれに依存すると思われる性への価値観。性については、現代でも、LGBTに見られるように価値観は、多様化している。しかし、この小説で描かれるのは、多様化を否定している。未来では、今以上に多様化していることを望みたい。
★10 - コメント(0) - 2月26日

終わり方があまり好きではありませんでしたが 発想や内容は面白かったです!
★1 - コメント(0) - 2月25日

読んだ後ものすごく気持ち悪い感覚に陥ってしまった。でも、読み進められてしまう不思議な魅力があり、変な気分になった。
★8 - コメント(0) - 2月25日

意思で生物の仕組みを変えることができる人類という存在。社会にとって有用と思われる方法をとることもできるし、個人に合わせた方を選ぶこともできる。ただし、多数が流されていく勢いには容易に逆らうことができず溺れ死んでいく。いつまでも自分の足元が固まっていると思ってはいけない。 気がついたらすでに激流の中で溺れかかっているかもしれない。
★6 - コメント(0) - 2月25日

「あ、身体が喋ってる、と私は思った。自分の身体の中から声がする。もっと触れたい。もっと彼の体温を摂取したい。もう、この時には、私は彼に完全に恋をしていたのかもしれなかった(P100)」じんわり沁みる恋心。純粋でみずみずしい感じがする。/恋人と家族は別の人を選ぶ時代。夫婦がセックスすれば近親相姦と見なされ軽蔑される。子どもは「おかあさん」全員で均一に育て上げる不気味でしかない地域まで登場。そこで壊れるか、踏みとどまるか。
★8 - コメント(1) - 2月24日

ゾワゾワする…普通じゃない世界が普通に描かれることの違和感。「わたしを離さないで」を思い出した。静かな衝撃があとを引きそう。
★30 - コメント(0) - 2月24日

面白いとか、好きな感じとかじゃないのに読む手が止まらず一気読み。「子供ちゃん」て言葉にゾワゾワした。
★6 - コメント(0) - 2月24日

セックスがほぼなくなった世界。人間はほぼ人工授精で生まれ、恋愛と結婚は別物、夫婦間でセックスするのは近親相姦で外に恋人を作る。なんかとんでもないディストピアものだった。実験都市は窪美澄さんの「アカガミ」を思い出すけど、家族というもののカタチって科学で変わってしまうのかしら?
★9 - コメント(0) - 2月23日

なんか、妙な本を読んだな〜というのが正直な感想(笑)家族という概念もなくなり、ただ命を繋ぐ事だけがシステム化された世界。僅かに本能は残っているが、合理的に処理する装置まで…。もはや理解不能なんだけど、どういう事?と思いながら読んじゃった。多分初読み作家さんだけど、発想力がすごい。
★44 - コメント(0) - 2月22日

★★ 下手なイヤミスよりも背筋がゾワゾワ。 社会の常識に沿って生きる方がラクだな と思ってしまう小市民の私。
★4 - コメント(0) - 2月21日

なんか感想書き辛い本ですねー。世界観とか未来感は良いと思うのですが・・・ねえ。なんか、微妙(笑)★★★☆☆
★17 - コメント(0) - 2月21日

内容が凄すぎてぱっと感想が出てきません。 いつか本当にこんな世界が来るんじゃないかと思わされました。何が異常か正常かよくわからなくなってきます。
★8 - コメント(0) - 2月19日

世界にただ一人、正常な人間がいたらな。それは、異常な人間だ。「その世界で一番適した狂い方で、発狂するのが一番楽なのに」という文が印象的。 ハーモニーや1984の世界を性生活、家族という側面から切り取った感じ。1984の最後が恐怖という本能に語りかけることによるハッピーエンドなら、消滅世界の最後は習慣と環境によるじわじわとしたハッピーエンド。ラストで、自分が“正常”になるための異常な行為。自身の“異常さ”を確かめるための正常な行為がなんか凄いやられた感がやばかった。いや、すーごい。
★12 - コメント(0) - 2月19日

人工授精によって生まれたセンターの子供をみんなが「おかあさん」として、「子供ちゃん」を可愛がる姿が狂気だと思いました。最初は違和感を覚えつつもどんどんそこでの「普通」に順応していく恐ろしさも感じました。
★17 - コメント(0) - 2月18日

人工授精で子どもを産み、家族もセックスも消えてしまう世界。異常な「楽園」がふつうになっていく。もしかしたら、未来は本当にこうなっていくんじゃないかと思わされる。怖い。
★11 - コメント(0) - 2月17日

消滅世界の 評価:100 感想・レビュー:748
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