スコーレNo.4 (光文社文庫)

スコーレNo.4 (光文社文庫)
あらすじ・内容
自由奔放な妹・七葉に比べて自分は平凡だと思っている女の子・津川麻子。そんな彼女も、中学、高校、大学、就職を通して4つのスコーレ(学校)と出会い、少女から女性へ変わっていく。そして、彼女が遅まきながらやっと気づいた自分のいちばん大切なものとは……。ひとりの女性が悩み苦しみながらも成長する姿を淡く切なく美しく描きあげた傑作。

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スコーレNo.4の感想・レビュー(2127)

わかるなあって思ったり、遠すぎて忘れちゃったなあって思ったり、でも主人公である麻子の「自分にはなにもない」って思いは私も間違いなく少女時代に持っていた。大人になって色々なものに折り合いをつけてしまったけど。終始穏やかな空気が流れていて、麻子が自分に重なったり、麻子の人生を見守ってるようだったりした。大きな挫折ではなく、日々の生活でじわじわ自信を失った時によい小説。
★12 - コメント(0) - 2月22日

「羊と鋼の森」の宮下奈都。 ミステリアス。全体がつかめそうでふわっと逃げてしまうような…。スコーレはスクールの語源らしい。No.1:中1の麻子(家族)No.2:高1の麻子(恋愛)No.3:大学3の麻子(仕事」No.4:就職2年目の麻子(結婚」 直観から高揚感で突っ走った後の、なぜだか萎むとき。気持ちの昂揚は跡形もなくなる。どこかに小さく空いた穴から空気がしゅうしゅう漏れるような…。どうしてこんなに面倒な気質なんだろう?→激しく共感‼︎
★9 - コメント(0) - 2月21日

容姿が秀でている妹を持つ麻子の自分自身の評価がかなり低いわりには、要所要所で素敵な彼に出会えるのがフシギな気がしたが、他者から見れば彼女自身も素敵な人だったのね、と納得。七葉との関係性に焦点をあてているのかと思いきや、後半からは麻子ひとりの物語だったのは予想外だった。彼女のモノを見る目が確かなのが羨ましい。
★42 - コメント(0) - 2月18日

やっぱり宮下さんは文章がいい。何というか自然で計算もなく読者に媚びてない。いい事もわるい事も扉の向こうで繋がっている。穏やかになる読後感でした。
★17 - コメント(0) - 2月10日

後味の大変良い小説。 読んでよかった。
★7 - コメント(0) - 2月8日

Y
★2 - コメント(0) - 2月6日

良かった。麻子の好きになる人って、好感を持てます。よい物をみるって、いいですね。なかなか出来ることではないけれど、見る目はもう養えないと思うけど、よい物を見ていけたらいいなぁ。
★18 - コメント(0) - 2月4日

読後感がすごく良かった。 読み進めていくうちにどんどん素敵に出会いました。
★6 - コメント(0) - 2月4日

みずみずしい文章で綴られた、女性の成長記。ところどころに、心が震えるくらい共感できる表現があり、心のうちを文章であますところなく描ける筆者に感嘆と嫉妬。なぜか、主人公と妹が頬をよせて二人で外を眺める描写に涙が出た。私のなかの、自分すら忘れている記憶・感覚に共鳴したのか?または娘の柔肌を思いだし懐かしんだのか?あとがきがまたよくて、最後まで感激した。娘二人にも是非読ませたい。
★8 - コメント(0) - 2月3日

中学、高校、大学、就職と1人の少女が、成長していく様を丁寧に描いた物語。主人公の繊細な気持ちを巧みな描写で書かれている。また、きれいで、音を感じられたりもするような素敵な言葉で表現していて、宮下さんらしいなと思った。茅野さんが魅力的な男性。読後は、優しい気持ちになりました。
★17 - コメント(0) - 2月2日

どうしても忘れられないもの、拘ってしまうもの、深く愛してしまうもの。そういうものこそが扉になる。いいことも、悪いことも、扉の向こうの深いところでつながっている。
★6 - コメント(0) - 2月1日

スコーレの意味を知らず、女性の下着か香水の一種だと思って読み始め、冒頭の少女の恋の物語りに読みきる自信がなかったが、どんどん成長していく麻子の様子に引き込まれた。麻子の青春から始まり、就職、恋愛と見せられるが、靴屋での成長は竹の節を破るが如く素晴らしい。ストーリーに出てくる小物がまた良い。靴であり、レコードであり、骨董屋であり、恋愛もある。彼女のものを見る力は骨董で鍛えられたに違いない。期待した以上によく出来ていたと感じた作品。
★45 - コメント(0) - 1月31日

ys
「どうしても忘れられないもの、拘ってしまうもの、深く愛してしまうもの。そういうものこそが扉になる。広く浅くでは見つけられなかったものを、捕まえることができる。いいことも、悪いことも、涙が出そうなくらい嬉しいことも、切ないことも、扉の向こうの深いところでつながっている」
★4 - コメント(0) - 1月30日

ひとりの女性の成長物語。つらい時期もあるけれど、後半にかけて盛り返していく。テレビドラマみたいな構成。
★9 - コメント(0) - 1月29日

1人の女性が成長していくお話。期待し過ぎたせいか、前半は読みにくくて主人公を好きになることもできず苦戦。後半主人公が就職した後の話はお仕事小説としても面白くて一気に読了。
★8 - コメント(0) - 1月29日

TKN
序盤の流れからみて、徹底的に可愛い妹の七葉の影が主人公の麻子につきまとうのかと思いきや、話が進むにつれて、彼女の恋愛や仕事の話がメインになっていく。麻子は十分自立しているし、すごい。後半は普通にお仕事小説としても楽しく読めた。
★9 - コメント(0) - 1月28日

前半は何だかセピア色の世界。麻子の微細な心の動きを軸に書かれている感じです。少女だけが感じる微妙な心理状態が巧みな言葉で表現されていて、『流石、宮下奈都!』と叫んでしまいそうでした。叫びませんが… 後半、雰囲気は極彩色に転じます。読者自身も大きな波に乗せられる感じで、麻子の活躍に心踊りました。ラストはメデタシメデタシな感じで読後感も良かったです。ただ、再読でした…靴屋での研修の辺りから思い出しました…前半、全く気づかずでした。。。
★147 - コメント(2) - 1月27日

単なる一人の女性の成長の記録を綴ったものですが、凄く良かった。心理の振幅が細やかに描かれ、なんとなく共感させられた。最初は、妹との将来的な確執を予感させられるものだったが、殆ど会話らしきものもなく終わってしまった。次は七葉の物語を読んでみたい(笑)。
★17 - コメント(0) - 1月27日

この本、なんと10年前に書かれていたのですね。全然そんな感じがせず、むしろ今の時代に読めて良かった。宮下さんの文章は本当に優しくて大好きです。麻子も茅野さんも大好きで愛おしい。茅野さんいいなぁ。そしてお豆さんのさやも可愛い。もう子供じゃないのにいつまで経っても子供扱い。可愛い。槇はどうなった?
★12 - コメント(0) - 1月25日

ひとりだけでは見えなかったことが、人との出会いで見えてくる
★1 - コメント(0) - 1月22日

この著者の本、3冊目。何とは無しに人を信じていいのだな、そんな世界を見せてくれた。 若図 ④
- コメント(0) - 1月19日

可愛いくて自由奔放の妹・七葉に比べると、自分は…と思い悩んで来た麻子。 中高大学、そして就職の4つのスコーレ(学校)での麻子の成長物語。 爽やかな風が吹き抜けたような気持ちになりました。 丁寧で繊細な描写の連なりが、主人公の麻子の成長ばかりではなく、骨董店を営む親や、姉妹の関わりなどをも見事に連鎖させて表現しています。 若い女性読者にお薦めしたいと解説に書かれていましたが、若くなくても楽しめました(^^)v
- コメント(0) - 1月19日

心の底から何かを愛したり欲したりすることのできる人と、そうはできない人がいる。共感してしまった...
★9 - コメント(0) - 1月18日

自分に自信がなく、真面目で素直、ちょっぴり頑固な麻子の、中学時代から人生の伴侶を見つけるまでの話。穏やかに、丁寧に、美しく書かれた文章で、読んだ後優しい気持ちになれる…ような気がする。
★16 - コメント(0) - 1月18日

中学生の少女が就職して一人前になるまでを描いた小説。 忙しく読むのに時間がかかって内容を正確に覚えてないので良かった言葉を抜粋して書いておきます。 好きじゃなかったら、いいものをたくさん、一生かけて見続けるなんてこと、できないだろう?
★6 - コメント(0) - 1月15日

No.3が一番面白かった。No.1とNo.2は読むペースが上がらかったけど。
★4 - コメント(0) - 1月14日

2017年最初の本。麻子の子供の頃から結婚するまでが少しずつ描かれていて、読みごたえがありました。3章から4章にかけての、1章2章での出来事が繋がっていくところがとても美しかったです。私の毎日もこうやって、いつか全部繋がって、それを自分の目で見られたらなと思いました。
★8 - コメント(0) - 1月13日

切なかったり、葛藤があったり...繊細な少女の成長の物語。姉妹って良いね
★9 - コメント(0) - 1月11日

小さな町の骨董屋で生まれた女の子の、思春期から大人として自己を確立するまでの成長を綴った物語。 たいして大きな出来事などなく、誰もが通ってきた様な日常の時間の流れの中での描写がうまいなぁ。 等身大の麻子の感じがひしひし伝わり、心にすっと入ってきました。 1、2章は、自信のない麻子にイライラしつつ、でも思春期ってこんな感じだったよねぇと 思いを馳せつつ読み進め、3章以降に少しずつ成長していく様がとっても素敵。繊細な感受性と急にはじけた何かが、成長だったりその人の本質だったりするのかなと感じました。
★17 - コメント(0) - 1月11日

麻子と七葉のように自分の気持ちをストレートに表現することが出来る人と出来ない人がいると思います。でもそれぞれにいいところがちゃんとあって、きっとお互いに自分にないところを羨ましく思ってしまう。麻子が自分を受け入れて、少しずつ成長していく様子が清々しかったです。
★11 - コメント(0) - 1月10日

まじめで不器用で自分に自信がない女の子の、中学から大人になるまでを描いた物語。何か事件が起こるわけでもないが、素晴らしい描写により見事に女性の心情を表している。少しずつ成長して自信を付けてゆくところにもどんどん引き込まれた。とてもいい本です。★★★★★
★11 - コメント(0) - 1月9日

まわりからの評価や、友達の意見に振り回されることが当たり前のこの世の中で、自分のこと、家族のことを大事に真摯に考えられる麻子は強い。くっきりとした文章に、いさぎよい読後感。宮下さんの物語は血液サラサラ効果があるかのようだ!
★14 - コメント(0) - 1月5日

上手く行く日々も、そうじゃない日々もあるけど、こんな風に自分の気持ちを考えながら生きていけたらいいなって思えるお話でした。これだ!と思える物やこの人だ!と思える人にはなかなか出会えないと思うから、見つけた時は嬉しいのだし、そういう出会いを大切にして生きていきたいなって思う。またしても生まれ育った環境の影響を考えながら読みました。やっぱり暮らす場所や小さい頃に与えられる環境で人の根っこは創られているんだと思う。
★13 - コメント(0) - 1月2日

長女で、10人並みで、様々なものへの美醜が分かってという苦しみ。ここまで繊細でなかったから生きてこれたんだなと。
★11 - コメント(0) - 2016年12月30日

中学、高校、大学、就職。4つのスコーレ(学校)。ひとりの女性が悩み苦しみながらも成長する物語ってことで。No.1。中1。ノッケから重苦しく感じて読むペースがナカナカ上がらず。中1でしょ?!って。No.2、高1。No.3、大学生から就職。変わらず重苦しくて。読むペースも上がらず。それがね、No.3の終盤から一気に引き込まれて。それまでの悩みや苦しみが一気に晴れたような。中盤までの重苦しさがウソのような爽やかな読後感でした。2016#51
★41 - コメント(2) - 2016年12月26日

とても澄んだ話だった。一人の少女が大人になり、自分を見つけて行く姿が丁寧に描かれていて、場面場面で映像や温度、空気感が浮かんで来た。主人公と同世代の女性が読んだらもっと心に響くのだろうけど、50台のおっさんでも響く内容だった。自分的にはNo.3が面白かったが、人それぞれで印象は違うのだろう。
★21 - コメント(0) - 2016年12月25日

爽やかな青春ものと思いきや、いや、青春ものなんだけれども…なんと言って良いのか。麻子の気持ちが細やかに表現されていて、自分と重なるところもあって。中学の時の自分を思い出しながら読み、23才の今と麻子の大学時代を比べ読み、仕事に専念する麻子に憧れ、結婚に対する気持ちの変化を描いた最終章を読み、過去に対する後悔と、未来に対する不安と期待を覚えた。もっとはやく、この物語に出会いたかったと思いました。
★10 - コメント(0) - 2016年12月19日

将来にも、今にも、恋人にも満足していない、、とまではいかないけれども、このままでいいのか。最近、そのようなあてもなく悩み続ける私にとってはスパイスとなる一冊だった。主人公の何も愛せないという孤独。共感すると同時に、冷静に自分を省みることができた。もうすこし胸はって生きていこうとおもう
★14 - コメント(0) - 2016年12月19日

人気あるし同郷の作家なので、次こそは大丈夫だろうと思って手に取って4作目だけど、やっぱり合わない。特に女性主人公だと自意識の高さとお高くとまってる小賢しさが鼻についてしまう。この作品も大学生までは、なかなかページめくるのが進まなかったけど、就職してからはお仕事小説的でサクサク読めた。恋に落ちる描写は初恋も最後のも色彩豊かで素敵だけど、出張先で部屋に誘う男はどうかと思うよ。
★12 - コメント(0) - 2016年12月14日

うーん、ところどころ共感もするしわかるなというのもあるんだけど、ずーっとこんな風に続くのならしんどいし面倒くさいだろうなあと思う。1篇ずつならちょうどいいのだけど、少女から大人までずーっとなので、友達にはなれないタイプかな…。
★12 - コメント(0) - 2016年12月12日

スコーレNo.4の 評価:90 感想・レビュー:862
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