ニッポン大音頭時代:「東京音頭」から始まる流行音楽のかたち

ニッポン大音頭時代:「東京音頭」から始まる流行音楽のかたち
288ページ
66登録

ニッポン大音頭時代:「東京音頭」から始まる流行音楽のかたちはこんな本です

ニッポン大音頭時代:「東京音頭」から始まる流行音楽のかたちはこんな本です

ニッポン大音頭時代:「東京音頭」から始まる流行音楽のかたちの感想・レビュー(32)

『踊る昭和歌謡』、『社交ダンスと日本人』或いは、『最後のクレイジー犬塚弘』など、これまで読んできた本とも密接に関係してをり、また守備範囲がすこぶる広い本。東京音頭や炭坑節の成り立ちにかかる考察だけでも面白いのに、三波春夫、アニソンの音頭と団地的社会、アイドルと音頭、日系社会と音頭との関わりと、ごく近い時代まで考察を拡げてゐる。音頭の消費とメディアミックス的な展開との密着性を、クレイジーキャッツと萩原哲晶、ドリフの替へ歌、伊東四朗・小松政夫の電線音頭など冗談音楽を題材に説いた5章は特に面白く読んだ。
★6 - コメント(1) - 2016年9月29日

音頭の通史。炭坑節の起源や東京音頭の事始め、三波春夫の音頭観、フランキー堺から大滝詠一に至る冗談音楽の系譜、アラレちゃん音頭などのアニメ発音頭や、アイドルの音頭などの歴史を丁寧に辿り、最後の大友良英作音頭まで駆け抜ける。当たり前のことながら、音頭はダンスミュージックなんですよね。
★4 - コメント(0) - 2016年7月23日

民謡とは異なる形で現れた「東京音頭」以後の音頭ミュージックを扱う本書は、戦後日本のコミュニティ論とも読める。本書でも触れられているように、土着的な民謡がかかる盆踊りでは、流入出する人々がコミュニティへの参画を阻害してしまう。商業音頭以降の音頭は、冗談のようにとっつきやすく、中心があってないまさに輪となる音楽になっていることが読み取れる。次に訪れるコミュニティ乗り換えをする老人ホームでは、演歌世代以後は特に歴代ポップスの音頭Remixが流れる日が来ることを想像させる内容だった。
- コメント(0) - 2016年5月9日

ドドンガドン。個人的には今だったらクレイジーケンバンドのデトロイト音頭。
★13 - コメント(0) - 2016年2月20日

音頭とはこれまた意表をつく題材でしたが「東京音頭」のできるまでや炭坑節に始まり戦後の音頭ブームの様相。そこからパロディ(スパイクジョーンズや大滝詠一)に誌面を割きつつアイドルやアニメの挿入歌まで多種多様な音頭の世界を読み進めばっちりとはまってしまった。BGMはYOUTUBEで聴きつつ自分の過去にも随分と聴いていたことに気づきます。最後には音頭でDJをしているフクタケ氏も紹介しているが確かにDOMMUNEで放送した時にはえらい数の人が食いついたのは身近だったからでしょう。でも花柳界が起源とは何と最近なのか
★8 - コメント(0) - 2015年11月29日

東京・丸ノ内の檀那衆が銭湯で「盆踊りやりたいね」と言わなければ今日的な意味での「音頭」は始まらなかった訳で、本書は「東京音頭」と労働歌から生まれた「炭坑節」を源とし、今のアニソン音頭にまで至る水脈を辿る1冊です。音頭の誕生には明治以前からのお座敷藝の集積の上にレコードやラジオなどのマスコミの出現が重なります。「ドドンガドン」というリズム感が生まれ、フォーマットに乗って新曲が生まれていく。フランキー堺から流れや大瀧詠一ら、新しい息吹を生む存在が登場してくるとの指摘。「音頭」の持つ生命力を再評価させられる。
★26 - コメント(3) - 2015年11月9日

音頭といえば、ナイアガラもとい大瀧詠一が登場は読めたけど山本正之は読めんかったな!ヤットデタデタやっと出たー!
★27 - コメント(2) - 2015年10月29日

どどんがどんをポップ音楽ダンス音楽として捉える試み後半にはテレビアニメ原作の創作音頭などを取り上げる。はじまりであるオバQ音頭、クックロビン音頭、ルパン音頭、ヤットデタマンブギウギ音頭、ドラえもん音頭、アラレちゃん音頭▲今年のプリキュア音頭や太鼓の達人などには触れられてない
★2 - コメント(0) - 2015年9月29日

音頭という誰もがみんな知ってるが、どこのだれかまでは知らない音楽を多角的な視点で見直しその魅力を解説するという凄技本。まるでレアグルーヴ初期の頃のような再発見のワクワク感を共有できる。んで、やっぱ現場行かないとねってことで、この本読んで櫓に通い、また読み直すと更に面白いと思いますよ。レッツ・オンド・アゲイン。
★2 - コメント(0) - 2015年9月11日

「冗談音楽」経由の、半笑いでの音頭解釈ではなく、それを飛び越えて音頭のグルーヴを再発見しようとしている良書。だからといって「冗談」を蔑ろにするわけではなく、それとグルーヴは全然共存するんだけどな。クレイジーは完全にそうだし。音頭の再構築も楽しみだし、そっち方面も盛り上がってほしいな。
★2 - コメント(0) - 2015年9月10日

東京音頭から音頭DJまでを一つの視点で俯瞰できるのは本書ならでは。レゲエやハウスの耳で聴きながら、それを知らない人にも伝わる言葉で書かれているのが素晴らしい。自分には炭鉱節の成立のところが面白かった。力作だと思います。
★3 - コメント(0) - 2015年9月1日

いろいろ仕事の方で書こうと思うんだけど、タイトルのカタカナ綴りのニッポンってのがいろいろと物語ってる素晴らしい本。決して伝統芸能を掘り下げる本でなく、この国のとあるポッブミュージックのスタイルを緻密に調べ上げた本。
★3 - コメント(0) - 2015年8月16日

東京音頭から始まった、民俗社会の祭礼的伝統と無関係に歌い踊られる新作音頭の潮流。流行歌として、ネタ音楽として量産されてきた新作音頭の需要と供給、更には完全に盛り下がったシーンが海外で独自展開を迎え、クラブシーンで再評価されている現状を伝える一冊。土着的リズムが変容を遂げながらも受け入れられ続ける様子と、一度は忌避しながらもそこへ戻っていく心性を、地域共同体の崩壊と新生に重ね合わせることで、戦後から現代に至る日本イメージの変遷を語り得るのかもしれない。
★5 - コメント(0) - 2015年7月28日

今読んでいるみんな最新5件(3)

11/08:曲月斎
08/09:emerkita
08/02:半きち

積読中のみんな最新5件(1)

11/06:曲月斎

読みたいと思ったみんな最新5件(30)

11/03:ナツ
08/06:猫目月
ニッポン大音頭時代:「東京音頭」から始まる流行音楽のかたちの 評価:81 感想・レビュー:13
ログイン新規登録(無料)