宮沢賢治/中島敦 (池澤夏樹=個人編集 日本文学全集16)

宮沢賢治/中島敦の感想・レビュー(25)

池澤氏、安定のセレクト。当然のように『銀河鉄道の夜』や『注文の多い料理店』、『山月記』『名人伝』は選ばない。この日本文学全集の素晴らしいところは、素通りしてしまうような作品に出会わせてくれるところだ。宮澤賢治の『土神ときつね』はえげつないほど残酷で艶かしいし、『泉ある家』『十六日』に、短編作家としての賢治を発見。中島敦は全部好き。中国ものはすべて読んでいたけれど、南洋ものも素晴らしい。
★2 - コメント(0) - 1月24日

読み出すとあっという間に読めてしまうのは、二人の筆力のなせる業だなと。中島敦は山月記くらいしか読んだことないんだけど、彼の思考回路は嫌いじゃないし、これだけ読ませるエッセイをかけるのもさすが。宮沢賢治は深いな...学生時代もっと勉強しとけばよかった...
★2 - コメント(0) - 2016年7月16日

ページを捲ったら宮沢賢治の「春と修羅」があったので読みたくて借りた。童話の感じと違いとても激しく力強くドキッとするものだった。宮沢賢治は詩以外の物語は昔まとめて読んだけれど有名なもの以外は忘れていた…「ポランの広場」も題名を記憶している程度。中島敦は読んだものはまだ覚えているので、ミクロネシアと「章魚木の下で」のみ読んだ。解説や年譜と共に読むと確かに少なからず作者の思いに触れることが出来る。
★21 - コメント(0) - 2016年6月17日

二人とも代表作と言われるものしか読んだことはなく、ここには、もちろん読んだことのないものしか収録されていません。あえて代表作を外すことて、作者たちの人となりや、作風の深い理解を促そうという意図があるのかもしれません。
★7 - コメント(0) - 2016年5月23日

池澤夏樹=個人編集 日本文学全集全30巻完読チャレンジ第十六弾です。宮沢賢治、中島敦共に教科書等で数作品読んだレベルです。今回も池澤夏樹の個人編集色が色濃く出ており、一般的な代表作は収録されていません。本作の別紙で夢枕獏が中島敦といえば「山月記」と「名人伝」に尽きると断言しているのに、両作共ありません。その中でオススメは宮沢賢治の「北守将軍と三人兄弟の医者」と中島敦の「環礁」です。次巻25巻「須賀敦子」一人で一冊も少し不安ですが、頑張ります!
★77 - コメント(0) - 2016年5月14日

宮沢賢治は死を強く意識した詩がいくつもあり、病気で精神状態が悪い私は断念。中島敦は中国ものが好みだ。登場人物らの葛藤は形こそ変えているが中島敦本人のものと同質と知る。武帝、孔子に対する彼らの思いは父親に翻弄された中島敦の鏡だったのだ。本書未採用の山月記でも感じたが、秀才ならではの自意識過剰が全般に漂う。南洋の島の人々に対する内地人の優越感などあからさまだ。だが、作品のそこかしこに精神の拠り所のなさ、弱さが見え隠れする。それでも完璧でない人間の方が面白いし、生み出す作品もまた面白いと私は思うのだ。
★5 - コメント(0) - 2016年5月10日

何かの都合か、なぜこの二人を合わせたのかは最後まで読んでも謎。それはさておき。宮沢賢治の作品世界にこれほど浸かったのは初めてだった。池澤夏樹は解説の冒頭で「宮沢賢治は過剰である」と述べた。そう。この溢れる個性にぼくは戸惑い、ときに辟易しながら読んだ。そしてそれはとても意義深いものだった。中島敦は、南洋エッセイも良かったけど、短編「悟浄出世」「悟浄歎異」を読めただけで最高。三蔵法師と出会う前の、河底に住む妖怪だったころの沙悟浄は、こんなにも自我に悩むうら若い青年だったとは! 中島敦にしか書けない沙悟浄像だ。
★13 - コメント(0) - 2016年5月9日

やはり正直に書かないといけません。 いやはや、まったくわかりませんでした。 字面を追うことはできるのですが、なにが書かれていて、なにを書こうとしていて、何を伝えようとしているのか、もう、まったく闇の中でした。 中島敦の沙悟浄の話が唯一、若干理解できた程度です。 うーむ。。。。
★11 - コメント(0) - 2016年5月9日

渋い選択で新鮮な気持ちで読めた宮沢賢治と中島敦。自然や歴史に対するちっぽけな人間の気持ち。
★4 - コメント(0) - 2016年5月8日

夭折の作家、宮沢賢治と中島敦の作品がおさめられています。2人は遠い世界へ目を向けていたように思います。賢治はイーハトーブの空想を、中島は古代中国を。代表作といわれるものは抜けていますが、隠れた名作によって編まれているのではないでしょうか。あまり馴染みのない作品が読めるのもこの全集ならではですね。
★88 - コメント(0) - 2016年5月2日

この巻には、宮沢賢治と中島敦の作品が収められています。池澤さんが選んだので、この二人の代表作といわれるものが抜けているのではないかと思われる方もいられるかもしれません。宮沢賢治のものはほとんど読んでいるのっでしたが、中島敦の作品は、弟子、李陵・司馬遷以外はあまりなじみのないものでしたが、やはりいい作品が多いと思いました。
★127 - コメント(0) - 2016年4月24日

宮沢賢治の「春と修羅」から始まる『日本文学全集』第16巻。東北の厳しい自然は、圧倒的なまでに厳格だからこそ、賢治に詩や童話を書かせたはずだ。抗うことを許さない自然の存在は、ときに「ひかりの素足」という救われない物語を生む。しかし、賢治は自然を恨んではいない。解説で池澤夏樹が言うように、自然は人を傷付けるが、その傷を癒しもするからだ。自然は人間の運命に対して無関心であるのだから、恨むなど見当違いも甚だしい行為でもあるのだろう。そんな厳格な自然の中から、賢治の空想が生まれたことに感動を覚える。(つづく)
★24 - コメント(1) - 2016年4月22日

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宮沢賢治/中島敦の 評価:96 感想・レビュー:12
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