悪霊〈1〉 (光文社古典新訳文庫)

悪霊〈1〉 (光文社古典新訳文庫)
あらすじ・内容
農奴解放令に揺れるロシアは、
秘密結社を作って国家転覆を謀る青年たちを生みだす。

無神論という悪霊に憑かれた人々の破滅と救いを描く問題作!

あらすじ・内容をもっと見る

悪霊〈1〉の感想・レビュー(345)

第1部読了。挫折する人もいると聞いていたので、自分も挫折するのではないか?と不安に思っていたのだが、引き込まれてしまった。会社に行かなければと分かっているのに、もっと読んでいたい。続きが気になるといった心境だった。この第1部は、物語の核心とはあまり関係のない話らしいが、伏線が所々張ってある模様。覚えているか疑問だが。読書ガイドも面白かった。ネチャーエフ事件について書いていてくれたり、当時のスイスについての説明があったりと親切だった。歴史が分かれば、もっと楽しいのかも。
★4 - コメント(0) - 3月5日

オネーギン、現代の英雄に続けて余計者小説3冊目。カラマーゾフ以来のドストエフスキー。悪霊第一部は、メインストーリーとは関係の薄い話が多く挫折者が多いと聞いていたが、新訳であることもあってか、サクサク読めた。とてもわかりやすい。巻末読書ガイド曰く、伏線が多いらしいので整理して読んでいきたい。2巻にも期待。
★2 - コメント(0) - 3月1日

死者に満ちた世界では生者に悪霊が憑く。が、悪霊は小説世界を超えて読者を狙っているようだ。冒頭「ルカによる福音書」の一節はその鍵だ。「悪霊どもはその人から出て豚の中に入った。すると豚の群れは崖を下って湖になだれ込み溺れ死んだ」この小説の読後夏目漱石は大逆事件の年に崖っぷちで豚に襲われる夢を見る(『夢十夜』)。ネチャーエフ事件を題材とした小説の悪霊の意味を、日本の作家は国家の暴虐に処刑された者たちに見出した。 意志を持つ者は皆悪霊に憑りつかれる。悪霊に憑かれない者はスタヴローギンだけだ。たぶん彼は悪魔だから。
★3 - コメント(0) - 2月11日

ドストエフスキーの長篇の中でもっとも謎めいた「悪霊」。何が謎めいているかと言って、いきなり本筋とは全然関係のないステパンのどうってことのない半生が長々とつづられるところ。このお人好しで自意識過剰で臆病な初老の(と言っても私より年下だけど)自称文化人と75ページの長きにわたって付き合えるかどうかが読破の鍵です。
- コメント(0) - 1月28日

yka
主人公は誰なんだ!?どうやらニコライらしい。おかしな人がいろいろと登場してきて、ドストエフスキーらしい。面白くなりそう。
★1 - コメント(0) - 2016年12月24日

ドストエフスキー後期の代表作。序盤が長く、苦心しましたが、途中から面白くなり引き込まれていきました。大きなストーリー展開はありませんが、奇妙な「友情」が生み出した奇怪な事件と暗い波乱の予感を感じさせます。この先、どのような騒動が起きるのか期待しますね。無神論という悪霊に取り憑かれた人々の行く末をじっくり味わいたいと思います。ドストエフスキーの思想が強く反映されていくのでしょう。
★92 - コメント(0) - 2016年11月23日

この一冊だけでは、一体何を書こうとしているのかドストの心中が全く理解出来ません。主要人物の紹介、人間関係の説明でほぼ一冊です。それでも面白く読めてしまうのは、やはりドストの凄いところ。ダメなおっさん、強気なロシア美人、皮肉っぽい若者、他者を見下すインテリ…この人達が二冊目以降、どんな風に物語を彩るのか楽しみです。
★45 - コメント(0) - 2016年11月22日

導入が長くとにかく苦しい読書だったが、読まねばという魔の引力に取り憑かれ第四章あたりから徐々に物語に引き込まれていった。キリーロフの自殺と神にまつわる持論、足の悪いマリアの錯乱、スタヴローギンとピョートルの登場など不穏なムードに満ち満ちていて、ロシアの国民ってこんな感じなのかなあと思いを馳せた。『「罪と罰」を読まない』で触れられていたが会話の中で人物が1分間や下手すると3分間も沈黙するこの時間の感覚どうなってるんだ。さっそく2巻に移りたいが700ページあるとは…。
★7 - コメント(0) - 2016年9月10日

読みやすいとは言えず、時間がかかりました。 2巻以降の期待が高まりました。
★1 - コメント(0) - 2016年9月5日

第1巻では、ストーリーはさほど進展はなく終了。ドスト的構成は少々。ヴェルホベンスキーとワルワーラ夫人の恋人とも友人と言えない微妙な関係。美貌と知力を持つワルワーラ夫人の息子スタヴローギンの突発的な狂人的行動。その他、スタヴローギンに対するワルワーラ夫人の級友の娘リーザの想い、スタヴローギンとマリヤとの間の秘密の示唆など。次巻以降、第1巻の記載の何が伏線で、どんな展開が待っているのか楽しみだ。
- コメント(0) - 2016年8月20日

新潮文庫で読むこの物語は、スタヴローギンとワルワーラ夫人の親子関係、少女嗜好性、ペトルーシャとキリーロフとシャートフのライバル関係、唯一人生き延びたペトルーシャへの狡猾さなど、その時々で焦点を当てられる多彩な物語だった。そしてこの亀山新訳。大筋に関係なく冒頭90頁にわたるヴェルホヴェンスキー氏の描写に電車の中で吹くところだった。似非インテリや社会主義者に対するえげつない程の侮蔑。物語の1人称に突然Gという名前が与えられて語り方に迷いもあっただろうが、ロシアへの嫌悪だけは徹底している。さてペトルーシャ登場。
★51 - コメント(0) - 2016年8月12日

スタヴローギンの悪行はいつ始まるのー?あれ?ヴェルホヴェンスキーがこんなにずっと??と、思いながら読み続けた。ドスト作品を数冊読んでなかったら挫折していたかもしれない。だから巻末に「読書ガイド」がついているんだ。最後に読んで随分頭が整理された。そして今、2巻を早く読みたくて仕方がない。が、手元に無い(-.-)
★3 - コメント(0) - 2016年7月24日

後半、面白くなってきた
- コメント(0) - 2016年7月13日

ロシアの地方都市に暮らす地主ワルワーラ夫人の元に集まった人々、特に息子のニコライは冷徹で暴力性が高い不気味な人物です。まだ事件は起こらず、これからどんな物語になるか不明な1巻です。罪と罰の始まりより読みやすく次第に物語に引き込まれていきます。2巻へすすみます。
★7 - コメント(0) - 2016年7月2日

『カラマーゾフの兄弟』を読み終わって、「ドストエフスキーもっと読みたいな、「罪と罰」も気になるけど、次はこれ読んでみよう」と手を出してみた。 第1部は舞台と登場人物の紹介がメイン(余談、外国文学は人物や背景について長々と描写するイメージがある)。様々な人物が姿を現し、主立った人達がすべて出揃った時、きな臭い雰囲気を早くもそこかしこに漂わせながら物語が動き出していく。
★1 - コメント(0) - 2016年6月19日

さすがのドストエフスキー。難解だった。とりあえず最後まで読んだが、それでも小説の意図を掴ませてもらえなかった。しかも、主人公が誰なのか混乱してしまう。第一部は問題提起の章なのだと、解説を読んで納得。今は謎は謎のまま、もやもやした状態でいいんですね(笑)しかし、よく分からない話だなぁと思いながらも最後まで読ませる、ドストエフスキーの文才に圧倒。続きに期待しよう。
★15 - コメント(0) - 2016年6月17日

ドフトエフスキーの代表作と言われる割には『白痴』ほどの人間関係のぶつかり合いがなくインパクトの少ないやや拍子抜けの第1巻だったのだが、解説によればこの退屈とも思われる部分が後の物語の展開の伏線になっているとのことで第2巻以降が楽しみ。まだこれからなのだが、この小説は国家転覆をはかろうとする青年たちの姿を描いた作品だという。実際のロシア革命はまだ先なのであるが、国内の政情不安はこの頃からすでにあったということなのだろう。主人公スタヴローギンのキャラは冷徹な美青年で、その行動というより存在自体が不気味である。
★29 - コメント(0) - 2016年4月28日

長いエピローグである。しかし登場人物がみな感情表現が激しく、前のめりに行動しているようでなかなか感情移入しにくい。巻末の読書ガイドは参考になりそう。
- コメント(0) - 2016年3月25日

昔新潮文庫で読みましたが感心するくらいおぼえてない。。初読はストーリーにひっぱられるように読んだが群像劇を味わいながらじっくり読めるのはこなれた日本語訳のおかげだとおもいます
★3 - コメント(0) - 2016年2月13日

初めて読んだドストエフスキー作品として「悪霊」は生涯忘れられぬ作品になったと、読み終えて数週間経った今、痛切に感じる。自身の思想の支柱が一本増え、脳みそが一回り膨らみ、血と肉の密度が増し、自分の存在感が濃くなった感触をありありと感じる。
★10 - コメント(0) - 2016年2月12日

エネルギーがある。暗い、悪いエネルギー。何かを企みながら、生きている。面白ければ、それでいいのか。言葉に表れない心を読みたい。
★5 - コメント(0) - 2016年2月11日

正直言って退屈な語りが大半なのだが、キリーロフの神に対する考え方と 5章に入ってからの展開が見どころ。名前が覚えられないので、登場人物一覧をつけておいてほしい。
★8 - コメント(0) - 2016年1月17日

悪霊というタイトルが示すように、全体を通して非常にグロテスクで、おびただしい数の死を表現した物語なのですが、第一部である本書ではまだそんなことは微塵も感じさせない内容です。様々な背景を持った多くの人物が登場し、後半になるとそれぞれの関係性が明らかになってくるのですが、最後の最後にその関係の中に、静かに恐ろしい影が近寄っているのが感じられました。早く第2部が読みたい。それにしてもロシア文学に出てくる人物は名前が覚えにくくて大変。同じ人物で複数の呼び名があったり。ま、でも古典ってやっぱりオモシロイ。
★9 - コメント(0) - 2016年1月14日

久しぶりにドストエフスキー。第一部はまだまだ事のはじまりで、色々な人物と複雑な伏線が張られていく。一種停滞しているようにも見えるんだけど、決して退屈はしない。小さなエピソードがジャブのように、語り手と読者との距離をはかるように放たれる。さて、第2部を読むために本を買いにコタツを出なければならない。
★3 - コメント(0) - 2016年1月2日

「いつかは、」と思っていた作品にトライです。といっても第一部はひたすら登場人物の紹介が続きます。それにしても、メールおタク、大酒のみ、変人趣味等々、どれも変わり者で何かを起こす危険をはらんでいる連中だらけですなぁ。印象に残ったのは、キリーロフの独特な人神論の下りです。「恐怖を殺すためだけに自殺する人間がただちに神になる」、私自身もそのレトリックにはまりながらも、出された結論に背筋が寒くなりました。
★46 - コメント(0) - 2015年12月23日

まだ、何も始まっていないものの、不吉な予感にぞくぞくとさせられる。人間関係が混乱したのと、名前が混乱して、読むのにずいぶん時間がかかってしまったけれど 「よ~し、これから始まるぞ!」と。
★25 - コメント(0) - 2015年11月9日

高校生の時読んだのは米川正夫訳だったんだよな。舌触りが違うな。しかし読みやすくなった気もする。亀山郁夫の解説は最終巻だけにしておいた方がいいんじゃないかなー。ロシア人の名前のルールとか解説してくれるのはとても助かるけどね。スタヴローギンの狂気はまだ予感だけにとどめつつ次の巻へ。
★13 - コメント(0) - 2015年10月24日

冗長ともいえる長台詞のなにもかもが暗喩的だし象徴めいている。ロシアという土地、この時代、思想の圧倒的な勢いに呑まれそうになる。
★4 - コメント(0) - 2015年10月20日

1/50。時代の転換点。1巻では状況説明や人物の登場などが主なので、物語の核心部はまだまだこれからという感じです。
- コメント(0) - 2015年10月19日

まだすべてが内輪の話、個人的な話で、なにも大事件は起こらないが、何かが通底で起こっているという兆しだけが描写される。まだモチベーションを高めて読み進める必要がある。
- コメント(0) - 2015年9月1日

お決まりの長台詞。叫ぶ、喚く、泣く、何でもアリだ。青い顔になったら、黄色い顔になって、いきり立ったらすぐさま悄然となる。この人に書かせたら、どんなものでもごった煮になってしまいそうだ。
★7 - コメント(0) - 2015年8月4日

帯に「ドストエフスキー最大の問題作」とあるが、まさにその通り。奇妙な登場人物が多いドストエフスキーの作品の中でも、とりわけ異常な登場人物が現れる問題小説。
★1 - コメント(0) - 2015年7月25日

評価:★★★☆ 再読。今一巻を振り返ってみると、嵐の予兆のような不気味さがひしひしと伝わってくることがわかる。ロシア人の国民性やら、社会や価値観の動揺、思想の深刻な対立などを描くことで、破滅を司る大輪の花の苗床は既に準備していたのだと思う。
★4 - コメント(0) - 2015年4月22日

過去に一度読んでみて途中で放り出したやつだったけども、今回は最後まで楽しんで読みきれる気がする。前の訳が合ってなかったのか、自分の読書力が向上したのか、それとも単に時間が有り余ってるだけなのか…それにしてもなんで一巻の終りに「読書ガイド」なるネタバレっぽい文章が引っ付いてるんだろ?
★3 - コメント(0) - 2015年4月15日

もう何年ぶりに読むか分からないドストエフスキー。ただ、この作品は評判の禍々しさは聞いていたので、いつか腰を据えてじっくり読んでみたいと思っていた。農奴解放令による時代の変わり目、とある町で起こった陰惨な事件を描いた物語。といってもまずは小手調べという具合に登場人物と人間関係の紹介に費やされている印象の1巻。現状、どんなことが起こるのかは分からないけど、読書ガイドを読む限り、13人もの人が死ぬとか。とりあえず先に進もう。
★15 - コメント(2) - 2015年4月6日

残酷な小説で、当時のロシア社会を覆っていた思想的対立などが背景にあることなどを聞いていたのでなんとなく読むのを敬遠していたが、それでも面白く読めそうな気がしてきている。例によって登場人物が多くて、人間関係をつかむには意識的に人物相関図を自分の頭の中で組上げないと面白くなる前にお話がわからなくなる。序盤はまだまだ不穏な感じでもないが、どことなく何かが起きる前触れみたいでうっすら気味が悪い。第一部ではほんの頭出ししかしていないニコライ・スタズローギンが不気味な魅力を纏っていて、先が気になってしまう。
★5 - コメント(0) - 2015年3月20日

第一部の部分からは誰が主人公なのかわかりにくい。というよりもこの作品のタイトルにあるような怖さ恐ろしさは微塵も伝わってこなかった。強いて言えば最後のシーンでのニコライ・スタヴローギンの人物描写ぐらいだろう。結婚話、子供達の帰郷、など今後これらがどうつながるのか気になる。
★1 - コメント(0) - 2015年1月28日

「絵に描いたような美男子」だが「どこか人に嫌悪感を抱かせる」主人公ニコライ・スタヴローギン。ロシア中西部の町で続発した「奇妙きわまりない事件」についての 関係者の一人であるG氏によるクロニクル
★3 - コメント(0) - 2015年1月22日

悪霊〈1〉の 評価:84 感想・レビュー:121
ログイン新規登録(無料)