女中がいた昭和 (らんぷの本)

女中がいた昭和 (らんぷの本)
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女中がいた昭和の感想・レビュー(70)

友人の影響から邸宅見学が好きになり、何度も見学を重ねるうちに女中部屋が気になっていた✴︎職場棚整理中に本書と出会う♡大正発行の女中マニュアル本「女中訓」からイラスト解説読むだけでも大変さ・丁寧さ伝わる。女中部屋から住宅の変化=日本社会の大きな変化も。数軒の大邸宅間取り解説も興味深い。女中体験記もあり、今まで謎だった『女中』生活が分かってきた✴︎そして、私には無理ということも分かった…
★28 - コメント(4) - 2016年8月31日

あとがきに書いてあるが、占領軍家庭のメイドと朝鮮人女中の項目は調査不足である点を触れており、今後の著者の刊行に期待したい。最近はサブカルの影響でメイド文化が脚光を浴びているが、輝いているのは表向きな面だけで、仕事内容は厳しいものだった。家によっては家庭内の担当する仕事が分別されていたり、家事すべてをこなす場合もある。日本の場合は占領下、植民地時代項目は特に女中、メイドは雇用主との格差が大きく、抗議することも当時はできない状況だったという。仕事がない当時に暇を出されることは今後の生活に直接響くからだった。
★2 - コメント(0) - 2016年5月10日

お行儀見習・花嫁修業的なお屋敷(御殿)の女中奉公、生きていくための「下女」労働、そして都市の新中産階級が必要とした女中、進駐軍のメイド、植民地時代の朝鮮半島の女中まで、聞き書も含めて広く踏み込んで実態を考察している。家族の一員のように可愛がられたり、裁縫や料理、家庭経営を学んだり、子供達に「ばあや」「ねえや」と慕われたりした反面、差別され、理不尽な主人からの性暴力の被害者にもなった女中さんたちの歴史。 有史以来、おそらく戦前昭和の家事労働が一番、複雑で手がかかったという指摘にはとても納得しました。
★11 - コメント(0) - 2015年12月22日

【図書館】「小さいおうち」からの女中つながり読書。お仕えする旦那さま。お綺麗な奥様に、可愛いおぼっちゃま、お嬢様。正直、真面目に熱心に、なおかつ機転を利かせて働いて、主家の対面を守り、忠義を尽くして、長く務める・・・・ってすごいわ!無理無理!こんなの無理!昭和戦前までは存在していた「女中」という存在にある種のファンタジーを抱くのは本当のトコロをちっとも解っちゃいないからなんだろうな。「ていねいな暮らし」大変です。それでも、戸定邸と渋沢家に奉公していた女中さんの聞き書きのコラムは面白かった
★25 - コメント(0) - 2015年9月22日

映画「小さいおうち」を観て、女中さんに興味が湧いた。少し美化しすぎなのではと思って、それを確かめたくもあった。誰もが思う裏の部分もあったにせよ、生活欧米化の過渡期に家事が煩雑化した結果の労働であったし、当人たちの多くは、家事見習い、修養のため、自活安定のためなどを目的としていて、女工と並ぶ社会に必要な職業だったことがわかる。その後、戦中の女中贅沢論、戦後の家電の普及により次第に女中はいなくなった。ただ、洗濯機や湯沸器などのいわゆる白物家電が白いのは、きっと機械が割烹着を着ているのだろうと思うようになった。
★4 - コメント(0) - 2015年1月28日

高度経済成長期に消滅したとされる「女中」という職業。 辛い仕事ばかりさせられる女性たち…というウェットな論調ではなく、何処から来てどんな事情でどんな仕事でどんな暮らしぶりを送ったか、そしてなぜ消えたかというデータも添えられ、綿密な調査に基づいて読みやすいです。 若い頃女中をしていた女性たちへの現在の詳細なインタビューなどもあって読み応えあり。 ただやはり、虐めや主人に手を出されたなどの嫌な記憶しかない人からは取材を拒否されたとのとこで、この職業の裏の部分も詳しく載っています。貴重な書かと。
★2 - コメント(0) - 2014年4月7日

昭和40年を境に急速に失われた「女中」という仕事について書かれた一冊です。女中の出身地や学歴、生活様式や労働内容などについて統計的・具体的・客観的に書かれています。本当にしんどい仕事で、当時の女性たちには頭が下がります。洗濯機のある時代に生まれてよかったと思ってしまう。
★1 - コメント(0) - 2014年2月25日

女中さんという今では消えてしまった(その姿が変容したと言うべきでしょうか)職業について、豊富な資料と写真で追うことが出来る貴重な本だと思いました。女中さんに興味を持っていたとはいえ、女中さん学校や雑誌があったことなど、知らないことばかりでした。また、女中さんを雇うことがステータスというだけではなく、当時の家事が奥さん一人ではこなしきれないほど多かったという背景があったのは恥ずかしながら思い至っていませんでした。プライバシーの問題もありますが、時代表す職業としてもっと知りたくなりました。
★1 - コメント(0) - 2014年1月24日

昔の家事は本当に重労働でとても1人でこなせるものではなかった…家電のありがたさを思い知る。女中という職業について知らなかったのでいろいろ勉強になった。昔には昔の良さがあるのかもしれないが、女性の基本的人権の低さの上に成り立っていた部分も多いわけで、それを精神論(気持ちの問題)で乗り切ろうぜなんてのは何の解決にもなってないし、逆に余計な負担を強いることにつながる。しかし、生きるに不可欠であるにかかわらずなぜ家事とはこうも低評価されてしまうのか。
★4 - コメント(0) - 2013年9月6日

感想としてはまず、近代初期の社会の矛盾を引き受けた存在のひとつが「女中」だったんだなということ。そして、「女中がどんなだったか」を知ることは、「女性に期待されていた役割」を知ることにもつながると思う。この本では雑誌記事などの図や写真もたくさん紹介されており、当時の様子がより分かるようになっているのが面白い。昭和の女中のみならず、占領期のメイドや朝鮮人の女中など、これまであまり知られていなかった内容も興味深かった。
★4 - コメント(0) - 2013年7月11日

単に口減らしのためではなく、家事を仕込まれる場、家事見習いのアウトソーシングとでもいうか、だったら羽仁もと子が女中訓を書いたというのはしごく納得。モノが溢れ返っている今より、たとえ家事労働的にはたいへんであっても丁寧な暮らしの昭和のほうがよほど豊に感じられます。
★6 - コメント(2) - 2013年3月31日

女中と聴くと高嶋家の長男殺人事件を思い出す。(生まれる前の事件ですが・・・。) 十代の女の子が、裕福なお家で下働きをさせられて、子守をさせられて、平気でいられるわけがない。まだ、両親からの愛情は欲しいし、着飾ったりもしたい歳だ。やりきれない事件だ。   今は、住み込みの家政婦さんでも、待遇は改善されているだろうし、若い女の子たちは、アキバで「メイド」になりたがっている・・・(笑)。
★2 - コメント(0) - 2013年3月18日

「昭和」に限定し、様々な角度で女中について論じられています。年齢別就業人数、年齢別給料の推移、世帯主の職業別割合、女中部屋保有率や家の見取り図など、データに基づく資料が豊富で、非常に面白かったです。江戸時代や明治時代より要求される家事(石鹸を使った洗濯やアイロン…)が増えているため、女中の需要は多かった時代。けれど、待遇が良いとは言えず、社会的に低く見られることも多く、女中の就業者数は減少していく…家電製品が普及すると姿を消していく女中という職業。中島京子さんの「小さいおうち」を思い出しながら読みました。
★23 - コメント(0) - 2013年1月19日

そういえば40年前、幼児だった私にもお手伝いさんの居る友人宅の記憶がある。コメットさんもお手伝いさんだったように思うし、父母の実家にも女中さんは居たらしい。そう遠くない昔に当たり前の存在だった女中さん。昭和の暮らし博物館館長でもある小泉女史が膨大な資料や証言から、明治期以降の女中についての記録を集めた一級の資料書である。三段組みの本文と豊富な図版、コラムのような証言録など、ムック調で気軽に読め、堅苦しいだけの本ではない。一方淡々とした記述の中に女中の悲哀もしっかり感じ取れ、表面だけではない理解ができた。
★3 - コメント(0) - 2012年9月15日

主婦一人ではこなしきれないほど複雑繁多だった家事を補うため雇われた女中について、仕事内容・環境など様々な角度から複数の専門家が解説した生活史。 この時代は女中さんに限らず誰もがそうだったのだろうが、休みもほとんどなく朝から晩まで働いて大変だったのだなぁと思う。 しかも女中さんは雇い主と同居しているため、肉体的だけでなく精神的にも休まる暇がなかっただろう。
★2 - コメント(0) - 2012年9月5日

史料の写真や新聞記事などは興味深かったですが、本文は書いてる人のバイアスがかかりすぎて、読んでられなかったです。歴史考察はもっと客観的に考えるべきでは…。
★1 - コメント(0) - 2012年9月1日

女中が家政婦・ホームヘルパーへと変貌していった経緯がわかった。これまで、戦前の中流住居では接客空間+家族生活空間という図式で理解していたが、そこに女中という家族成員を加えると接客空間+家族生活空間+付帯空間という図式で家族と女中の間に中廊下という緩衝地帯があるという見方のほうが近い感じがした。モダニズム建築家と女中部屋の話がおもしろいと思った。
★2 - コメント(0) - 2012年6月28日

中島京子の「小さいおうち」を読んで、興味を持った女中さんの世界。雇主にかわいがられ、礼儀作法も教えていただいた人の話は、まさにこの小説を思い出した。女中さんの仕事は、家事全般(時には育児や看護も含まれる)をつつがなくこなすことは当然で、雇主を守るボディーガードのようなことも含まれていた。働く環境も少なく、女性に対する社会の態度も反映されているのだろうが、たくさんの仕事を要求され、それをこなした女中さんに対する待遇の低さに驚いた。
★4 - コメント(0) - 2012年6月21日

ん~~・・・、文字の配列なのか、かなり読みにくい印象でした。途中から写真、絵、グラフだけをさらっと見て終わりました。ちょっと残念・・・。
★2 - コメント(0) - 2012年6月7日

『小さいおうち』を読んだ直後に、図書館で見つけたので借りてみた。和風の暮らしのなかに、洋風の生活が入ったことで、一気に家事が煩雑になったというのに、納得。今は、その煩雑な部分がかなり機械化されて私はなんとか家事をやっているのだな~
★1 - コメント(0) - 2012年5月11日

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