死者と踊るリプリー (河出文庫)

死者と踊るリプリーの感想・レビュー(20)

人は平気で殺せるのに活ロブスターの調理にビビるリプリー。 気味の悪い夫妻がちょっかい出してくるがドタバタとあっけなく自滅。 金持ちで美人で詮索しない都合のいい嫁と豪邸と美食に恵まれて 庭いじったり絵描いたり楽器弾いたり優雅なご身分。 一生グレイでのまま逃げ切るのかな。
- コメント(0) - 2月8日

『太陽がいっぱい』が好きで読めなかった『贋作』を読んだら面白かったので、続編且つリプリーシリーズ最終作に着手。危ない橋を渡りながらも悠々自適に暮らしているトムの過去をほじくる者が現れる。このプリチャード夫妻が本当に嫌な奴らで読んでいる私も嫌悪感が湧きました。でも真逆のラストに呆然。親友で最初に殺してしまったディッキー・グリーンリーフの事を「彼は本当に素敵な奴だった。殺して後悔したのは彼だけだ」としんみり、回顧している一方、フレディ・マイルズについては「あのマヌケは死んで当然だ」と侮蔑するトムがトムらしい。
★31 - コメント(1) - 1月13日

原題が「リプリーアンダーザウォーター」なのでトムの水死体を連想しながら読んでたら、あっけなく逃げ切りでトムの勝ち。プリッチャードというストーカー野郎の正体も目的も明かされず、悪意だけが暴走するさまは不気味でよかったけど、もうちょっとスカッとしたい気持ちもある。これは「贋作」とつながっており、ハイスミスは今後もリプリーを書いただろうと思わずにはいられない。
★2 - コメント(0) - 2015年8月8日

パトリシア・ハイスミスの創り出した捉えどころのないキャラクタートム・リプリーシリーズ第5作。異国情緒漂う雰囲気の良さとリプリーの過去を探る謎の男との心理サスペンスの巧さはさすがハイスミスだ。しかし、引っ張るだけ引っ張った最後の結末はモヤモヤが残る。まぁ、そこがリプリーシリーズの特徴ではあるのだが…。過去の出来事が色々と引用されているので、リプリーシリーズの最後なのかと思ったが、あの終わり方だと続編の構想はあったのだろうか。だとしたらハイスミスはこのトム・リプリーの人生に一体どんな結末を考えていたのだろう。
★2 - コメント(0) - 2012年2月22日

リプリーの5作目。前作、前々作では比較的パッシブな状況から宿命の如く深入りしてしまったリプリーだが、対して本作は「贋作」を色濃く反映しており、否応ない対処を求められた。正体不明のストーカー登場、リプリーでなくともムカつく上に、何を知っているのか。読者を煽って来るべき修羅を納得させようという手法かと思った。何しろ奴を殴り倒している。いよいよ来るか・・しかし意外な結末に唖然とさせられる。ハイスミス、続編を考えていたと思うなぁ。しかし4年後の死去で叶わぬ夢となった・・惜。★★★★☆☆
★2 - コメント(0) - 2011年8月3日

最後の数十ページが、まるで無意味。私なら、エドやエロイーズが何らかの行動を起こす展開にする。作者は、トム・リプリーに愛着があるゆえに、また続編を書きたいがゆえに、あえてそこまで踏み込まず、結果作品の質を落としてしまった。ただあちこちに揺れる細かい心理描写とか、ちらちら顔を覗かせるトムとエドの同性愛的な仄めかしは上手い。しかも、そのふたりが、共にエロイーズの美しさに見惚れていたり(笑) ちょっと意地悪なユーモアが、大人向けか。
★4 - コメント(0) - 2010年4月6日

yos
優柔不断でとらえどころのないトム・リプリーは健在。 過去に犯した殺人事件の亡霊に悩まされる。 今回は瀬戸際で崩壊を食い止め、かろうじて踏みとどまることができたが、まだトムは若い。第二、第三プリッチャードが現れ、今後もトムを悩ませ続けることだろう。 結末はむしろあっけなく、やや、行き当たりばったりでやけっぱちの感がある。 これは、ハイスミスがやけっぱちになったというよりは、リプリーが内部から崩壊している兆しのようにも思える。 いずれにしても、何やら、もやもや感の残る結末ではあった。
★2 - コメント(0) - 2006年7月2日

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