グレート・ギャッツビー (光文社古典新訳文庫)

グレート・ギャッツビー (光文社古典新訳文庫)
あらすじ・内容
絢爛豪華な邸宅に贅沢な車を持ち、夜ごと盛大なパーティを開く男、ギャッツビーがここまで富を築き上げてきたのは、すべて、かつての恋人を取り戻すためだった。だが、異常なまでのその一途な愛は、やがて悲劇を招く。過去は取り返せる――そう信じて夢に砕けた男の物語。

あらすじ・内容をもっと見る

グレート・ギャッツビーはこんな本です

グレート・ギャッツビーの感想・レビュー(688)

今ひとつグレート加減がわからない。ギャッツビーもデイジーも中身の薄さが際立っている印象。特にデイジーは「はじめて会ったお嬢さん」という事以外に魅力がないしそれも本当に外面的なものだし、その記憶にしがみついているギャッツビーの哀れさたるや。退職後のおじさんが自費出版で出した本か…?!と思うほどには私にはわからない本だった。描写や過ぎ行くものことへのやるせなさ、には伝わるものも多少ありつつ。訳者の解説が1番面白く読みきったことを後悔させない。
★2 - コメント(0) - 3月19日

ようやく読めた。前半のなんたる退屈さ。ギャッツビーはなかなか登場せず、外野ばかりが陳腐な会話や噂話を繰り返す。半ば惰性で読むうちその瞬間が訪れた。ギャッツビーとデイジーが再会し、彼のシャツの山に顔を埋めて泣く場面だ。初読では気づかなかった、モノクロ映画に色がつく瞬間。その後は一気読みだった。ギャッツビーの強引な情熱を純愛と呼ぶのは抵抗がある。けれど失うものを恐れぬ愛だったと思う。一斉に手のひらを返したり、保身に走る人々とは違って。時々挟まれる詩情とともに、終わりの喪失感はフィッツジェラルドそのものだった。
★160 - コメント(13) - 3月12日

新訳だからかもしれないが,古典と言うわりには物語としても読みやすかった.機会があれば他の翻訳家のものと比較してみたい.それにしてもアメリカ文学では偽ることがむしろイノセンスの象徴(あるいは延長)なのだろうか.
★1 - コメント(0) - 3月7日

フィッツジェラルド初読み。この《古典新訳》はとても自然な訳で大変読みやすかった♪本著もまた『i』から派生した『テヘランでロリータを読む』で重要な為、読まない訳にいかないという事で手に取った。かつての恋人を忘れられず、その相手を再度手に入れるために財を成し、デイジーとの再会を果たすギャッツビー。彼の心は妄想が追加されヒートアップ。が、夫も子供もいるデイジーは火遊び程度の感覚だったろう。この温度差。デイジーの夫が絡んだ衝撃の事件に向けて、純真だが完全に壊れたギャッツビーの人としての[哀れ]が浮き彫りになる。
★114 - コメント(3) - 3月7日

なるほど、痛いなあ……。9章がほんとにきつかったです。
- コメント(0) - 2月18日

これが、かの有名な小説か。何度も映画化され、アメリカ文学史に必ず名が挙がる作品。見事な情景・心理描写。時間がいったりきたり、場面が突然カーンと変わったりもするが、物語として完璧に楽しめた。ギャッツビー恐るべし。過去は過去だと割りきれなければ、人間死ぬ。生きていても存在そのものが、死んでいるのと同然だ。「人生のひとつの段階が終わったことを知ることは重要なのだ」パウロコエーリョの言葉。過去にとらわれてたとしても富を築こうと努力した心意気はよし、でもそれが汚いやり方ならダメ。あと、力づくで人の心は奪えない。
★2 - コメント(0) - 2月7日

綿
ギャッツビーの内面は多くは描かれない、近くて遠い第三者の視点で語られるからこそ、読者も同じ世界を生きる彼らも、それぞれに知りうる情報の隙間を埋めるように想像をたくましくして、彼を魅力的な人物と捉えるのか。かっこいいとは思えない、尊大な羞恥心と臆病な自尊心を抱えた、人生計画バッチリなようであわれなほどに一途に想い続けたひとりの女のために身を滅ぼす男。きらびやかさの裏に潜む弱さ脆さに惹かれるというのはわかるけど、それにしたって思っていたよりあっけない幕切れという印象。作者をずぼら天才と言い放つ解説に納得。
★4 - コメント(1) - 1月15日

2回目。過去は取り戻せると信じ儚く散った男の物語。アメリカはマニフェスト・デスティニーや西漸運動と「夢」を実現してきたが、努力で夢を実現する時代の終焉を物語っているようだ。とはいうものの、死ぬまで自分の「夢」に固執したからこそ「グレート」なギャッツビーなのである。
- コメント(0) - 1月12日

痛々しいくらい純真なギャッツビーに、心打たれました。
- コメント(0) - 1月12日

野崎訳、村上訳、角川文庫の訳(名前忘れ、途中で挫折)に次いで、グレートギャッツビーを読むのは四冊目。他の訳に比べると、文章がシンプルになっていて抜群に読みやすい気がする。特にニックの心情描写がわかりやすく書いてあり、ニックの気持ちや考え方に関して、新しい気付きが多々あった。ただ個人的には、ギャッツビーのオールドスポートが聞きたくなるのと、冒頭と巻末の文章の訳の格好良さで、村上訳の方が好み。
- コメント(0) - 1月3日

村上春樹を作家へと導いた本を再読。今回も思ったが、ギャッツビーがデイジーを手に入れるやり方(考え方)は凄い。あらゆる手を尽くし相手が望むもの全て用意する完璧ぶりとかを見ると、その愛への執着というかなんというか。これは滑稽なほどに純粋というのか。本書は主人公を語り部のニックにし、他人の目を通す事によって主観的な感情としてではない物語になっているのがポイントだと思う。ギャッツビーの翻訳本は5人の訳者によって6社から出版されているよう。もっと読み込んでみようかなという気持ちになってきた。
★11 - コメント(0) - 2016年12月26日

愛する女性を取り戻すために、ギャッツビーが豪邸を建て夜毎パーティーをするのは素晴らしいが悲しい。 過去を取り戻すことを信じて疑わないギャッツビーだが、やはり普通にデイジーは年を重ね未来に進んでいた。
★1 - コメント(0) - 2016年12月16日

1974年頃、野崎孝訳で読もうと思っているうちに年月が経った。途中で退屈して、投げ出そうと思ったが、ここまで読んだのなら最後までと一読した。80年代を過ごした方にはわかるかもしれないが、世界恐慌前の金満飽食時代を描く。謎の男ギャッツビーに女たちが寄り添い、邸宅に集う男たちと車を走らせるなど。内容に関して言えば、自堕落で放埒なところがあまり好きになれなかった。訳者あとがきに「とってつけたような気取りは、ところどころでメッキがはげて、うっかり地金をさらすことがある」という一文がある。肝に銘じておきたい。
★7 - コメント(1) - 2016年12月15日

ただただギャッツビーというかっこよくも純粋な生き方を偉大に書いたお話
- コメント(0) - 2016年12月1日

とても読みやすかった。当時の空気感も伝わる。たまたま村上春樹を読みながら読んだのは偶然。堅実な方法で富を築いたのなら立派だが、金があれば良い、ではダメだし、妄想に生きてるのもダメ。百歩譲って純情だとしても、これが「グレート」なのかぁ。でもなんだか憎めない。
★2 - コメント(0) - 2016年10月21日

飛んでない南方郵便機って感じ。こっちが先だからサンテグジュペリのやつめパクったな!アメリカ人のほうがお金と幸福の物語にセンチなんやね。ヒロインはヴィクトリアモラルの暗喩でもありそう。
★1 - コメント(0) - 2016年10月19日

ギャッツビーの生きざまを、ひとりの愛する女にすべてを捧げた男の純愛物語として読むべきか、それともつまらない女への一途な愛で人生を棒にふったバカな男の物語なのか、読み手としてはどちらの感想を持つだろう。わたしは後者のバカな男の物語として読んだ。歳をとって人生を振り返ってみると、感謝するのはただ肌を合わせた女のみで、美人も不美人も関係はない。ギャッツビーにも真実の愛があれば、他にもっと有意義な人生はあっただろう。とはいえ、好きな女に一直線というギャッツビーの気持ちもよく分かる。男って純情でバカな部分があるよ。
★32 - コメント(2) - 2016年10月12日

小川訳。最初に野崎訳を読んだとき、早く読みすぎたせいかあまりに頭にはいってこなかったので、今回はすこしゆっくり読んだ。結末に至った過程を可能な限り見逃さないように。解説にあるとおり、三人の男に注目するとだいぶわかりやすくなるのかもしれない。ギャツビーはトムの奥さん(デイジー)を征服したい、トムはウィルソンの奥さん(マートル)と浮気をしながらもデイジーを手放す気はなく、ウィルソンは奥さんの浮気に気が付いていないふりをしつつもうすうす気が付いており鬱憤をためこんでいる。この構図が終盤に爆発するという話なのか。
★13 - コメント(0) - 2016年10月11日

o_o
ノルウェイの森の主人公と同じく何度も読み返している作品。ギャッツビーはデイジーという女性に対する一途な思いから富を築き、再会を果たすものの、思いは報われぬまま死を迎えるという悲劇的な話です。デイジーがさほど魅力的に感じられず、ギャッツビーはなぜそこまで彼女に執着してしまったのかという長年の疑問はさておき、一人の人を思い、振り向かせるために全力で生きたギャッツビーの生き様は「可哀想」ではなく「グレート」である…と敬意が込められたタイトルは物語の悲愴感を和らげるように思います。
★9 - コメント(0) - 2016年10月1日

感傷的で悲劇的だった。ギャツビーの生き方は、20c初頭においては時代に逆行的なものという点を明かすラストが、悲劇性と(ある意味では喜劇的ですらある)センチメンタルを際立たせる。思っていたよりも物語が淡々と進んでいくので、淡白かなって感じがした。社会のもむギャツビーに対する疑惑や不審なんかもわりとあっさり書かれてて、へえーって感じ。
★8 - コメント(0) - 2016年9月15日

一途に想い続けてここまで努力して、結局得られたんは金だけやったんや。寂しい結末。全然人物像もストーリーも読み取れず。私の脳みそではついていけませんでした。
★16 - コメント(0) - 2016年8月21日

yuk
第15回G1000いべんと
★2 - コメント(0) - 2016年8月19日

英原著ならびに村上春樹氏訳に続き【第15回ガーディアン必読チャレンジ】イベントにて読了。作品のレビューは英原著のそれに譲る。もし最初にこの邦訳だけを読んでいたら、十分満足してしまっていただろう。邦訳としては非常にこなれている。読みやすいのはいうまでもない。が、英原著を読んだ後では、かなりはしょった訳をしている箇所が目立ってしまい仕方がなかった。はしょっても、物語の展開には全く何の問題もない箇所ではあるが、そのような瑣末なディテールにこそ物語の登場人物像という物が最も色濃く反映されていると思うと見逃せない。
★135 - コメント(8) - 2016年8月15日

名作と呼ばれているけれど、私は好きになれなかった。絡み合う人間関係は面白かったし、悲劇的な結末も良かった。ただギャッツビーという男が生理的に受け付けない。一途だとか純愛だとか評されているが、私からすると「気持ち悪い」の一言に尽きる。会っていない間も想われ続けていたと知ったら、恐怖と吐き気しかない。最後、誰も葬儀に来ないとニックは嘆いていたが、女を取り戻すためだけに人を集めていた男の葬儀に行くわけがない。と思う私は間違っているのだろうか。村上春樹訳が人気らしいので、そちらを再読したい。
★30 - コメント(3) - 2016年7月29日

大学で借り本。『ノルウェーの森』から流れてきました。なかなか頭に入って来なかったり、あまり読みやすくはなかったです。あらすじも知らずに読み始めたため、まさかこんな展開になるとは、と驚きました。夢を追いかけ続け、最期に集まってくれる人もいなかったギャッツビーを始め、妻をいろんな意味でなくしてしまったウィルソン、板挟みになったデイジー、とそれぞれに悲壮だった。
★8 - コメント(0) - 2016年7月21日

この本は時間をおいて再読しないと理解しきれないのかもしれないと思う。途中までギャッツビーが何者か確信が持てなくて、一途な愛の物語だと気付くまでに時間がかかってしまったし、ギャッツビーがなぜグレートなのかはまだ納得しきれない。グレートである理想の自分を全うしきったということだろうか。決して読みやすい物語ではなかったのに、いつかまた再読してみようかと思わせるのは流石。
★8 - コメント(0) - 2016年6月24日

いくら手を伸ばしても届かない。それはとうの昔に置き去りにされたものだからだ。
★1 - コメント(0) - 2016年5月29日

この小説はあまり読みやすくない。しかし戦前期のアメリカ社会がどのような社会であったかということは感じられた。
★9 - コメント(3) - 2016年5月29日

課題図書。疑問としては何故グレート(華麗なる)なのか。ギャッツビーは金持ちで毎週末にはパーティーを開催し、過去の時間を取り戻そうとする。この金持ちという点においては確かにグレートかもしれない。けれど現実には過去を取り戻すことは出来ないのはわかりきってるし、人の心が金が動かないことも、彼ならあらゆる経験の過程から想像できたんじゃないかと思った。更に最後は想い人の罪を被って被害者遺族に殺される。その後の葬式の参列者はわずか3人と生前から考えられないような淋しさの中で行われた。それでも、グレート・ギャッツビーと
★1 - コメント(0) - 2016年5月26日

ギャッツビー、あまりにもあっけなく、あまりにも不憫。言動や行動の端々から感じる彼の人間くささがとても魅力的だった。あとニックとても良い人。
★2 - コメント(0) - 2016年4月21日

成金のギャッツビーがかつての恋人(デイジー)を取り戻そうとする話。ギャッツビーがデイジーの夫(富裕層)に「私に金がなくて、待ちきれなくなったから、あなたの妻になった。心の中にいたのは私だけだ」と言い放つ場面が面白かったです。ギャッツビーの「一途な愛」はストーカー紛いの思い込みもあって、気味が悪いですが・・・。何度も映画化されているとのこと、小説中の「灰の谷」がうまくイメージできなかったので、一度映像で確認したいです。
★8 - コメント(2) - 2016年3月30日

古典的名作ということで、ガーディアンの1000冊にも載ってたと思います。冒頭の「人のことをあれこれいいたくなったら~」と、いうところがなるほどと思え、共感できた。ストーリーも何をやってもうまくいく男の話かと思えば、ちゃんとどんでん返しのオチがある。元気になる、自己啓発的な要素もあり、感慨深いところもある面白い小説でした。
★8 - コメント(0) - 2016年3月26日

2009-1102.ギャッツビーはいい男だよ。
★2 - コメント(0) - 2016年3月26日

サラリとした読み心地でなんておしゃれなんだろう。それでいてストーリー自体も面白く、文章にも惹きつけられた。特に冒頭と最後の方の文章が好き。ギャツビーは残念な結果ではあったが、夢を持っていると向上心は絶えないものなのだなあと思う。ギャツビーの自己鍛錬のスケジュール、心がけが本の余白に書かれていた、という一節も好きな部分。ニックいいやつ。 映画→小説と来てそれでもまだ気になるほど好きになったから今度は原文で読んでみたい。
- コメント(0) - 2016年3月23日

何読目かの今回、ギャツビーはアメリカそのものなのかなと思った。 金は得ても、歴史や積み重ねた文化がないことを恥じ、自分の中で美化したヨーロッパに憧れ続ける。 勝手な読み方だけれど、そう思うと一層ギャツビーの滑稽だけれど愛すべき憐れさが胸に沁みた。 ところでギャツビーの訳といえばのオールドスポート問題、春樹訳のカタカナは怠慢じゃないだろうかと私はなじったのだけど、この新訳が取った手法は何と「訳さない」。 お…おう…。 思い切ったね…。 そこは私は訳して欲しかった。 それ以外の大胆な訳は割と好きなんだけど。
★7 - コメント(0) - 2016年3月1日

読む前の期待が大きすぎた。1920年代のアメリカのバブル男の話は結末が簡単に予測出来て面白みに欠けた。村上春樹氏が絶賛する作品なので、( 氏の著書は好みではないが)氏の訳本又は他の訳者のでも読んでみたい。G1000
★7 - コメント(0) - 2016年2月29日

誰しもさまざまな業を抱えて歩む人生。愛や希望、富や名声。流麗な文章に乗せて紐解かれていくギャツビーの生涯は、すべてを手にしながらも空しく空転する。しかし、原文で読めないもどかしさたるや。さぞや訳者の力量が試されるのでしょう。もちろん本作の訳にけちをつけているわけではなく。
★5 - コメント(0) - 2016年2月21日

完璧な人生はないが、完璧な小説は、これだ。いろんな人が訳しても、それぞれ素敵だ。女性に言わせると、単なるストーカーじゃないの、女々しい、とか。男のロマンなのだよ。しばし、涙ぐむ。
★4 - コメント(0) - 2016年2月15日

貧乏な青年が必死になって巨万の富を築いたけれど、貧乏な頃に手にいれていたはずの愛を失ってしまう。一代で富を築くことはできても、愛や人望や経歴まで簡単に手にはいるわけではないという現実の壁にうちひしがれながら悲惨な最後を遂げる姿が痛々しい。人が集まるだろうとそわそわしている父親の姿は見ていられなかった。恋敵を前にして逃亡したり、天岩戸よろしくどんちゃん騒ぎを起こしたのに恋人がおきに召さなかったのでぱったりやめたりとギャッツビー自身はどこか小物じみていて面白かった。あまりグレート感はない。
★4 - コメント(0) - 2016年2月11日

グレート・ギャッツビーの 評価:86 感想・レビュー:224
ログイン新規登録(無料)