ロスト・シング

ロスト・シングはこんな本です

ロスト・シングの感想・レビュー(330)

「この話の教訓はなにかなんて、聞かないでほしい。」主人公は物語のラスト近くでこう語る。もちろん作者が伝えたいことの解釈は、読者に委ねられるものですね。現代社会の闇の根源に思えて、どう読んでもハッピーエンドには思えない。イラストはとても好きだし、短編アニメーションも見てみよう。
★6 - コメント(0) - 2月24日

確固たる世界が作られている中に、突如現れた異質の存在。ここでもやはり、ショーンタンらしく、異文化と触れあう事の恐れや喜びが描かれている。ラストは、読者にゆだねる形で、読んだ人それぞれのエンディングがある事でしょう。
★12 - コメント(0) - 2月11日

タン氏の絵本は読み手の想像力を掻き立てる。「迷子」と少年の物語の背景に何が描かれているかを見ていくと、色々な発見があってとても面白い。無数の配管と高い塀に囲まれた都市。煙突から延々と吐き出される煙。植物らしきものは見当たらないし、海は青黒く、空は黄色がかった緑で不健全極まりない。端々の書き込みや広告などから、少年の暮らす都市が徹底した管理社会であることも窺えて、現実世界と比べるのが可笑しくもあり恐ろしくもあり。忙しすぎる人には見えない「迷子」。私は、まだこの「迷子」を見ることができるのかな。(再読)
★11 - コメント(0) - 2月10日

表紙には、大きな赤いサザエのような物体。哀愁漂う絵本。
★1 - コメント(0) - 2月9日

kuy
 本屋でたまたま表紙に惹かれて手に取り、読了。高い壁や機械的な無機質なものが溢れている街で、ある少年が一人の”迷子”を見つけた話。どこも行き場も帰る場所のない、ヘンテコな生き物である”迷子”の居場所を少年が探そうとする。  周りの大人たちは誰もがやるべきことに囚われて、大きな社会の歯車として、無味乾燥で決まり切った行動をとり、例外のない生活を送っている。そんな彼らには”迷子”は見えず、少年も大人になるにつれていつしか見えなくなった。彼らはきっと何かをなくしただろう、みたいな話です
★3 - コメント(0) - 2月8日

★★★★★ 再読。赤いコーヒーポットに歩くサボテンが入ったような不思議な生き物の迷子とぼくの話。絵の台紙になってる古びた設計図がすごく気になる。あと、国家XX局のブタのはんこが可愛くて好き。
★22 - コメント(0) - 1月27日

《ロスト・シング》迷子は、紅いteapotと、軟体動物が合体したみたい、 な、大きな生き物。頁を捲るダケで、心が躍る、そんな《wonderland.》 好きです! ショーン・タンの世界観!! ´☆☆´_●`)b
★3 - コメント(0) - 1月24日

OKA
大人の絵本。独創的なイラストで、魅了されます。ちょっと変わった迷子を見つけられるのは、心にゆとりのある人だけ。毎日に追われる人には、だんだん見えなくなっていく変わったモノ。絵本の話の答えはわからないけど、考えながら読むのが楽しいと感じる絵本だと思います。
★1 - コメント(0) - 1月22日

この本は参考書や問題集ではないので答えはありません。でも強いていうなら「配管」でしょうか
★31 - コメント(0) - 1月21日

ショーン・タンのデビュー作。このヘンテコな…ムーミンの家みたいで、ホヤみたいで、ティーポットみたいな赤いあいつ。こんなに個性的なのに何故みんな気にも留めないのだろう?この"迷子"の飼い主を探すぼく。ページの隅々まで、あちらこちらに気になる絵や言葉が隠れているのを探すのも面白い。岸本佐知子さんのあとがきはこの作品の楽しみかたのガイドにもなり、思わず読み返した。シャツを引っ張って名刺をくれた人(?)ありがとう。私は迷子を見つけられる人間になりたい。
★47 - コメント(2) - 2016年12月24日

ショーン・タン4作目。これがショーン・タンのデビュー作~❤!発想から、絵のアングルから、とにかく凡人の想像を遥かに飛び越えた感性が大好きです(*≧∀≦*)岸本佐和子さんの訳者あとがきもめちゃくちゃ面白い!じわじわと後から押し寄せて来る好きの波♪この本かなり好きです☆
★89 - コメント(5) - 2016年12月23日

★★★★あの日見つけたソレを思い出すことで、何かをなくした事に気が付いた。なくした物が何だったのか、今でもよく分かってはいない。大切なものだったのか、愛しい何かだったのか…ただ、とてもとても楽しかった事だけは覚えているんだ。あの日見つけたソレは、最後まで何なのかさっぱり分からなかったけれど、どうやら私は、何かをなくしたらしい。やっぱりそれがどんな物だったのか、ちっとも分からないんだけれど…楽しかった事だけは忘れられないんだ。どんなに何かをなくしても、楽しかった事だけは決してわすれられないんだ。
★86 - コメント(2) - 2016年12月14日

帰る場所があるから迷子なのか。帰る場所がないから迷子なのか。「今日トヰフ日ハ昨日ノ貴方二約束サレタ明日デアル」仕掛けがあって面白い。読み返したくなる。
★4 - コメント(0) - 2016年12月8日

ディストピアの中の真っ赤な迷子が、なぜか可愛く見えてくる。現代社会にもきっと沢山の『奇妙な迷子』が存在し、孤独な気持ちで居場所や帰る場所を求めているんだろうけど、自分にはちゃんと見えているだろうか…。音楽と繊細な動き、迫力のあるアングルによって、絵本の独創的な世界に命が吹き込まれたアニメーションも素晴らしかったです。
★21 - コメント(0) - 2016年12月6日

「最初から帰る場所なんかない」「あそこにいただれにとってもあそこは本当の家じゃなかっただろう。」「でもみんなじゅうぶん幸せそうだったからべつにそれでいいのかもしれない。」ショーン・タンの絵本は、ほろ苦くて、どこか温かくて、でも、人生の真実から目をそむけない。大人になって多忙になると、主人公は「迷子」が見えなくなる。サンテックスのボアの帽子を思い出す。週末に読みたい本。
★6 - コメント(0) - 2016年12月4日

読み聞かせには向かないかもしれないけど、すごい。細かいところが意味深で、SF好きや大人にファンがいそう。
★3 - コメント(0) - 2016年10月11日

息子のリクエストで再読。迷子の機械のようなタコのような不思議な生物に出会う話。生物については何もわからない。どこから来たのか。なぜここにいるのか。ただ「いる」。世の中は行き先を導く看板や矢印で溢れているけれど、そのうちのいくつが自分に関係あるのだろう。
★8 - コメント(0) - 2016年9月16日

《アライバル》の絵が、とても写実的でありながら優しい雰囲気を纏っていたのに対して、本作の絵はマンガチックで温かみを感じる。海辺にぽつんと佇む赤く巨大な謎の生き物。何をするでもなく、ただそこに居心地悪そうにいるこの生き物は迷子のようだ。なのに誰も気に留めない。こんなに大きく、こんなに目立つ色をしてるのに...社会の仕組みに囚われ、日々を忙殺された大人たち。彼等には、そこにあるはずのものが見えず、また見て見ぬふりをしているのかもしれない。それで良いのかな?そうしてるうちに大切な何かを失くしてるかもしれないよ。
★4 - コメント(0) - 2016年9月10日

5
装丁が凝りまくっていて愉しい。
★1 - コメント(0) - 2016年8月28日

迷子だったり孤独だったり。あるがままでいいよ、って思わせてくれる優しい絵本。
★5 - コメント(0) - 2016年8月1日

そこにあるのに目に入らないもの、ひと。見えているのに見ていなければ認識出来ない。 頭というのはとても合理的で、時としてそれが自分の大切なものであろうと今やるべきこと以外は考えさせず、容易に見落とさせる。 居場所は与えられるものか作るものか。 タイトルに相応しい内容。
★3 - コメント(0) - 2016年7月25日

<The Lost Thing>  ブックデザイン/永松大剛(BUFFALO.GYM)
- コメント(0) - 2016年7月16日

この絵本を息子と一緒に読める日がきて嬉しい。
★11 - コメント(0) - 2016年7月3日

 よく分からない架空の生物と存在すべき場所のようなもの。この作者らしいと思います。
★2 - コメント(0) - 2016年5月13日

奥深い。
★2 - コメント(0) - 2016年4月20日

やはりショーン・タンの絵本というのはいくつか読んでいるのですが、いつも楽しくなります。若干不気味さもあったりするのですが、なんかこっけいさも感じたりします。特に色調が茶系統で落ち着くような気がします。また日本語もうまく訳されていて絵になじんでいます。
★132 - コメント(0) - 2016年4月16日

ボトルの王冠を集める事を趣味にしている「ぼく」と、ぼくが海辺で出会った「迷子」との数日間。見るからに不思議な生き物がすぐ側にいるのに誰も気付かない。それって関心のない物に対する私たちと同じな気がする。人は『初めからなかった事にする場所』に多くの物を預けて大人になるんだろうか。そしてもう二度とその場所には戻れないんだろうか。「迷子」に気付く「ぼく」の柔軟さが私にもあるだろうか。物理の教科書のコラージュなんていう遊び心が粋で素敵。
★23 - コメント(0) - 2016年4月3日

◇市立図書館の本。「アライバル」つながりで。作者のショーン・タンが描くヘンテコな生き物が好き。作風は全然違うけれど大好きな佐々木マキに通じるところがあります。「ロスト・シング」のアニメーションがYoutubeで観られるそうなのでチェックしたいと思います。
★4 - コメント(0) - 2016年3月5日

謎の物体を迷子に思えてきて、主人公が居場所を探してあげる絵本。 その背景にあるのは、全てを管理してただひたすらに効率化を追求、あらゆることをなかったことにする社会。 本編だけでなく、装丁が小ネタに満ちている。
★5 - コメント(0) - 2016年2月27日

デ・キリコみたいなシュールな絵と、施された遊び心満載のギミックがたまらなく良かった。ロスト・シングはきっと自分でも本当の居場所が分からないんだろうな。何かに属する安心感は、翻って何者でもないものを透明にしてしまう。透明な存在に焦点を当てたこの絵本は優しいなと思う。
★29 - コメント(0) - 2016年1月29日

語る者は確かに人間だけど、"迷子"は 奇妙キテレツなクリーチャー。"ただ、居場所がないもの"ーの居場所を懸命に探すうちに見つけた不思議なドアの先にはー時間を奪われた世界を描いたエンデの[モモ]を思い出した。原題はLost Thing であってる?
★13 - コメント(0) - 2016年1月25日

これは…大人でも、じっくり眺めたくなる絵本ですね。
★10 - コメント(0) - 2016年1月20日

赤くて図体の大きい「迷子」と出会った少年の話。非常に凝った作りの絵本で、僅か32頁にも関わらず読み終わるまでに結構な時間が掛かってしまいました。錆びた鉄パイプ、用途の分からない歯車、壁に貼り重ねた色褪せたポスター、ごちゃごちゃと入り組んだ街並み。タン氏の不思議な世界は見飽きることがありません。影がくっきりと描かれている所為なのか、全体的に夕暮れ時のような物寂しい雰囲気。画家ジョルジョ・デ・キリコの『通りの神秘と憂鬱』の雰囲気にも少し似ているかな。見開き一杯の「向こうの世界」と、最後の掃除人の絵が印象的。
★10 - コメント(0) - 2015年12月8日

不思議な世界観でありきたりな話、かと最初読んだときは思ったけど再読したら感想が変わってきた。居場所っていうのは同じ種族じゃないと難しく変わった生き物は隠れてひっそり暮らすしかないのだろうか。いや、大人の深読みか 笑
★6 - コメント(0) - 2015年9月26日

だるまストーブ+やどかり+タコみたいな生き物が迷子になってます。スゴイですね、このデザイン、このセンス。王冠を体系だてて分類してみたり、外枠をお父さんの物理本のコラージュにしてみたり、検閲済みのハンコが押してあったりと絵本を彩る遊びも楽しい。無責任政府に管理された社会に迷い込んだ異物をめぐる物語。風刺的であり、いろんな寓意を考えることもできますが、余り頭を働かせることなく、感覚で見て読んで楽しめればいいのだと思います。アカデミー賞短編アニメーション賞を受賞した製作期間約10年の力作のアニメも観てみたい。
★3 - コメント(0) - 2015年9月23日

小学生の頃の私だったら何度も読み返してたろうな。
- コメント(0) - 2015年9月21日

何度も何度も読みたくなる、味わいのある本ですね。遊び心満載で、隅々までじっくり眺めて楽しんでます。
★5 - コメント(0) - 2015年9月13日

いわゆる読書会で読んだのだが、作者と絵本に詳しい人がいて、移民の子の作者は居場所・帰属意識を求めているという話を聞いて読むと、迷子さんを自分の「子どもの頃の思い出」的な解釈していた自分は浅いなとか思ったり。まあ解釈は自由だけど、帰属意識なんて考えもしない自分にとっては興味深い読み方だった。
★1 - コメント(0) - 2015年8月24日

絵本作家であるショーン・タンの本格的なデビュー作。「大きくて赤くて、だるまストーブとヤドカリとタコが合わさったような」奇妙な迷子の生き物と少年ピートの物語。翻訳の岸本さん曰く、〈帰るべき場所〉と〈帰属〉というテーマを常に追い求める著者の原点。こっそり遊びがあるのも本書の見どころ。『今日トヰウ日ハ昨日ノ貴方ニ約束サレタ明日デアル』名言がさり気なく登場するのが著者らしい。
★13 - コメント(0) - 2015年7月13日

絵が素敵。迷子のビジュアルが一見すると恐ろしいのだけれども、よく見ると可愛い。「大切なこと、見落としてませんか?」というメッセージが、心に優しく響く。アニメーションの方は、赤い小さな鈴の音が印象的であった。周りのコラージュに漢数字が混ざってて、嬉しくなった。
★4 - コメント(0) - 2015年5月19日

ロスト・シングの 評価:100 感想・レビュー:159
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