個人美術館の愉しみ (光文社新書)

個人美術館の愉しみ (光文社新書)
あらすじ・内容
個人美術館とは、一人の作家だけの美術館と、一人のコレクターによる美術館と、二通りの意味を持つ。
秋野不矩、植田正治、小磯良平、ベルナール・ビュフェ、熊谷守一、香月泰男、河鍋暁斎、イサム・ノグチ、安野光雅、猪熊弦一郎、杉本健吉etc.
個人美術館の愉しみは、近現代を彩る芸術家たちの足跡を眺められること。もう一つの愉しみは、その作品の山を築くことになったコレクターの、熱情を見ること。大金を投げ出して手に入れた人の熱情が並ぶと、その熱を通して見えてくるものがある。
日本にある、魅力ある個人美術館を厳選。赤瀬川さんが紡ぐ46の物語。

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個人美術館の愉しみの感想・レビュー(58)

個人美術館といっても、「個人が設立した」と「個人のための」の二つの意味を持っています。 どちらにせよ、大手の美術館とは違ってコンセプトが比較的ハッキリした美術館が多く紹介されている印象。いくつか行ったことがあるものがありましたが、残念ながら筆者のような見方は全然できてなかった。 正直美術などに最近興味が出てきているので、ここで挙がっていた美術館も色々見てみたいと思います。
- コメント(0) - 2016年9月29日

3館と書いているが初読時4館のみ足を運んでいた(大原美術館を忘れていたとは)。この4年の間にまったく増えてはいない。というのも美術鑑賞という行為は何かのついでには無理なのである。行けば絶対確実に消耗するのである。ましてや個人美術館には〈蒐集〉という語の中に〈鬼〉が棲む。〈蒐集した人〉の気迫にこちらの弱っちい魂が呑まれるのである。自分にとって癒しにはならないと承知の上で訪ねられるか?
★15 - コメント(0) - 2016年9月5日

日本にもこんなに沢山個人美術館があるのかと驚いた。美術館そのものの魅力(建築やお庭)と作品の魅力を兼ね備えた美術館が多く紹介されていて、全国各地を巡りたくなった。個人の情熱と愛情を持って集められたあるいは作られた美術品は見ていてその人の人となりがわかって楽しそうだなぁと思った。
★8 - コメント(3) - 2016年8月31日

各地にある個性的な美術館を訪ね歩いた旅の記録。もともと雑誌に連載されていたエッセイのため、文章はシンプルでガイドブック風。コレクションに秘められた作家やコレクターのドラマが紹介されていて興味が尽きない。
★5 - コメント(0) - 2016年8月27日

日本の個人美術館を46館紹介しているガイドブック的な本。図版は小さいがオールカラー。近現代の芸術が中心。
★2 - コメント(0) - 2016年7月13日

赤瀬川さんが、全国の個人美術館45館を紹介する。1館あたり6ページずつ、概略、設立の背景、所蔵品の良さについて触れており、ちょうどよいバランス。私は去年一昨年の2年間で、200の美術館を巡ったが、まだまだ訪れるべき場所は多そうだ。
★69 - コメント(0) - 2015年2月7日

雑誌に連載された個人美術館についての記事を集めたもの。個人美術館は「個人で運営している色々な題材を集めた美術館」という意味合いもあれば、「特定個人の芸術作品に焦点を当てた美術館」という意味合いもある。本書ではどちらも扱う。これだけ各美術館を褒められると、行きたくなってしまう。最近美術館に行こうと思っていたので読んでみたのだが、元々芸術肌ではないので、前者の美術館に興味を持ってしまう。事業で成功した人が芸術をコレクションして美術館にするのだが、どうしてもその過程が気になる。どう成功して、どう建てたのか。
★4 - コメント(2) - 2014年11月30日

全国各地にある個人美術館の来訪記。コレクターの熱情が、美術館という形となったとも言える。様々な熱情があるように、さまざまな個人美術館がある。美術館巡りがしたくなりました。
★6 - コメント(0) - 2014年11月27日

個人美術館の発端は画家やオーナーといった個人の人生と密接に関わっているので、それを知るとまた興味が生まれて、あちこち行ってみたくなりました。 【行ってみたいと思った美術館】足立美術館、ベルナールビュフェ美術館、大塚国際美術館、喜多美術館。
- コメント(0) - 2013年12月1日

〈個人美術館を起こすほどのなにがしかを内に持ち合わせたひとたちのエピソード集〉
★10 - コメント(0) - 2013年9月6日

図書館本 「ガイド本」臭強く、「赤瀬川さん」を過大に期待しない方がいい。本が小さい上に紹介するところが多いため展示品・建物含め画像小さ過ぎ。すべての美術館に6ページ割り振るというのでは赤瀬川さんも辛かったろう。この本を持って現地に行くか、展示品の話題のときは別に画集を用意して、見ながら読むのがいいと思う。行きたくなった美術館は平櫛田中、河鍋暁斎、安野光雅、大塚国際美。
★5 - コメント(2) - 2013年9月5日

普段は「大〜展」とか大きな展示に目が行きがちなのだけれど、個人美術館にふらりと寄ってみるのも面白そう。赤瀬川さんならではの視点でその美術館の成り立ちや展示の雰囲気が感じられ、興味深く色々行ってみたくなる。行った事あるのは細見美術館と大原美術館。2館とも大好きな場所。何必館と大山崎山荘と奈良の喜多美術館、中野美術館は日帰りで行けるので近々行ってみたい。
★16 - コメント(0) - 2012年12月25日

展示作品そのものに突っ込みすぎず、短い文量で美術館自体への興味をかきたてる好い本。旅行いくときに寄ってみよう、と思うと、巻末の所在地・開館日情報リストが嬉しい。
★2 - コメント(1) - 2012年10月21日

全国各地の個人美術館を巡る紀行。創作する側と蒐集する側の多種多様な模様を交えながら館や周辺の魅力を手短かつ豊饒に紹介。人を芸術に向かわしめるエネルギーの不思議さが登場人物の生活や想念から感覚的に伝わるし文面の隙間から現れる芸術観を通じて齢を重ねることの意味が沁みる。数々のエピソードに首肯したり感心したりする中で熊谷守一さんの「下手に描いた絵を破いても下手に描いたという事実は消せない」といった趣旨の言葉が胸に刺さる。掲載された館の所在地を訪れる機会があれば必ず寄りたくなる気持ちを喚起する優れたガイドブック。
★3 - コメント(0) - 2012年8月27日

後世まで残る作品を作るような、天才的な芸術家の生き方は、波乱万丈で一般市民の僕には羨ましくも、信じ難くもあり、魅力的で何とも破天荒な生き方の方が多い気がします。 美しい作品を楽しみつつ、生き方にも目を向けていきたいと思います。 時代も時代だし、夭逝した方も多く、年下なのに良い作品を残したんだなぁなどと感じています。
★1 - コメント(0) - 2012年7月19日

“とりわけ絵を描くでもないごくふつうの人の気持ちの中に、絵を見る心、それを蒐める欲求というのが自然発生していく姿が、そこにありありと見えている”(大川美術館) ひとりの作家だけの美術館、ひとりのコレクターによる美術館、ふた通りの意味を持つ個人美術館の旅。訪ねたことのある美術館は3館。訪ねてみたくなったのはベルナール・ビュッフェ美術館、そして桐生市の大川美術館。コレクター=蒐集家の気迫(そう、蒐めるという字には鬼がいる)に触れたい。
★5 - コメント(0) - 2012年6月16日

ちびちび読むのをとても楽しみにしていた本。静かだけどしっかりとした芯の感じられる美術館が多く、訪ねてみたいところもたくさん。
★1 - コメント(0) - 2012年5月28日

新幹線グリーン車においてある雑誌『ひととき』の連載をまとめたもの。 46もの美術館を訪ねていて、1館数ページほどの探訪記。 赤瀬川さんの素直でいてかつはっとさせる言葉がちらほらとあり読むのが楽しい。 訪ねてみたいと思わせる美術館がいくつもありうれしい。 巻末にアイウエオ順で掲載美術館の名前・所在地・開館時間・料金までリスト化されていて助かる。 また旅に出るきっかけになるだろう。
★2 - コメント(0) - 2012年4月20日

★★★★☆(赤瀬川原平氏による個人美術館探訪紹介。確かに美術館の持つ意味は一つ一つ違う。正直今まで展示作品そのものと画家、そして建物との調和を意識しても、美術館の発端やコレクターの情熱についてはあまり考えずに鑑賞してきたように思う。大阪の国立国際美術館や京都市美術館など海外所蔵絵画の特別展へ行く機会が比較的多いせいか・・そういう意味で氏の取材による個人美術館紹介は面白く分かりやすい。もうひとつの隠れた魅力(吸引力)として伝わってくる。案内人である著者の筆質が優しく魅力伝わる一冊。)
★8 - コメント(4) - 2012年2月3日

赤瀬川原平さんの話芸を愉しみ、視線を体験し、日本の近現代美術についてするする学べる1冊。もっと読みたい。
★2 - コメント(0) - 2012年2月2日

2011年10月刊。「個人美術館」には一人の作家の作品を集めた美術館と、一人のコレクターが集めた美術館との二通りがあって、そのどちらにもそれぞれの面白さ、更にその美術館そのものの個性があることを、著者が45の美術館を訪ねる事を通して伝えてくれる。そこに収められた作品でなく、美術館そのものに焦点が当てられている点が興味深かった。
★1 - コメント(0) - 2011年11月25日

個人美術館の来歴や建物に関する興味深い話。欲をいえば収蔵品そのものに関する作者の感想/評価をもっと増やしても良かったかな
★1 - コメント(0) - 2011年11月24日

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