帰ってきたヒトラー 下 (河出文庫)

帰ってきたヒトラー 下 (河出文庫)
あらすじ・内容
ヒトラーが突如、現代に甦った! 抱腹絶倒、危険な笑いで賛否両論を巻き起こした問題作。本書原作の映画がついに日本公開! 本国で250万部を売り上げ、42言語に翻訳されたベストセラーの文庫化。

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帰ってきたヒトラー 下はこんな本です

帰ってきたヒトラー 下の感想・レビュー(642)

相変わらず世間とヒトラーのすれ違いを面白おかしく描いています。ただ下巻は政治的なお話が後半から増えるに連れ上巻程楽しめなかったですね。あとがきでもあるように、ヒトラーを怪物として描くのではなく、人間味のある人物として描くことで、「最初の笑いが過ぎたあとも、胸の中に笑いと戸惑い両方の気持ちが残る」と言う常態になることには成功しているようで。本の落ちとしてはこのまま行ったらまずいんじゃないかと言う予感で締められています。怖いが歴史には興味が持てる良い本でした。
★3 - コメント(0) - 3月14日

歴史と政治の知識があれば、さらに楽しめるのだと思います。 私はまだまだ知識不足ですが、それなりに面白かったです。
★2 - コメント(0) - 3月4日

「実はヒトラーは『帰ってきた』のではなく、クラウド的に分散した形で『ずっとそこに居て、待っていた』と言えるかもしれない」本書とともに映画も観た。やはり映画のほうがよりブラックでグロテスクに描かれている。小説版はまずギャグ小説として面白い、次に現代ドイツ社会の風刺小説として秀逸、そして最後にそこはかとない恐怖を感じさせるホラー小説である。続編を希望する声も多いという。英国のEU離脱、新米国大統領の誕生…そんな現実が生じた状況で「彼」がどう考え、行動していくのか?読んでみたい。日本だって他人ごとではない。
★2 - コメント(0) - 2月17日

要するにこれはアンジャッシュの勘違いネタのコントと同じなんだね。たとえば「オペレーション」をヒトラーは「作戦」と解釈し、相手は「整形手術」のつもりで話を進める。かみ合っているような、いないようなやり取りが笑いを誘う。歩きスマホの問題もヒトラーにかかれば「むしろ劣等民族に義務化すれば数日のうちに車に轢かれたやつらの遺体がごろごろと転がり好都合だ」となる。過激な思想だけども、意外と優しい面を見せるヒトラーさん。まだまだこれから活躍しそうな期待感を持たせて終わってしまった。ぜひ続編を書いてほしい。
★38 - コメント(0) - 2月15日

最後は途中になってる。含みを持たせた感じですね。今の時代にあってる考え方もありますが、それを元々のナチスの思想に当てはめられる、というところがおそろしい。。
★7 - コメント(0) - 2月11日

意外とあっさりと終わっていった。もっと成功した結末を迎えると思っていた。しかし、今後に含みをもたせた終わり方がとても不気味で、ここから第二の政治活動が始まって行くことが予感させられた。 という気持ちになる、リアリティのあるイフ物語。楽しめました。
★5 - コメント(0) - 2月11日

映画のラストに少し不満があったが、原作がこういう終わり方だとしょうがないか~と妙に納得したり。徹底的にヒトラーの語りなところも巧妙でブラックなユーモアに一役買っていたし、現代においてもこういう視点で世界をみている人が多かれ少なかれいるというというのが空恐ろしい。訳者のあとがきでも言及されていたが、この内容をこのクオリティで日本語で仕上げるのは相当大変だっただろうとおもう...!素晴らしい訳書をありがとう、ありがとう...!
★5 - コメント(1) - 2月8日

TK
ユーモアが理解できず読むのが苦痛でしかなかった。
- コメント(0) - 2月5日

ヒトラーと周りの人々の会話が根本的なところで通じあってないのに話がかみ合ってるところがとてもおもしろかったし、考えさせられた。世界史ある程度勉強している人じゃないと難しいところもありましたが、全体的に笑えるコメディーだった。映画もぜひ見たい。
★11 - コメント(6) - 2月2日

上巻に続いて下巻もあっという間に読んでしまった。大変面白い本。 これから、政界に打って出そうな雰囲気で終わるあたりが更に良い本だと思った。というか余韻が素晴らしいから、続きとかいらない。 ヒトラーの偏見は無くなっていないし、過去の過ちを反省したわけでも無い。それなのに、ドイツが素晴らしい国である事を信じ、一直線に進む姿には共感を覚えてしまった。共感を覚えた以上、また歴史は繰り返すのかも知れないと感じさせる終わり方、ハッピーエンドなのかは分からないけど、大変面白かった。
★3 - コメント(0) - 2月2日

タブー視されてるヒトラー、ナチス。でも映画できたんなら本読んでみようかな。 スジの通った頭の回転の速い人ってこんなんなんだろうな。人間的で周りの人たちも理解がある。日本人だからそこまで嫌悪感もなく、逆に英雄視することもないけど、でもこんな人なら時代が違えばどんな活躍したのだろう。と好意的に思えてしまう。現代の社会の痛烈批判、人物考察、論理的思考、冷静沈着さ、自尊心の高さ。。このヒトラーは確かに尊敬するに値する。
★11 - コメント(0) - 1月30日

ヒトラーが単なるYoutuberから政治の道へ入り込むまでの過程をブラックユーモアたっぷりに描いた下巻。ユダヤ人の血を引く助手とヒトラーの会話のすれ違いは笑えるが、恐ろしい。後書きに記載のある「オレ的な文脈」で世界を観る人物が上に立ってしまったら、共同体は容易に暴走する。その過程を丁寧に描いた本。
★3 - コメント(0) - 1月27日

独自の世界観で現代社会を見て、勝手に批評してコメディ番組で演説をぶち、どんどん有名になっていくヒトラー。根本的に事実誤認からくる思想なのだが、部分的に鋭い考察が混じっていることがあるのが厄介。このような思考回路の持ち主に考えを改めさせるのは無理なのかもしれない。会話は相変わらず噛み合っていないが、周囲の人が勝手に好意的に解釈する。最初はヒトラーを利用していたはずが、次第に傾倒していく姿は恐ろしいと感じる。
★4 - コメント(0) - 1月19日

評価:★★★☆☆ 3点 最後までこのスタイルで押し通すのはすごいなぁ。
- コメント(0) - 1月15日

ヒトラーが人気者になり世間が味方になっていく。ドイツ人に漫然と溜まっていた移民への鬱憤を(普通の人は偽物と思ってる)ヒトラーが堂々と批判してくれるので普段では憚れることをしてくれたのも現代でも支持を得た理由の一つに思える。登場する政党や政治家も本物を揃えてヒトラーと論争させるのでそれも見所。決してヒトラーを称賛する本ではない。しかし、ホロコーストだけがヒトラーでないのも事実であり、そんな彼が推されてしまうのも今の世界の潮流に即しているように思えてしまう。
★15 - コメント(0) - 1月12日

非常に面白かった。予想していた終わり方とは異なるもので、次作が作れそうな雰囲気だった。が、著者の行いたかったこと(自分なりには理解できたような気がする)的にはもう目的は果たされたように思える。解説にある、ヒトラーによる「オレ的な文脈」という表現で語られる思考(根本原理?)については少し納得してしまった。自分もそういった思考をしてしまうことがある。それを悪いとは思わないが、突き詰めていくとソートーのようになってしまうと考えた。それをできる能力が自分にある訳ではないのだが。悪いことばかりじゃなかった
★2 - コメント(0) - 1月9日

あっという間に下巻も読了。あのビルドをやり込めるくだりが面白かった。ビルドの意外なポリシーを知ることにも。「骨の髄まで芸人」ヒトラーがメディアを手玉にとり、視聴者をどんどん虜にしていく姿を違和感なく受け止めてしまう。どこまで笑っていいのか。
★3 - コメント(0) - 1月6日

現代に蘇ったヒトラーがインターネット感嘆するところや極右政党に乗り込んで喝破するところは笑えるものの、大衆がヒトラーの演説に賛同していくところから恐怖を感じるようになりました。訳者の仕事も素晴らしすぎる。
★9 - コメント(0) - 1月1日

映画のDVDを観て、結末にモヤっとしたので下巻のみ再読。 原作のある映画はどうしても比較してしまう。 比較結果、原作に軍配を上げることばかりなのは活字の世界への我が偏愛ゆえか…… 原作の最後の数行こそが最高に効果的だと思うのに。
★6 - コメント(0) - 2016年12月26日

まともと狂気の境目がわからなくなる・・。現代によみがえったソートーは自分の状況を把握し、尚且つ真面目に総統として行動をする。その信念は筋金入りだけど、見事なまで周囲の認識とズレた状態で何故か噛み合い、まさにそれは笑える状況。現代の問題点を突くソートーの指摘はまともだし、意外と真面目で律儀ないい人じゃん、なんて思いかけてる自分に驚く。今後の展開を色々想像させるところで終わりましたが、絶対に死なないヒトラーが延々とドイツに君臨?も可能なわけで。怖い怖い。
★7 - コメント(0) - 2016年12月25日

面白かった。読んでるこっちがヒヤヒヤするような内容だけど、 ドイツ本国で出版されてるんですよね・・・・・・。 ヒトラーの思想自体は全く変わっていないのに関わらず、 時代が変わるとこんな受け止められ方をするのかと怖いものがある。 何より、読んでる内に段々ヒトラーを正義として見ている自分が出てくるのがゾッとしました。 とりあえず、良作である事は間違いないけど、ドイツの歴史についてもっと詳しく知っていれば更に楽しめたかも。
★9 - コメント(0) - 2016年12月19日

映画とは違う終わり方、続編希望
★3 - コメント(0) - 2016年12月19日

この本は風刺としてありなのか?読んでいてもヒトラーが過去にやってきたことを思うと、全然笑えないし、若者が演説に魅了されて礼賛していく様子もコメディとして受け取れない。しかしながら、真実の章における、「ああいうことがもう二度と起こらないために」という言葉は救いだし、当時ヒトラーを選んだ人々や罷免をしなかった人々にも責任があるということも真実。非凡な人物を総統に選び、彼を信じて祖国の運命を任せるという選択をしたのは、どこにでもいる市井の人々であったし、正当な選挙において彼は選ばれているのだから。
★23 - コメント(0) - 2016年12月18日

途中までは風刺にどっぷり浸かってで読めるが、途中から上手く?軌道修正ができているように思う。本当のヒトラーが物語後半のような柔軟かつ大衆受けを意識した言動を取れるかは甚だ分からないけども。あくまで小説ではあるものの、自国の歴史について整理しきれていないと、こういう作品は危険であるとして、受け入れられないと感じます。
★6 - コメント(0) - 2016年12月18日

10年単位じゃなくて、100年単位で先を見るというのはなかなか出来ることじゃない。そういう意味でも彼には先見の明があったのだろうし、理想と現実をうまく秤にかけて物事を進められる才にも長けていたのだろう。尚且つブレることのない信念と自信と、そしてその魅せ方を知る人がもし居たらこうなるのだろうか、と現代でも全く同じことが起こりうる可能性を匂わせつつ。読みながら、そして読了後も色々と考えてしまう作品でした。
★3 - コメント(0) - 2016年12月15日

再読。最高に面白い風刺小説!この物語はヒトラーという人物についての良し悪しを問うているのではなく、ヒトラーの目を通してみる「現代の社会問題」をあぶり出そうとしているんだ。そうする事によって視点が大きく変わり、どこがおかしいのか、何が間違っているのかが私達にもよく見えるようになる。見えるようになったのなら、100年後、200年後の未来の為に、今を変えていかなければならない。ヒトラーのように真っ直ぐに、決然とした強固な意志を持って(^ω^)
★30 - コメント(0) - 2016年12月3日

うわあ、凄かった。一気に読んでしまった。イギリスのEU離脱、ドイツの難民問題前の世界背景で本当に良かった。2016を舞台にしたら、さらにひどい話になったに違いない。
★5 - コメント(0) - 2016年12月3日

ドイツでようやく、こうした風刺的な小説をゆるす雰囲気になってきたということなのか。ヒトラーの発言の数々を周囲の人々が、ひやひやしつつもジョークとして受けいれる様がなんとも言えないしかも、こうした中にも、様々な反応があり、危険性も隠されており、とても看過することができない。小説と映像とは全く違う後味だった。
★11 - コメント(0) - 2016年12月1日

ドイツ本国の人達であれば注釈の半分以上は、常識として頭に入っているのだと思う。歴史的な事実に加え多肢にわたる細かなエピソードを知っていれば、この本の本当の面白さをもっと堪能できたのだろう。それにしても、一流の舞台を見終わった時のようなこの読後感は優れもので、そのまま客席から俳優たちにカーテンコールを送りたい気分だ。史実、真実はともかく、ヒトラーの純粋さは狂気と紙一重であり、狂気は笑いに通じる。どこか、筒井康隆の初期作品に感じた思いと同じだ。
★5 - コメント(0) - 2016年11月30日

とても楽しめました!色々感想書きたいけどネタバレになるから書けないもどかしさ(*´Д`*)読メあるあるですね。
★29 - コメント(0) - 2016年11月25日

笑いながら、何を笑っているんだろうとハッと冷却させられる場面が確かにありました。なんて恐ろしいラスト。ヒトラーやナチスはそれ自体、その存在が悪なのだとそこで思考停止するのではなく、何が悪なのか、どうして悪なのかを考えなければならないと感じました。そうでないと、ヒトラー的なものが現れた時に簡単に迎合してしまいそう。少なくともこの物語のヒトラーはなかなか魅力的で、共感さえしてしまう。
★54 - コメント(2) - 2016年11月24日

所々で時代錯誤なことを言うから、シュールだと思いました。しかし、本当の意味での笑いは後半はほとんど無くなりました。それは、ヒトラーの言っていることがだんだん正しいと感じる自分がいたから。彼の言葉は力強く言い切っているので、物凄く信頼のできるもののように感じる。そして彼自身を肯定する話に出会ったのは初めてだったので、それも面白さの一つでした。
★2 - コメント(0) - 2016年11月23日

ヒトラー“を”笑うのか、ヒトラー“と”笑うのか。この作品の肝は、後者にあるのだけど、社会を牽引すべき政治家やマスメディアをヒトラー“と”一緒に笑っている読者である私たちとは、何者なのだろう。深く考え始めると考え込まなければならないし、単に面白い物を読んだと思えば、それまでかも知れない。風刺小説は、世の中の真実を少しでもあぶりだそうという試みなのだから、あまりヒトラー的なものにとらわれると目を曇らされるかもしれない。。。もちろん、ヒトラーは国民が選挙で選んだということは忘れてはならない。
★14 - コメント(0) - 2016年11月23日

ヒトラーの主張はいつだって力強くて希望に満ちていてカッコいい。キラキラしている。何故か、じわりじわりと国民に浸透してしまう。そこが面白くて笑えないところ。
- コメント(0) - 2016年11月22日

後半のほうがいよいよシリアスな感じ。現代の政治ネタはドイツに住んでたらもっと面白いんだろうなあ。作者や翻訳者によるあとがきも読みごたえがある。結末は意外だったね。ザヴァツキ君の立場が全然ちがうこともあって、映画版の、鑑賞者の頭を後ろからガンとぶん殴ってくるようなショックなエンディングでなく、いたって穏やかに明るく終わるのが、逆にそら恐ろしい!
★1 - コメント(0) - 2016年11月22日

だんだんヒトラーに親しみを覚えてしまった。平和な時代を見て、改心するかなと思ったが、残念ながら最後までヒトラーはヒトラーでした。彼を支援・支持する人や政党が出始めて暗い予感を残して終わり。コワい話でした。
- コメント(0) - 2016年11月15日

現代に甦ったヒトラーの言説が、それなりの説得力を持って聞こえるのがなんとも言えず恐怖を感じます。
★4 - コメント(0) - 2016年11月14日

映画を見逃したので、原作で楽しむことにした。 ふむふむ、抱腹絶倒ではなかった。とはいえ、彼の発言を現在に置き換えると、こんなことになるのか? 勝手な評論、解釈で、本音が風刺に置き換えらえる。まあ生きてるはずないので仕方ないが・・・ 落ちはあれでいいんだろうなあ~ 注釈の量が凄い、しかも本文並みに面白い。
★2 - コメント(0) - 2016年11月12日

残虐な行為に及んだことだけが前にでて極悪非道なイメージが先行しているヒトラーだが、魅力的な一面もある人物だったのかもしれない。それは選挙によって選ばれたという事実からも推し量れる。あとがきにある通り、本書はヒトラーの思考や生活様式…もろもろを理解してなりきって読まなければ行間まできちんと理解できない。同じく敗戦国で未だに戦争責任を隣国から追求されている国民だからこそ思うことは、すごく繊細なテーマを題材に選んだ著者の野心はすごい。
★29 - コメント(0) - 2016年11月10日

ヒトラーがいつ過去の世界に戻るのかと思ったら、戻らずに終わった。 最期の秘書が妊娠していくエンドは綺麗だ。 前半は、過去の人であるヒトラーと現在の状況を比較してのコメディ 後半はドイツに対しての不満などで書かれている。 後半部分は現在の日本にもつながるものがある気がする。
★3 - コメント(0) - 2016年11月7日

帰ってきたヒトラー 下の 評価:60 感想・レビュー:236
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