最後の敵 (河出文庫)

最後の敵 (河出文庫)
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最後の敵の感想・レビュー(57)

最初のカローン報告書でワクワクさせてからの冴えない大学院生の生活から始まり、そこから言葉巧みに世界を変異させる怒涛の展開がすごい。
- コメント(0) - 2016年12月9日

「あなたは〝情報〟そのものなのよ。人類が〝進化〟と戦うための〝情報〟……」遺伝子工学を学ぶ青年は、長年の性的不能に耐えかねてある精神分析医のもとを訪れる。それをきっかけとしてか、彼の周りでは次々と不思議な出来事が――。名前だけ聞いていた幻の作品が、三十年ぶりに復活したと云う本作。良くも悪くも〝ひと昔前のSF〟と云う印象は否めませんが(主に遺伝子や物理学の説明の甘さ)、それを抜きにすれば、期待を充分に上回ってくれました。人智を超えた存在によって人類にもたらされる、突然の大規模な〝進化〟。(→)
★45 - コメント(1) - 2016年2月11日

進化、遺伝子工学、次元、地球外生命体、現実と不確定性原理など、科学の要素を盛りこんだ壮大な世界。聖書の言葉も取り込み、作者の哲学的な考察にも思える。1982年の発表だから、科学情報は古びているのだろうが、文系の素人SF読みには気にならない。こういう訳のわからなさが好きだから。ただ、ラストはちょっと腰砕けだったか。
★12 - コメント(0) - 2015年11月9日

超久しぶりの山田正紀。 1974年のデビュー作『神狩り』に衝撃を受け、 学生時代は新作を出るの心待ちし、読み続けてきた。 本書は、1982年の「日本SF大賞」受賞作。 徳間書店から刊行されたが、その後、廃刊となり、長らく読むことが出来なかった。 昨年末、河出文庫より復刊された。 物語の広がりが凄い。 「遺伝子工学」を絡めた人類の「進化」がテーマ。 時間と空間を超越した500ページを超す大作。 ネタバレになるので、これ以上は書けない。 「西郷どんの敵」「サイゴンの敵」「再婚の敵」、いづれも、なかなか手強い。
★1 - コメント(0) - 2015年8月5日

"進化"というものをメインテーマにして語られる壮大なストーリー。壮大過ぎて途中からイメージが追いつかなくなった感はある。中盤くらいまでの世界観は好きだったんだけど。SFというジャンルの定義も広くなってきており、その濃淡も様々だと思うが、そういう意味ではこれはいかにもSFらしいSFと言えそう。
★2 - コメント(0) - 2015年4月18日

はっきり言って駄作だと思う。ここの感想を見る限りでは高評価なので多分自分に合わなかっただけか。結末が余りにもお粗末だし、この結末に持っていけるなら余りにも無駄なシーンが多くなかったか。なぜ進化が究極の遺伝子を求めるのか不明だし、なぜ戦わなければそれが決められないのかも不明。何か不思議な現象が起こるたびに進化のおかげだと書かれるのは芸がない。結末部分の三次元の論理だの言い出す時点で論外ではないか。作者は物理学の知識を尤もらしく使っているけど、その素養が全くないような使い方をしている。とにかく残念。
- コメント(0) - 2015年4月4日

長い間入手困難で読んでいなかったものをようやく読めた。当時より今の時代に合っている感じがする。
★1 - コメント(0) - 2015年1月13日

★★★☆☆
- コメント(0) - 2015年1月13日

読了
- コメント(0) - 2015年1月10日

最初の頃は「やはり30年前の作品だな」と古さを感じてはいたけど、<現実世界>のことが明らかになるにつれてまったく気にならなくなった。進化、適者生存、次元、時間、偏在する存在、地球外生命体などの要素がイメージしにくいまでのスケールで展開する異次元思弁アクションSFとでもいうべきか。それでいて、主要登場人物3人の中での話で進めていくことのつながりがあって納得感もある。『神狩り』からさらに深まった印象。
★2 - コメント(0) - 2015年1月2日

昭和な感じで始まりましたが、やっぱり山田正紀ワールドでした。このくらいぶっ飛んだ話だと、逆に痛快ですらあります。細かい突っ込みは抜きで楽しみました。
★2 - コメント(0) - 2014年12月2日

斬新な世界観に信念つよきキャラクター、めまぐるしく変貌していく舞台に惹きつけられまくるのだが、根幹を成す「ソレ」があまりにも抽象的で捉えがたく、何がどうなっているのか芯の部分でわからない…とある迷作SFを読んでニヤついていた頃を思い出し、ナルほどねエーと独りごちる。読み終えてみれば(というか読んでいる途中も)作者のテイスト全開で、まごうことなきSF大作なのだが、ミステリや時代劇を書いても山田正紀は山田正紀だな…いや待てよ?と本作の構造が作者像とダブってしまう。3*3を締めるものを様々に感じる作品でした。
★2 - コメント(0) - 2014年11月16日

★★★
- コメント(0) - 2014年11月4日

スケールが大きすぎて、途中から何だかわからなくなっていきました。
★1 - コメント(0) - 2014年10月29日

ある種のSF小説って、ただの空想というより世界の成り立ちに対する仮説を提示してる哲学書に思えるけど、これもそんな感じ。 作者の頭ん中、凄いな。
★3 - コメント(0) - 2014年10月28日

人類の進化をテーマにしたSF巨編。正直、言葉遣いはどうにも古くさいし、進化の捉え方自体がかなり問題ありなのだけど、しかし、それにもかかわらず、小説全体が持っているスケールの壮大さはなかなか他には真似のできないもの。それにしても、吉田秋生『夜叉』や高野和明『ジェノサイド』などを読んできて思うのは、「人類の進化」というのは、魅力的だけれどとっても危険なパンドラの箱的テーマだということで、そしてそういうテーマを扱えるSFというジャンルはやはり魅力的だということでした。
★5 - コメント(0) - 2014年10月25日

当時文庫本で読んだように思っていたが、全然覚えていなかった。著者の初期のモチーフは「神」だったが、この頃は「進化」に変わっていったのだろう。本格的なSFの問題作なのは間違いない。
★1 - コメント(0) - 2014年10月19日

さすが巨匠のSF大賞受賞作とうならせる作品。四次元の解釈をこれほどうまく使った作品は読んだことがない。
★1 - コメント(0) - 2014年10月10日

1980年代現在の日本世界である“レベルBの現象閾世界”のミステリーなムードがもうちょっと続いて欲しかった気がする。そこからいきなりSFアクションみたいになっていくのがやや唐突に感じた。大木うるわしというおデブさんキャラが可愛い。
★1 - コメント(0) - --/--

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