図書館大戦争

図書館大戦争はこんな本です

図書館大戦争の感想・レビュー(128)

本を集めれば願いが叶うといったような里見八犬伝、ドラゴンボールZの類かと思いきや、全て知ったら恐ろしいことが起きる学校の七不思議的オチに暗澹とする。国家の象徴として幽閉されたまま生き続けるとは救いがない。訳者の方は本当にお疲れ様でした…独特の言語感覚を持つソローキン(何度か挑戦し挫折している)に比べると分かり易いのであと数作読んでみたい。短編ではどんな作品を書いているのだろうか。
★1 - コメント(0) - 3月2日

ババア軍強すぎる。力の書読みたい。
★3 - コメント(0) - 1月11日

本や図書館が題材で、何、このバトルロワイヤル。魔力を持つとされる本が、内容的にはソ連のプロバガンダにしか役に立たないつまらない駄作と言うのも皮肉だ。こんな本なら出会いたくないと思ってしまった。旧ソ連以外の国の人が読んでも、同じことになるのかな。
★96 - コメント(0) - 2016年12月26日

評価に困る作品だった。好きだけど嫌い、わかるけどわからない、面白いけど退屈でたまらない本というか。設定は良く出来ていて、途中までは「こういう本を待ってた!」と思っていた。「こういう本」というのは、魔力を秘めた本を巡って図書館同士で奪い合う、そんな設定の本。7つの本、それぞれの本の奪い合いの話だけで一冊ずつ書けそうだと思った。そして私が最初から最後まで読みたかったのは、帯に書いてあったような物語。この本はなんていうか、図書館同士の本の奪い合いの物語のふりをしたソ連時代への郷愁がメインの作品だった。
★7 - コメント(1) - 2016年12月23日

この終わり方は何だ⁈ テンポよく読めるのに、わだかまる。少年漫画的展開と思っていた途端の不条理。なるほど、評価に困る。好きな小説の一つになるけど、人に勧めるには迷う。
★6 - コメント(0) - 2016年11月27日

EAB
本を巡る殺し合いのもつ暗喩…とかいうより、これは書籍を巡るマッドマックス怒りのデスロードだ!ってかんじ
★5 - コメント(0) - 2016年10月21日

思ってたんと違うた。狂信と暴力と秘密結社。
★2 - コメント(0) - 2016年10月7日

読んだ人間を力づけたり幸福にしたりするグロモフの本。その、今は亡き忘れられた作家の麻薬のような力を持つ本を巡る「マニアックで熱狂的で恐ろしく残酷な人々」の物語。読者たちの、ナイフやバール、編み針まで使う血みどろの争いに圧倒されますが、独身者や身寄りのない老人など孤独な人たちが本を中心に仲間となり戦う楽しさと勢いもあってあっという間にひき込まれてしまいます。ただ、物語を通じて色濃いソ連へのノスタルジーや、結局解体される家族にも似た共同体などに現在の世界が抱える問題が垣間見えるようで考えさせられもしました。
★36 - コメント(0) - 2016年9月29日

「本を巡る海外SF小説」としてオススメしていただき、人生初ウクライナ小説を読みました。2段組370頁超ながらリズムがよくスピーディな展開で非常に読みやすい。ただし暴力描写苦手な方には勧めません。 本書における「図書館(原題は「司書」)」は、全体主義国家における政党活動、宗教(あるいは政治的指導者)への妄信の多重アレゴリー。「本好き」要素はなく、暴力描写はブラックコメディーの域。しかしロシア・ブッカー賞を受賞しただけあり、一見スプラッタエンタメながらソ連崩壊後のウクライナが抱える悩みが見え隠れするのが魅力。
★5 - コメント(4) - 2016年9月4日

ちょ、なんぞこれ(笑)本当に、図書館や読書室に集う読者たちが、本を巡って血で血を洗う闘いを繰り広げる話だった(笑)『<図書館><読書室><評議会>という言葉をかなり頻繁に使ったが、電話の文脈では、これらの言葉は普通とは少し違う意味で使われているようだった(p.95)』うん、確かに違うわ!でもその通りでもあるんだわ!(笑)まったくもう、これはウクライナ流阿呆小説ってことで良いのかしら。でも、生活描写の端々に出てくる現在のロシアの空気やソ連への思いなんかが、結構新鮮だった。だがしかし、阿呆小説だった…。
★4 - コメント(0) - 2016年8月31日

枚方オフ会での戦利品。変態作家を生み出したロシア(褒め言葉です)にも匹敵する期待の作家がウクライナから登場しました。表紙も血塗れのピザカッターらしきもの、裏表紙はパズルのように組み替えられた狼の頭部という不穏さ。人の心、世界を支配できる「本」を巡る図書室の血で血を争う闘い。そこに秘められたのは今まで「悪」として描かれたソ連時代への愛憎と郷愁、敬意、共同体愛である。それをホラー&ゾンビ映画にも匹敵する程の拷問、殺戮、口から脳漿や内臓をぶちまける最期などのスプラッタの数々で笑えるようにしながら軽やかに描く。
★74 - コメント(1) - 2016年7月2日

読者に力を与える本とは、貞子とは逆パターン!と思って読み始めたのだが、全然違う系列の話だった。図書館の司書となり、寂しいひとり者が集まった図書館という共同体に受け入れられて行く様子は、ある意味心温まるとと共に、ロシアでは新興宗教が盛んだという話を思い出す。オウムも結構受け入れられていたらしいし。で最後はソ連時代の幸福な子供時代が出てきたりして(ピオネール!)、人間には結局何かの共同体が必要なんだよというお話なんだろうかと思いつつ読了。写真と解説によれば、著者は長髪オタク顔の武闘派ロックンローラー。
★4 - コメント(0) - 2016年6月9日

七種の本を巡るバトルもの。学生生活で調子こいてて就職で失敗した青年が死んだ叔父の後継者に偶然選ばれ本を守る司書として嫌々ながら戦争に巻き込まれ、最後は女だけの軍団に拉致監禁されて・・・とかあらすじを紹介したらラノベとしか思えないのだが、そこはロシア産なのでヒロインも敵もBBAというそれはそれは恐ろしい世界なのである。
★8 - コメント(0) - 2016年5月29日

非常にグロテスクな物語、もし映画になったらR15指定にはなるのでは。 やりたい放題に殺戮場面の描写が続くと一種の酩酊感に襲われ、だんだん気にならなくなってくるのが怖い。主人公アレクセイの成長物語という面が強調されていた中盤から一転して、終盤は形而上的な物語になる。宗教的なソローキン、哲学的なペレーヴィンの系譜に繋がる一人として、エリザーロフのこの切り口はわからないでもないが、いささか突拍子もないように感じられた。しかし一方で、冒頭で大きな舞台背景を披露しつつも、
★20 - コメント(1) - 2016年5月29日

図書館 『図書館』のタイトルで借りたら、かなり残虐でグロテスクな上、翻訳者の言うように、救いのないお話でした。
★6 - コメント(0) - 2016年5月13日

図書館から借りました。多分ロシアの作家さんは初めてかな⁈タイトルのわりには結構残酷で救いのない様なお話。名前覚えるの大変だった(´・ω・`)てもボリュームあるので読み応えはありました!
★20 - コメント(0) - 2016年5月11日

氷のハンマーがあたかもジョジョ第4、5部の弓と矢のようであるのならば、本作の7つの本は明らかに石仮面やドラゴンボールである。 かつてのソ連時代にグロモフという小説家がいた。 彼は労働の尊さや団結の素晴らしさを書く教条的・体制べったり作家で、当時には民衆の誰も読まないし、現在のロシアでも過去の遺物として読まれないハズだった。 しかしじょじょにその隠された力がロシア各地で明らかになる。 病弱で、人生いちイジメられっ子であったシェリガという小男は、「労働の道」というグロモフのどうでもいい小説を読んだ途端、意
★4 - コメント(0) - 2016年5月5日

「図書館」というタイトルだけで借りてしまったら、おっとどっこいのストーリー。読む人に力を与える本を巡って繰り広げられる、大殺戮小説!でも、血しぶきの舞う場面がいっぱいなのだが、なんか「カサカサ」したスプラッターという不思議な感じ。ソ連崩壊という時代背景を理解していないので、今一つ、著者の心情を読み取り切れず…。それにしても、久しぶりの2段組で、登場人物の名前も複雑で、読むのに悪戦苦闘の作品だった。
★5 - コメント(0) - 2016年4月26日

連続、そして熱中という条件を満たして本を読み終えた時に、読者に感動や癒しあるいは勇気を与えるのは一般的な読書の効用と言ってもいいだろうが、同じ本を読んだとしてももたらす作用が同じかどうかは分からない。もしもある本を読んだ時に誰にでも同じ作用をもたらすとしたら?というのが今作の発想だったのだろうが、その本を巡ってこんな血で血を洗う闘いを勃発させるとは凄い想像力だと思う。体制崩壊後の新たな時代に取り残された人々によるもうひとつの世界の闘い。アレクセイがその役割を受け入れる過程はもう少し書き込んで欲しかった。
★21 - コメント(0) - 2016年4月14日

原題通り『司書』でよかったのに〜。表紙を見た時点で薄々察してはいたけど、似た書名のあの本の100倍くらい凶暴だった。おばあさんすらやたら強い。小説がほいほい映像化されるのは好きじゃないんだけど、この本は日本でアニメ化してみてほしい。キャラデザを平野耕太・主題歌を聖飢魔ⅡかDEAD ENDあたりでぜひ。失われた幻の祖国としてソビエトのことを今でも想っているロシア(旧ソ連圏)の人って多いんだなと思った。著者近影がメタラー風だと思ったらミュージシャンとしても活動中とのこと。やっぱり…。執筆のきっかけも超ロック。
★26 - コメント(0) - 2016年4月13日

オープニングは屍者の帝国なみに面白い。指輪物語方式か?意外にも古典的なファンタジーなんだよなぁ。しかしバトルシーンは読めない。ナイトウォッチみたいにダークに映画化すればワンチャン…?
★4 - コメント(0) - 2016年4月11日

面白かった。ソ連崩壊後間もない1990年代のロシアを旅したことがあるので、街や自然などの描写が懐かしくて楽しい。ただ、タイトルは絶対、原作のタイトルそのまま『司書』の方が良かったと思う。もっとエリザーノフの本を読みたい。
★4 - コメント(0) - 2016年3月28日

図書館本。ぱらぱらと見て面白そうだったので借りたのだけど。いや、冒頭の本にまつわる部分、評議会設立までは良かったけど後はねえ、好みの問題かな?昔同じように期待はずれというかなんか違うなーと読んだ本があったなと思ったけど思い出せない。「第7の封印」「死者の代弁者」だったっけ?うん、とにかくロシアの婆さん最強というのは判った。評議会は消滅したの?読み返すのもなんなんで、その辺有耶無耶。
★3 - コメント(0) - 2016年3月22日

原題は司書。7種の書物にまつわる小説。それらは魔術的な力を有しており、連続と熱中の条件を満たせば読者に甚大な影響を及ぼす。読者たちは共同体を作り、貴重な書を巡り血みどろの争いに明け暮れている。本書はソ連を追慕したようにも感じられるが、それはあり得べき「天上のソ連」。エリザーロフが7種の本の作者グロモフのような退屈な社会主義リアリズム作家なら、祖国の守護者となった主人公を被虐的な犠牲者として描写するとは思えない。国家について、虚構について、ソ連について、読書の理念型について。寓意が小説に昇華されている。
★5 - コメント(0) - 2016年3月21日

読んでいて辛かった。暗くて重い描写と、仲々覚えられないロシア人の名前が障害になって、読了に10日もかかってしまった。貴重な読書体験でした。
★3 - コメント(0) - 2016年3月10日

どこへ連れていかれるのかわからないままどんどん読んでしまう。あとがきにも書かれていたようにソ連や共産主義に対するノスタルジーが感じられた。信じていたものが根底から覆された世代なんでしょうねー。
★15 - コメント(0) - 2016年3月10日

ロシアで繰り広げられる、7冊の本をめぐった血みどろの戦い。ソ連について知識がないのと、ロシアの人名が覚えにくいのとで、少々読みにくかった。それでも最後まで読んでしまったのは、銃器を使わずに鈍器やら農具やら槍やらで容赦なく描写される戦闘場面に飲み込まれてしまったからだと思う。後味悪い結末に向けて絶望に落ちていく後半はつらかった。
★6 - コメント(0) - 2016年3月6日

人命の大判振る舞いはゾンビ映画並みなんだけど、胸を打たないのは名前を覚えきれてないせいかな。婆さん軍団怖いよ。肉弾ロシア
★5 - コメント(0) - 2016年3月4日

タイトルが目に入って手に取ったが、もちろん著名小説との関係はないロシア文学。旧ソ連時代に端を発し、陰鬱な社会情勢と経済状況を背景に起こる、本を巡る荒唐無稽な設定とそれに振り回される人々の争いを描く。「本」を軸に、人々の間に生まれるある種の「希望」がいっそ痛々しく、旧体制の盲信者たちへの悲劇をスライドして描いているようでもある。自分的には読み取り切れなかったことも多く、微妙な読後感で終わってしまった。ちなみに原題の直訳は違う言葉とのことで、その点でマーケティング上手。
★10 - コメント(0) - 2016年2月16日

不思議な力を秘めた本を巡り、血みどろの儀式的戦いを繰り広げる人々。無慈悲で残酷、そして抒情的な展開がどこか不気味な余韻を残すラストまで続く。彼は今も読み続けているのだろうか?
★6 - コメント(0) - 2016年2月14日

★★★ ウラジミールソローキンの青い脂はわたくしチンプンカンプンだったのだが、図書館戦争は途中やっぱりついていけなくなりそうだったけど、なんとか最後まで面白く読めた。ソローキンのロマンと愛に手も出してみようかな。
★7 - コメント(0) - 2016年2月10日

ロシア文学って独特の持って回った文体が苦手なのだが、これはファンタジーの要素の分楽しめた。読んだ人間に力をもたらす絶版書を集める「図書館」同士の争い。序盤の図書館の成り立ちの部分が一番面白かったが後半ちょっと飽きた。タイトルはあざといよね。
★7 - コメント(0) - 2016年2月9日

冒頭の図書館の成り立ち、歴史の部分がめちゃめちゃ面白く、血で血を洗うどしゃめしゃのスプラッタ合戦を期待してたら、ソ連旧体制へのノスタルジーだったり、内省的っちゅうかだんだん閉塞していくような展開だった。でもそれはそれでロシア感があって。ソローキン好きな人は好きかも。私は好き。そして、こんな内容だったけど「本を失うということは永久に過去の幸福に没頭できなくなるということ」という言葉には普通の本好きの人間にもグッとくるものがあるよな。
★10 - コメント(0) - 2016年2月6日

挫折。苦手なロシアものだった。表紙から動物ものかとも思ったけど、全然関係なさそう。
★24 - コメント(0) - 2016年2月4日

アレクセイが徐々に司書らしくなっていくあたりは大変面白かったのだが、後半は疾走し過ぎて失速してしまった感が。しかしなんだなー、頭おかしいな。ソローキンといい、この作者といい。自分で積み上げた世界を徹底的に破壊し尽くさないときがすまないのだろうか。勢いよく読み終わったものの、おいてけぼりを食った感じは否めず。でも面白かった。なんだこれ。
★44 - コメント(0) - 2016年2月3日

内容と関係なく読者の心理に影響を及ぼす書が、即座に暴力と結びつくのが楽しい。
★3 - コメント(0) - 2016年2月2日

読了した者に不思議な作用を及ぼす、亡き小説家による凡庸な内容の本数冊。本は題名では呼ばれず、その作用により〈記憶の書〉〈力の書〉〈忍耐の書〉〈喜びの書〉…などと呼ばれる。ロシア各地でこの本に偶然出会った人々が形成していく、図書室や図書館と呼ばれる組織は、本を守るために武装する。うだつの上がらぬ主人公が叔父の遺産として図書室を引き継ぎ、血で血を洗う図書館間の大闘争に巻き込まれていく。特に老人ホームで形成された老婆たちの軍隊が面白い!ソ連という存在への郷愁も、非常に興味深かった。ソローキン好きにはおすすめ!
★5 - コメント(4) - 2016年1月30日

すごい熱量の小説。なんだかよく分からないうちに人はじゃんじゃん死ぬし本は見つからないしで鼻面引き回されてるうちに読了。でもこういうの好きだ。訳者さんには心からお疲れ様言いたい…
★6 - コメント(0) - 2016年1月29日

どういう話かというと、7冊の本を巡る読者たちの血に塗れた熱き闘い!但し約半数が老婆ッ!!なのだよねえ、これがまた。正直終盤の尻すぼみ感や結末はやや残念な感じだったけれど、第一部~第二部半ばまでがとにかく楽しかったな。手製の甲冑や武器など、細部のディティールの細かさに笑ってしまう。図書館戦争に思いがけず巻き込まれてしまう主人公・アレクセイの"司書以前"がもう全然イケてなくて、それがまたこの小説全体に漂う諦念感、あったかもしれない"祖国"への想いにまでダイレクトに響くというか。うーむ、ロシア文学恐るべし!
★46 - コメント(4) - 2016年1月29日

新刊1冊目
- コメント(0) - 2016年1月29日

図書館大戦争の 評価:100 感想・レビュー:64
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