美しい鹿の死

美しい鹿の死の感想・レビュー(23)

息子からみた、しょうもないというか人間臭いおやじの連作集。牧歌的な始まりから強制収容所連行や人種差別など暗くて重い影が隣り合わせの生活のであるけれど、セールスが天才的だったり、それでも失敗したり、だまされたり、強制収容所へ行く息子のために密漁したりしているおやじ。飼っていた犬猫まで処刑されたり、おやじ自身も強制収容所へ送られたり、ユダヤ人であるがための苦しみも綴られているのだけど、おやじはずっと真剣なのでじわじわと面白い。相反する感情が一緒に湧いてくるので複雑な読後感。単純に面白いと言っていいものか悩む。
★2 - コメント(1) - 2016年11月30日

2016年5月23日:半殻肝
歴史を知らないものには、ユーモア溢れる美しい物語に。そうでないものには、牧歌的な情景がかえって悲劇の予感を匂わせる。私たちは親を選べないのと同様、人種も選べない。自らの良心を試される一冊。
★2 - コメント(0) - 2015年12月1日

日本で出てるのはこの一冊だけなんだろうか……もっとこの作者の本が読みたい。
- コメント(0) - 2015年11月7日

2015年5月13日:k
ユダヤ人の父親と家族を描いた物語。息子の目線で時にはユーモアも交えて淡々と綴られている。破天荒だが憎めない父親、「美しい鹿の死」それは森の動物達が集まる泉の名前。強制収容所に送られる息子のために、見つかれば殺されるのを覚悟で鹿の密猟に出かけ肉を食べさせようとする。悲惨な戦争へのやるせない怒りが静かに伝わってきます。
★9 - コメント(0) - 2014年3月26日

2014年2月25日:ねむの木
面白く、とても読みやすかった。おかしいような、かなしいような。
- コメント(0) - 2013年11月21日

 無個性な「ぼく」の目から見た、父親とその行動の出来事を淡々と綴った、チェコの純文学。舞台となった時勢を考えると、暗い内容になりそうなのに、父親の個性と行動が、なんともユーモラスで、微笑ましささえあったり。    読者に対し、感情を揺り動かす意図が全くないので、感動した!という感想には成り得ないかも。しかし、この淡々とした内容でありながら、もう一度この”おやじ”に会いたいと思ってしまう、不思議な読後感。  タイトルが誌的で、何故これが表題になったのかを考えながら読んでも面白い。  
★2 - コメント(0) - 2013年3月7日

作者オタ・パヴェルの父を中心に、その家族を描いた連作短篇集。読み始めは、父親のしょうもなさに苦笑していたのだが、時代が第二次世界大戦へと向かうにつれ、そのバカバカしさはどこかへ消えてしまう。見つかれば殺されると分かっていても、収容所へ旅立つ息子のためにステーキを工面しようとする父の姿には目頭が熱くなる。この作品はチェコ本国でかなりの好評を博したとのことだが、それも納得できる。ユーモラスだけど、真剣な物語だった。
★11 - コメント(0) - 2012年4月12日

ユーモアと父への愛にあふれた文章はとても読みやすい。とはいえ甘い甘い話ではなく、過酷な話が結構あるのである。
★2 - コメント(0) - 2012年2月5日

2011年11月11日:CJ
2010年11月13日:ss
2010年10月11日:hastaluego
2010年6月5日:fumi
2008年9月14日:トルコアイス
2008年4月5日:cowley
2007年3月4日:54_wan_kanata
--/--:Mayuko
--/--:selma-na

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美しい鹿の死の 評価:70 感想・レビュー:8
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