セリヌンティウスの舟 (光文社文庫)

セリヌンティウスの舟の感想・レビュー(660)

生死を分ける体験をともにした友人の自殺から始まる話。警察の結論以上に友人たちが友人を理解しようとする気持ちは分かる。ただ、ちょっと予定調和な感じだったかなぁ。
★2 - コメント(0) - 3月19日

chr
石持さんは本当に読みやすい!!!気付いたら、半分以上読み終わってる。 ミステリーとしてはつまらない人もいるかも…(ただみんなで話し合うだけだから。特に何も起こらない。逆に普段あんま本読まない人にオススメ) 結論も嫌いな人いるかも。もやっとするっていうか「え?そんなことだったの?」っていう感じ。 私は石持さん好き。登場人物がイメージしやすいから。冒頭に「宮脇アクリル」って会社出てきたよね?「水の迷宮」にも出てきたな〜。あの小説方が好きだった。 あと読んでない石持さんの長編は、アイルランドの薔薇とBGくらい?
- コメント(0) - 3月17日

九死に一生の体験をした6人。それを機に6人は親密になり掛け替えのない仲間となった。だが、いつもの様に集まって家飲みしていた夜に1人は服毒自殺してしまう。彼女の死は「どうしてあの場で」そして「なぜ死を選び」更に「本当に自殺だったのか?」残った5人が検討する。氏らしいっちゃらしい、ちょいと無茶ぶりな論理を活かすために用意された舞台で繰り広げられるディスカッションの末に導き出された自殺の真の意味を問う討論会だと感じてしまった感受性の乏しい僕でしたが、論理的って部分では反論も無く上手く丸め込まれてはおります。
★21 - コメント(2) - 1月26日

6人の仲間の一人が自死し、49日の晩その死をめぐって議論するのだけど、死んだ者のことを想像で話しているわけだから堂々巡りで、しかもビールを飲みながらだからこれが長い。酔っ払いの長話のようです。作品の中間部はその議論で埋め尽くされて、いささか厭になった。友達同士の絆ということで、走れメロスの友人セリヌンティウスを引き合いに出しているいるが、今一つピンとこなかったな。死んだ友の鎮魂どころではなく、友の死を肴に酒を飲んでいるという雰囲気。結論はなるほどと思った。
★44 - コメント(0) - 2016年12月5日

この日事件現場の三好の部屋に5人が集まったのは本当に美月の死を悼むためだったのだろうか。かの彼の差し向けかどうかは明らかにされなかったが、結局は彼の望んだ通りになったという理解で良い?
★111 - コメント(1) - 2016年10月1日

全員が強い絆で結ばれていて、信頼し合っている前提から推理が始まっているので、読者は置いてきぼりというかなんというか…心情を理解するのは難しかったです。人間ドラマの部分を楽しむべきだったのかな?
★3 - コメント(0) - 2016年9月24日

前半は映画化できそうな雰囲気だったけど・・・後半は・・・あれ?
★1 - コメント(0) - 2016年9月16日

小さな違和感から過去の謎を明らかにしていくのはやっぱり石持浅海の手腕がなせるわざですね。 こうやって小さな手がかりを積み重ねて論理展開していくのは自分の好みでもあります。 自殺の動機は理解出来なくはないけれど、ちょっと変わっているなと思いました。「死」に魅せられた、とでもいうんでしょうかね。 そして謎を残した動機も友人たちの「関係」を途切れさせないという特殊なものでこれもある意味面白い。果たして友人の死を超えて、彼らの絆はまた深くなったのでしょうか? あと、魚肉ソーセージが無性に食べたくなりました(笑)
★27 - コメント(0) - 2016年8月31日

海に、死ぬ約束をしたとか何とか、それが二人も居たとか、そういうところがまったく理解できなかったが、自殺者の宿題を論理的に解きほぐして鎮魂しようというのは分からなくもない。とりあえず、走れメロスを復習したいと思ったw
★54 - コメント(0) - 2016年8月2日

図書館
★2 - コメント(0) - 2016年7月25日

eve
石持ワールドというのか。些細なことから違和感を感じ,その違和感の正体を論理によって解きほぐす。そのスタイルは好きなのだが,そもそもの自殺の動機が全然論理的でなく納得できないので,いまいち入ってこなかった。
★9 - コメント(0) - 2016年6月18日

表紙の写真に惹かれて購入。大時化の海で遭難したのをきっかけに、深い絆で結ばれたダイビング仲間の6人。他の5人が酔い潰れて寝てしまった後、メンバーの1人が死んでいた。自殺か他殺か?論理立てて可能性を絞っていく石持さんらしいミステリー。テーマがテーマだけに、とにかく暗い!死を意識するほど危険な思いをしたことがないのでわからないけれど、死に魅せられるということは、心まで死んでしまうものなのか…。あの2人の気持ちは、私には理解できない。みんなのためを思ってすることじゃないよなぁ…(-。-;
★27 - コメント(0) - 2016年4月19日

★★★★☆
★1 - コメント(0) - 2016年3月21日

さらさらと読了。石持さんらしい話。他人だった6人がスキューバダイビングの遭難をきっかけに交遊関係を持つ。ある日、その中の1人が皆と一緒にいたときに自殺をした。彼女は本当に自殺だったのか?5人で真相を突き止めることが彼女への鎮魂になるはずだ……。と始まった1室での話。全員が全員を信じている。亡くなった彼女も含めて。淡々と語られる会話は途中から同じことの繰り返しで落とし所がわからなかったが、最後の章にはおぉ!と思う。亡くなった彼女の心理は最後まで理解できなかったが。とにかく、『走れ!メロス』が読みたくなった。
★51 - コメント(6) - 2016年3月8日

まさに石持作品。さらっと人が死んじゃうし。今回は強烈な悪意がなくてほっとした。動機とか心情とかは置いといて、うまくまとまった感。しかし、みんな呑み過ぎでは。。。
★13 - コメント(0) - 2016年2月26日

まず、なるほどこういう本格ミステリもあるのかと思い、読み進めるにつれてこれは納得のいく解決にたどり着けるのか?と心配になり、でも最終的にはしっかりストンと落としてくれてホッとしました。人の内面をテーマにした作品ならではといった解決でしたね。何気ないところに解決の鍵が隠されていました。このアッサリ感が本格ミステリで言うところの〝切れ味〟なのでしょう。しかしあの結末。どうしても作者の黒い微笑が頭の中に思い浮かんでなりません。
★8 - コメント(0) - 2016年2月22日

長い。同じことの繰り返し。部外者にはどうでもいいことですね、ほんと。 どんなに皆のためを思っても、皆の前で死ぬのはどうしても理解できない。
★6 - コメント(0) - 2016年1月23日

なんかすごいどうでもよかった。推理は強引すぎるしそもそも疑問に思う部分がおかしい。思い込みで話が進んでいくし結論なんだそれ。友情ものはすきだけどこれは寒すぎる。解決した人なんて頭が切れるんだみたいなこと言ってたけど、もう一冊読んだ石持さんの作品(『BG,あるいは死せるカイニス』)でも探偵役がやたら称賛されてて萎えた。天才を登場させるのが好きなのかな。だったらもっと演出の仕方あるでしょ。こういうあざといの嫌い。逆に能力の浅さが強調されてあほらしい。
★5 - コメント(0) - 2015年12月27日

時間は美月を癒やしてくれなかったのだろうか。
★5 - コメント(0) - 2015年12月27日

Yun
ダイビング中の遭難事故によって信頼という絆で結ばれた6人。ある日その中の一人が自殺してしまう。残された人たちはその自殺に疑問と不自然さを抱き、推理を始める。最初から最後まで推理合戦で、途中中弛みはあったが最終的には綺麗に収まるところに収まった感じ。石持氏の文章の綺麗さが際立った作品だった。信頼と絆ってなかなか口に出していうのは恥ずかしいが、この作品はその部分に焦点を当てて上手く描かれていた。
★28 - コメント(0) - 2015年12月6日

仲間の自殺を見直す話。ひたすら問題提起と回答の繰り返し。最後のほうまで誰が探偵役なのか判らなかった。
★121 - コメント(2) - 2015年11月21日

全員成人してるけど、青春劇という印象。読者が推理して読む話ではないかな。いわゆる厨二病時代に読んでいたら、ハマりまくってたかもしれない(笑)。
★5 - コメント(0) - 2015年11月20日

ダイバー6人が生死の際で、有りえない絆を持った事により起こり得た事件を解明してゆく、ある意味「優しい」物語なんだろう。だがしかし、共感が持てない。それは自分が「有りえない」人間関係を、物語の主人公の様に体験していないし、そんな人間関係をイメージできないからだ。なので自殺した理由にも、その自殺に共感する理由にも共感が持てないので、ラストも共感が出来なかった。でも、まあ、別の作品も読んでみたい作家ではある。
★5 - コメント(0) - 2015年9月17日

何度読んでもたまらない。これほどまでに信頼できる仲間は得られそうにないし、生きていたくもない。
★5 - コメント(0) - 2015年9月11日

良くも悪くも変わらずの石持さん作品。ある不思議な事象(関係者以外の人にとってはどうでもいいこと)を元に推理をとことんまで掘り下げていって、最終的な結末に転がり込む。今回の理論をとことんまで追い詰めて考えるのはあの人でしたか。
★14 - コメント(0) - 2015年8月29日

ダイビング中の事故から生還した6人は無二の友となった。いつものように三好の家で酔い潰れた夜、美月は青酸カリを飲んで自殺した。美月の葬送を終えて、彼女の自殺に感じた不自然な点について推理を始めた5人がたどりつく真相とは。死に直面して一体感を持った6人は無条件でお互いを信じるけれど、その絆が鬱陶しい。推理を重ねていくにつれて、どうでもいいじゃないかと思うほど、残された5人だけがこだわるような謎だしね。せっかく生還したのに「死」に魅せられる気持ちはわかるような気がして、そこは切ないな。 (★★★☆☆)
★8 - コメント(0) - 2015年8月2日

こちらも7、8年前に読んだ本の再読です。石持さんはまって2冊目でした。今再読しても面白い!
★5 - コメント(0) - 2015年7月26日

★★☆☆☆
★2 - コメント(0) - 2015年7月25日

登場人物達の心情が物語の肝で、何度も何度も「俺らはこういう人間だから」って教えてくれるんだけど、特殊すぎて共感できないまま最後までいってしまった。走れメロスをちゃんと読もうと思わせてくれたということで★2
★11 - コメント(0) - 2015年7月1日

★★☆☆☆ 登場人物達に軽く嫌悪感。クドイと感じてしまう。
★2 - コメント(0) - 2015年5月20日

★★★★★「月の扉」をさらに洗練させたような、石持さんにしか書けないミステリーです。海難事故からの生還を通じて固い絆で結ばれるようになった6人の男女。その絆が、1人の死によってクローズドサークルへと変貌する逆転の発想は、流石、としか言いようがありません。「走れメロス」になぞらえた人間関係も秀逸。好き嫌いあるようですが、それこそが作者が仕掛けた、読者が「セリヌンティウスの舟に乗れるか?」という舞台装置なのかもしれません。「誰も疑わない」ことを前提としたミステリーも珍しいですね。
★29 - コメント(1) - 2015年4月7日

★★相変わらず美しきミステリー。ただ、今回の作品は、綺麗すぎて意味が分からなかった。ディベート形式も盛り上がりもなく淡々としすぎて飽きてくるし。真相が分かったところで、全く共感もできなくて、逆にそんなことで?と思わせる結果。読了感もスッキリせずにモヤモヤ。
★40 - コメント(0) - 2015年3月21日

謎の解明の為の構築の繰り返し。なかなかおもしろかった。ただ、最後の自殺は蛇足ですな。そんなんなくても充分。
★5 - コメント(0) - 2015年3月6日

美しい謎。ディベートミステリで、安楽椅子探偵と、非常に私好み。ただ、美月の心理が最後まで納得できなかったなぁ。
★4 - コメント(0) - 2014年12月29日

登場人物たちによる議論は副次的なもので、この話における主題は人間の本質的な性質を問うものなのだろう。しかし、物語が終わった後の残された人々のことを思うと大変だろうな、と。最後まで、否、最期の後も信頼、思い、聡明な彼らだからその辺りは上手くやっているのだろうが。しかし、たった一度の経験がそこまで変えてしまうものか?ーそんなものかもしれない。
★7 - コメント(0) - 2014年12月11日

それは、僕たちが他人だからだ
★4 - コメント(0) - 2014年12月8日

「友人の死を心の中で処理するためには、その人の行動をすべて解明しなければならない」という発想に共感できず、色々と言いたい気持ちを抑えながら読了。発想自体は面白いと思ったし、会話のテンポもわりと好みだった。
★6 - コメント(0) - 2014年11月13日

途中までは先が気になって面白いのだけれど、解決編段階になるとどうにも納得いかない、というかあくまで心理描写なのだが一切共感できない。走れメロスになぞらえるのなら、メロスが一度だけ裏切ろうかと迷うこと、セリヌンティウスが一度だけメロスを疑うことが描かれるべきだと思うがそれがない点が残念。それから謎解きに際しあのこと(なんのことかはもろネタバレ)に最初に疑問を持つべきだと思うのに、最後に持ってきたことも違和感があった
★25 - コメント(1) - 2014年10月22日

セリヌンティウスの舟の 評価:76 感想・レビュー:199
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