11 eleven (河出文庫)

11 eleven (河出文庫)
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夜行
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11 elevenの感想・レビュー(480)

まるで長篇小説を数冊読んだかのような圧倒的な読書体験が味わえる珠玉の短篇集。「五色の舟」 「延長コード」 「クラーケン」 「土の枕」 などは、 これから幾度となく読み返すことになるだろうと思われ。あと余談だが表紙の人形の黒目が夜中に時たまこちらを見ていることがあるので気になる人はカバーをかけて読んだほうがいいと思う。
★2 - コメント(0) - 3月10日

魅惑的な短編ばかり、11篇。端正で滑らかな文章、どこかしらユーモアを感じさせる会話、淡々と描かれる様々な物語。読み進めるとその先にすっと現れた得も言われぬ奇想的な展開に頭を捻じ曲げられて、その世界観に閉じ込められた。物語の終いには印象的な言葉でポーンと解放され、置いてけぼりを食らったり、安堵したり。そして尾を引く読後感を堪能した。改めて読むとその完成度に舌を巻く「五色の舟」、異質な使用例「延長コード」、脳の錯覚「微笑面・改」、好みな文体の「キリノ」、犬の「クラーケン」。著者の独創性に感服した小説集だった。
★25 - コメント(0) - 2月20日

初めて読む著者の本でありながら、なんだろう?この馴染み深い懐かしさと、暗い喜びに覚える慕わしさは。この人の書く物語をもっと読みたい。そう思わせてくれる本に久しぶりに出会ったように思う。
★33 - コメント(0) - 2月12日

ヤングアダルト・ゴシック小説といった感の短編集。目的は大一作目の「五色の舟」で、天野天街・くだん・プロジェクトの「くだんの件」の演劇を20年?振りに見て、シナリオ本も勢いで買ってしまって、その勢いで「くだん」小説を一気読み(といっても1か月くらい掛かったが)。「五色の舟」はフリークス旅一座の家族愛と生きる力を描く。その他、「延長コード」なんかも印象に残る。
★11 - コメント(0) - 1月2日

どの話も雰囲気たっぷりで不可思議な世界観に浸れた。短編集ってこれが推し!ってのがあったりするけれど、この本は特別それがなくどの話が好きかは好みが出そうだなと思う。微笑面・改が個人的には良かった。
★6 - コメント(0) - 2016年12月29日

けだし傑作。
★1 - コメント(0) - 2016年12月22日

完読途中挫折。世界観は好きですが。
★2 - コメント(0) - 2016年12月15日

bu
土の枕がすげーいい。けど全部いいし他の本もいい。ただ自分が好きなだけだけどだからおすすめ。実は何度も読んでてここに投稿が!久々!
- コメント(0) - 2016年12月2日

難しい漢字や普段あまり使わない表現が多くて私には少し難しかったです。短編小説ですが3つ4つ読んで途中でやめました。
- コメント(0) - 2016年11月20日

耽美ともSFともホラーとも違う怪しげな雰囲気たっぷりの短編集です。自分がネガティブな方に傾いている時に読むと引き釣り込まれかねない危うさ。いっぺんには読めないけど時々また見に来たくなるような魅力があります。
★9 - コメント(0) - 2016年11月19日

初読作家さん。ブックオフオンラインでお勧めしていたので読んでみた。たぶん自分では絶対に手に取らない本。文章は読みやすい。「五色の舟」が幻想的で、妖しくて、血の繋がらない異形の家族の愛情深さが良かった。昔話とSFが合体したような話だった。漫画化もされてるらしい。中には得体の知れない気持ち悪さを感じる話もあったが、最後の「土の枕」も良かった。著者の実家の実話を元にしたらしいが、入れ替わった他人として一生を送るなんて、小説の中でしか起きないことだと思ってたから衝撃。
★5 - コメント(0) - 2016年10月20日

どの作品も、爽快な結末からは程遠く、どんよりとした澱が心の底に積み重なっていくような感じがある。秋の長雨で部屋にこもりっきりの状況で立て続けに読むと、不健康が促進されること請け合い。平穏で平凡な世界なんてのは幻想に過ぎず、踏み外したつもりすら無くても、引き返せない「異常」「異質」に巻き込まれていることがしばしばあるのだということを、諸作品が教えてくれる。ふと思いつきで、いつもと違う道を辿って帰るか、となっただけで、こことは違う、求めてもいなかった別の場所に誘われてしまう。気晴らしもロクにできそうも無いな。
★1 - コメント(0) - 2016年9月19日

501
タイトルの通り11編の短編集。特に前半は幻想性の強い作品が並ぶ。中でも幻想が奇形を売りにした見世物の背徳性と織り交ざって不可思議な色を作り出している「五色の舟」が印象的。他、「テルミン嬢」は幻想的な狂気が繊細で美しい。11編の中でも幻想性がない点で異色な、著者自身の血筋の実話をベースとしている「土の枕」は戦時から戦後のひとりの主人公の生き様が項以上の重厚さを持って描かれ短編の凄みを感じる作品。
★18 - コメント(0) - 2016年9月10日

津原泰水さん初読み。退廃的な雰囲気のある短編集だけど、うーん私には合わなかった。
★44 - コメント(0) - 2016年9月4日

kindle版で。近藤ようこの「五色の舟」の原作というので興味を持ちました。文学のための言葉をつかって、精密でナイーブな世界を構築しているという印象でした。「五色の舟」がいちばん面白かったです。四谷シモンの人形をつかった表紙は綺麗。
★1 - コメント(0) - 2016年8月26日

感動した。綺麗な文章で、同時に読ませる力もある。いや綺麗な文章だからこそ。彼の小説が読みたい。彼の文章が読みたい。と思わされる。何度も読み返したい。
★2 - コメント(0) - 2016年8月9日

愛読ブログで近藤ようこのコミック版が紹介されており、図書館にて原作を借りる。五色の舟のみ読了。終戦間際に生きる、血の繋がらない奇形の家族たちの物語。心底お互いを思い合う『家族』のあり方が胸に迫る。特にお母さん@清子の「和郎が学校に行けるところ」という叫びに涙がこぼれた。誰しもが夕暮れ時にふと感じる、「ここではない、存在しないどこか」「ほんとうの居場所」への郷愁が描かれているよう。私ももしかしたら、くだんに連れられてこの世界に置き去りにされたことを忘れているだけかもしれない……。/後日残りの短編も読みたい
★6 - コメント(0) - 2016年8月1日

短編集。「五色の舟」がよかった。見世物として生きる異形の家族とSF設定が面白い。
- コメント(0) - 2016年7月8日

夢のような酩酊のような不思議なお話ばかり。「五色の舟」「土の枕」がお気に入り。「テルミン嬢」もSFぽくて良かった。レトロな話の方が個人的に好き。
★1 - コメント(0) - 2016年6月6日

『五色の船』 最後の一文がいいなぁ。
★1 - コメント(0) - 2016年6月5日

再読。『延長コード』の得体の知れない不穏な不気味さ、『追ってくる少年』『手』の無限地獄みたいな怖い感じ。どれも良い。今回は『テルミン嬢』が一番面白かった。ところで、無限地獄や『クラーケン』のような犬の話が出てくると、どうしても吉田知子の短編が色々思い浮かぶのだけど、筆者は吉田さん好きなのかな。
★10 - コメント(0) - 2016年5月9日

必ずしも自分向きの作品ではないのだが、文章が見事で、着想が多彩。何とも言えない寂寥感、消化しきれない違和感、意味不明な疑問・・・後を引くような読後感が残る。
★3 - コメント(0) - 2016年5月1日

1.5 ?なんでこれが絶賛されてるの?自分の感想が他の人とこれだけ違う作品も珍しい。五色の舟は良かったけど、それだけだった。うーん。なんでかな。
- コメント(0) - 2016年4月28日

尊い。彼岸と認識の話が多い。
★1 - コメント(0) - 2016年4月25日

文章における美しさの到達点の一つ。様々なジャンルの短編が収められていますが、全てに共通するのが美しさ。後味がよいものばかりではないのに、読み終えた後には美しいと感じていました。それは、物語と言葉遣いの両方からくるものではないかと思います。そして特筆したいのが、津原氏の代表作である『五色の舟』。最初、正直なぜこれが傑作と呼ばれるの分かりませんでした。しかし、自作解題と解説を読み、再読。泣いた。再読。泣いた。津原氏の「ここに僕の夢があった」という言葉が、五色の舟の全てを物語っています。
★5 - コメント(0) - 2016年4月4日

五色の舟を再読。自分の見ている世界と他の人が見ている世界は今この瞬間の座標を共にしているだけで、実は全然違う世界を生きているのではないかと、幼い頃から想像しては孤独に苛まれていたけれど、まさにそんなお話。ようは心の持ちようなんではないかとも思うパラレルの世界、ひとつの座標に集まるものに共通に降りかかる一瞬を享受し、また散り散りになる。だけど、その運命のような集合はやはり奇跡でも偶然でもなくて、惹かれ合う何かがなくてはあり得ないのだと孤独ではないのだと五色の舟が教えてくれる物語。
★4 - コメント(0) - 2016年4月3日

見世物興行を生業とする奇形の一家の悲哀を美しく描いたパラレルワールドものの「五色の舟」ほか、ホラー・SF・幻想文学の狭間をゆく短編集。なぜ面白いのかと考えれば、筋も当然あるだろうが、文章の上手さ、美しさによるのだろう。
★1 - コメント(0) - 2016年3月5日

津原泰水の11読了。 この圧倒的な才能はなんだろう?と毎作思う。特に土の枕と五色の舟の世界がとても好き。最後の一文でいつも感動する。もっともっと津原泰水の本を読みたい。綺譚集で感じた鳥肌が蘇った!
★1 - コメント(0) - 2016年2月26日

既読が多いけど改めて。僕が怖いのは、いつのまにやら「何者」かの力や策略によって自分が操られ従わされる世界が、現実でも虚構でもあり得るのがとても嫌で。テーマと違うかもしれないけど、そういうものを感じた。
★2 - コメント(0) - 2016年2月15日

★★☆
- コメント(0) - 2016年2月7日

読書会の為に初読。今まで読んだことのない幻想的な世界観についていけず早速「延長コード」で挫折しようとするが....一日開けてまた開いて読んでしまった。答えはわからないが、文章が上手すぎる。わからないのに読まされてしまったという感じでした。しかも著者の11の短編集の中は幻想的なものだけでなく、「土の枕」のようなSFでないような作品もある。すごい作家だ。もっと感受性を磨けばさらに「津原ワールド」を楽しむことができるに違いない。またいつか必ず再読したい。
★2 - コメント(0) - 2016年2月5日

読み終わるのが勿体なく、ずっと作中に漂っていたくなる作家さん。語り口が美しい
★2 - コメント(0) - 2016年1月26日

SFのショートショートに期待するような明確なオチはない。どちらかといえば幻想小説だし、そうとも言えない作品もあるし、まぁジャンル分けなんてどうでも良いのだけど。不可思議な世界に誘われ、虜となり、抜け出せないまま、不安なような、恐ろしいような、寂しいような…そんなさざ波立った心持ちのまま物語は終わる。これが何か中毒性のある快感なのだ。すっきりするわけではないのに。ひとを選ぶけど、ハマるひとはハマる短編集です。
★3 - コメント(0) - 2016年1月22日

津原泰水初読み。一篇一篇叙述スタイルが違う、凝りに凝った短篇小説集。「五色の舟」はもちろん凄いが、「延長コード」も底が知れない。「手」、「クラーケン」、「土の枕」がそれぞれ趣向を違えた傑作だが、作者の青春回顧をわざとくしゃくしゃにしたような「キリノ」の変な読み味が心に残った。
★2 - コメント(0) - 2016年1月20日

コミック『五色の舟』の原作が読みたくて、手に取った。ジャンルを超えた短編集。今の精神状態ではかなりキツい内容で、飛ばし読みになってしまった。感性が豊かなときに再読したい。
★3 - コメント(0) - 2016年1月18日

★★★★☆『五色の舟』『微笑面・改』『YYとその身幹』『土の枕』がおもしろかった。『五色』は以前他所で読んだことがあるのだけど、傑作なので再読。それを除くとベストは『微笑面』かな。これは幻想文学、ミステリ、ホラーとも取れる作品で、ボーダレスな作風が遺憾なく発揮されている秀作。ほかの作品もわりと文学的香気を感じることが多く(掲載誌の関係から当然だが)、ジャンル跨ぎ的な作風は奥泉光あたりとも共通するところがあって好みだった。個人的には、普通小説を装ったノンジャンル小説にこそこの作家の持ち味が出ていると思う。
★1 - コメント(0) - 2016年1月9日

紹介していただいた本。漫画版の表現の方が好き。でも、小説版も嫌いではない。それが「五色の舟」の正直な感想。好き嫌いが分かれそうな短編集であり、人にオススメし難いからこそハマる人はハマる強烈な個性がある、と思う11の作品。物語全体に漂う侘びしさに惹かれたならば、いつの間にかこの本の虜になっているはず。紹介感謝!
★22 - コメント(0) - 2016年1月9日

「五色の舟」は前に読んでいてやっぱり面白かったが、他のはあまりSFっぽくなかった。幻想小説?という感じ。「五色の舟」のようなのを期待していたのでちょっと残念。SFテイストの「テルミン嬢」は面白かった。顔が融合する「微笑面・改」、「琥珀みがき」「土の枕」がSFではなかったけれどよかった。
★6 - コメント(0) - 2015年12月26日

11 elevenの 評価:78 感想・レビュー:186
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