「知の技法」入門

「知の技法」入門の感想・レビュー(106)

知は行為。 人であることの限りない重さを引き受けよ。
★2 - コメント(0) - 2月8日

3章の途中で小林さんが長々と話している箇所があります。3章は、実存主義からポスト構造主義の変遷を考察しているのですが、脱線して脱構築が資本主義の洗練に繋がるのではないかということを話しています。前後に資本論の話をしているところから、お二人(特に小林さん)は、資本主義に疑問を持っていると思われます。後続世代がついてこれないのは、資本論再読の重要性は踏まえるにしても、まだ資本論に言及するのかというところでしょう。学識は留保無く素晴らしいと思います。他方、社会に対する言及はナイーブすぎるのではないでしょうか。
★1 - コメント(0) - 1月28日

やはり読めば読むほど『知の技法』刊行時とは人文系の置かれている状況が余りにも違う。『「知の技法」入門』を読んでからじゃないと姉妹書は読んではだめですね。さらに大学が置かれている状況も違うのでもっと基礎的なアカデミックスキルを習得できる教育課程を作って欲しい。読書法なり論文執筆法、図書館利用法を総合的な学習法として懇切丁寧に教えてほしいですね。読書法なら『読書の技法』がオススメです。あれがあれば他の読書法はいらないと思う。
★1 - コメント(0) - 2016年12月12日

本家『知の技法』は流石に古い。というか今も改訂されずに授業に使われているんだろうか。けれどもこの本は本当に使える。教養主義の危機を感じている方には必読。
★1 - コメント(0) - 2016年12月10日

久々に面白い本に出会えた。後2回は読むかも。入門編・理論編の2編形式。入門編は読書に関すること。そして理論編の『誰にもわかる「実存主義・構造主義・ポスト構造主義』が特に秀逸。口語体でありながらも20世紀の思考の大きな流れを知ることができる。そして現在置かれている人文科学の危機やポスト・ポスト構造主義の萌芽も垣間見える。小林先生はリオタールの訳者であるから現代思想入門としてもかなり使える。おすすめです。
★1 - コメント(0) - 2016年12月8日

☆「知の技法」から20年
- コメント(0) - 2016年10月31日

kaz
この本を大学入学前に読んでおけばよかった。 しかし、そんなことを言ったところで戻れるわけもないので、今からでも、本当の「知」へと挑むべきである。 とりあえず、「銃・病原菌・鉄」から読み始めよう。
- コメント(0) - 2016年8月23日

読みたい本が増える。。。
- コメント(0) - 2016年6月21日

そういえば学生時代に『知の技法』読んだなーと懐かしくなって購入。大学に入ってちょっと勉強を始めたくらいのタイミングだと楽しく読めると思う。理系が専門でも3章を、人文系が専門でも4章をきっちり理解できる程度の素養は最低限必要なんだろうな、とは思った。とりあえず現代思想を勉強してから3章を読み直したい。
★4 - コメント(0) - 2016年6月2日

途中、難しく、理解でき無い所がありましたが、全体を通して、読みごたえがあった。旧態教育の知識詰め込み型から、何かの本でも読んだが、思考を鍛える。自己研鑽型。
★11 - コメント(0) - 2016年4月13日

1章の「人文書」入門は良く出来ている。それ以降は著者たちの専門分野に立脚したものになっていて、かなり範囲が狭くなっていて残念。本文中に多数の書名が出てくるけども、そのまとめリストはない。うーん、これは編集の欠陥じゃないのかね。
★3 - コメント(0) - 2016年1月7日

理解がなかなか追い付かず。結論だけではなく『思想の過程』を読む読書ができるようになりたい。理論編は流し読み。理解する前提が頭にない感じ。時間をおいて要再読
★1 - コメント(0) - 2015年11月3日

読み終えたが、前提となる知識が不足しすぎていて全部流れてしまった感じがする。でも、無駄な読書はないと思った。
- コメント(0) - 2015年11月3日

書くという行為は否が応でも自己反省を突きつけてくる。小説でも、批評でも、論述でも、論文でも、あふれんばかりに書くこと。様々なスタイルで、様々な私になって、「私」が書くこと。僕が人文学の授業をデザインするのであれば、4年間で、論文とは別に一冊の本を書かせる。小説でも、単行本でも、新書でも構わない。編著でもいいけど、単著より難しいことを知るべきだ。人類学なら民族誌だ。ああ、今僕はモノグラフを書きたい。それは僕たちの一部になる。そして「知の技法」の出発点になる。僕もまだ途上なんだ。さあ、書いていこう。
★1 - コメント(0) - 2015年10月20日

一般学生ではなく卒業後、院に進み研究者を目指す学生へのアドバイス集。院進学者にしか役立たない入門書といえる。一人の著者が書いたものを全部読む方法は、個人が人生をかけて構築した世界の全体像や一貫性が理解できるので正解とする著者たち。読書ノートは当然としてレビューを書くことを勧める。研究職を希望する人は長めのレビューがよい訓練になるともアドバイス。書評を書くことで分かっていなかったことに気づくのでその効用は大きい。読書ペースについて、月300冊読んだ福田和也の例。この場合、書くために参照した数との解釈に納得。
★2 - コメント(0) - 2015年8月22日

読了したが、前提となる知識が不足しすぎていて、中盤から終わりにかけてはとても難しかった。一人の作家の作品を全部読むことは、実際に取り組んでみようと思う。また、幅広い教養と知識と見識が求められる時代だが、一つの分野を極めることの重要さについても学んだ。一つを極めることによって、結果的に複雑な諸問題に対してもよりさまざまな視点からアプローチしていける素養を身につけることができると学んだ。 さまざま為になりそうな本が多く紹介されていたが、少しずつでも読んでいこうと思う。
★1 - コメント(0) - 2015年8月3日

大学時代に「知の技法」で挫折し早○年。「入門なら」と手に取ったこの本は、自分が大人になったこともあり、知識的に足りないところもありながらも楽しく読み進めることができた。ある種袋小路に入ってしまった資本主義と現代哲学にかわる新しい思想を提示し、どう世界に反映すべきなのかが対談の主なテーマ。個人的には自然科学と人文科学の融合が面白く、戸田山和久さんの本を思い出したりした。本文204pの「なぜ知りたいかというと、究極的に言えば己のことを知りたいということがあるんじゃないでしょうか」という言葉にぐっと来た。
★1 - コメント(0) - 2015年7月23日

社会学者であり、哲学者であり…の人文社会の2大巨頭の対話集。口語でも精緻な議論がなされているところがすごい。帯に「東大新入生必読」って書いてあったけど、高校卒業したてでこれ読めたらすごい気がする(専門じゃないので分からないが)。 自然科学の側にいる人間として、大澤先生が「自然科学の言語は物質しか語れない」と自然科学と人文科学の線引きを試みるところで、非常に丁寧な立ち位置を取っていることに共感した。大澤先生の本を読んでみたい、考え方を知りたいと思わせるものがあった。
★1 - コメント(0) - 2015年7月6日

私には知識が足りなすぎて読むのを途中で断念してしまいました…。参考文献が挙げられているのでまずはそれで「下積み」をしてこようと思います。文系と理系の「インターフェース」というお話は大変興味深かったです。
★1 - コメント(0) - 2015年6月6日

知とはあくまで動的なものであり,ドキドキ・ワクワクするものである.このことを読み取れただけでも一読した価値があった.また,自然科学と人文科学のインターフェースの章は,考え方として非常に面白かった.専門性を高め突き詰めていくと,その専門分野のみならず周辺分野,或いは全く関係のない(実は関係している)分野の知識が少なからず関わっているということに気づく.自分でも同じ体験をしたため,共感できた点でもあった.
★1 - コメント(0) - 2015年6月3日

この本を読むためには、前提となる知識が足りなさ過ぎた。という反省。そろそろ哲学を学び始めるときが来たのかなと思いました。内田樹さんが好きで本もよく読みますが、「どうやったら、こういうものの見方考え方ができるのだろう?」といつも思わされます。この「『知の技法』入門」を読んでいる中で、「内田さんと似た思考をする方だな」と思い、哲学を学ぶことによって、こういう風に物事を考えられるようになるのではという期待が高まってきました。
★3 - コメント(0) - 2015年6月2日

「入門」というタイトル通り、また対談形式であることもあって、ずいぶんと親切な内容でした。小林先生が「口が滑った」とおっしゃる、19世紀から21世紀の知の展開は、とてもコンパクトですっきり。
★4 - コメント(0) - 2015年5月17日

ふー。やっと読み終わりました。この本を最初手に取った時は何とも重く感じられました(笑)小説ばかり読んでいた私にとって苦手な分野の本で、課題じゃなかったら読まないってくらい。直感で生きてきたもので理論的な話になると頭がパンクしそうになる。でも食わず嫌いしちゃいけませんね。食わず嫌いしてたら何も始まらない。貪欲に思考していく姿勢を持ちたいと思います。“わたしが一貫して言いたいのは、「重さを引き受けてほしい」ということにつきる。”はい。小林先生。頑張ってみます(笑)
★31 - コメント(0) - 2015年4月27日

大澤先生には悪いが、本を沢山書く人に見られることとして、重複したことを指摘していることがある。今回は、Amazonで酷評されていることがあった。他の人では外山滋比古先生の本にも言えることだ。乱読しているとそういうこともわかってくる。それは強調したいことだったら重複しても許容できるが、読書家からすれば見抜かれてしまっているよ。人文書案内(054頁~)は47冊挙示されており、重宝。大澤氏:読書会で大事なのは、理解したことを人に説明しようとすること(084頁)。
★25 - コメント(1) - 2015年4月20日

読むべき本を羅列してくださっているので、図書館や古本屋で見つけた時は是非読みたい。 文系と理系のインターフェースについての章は面白かった
★2 - コメント(0) - 2015年3月6日

自分の戒めになりそうな箇所を一部省略して引用。”初心者のために、一言、注意しておきましょう。「この本はつまらなかった」と言う時、その本のせいじゃない可能性も結構高いのです。この際、もう一つ、若い人のためにアドバイス。悪口を言うためだけのレビューや書評は書かないほうが良い。そういうルサンチマンばかり感じていると、だんだんと、読書することの本来の歓びとか、新鮮な驚きとか、そういうものを感じなくなってしまう。”また、読書のわくわく感を長い文章にまとめる事は思考を深化させるとのこと。読書ノートの分量増やそうかな。
★10 - コメント(0) - 2015年3月2日

知る・学ぶ、ということのワクワク感がビンビンと伝わってきます。対談されているお二人が知を楽しんでいらっしゃるからなんでしょうね。人文書を通じ、自分とこの世の中との接点が見つけられた時の喜び、また、一見すると何の役にも立たない虚数でさえも、この世界を確かに構成していて、その存在を認識することで新たに現れる世界観など、自由な思考が生む世界の広がりに魅了されました。
★4 - コメント(0) - 2015年2月28日

前半が読書術、後半が人文学入門。
★2 - コメント(0) - 2015年2月23日

近代から現代の哲学の流れがコンパクトにまとまっていて、社会を俯瞰するための「技法」になった。
- コメント(0) - 2015年1月31日

図書館本。久々に哲学や思想関連の本を読んでもう頭がクラクラである。時間を見つけてもっかい読みたい。 参考になったのは、2章と、資本主義に関する対談、それに第4章の文系・理系に関するページ。文中の「資本主義は壊すことが秩序である」という指摘はこの本屈指の名言だと思う。 文系と理系に関する考察は、人文系の劣勢に関してはっきりと指摘がなされている。やっぱりみんな心配している事は同じなのだなあ、としみじみした。文系が評価されるシステムの再構築は、今の時代の喫緊の課題なのだ。
★5 - コメント(0) - 2015年1月31日

大澤氏とベストセラー「知の技法」編集者の小林氏の縦横無尽な対談。読書体験と読み方から始まり、質的転換を遂げる読書量、情報を得る読書から思考過程を得る読書へ、実存主義・構造主義・ポスト構造主義・資本論についての対論、最後に、無限や自己言及パラドックス、自然科学と人文科学の関係、物質、生命、意識、意識を超えたもの、カオスの縁や複雑系へと話がどんどん展開していった。どれも興味深かったが、カオスや複雑系については、かなり昔、関連本を読んだこともあり懐かしく感じた。今の研究動向はどうなっているのだろうか。
★5 - コメント(0) - 2015年1月25日

カタストロフな現代を辛辣に語り出すところから始まるため、序盤の重苦しさはなかなか読み進めるのが辛いかもしれないが、議論が現代思想に進むと、一気に視界が開け、知の世界のもつダイナミズムに刺激され、熱量を持って一気に読めてしまう。ポスト構造主義と資本主義の在り方や、文系理系の議論、そして知の技法とはなにかという議論は白熱と呼ぶしかない!近年、学際的であることが持て囃され、生徒もそのような大学学部を選びたがる傾向を感じるが流行にスポイルされた生半可な学際とは違う。高校生に読むにはやや辛いが、この熱量は伝えたい
★5 - コメント(0) - 2015年1月17日

また読む!
★6 - コメント(0) - 2015年1月16日

K
読書論や、真に知るとはどういうことかについての議論はエキサイティングで、興味深かった。カントやハイデガーをちゃんと読んだことかないので途中分からない部分があり、原典を読んだ上で再読を…と思う本。小林先生にフランス語初級のクラスで言われた、対象は何でもいいから、とにかく圧倒的な時間を投入して何かをものにするといいよ、というアドバイス、人生折に触れて思い出していたけど、この対談でも同じことをおっしゃっていて懐かしい。相変わらず自由で挑発的なこともおっしゃるけど、人文科学への危機感を語るくだりは身にしみた。
★4 - コメント(0) - 2015年1月8日

21世紀の知のあり方を指し示す言葉と、豊富な読書・思考体験に裏打ちされたお2人の口から語られる、概念のコラボレーション/20世紀の人文知の地層の隆起・陥没・忘却への目配り/は、澱んで、錆びついてしまった私の感性を、揺さぶった。 その背景には、お2人の本書を貫くテーマである、現在への”危機意識”が私のそれと共鳴し、私の無意識が顕在化される、可能性を/ヒントを与えていただいたからのように思える。 読んで、損はないと思う。
★6 - コメント(0) - 2015年1月7日

"その人の実存を通して、奇妙な仕方だけれども、自分が何を学ぶべきなのかを考えよう、という方向。それは、実は、ある意味では、その人の実存を「愛する」ということにつながっていくようなこと。"/"「学ぶこと」そのものが「愛すること」なんだと考えたいんだよね。"(212頁|小林康夫)
★2 - コメント(0) - 2015年1月1日

人文科学が元気ない、どうにかしたいって対談。難しい人文書が辛い時は入門書でもいい、その本の大ファンが面白さを伝えたい一心で書いたんなら使えるよとかノウハウもある。小林康夫がバーっと述べ立てる実存主義→構造主義→ポスト構造主義の流れは分かりやすい。ふーん20世紀の哲学者は人間の自由を考えていたのね、とか。お釈迦様の掌の上に人類はいるというのが構造主義の考え方って表現には膝をうった。さらにポスト構造主義は資本主義が対応関係にあるなんて話まで飛び出す。対話の醍醐味。
★5 - コメント(0) - 2014年12月17日

対談方式なので、わかりやすい。学生時代に読めたらよかったとも思うが、もしその時にこの本があったとして手に取ったかどうか、疑問である。やはり今読むべき時だということか。小林先生お薦めの自分のノートは計らずも10代の頃から作っていて、どこにどう成果があったかわからないが、とにかくなんだか嬉しい。
★4 - コメント(0) - 2014年11月17日

ちょうど「どうやら自分が好きなものは〈人文学〉という分類で括れるらしい」と気づき始めた時、「『文藝』2014夏季号特集:人文書入門」がでて、まさに渡りに船と楽しく読んだ。それに収載されていたものを第一章する、人文書、読書法、知の移り変わり、思考法についてのその道の達人同士による対談が収められているのが本書。知と思考の基礎から実践までをフォローするまさしく入門書だが、この本のいいところは対談であること。口語であることによってわかり易くなっていることは勿論、お二人の方法が異なっていることで、知と思考>
★3 - コメント(1) - 2014年11月15日

完全に最高
★6 - コメント(0) - 2014年10月28日

「知の技法」入門の 評価:84 感想・レビュー:42
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