失われた時を求めて〈1〉第一篇「スワン家のほうへ1」 (光文社古典新訳文庫)

失われた時を求めて〈1〉第一篇「スワン家のほうへ1」 (光文社古典新訳文庫)
あらすじ・内容
深い思索と感覚的表現のみごとさで20世紀文学の最高峰と評される本作。
その個人全訳がついに刊行開始。

絢爛たる新訳でみずみずしい世界が甦る!

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失われた時を求めて〈1〉第一篇「スワン家のほうへ1」はこんな本です

失われた時を求めて〈1〉第一篇「スワン家のほうへ1」はこんな本です

失われた時を求めて〈1〉第一篇「スワン家のほうへ1」の感想・レビュー(191)

今四巻目を読んでいるのだが、人間関係を忘れてしまっているために再読。感想はこちらに書いた。 http://ameblo.jp/morohi/entry-12245864664.html
- コメント(0) - 2月8日

#はじめての海外文学 vol.2フェアの1冊。超大作ということで恐る恐る読み始めたのですが、これ、かなり好みでした。懐かしい風景、思い出に連なる人々、枕元で本を読み聞かせてくれた母の声……お茶に浸したマドレーヌの登場を待つまでもなく、頁をめくると溢れ出てくる想い出の流れに身をゆだねる幸せ。実をいうとこの先のことも考えていくつかの翻訳を読み比べても見たのですが、光文社古典新訳で読み進めることに決めました。
★26 - コメント(2) - 1月5日

こうも一行一行ゆっくり読め、と念を押されると2日間で読んでしまった私は何か間違えていただろうかと思ってしまうけど、週末2日間たっぷり使ったからまぁそんなもんだろう。光文社新訳は本当に毎回読みやすくて最近すっかりお世話になってます。仏文学の真骨頂とも呼べる緻密な風景描写と微細な心理描写が美しい。やっぱり言葉って思考を規定するんでしょうか?それとも思考が言葉を規定する?この字数でどうにも感想おさまりません。お母さんのキスとマドレーヌとアスパラと花、乙女たち、そして芸術・文学描写が印象的な本でした。
★34 - コメント(4) - 2016年10月2日

訳者あとがきにあるように、細部の正確さへのこだわりを反映した新訳。…とのことだが、あとがきの比較とこの巻を読むかぎり、井上訳、鈴木訳で十分だし、訳者なりの「正確さ」にこだわるあまり、言葉の美しさやなめらかさが損なわれかねない…とも感じる。注は丁寧で、それは新しい。
★8 - コメント(0) - 2016年9月1日

寝返り描写onlyで何頁も費やす描写の鬼・プルースト。第一巻では『主人公がベッドの中で眠れずうだうだ考え事をし、やがて朝を迎えるまで』が描かれております; 気の遠くなるほどまどろっこしい回想話です。有名なマドレーヌを紅茶へ浸して食べるシーンは、第一章終盤で登場します。➡「お菓子のかけらのまじったひと口の紅茶が口蓋に触れた瞬間、私のなかで尋常でないことが起こっていることに気がつき、私は思わず身震いした。ほかのものから隔絶した、えもいわれぬ快感が、原因のわからぬままに私のうちに行きわたったのである。」(続く)
★51 - コメント(18) - 2016年8月25日

たとえばミサの帰りに見る鐘塔のように、目で見てしまえばほんの短い時間で終わる情景をそれを見たときに引き起こされ連なっていく想念とともに丁寧に描写したら、文章はこんなにもふくらんでいくのだろう。母を求める気持ちや異性に対する衝動は、男の子ってこんなこと考えてるのかしらと、ほほえましいようなくだらないような。「長い!」とずっと避けてきた本を手に取ったのは、最近読んでいるサガンの影響。気長に読んでいきたいと思います。
★8 - コメント(1) - 2016年7月5日

長いけど思っていたよりは読みやすい。情景をイメージしながらゆっくり読みつづけたいところ。
★12 - コメント(0) - 2016年5月1日

特に盛り上がりもなく、平坦に始まり、平坦に終わる。昔の小説には多い内容。★★★☆☆
★5 - コメント(0) - 2016年4月29日

冒頭からその世界に入り込めなくて一度リタイヤ。2巻目から読み、1巻目に戻って来ました。すると、不思議と読めて、こんなところにオデットが!とか、また、「私」もスワンのようにジルベルトに振り回されてしまうのかしら、と最後まで読み切ることが出来ました。
★3 - コメント(0) - 2016年4月1日

この作品の良さ(少なくともこの巻において)はフランス語であることが多くを占めているのではないだろうか?訳者の言うように粗筋などどうでも良いとしても、美しい・あるいは独創的な比喩など原文で読むべきなのか?1巻が最大の難関らしいので、次巻への期待は大です。20世紀を代表する文学を感じたい。
★10 - コメント(0) - 2016年1月31日

あ、終了したのは少し前です。色々な予備知識のない、まっさらな方で、この先の人生がある程度あるのであればこちらの訳をおすすめします。リーダビリティのみで古典を読む経験を味わえます。そして、スティーヴン・キングの分厚さにわくわくする方ならよだれが垂れる程のページ数です。
★3 - コメント(2) - 2016年1月27日

再読
- コメント(0) - 2016年1月21日

《kindle本》ついに禁断のプルースト沼に足を踏み入れてしまった。複数の訳者によって翻訳されており、どれにするか迷ったが、光文社古典文庫の最近の素晴らしさに惹かれて、本作でも同文庫高遠弘美訳を選択した。物語はまだ始まったばかり、すべてはまどろみの中で時を行き来するのみ。この向こうにはどのような景色が広がっているのだろうか。訳者口上のとおりに先入観を持たずに、一文一文にひたすら取り組み、味わい尽くしたい。【ガーディアン1000】
★42 - コメント(0) - 2016年1月10日

素晴らしかった。ダッシュや括弧を多用した訳文は文章の係りが見えやすいためか思いのほか読みやすい(もちろん絶対値としては読みやすくはない)。息が長く揺蕩うような文章は読み込むほどに芳醇さを増し、描写の豊かな美しさに引き込まれることもしばしば。澱みなく物語が流れていくというよりも、過去の思い出を浮かび上がってくるままに語り起こしていくような感じだけど、恐らくは後の話の伏線になりそうなくだりも数々あって後への期待が高まる。あらすじなど予備知識なしに一行一行を丁寧に読むべし、という訳者のアドバイスにも納得。
★13 - コメント(0) - 2016年1月9日

行っては還る睡蓮のような地獄で過ごす罪人達、もしヴェルギリウスが急がなければ、是非彼らの日々の感想を是非聞いて見たかっただろうな。プルーストが私を私しに還す。
★6 - コメント(0) - 2016年1月7日

新鮮な読書体験。あえて予備情報を排除して、訳者の序にあるように、発刊当時の読者のような気持ちで、ただプルーストを楽しむ。ということに心がけ、楽しめそうだ。
★1 - コメント(0) - 2015年12月13日

最初の数十ページはまどろっこしくて退屈だなと思っていた。しかし作者の豊かな感情描写と譬喩は読むにつれて心に浸透していき、続きをよみたいという気持ちにさせられた。あと不意打ちの妄想恋愛と濃厚な百合は破壊力が高かった。
★1 - コメント(0) - 2015年10月20日

C
イベントに参加し、約二ヶ月半かかって読んだ。古典や外国文学を読んでいく中で、身についてしまった「わからないものは立ち止まって深追いせず、とりあえず進む」で読んでしまったのだけれど、それで掴めたのは その過去と愛(懐かしさ)を巡るときの自分の頭と全くいっしょだというカタルシスというのか、そうこの感じっていう 思い出すことの愛おしさ。 誰ひとりとして自分と同じ風景を見ていない。自分の中の甘い「過去」が書き出される。ストーリーよりその語りを重視して読んでしまったかも。
★10 - コメント(0) - 2015年9月30日

【ガーディアン1000】最後の数ページは私の過去の時間を呼び起こし、目の前の文章にのめりこみました。語り手の回想で、子供時代の日常のちょっとしたエピソードを思いつくまま語っていく感じですがとても読み心地がいいです。草花の匂いや川のせらぎや水の音、お茶やお菓子の香り...すべての自然描写がいきいきと鮮やかで、豊かな気持ちにさせてくれます。先のストーリーが気になってページを急ぐなんてこともなく、ゆっくりと文章を味わいながら読んでいくのが楽しいですね。まだまだ先は長いです。のんびりと最後まで読んでいきたいです。
★46 - コメント(0) - 2015年9月7日

S
「失われた時を求めて」第一部。あらすじらしきものを書きだすのが難しい。語り手の人物が夜眠れない中、あてどなく記憶を手繰り、過去の出来事をつらつらと述べた長いお話。書かれている文章は小説というよりも詩のようで、語り手の紡ぐ言葉はまるでアラベスクのように巧みに、繊細に織り成されていく。理解するというよりも感覚的に共感し、受け入れられるかが本書を読み続けるコツかもしれない。喩えで用いられる芸術作品や絵画の写真が掲載されているので、その辺りは編集と訳者の心配りが利いている。個人的にはもう一度読み直したい。
★27 - コメント(0) - 2015年8月30日

最後のページを読み終えて…ェェ?(;´д`)この一冊分が寝てる間の回想だったんかい!とにかく長い。延々とモノローグ的な「私」の少年時代に関する独白が続く。まだ日常生活に必要な義務がなく、自分と世界の垣根があまりなかった自分自身の子供時代が思い出される。自然の描写が秀逸だ。所々に引用される文学や絵画や詩や伝説は多分フランスのブルジョアに親しまれているものだが、私にはほとんど分からない。親切な註釈に随分助けられた。とはいえ、この後に続く物語の布石がこの一巻目に散りばめられているだろうことは明らかだ。次巻へ。
★28 - コメント(5) - 2015年7月26日

眠れない夜のとりとめない妄想って、まさにこういう感じだよなーと思いながら読了。「そういえば」とか「ところで」とか「ここで」みたいな接続詞を使って、連想ゲームみたいに、時系列関係なく事物が連なっていく感覚は私にも覚えがある。延々と続くご近所の井戸端会議のようでもあるな。ただ、プルーストほど感受性豊かで繊細、というわけではないけれど。語り手は幼年期から思春期を過ごした町を回想するが、この巻は、家から二手に分かれた道の一方にある、裕福なユダヤ人一家が主に登場し、世俗の象徴として描かれている。
★11 - コメント(1) - 2015年7月13日

再読2回目。
★2 - コメント(0) - 2015年7月5日

主人公の断想が、様々な比喩と甘美な記憶と共に溢れ出していく。「メゼグリーズの方」、「ゲルマントの方」も共に美しく全ての過去がないまぜになって主人公の精神を構築していく。まだ1巻
★1 - コメント(0) - 2015年6月11日

「色彩感あふれる自然描写、深みと立体感に満ちた人物造形、連鎖する譬喩」「20世紀最高の文学」と世界中から賞賛された本を手に取ることが出来た。はらはらどきどきするようなドラマティックな出来事は今のところ何一つ起こっていない。さりながら、譬喩を使って人物を表現するとき、まるでジグソーパズルのピースがピタッと収まるような爽快感を覚える。そして、解説にもある通り、主人公がコンブレーで過ごした幼い日々の思い出を読むと、自分もまた、やわらかな日差しに包まれた繭玉に抱かれたような、遠い至福の頃の感触を追体験できるのだ。
★13 - コメント(1) - 2015年2月3日

読み始めた頃、面白いストーリー展開があるわけでもなく、なかなか進まず焦っていた。失われた時を求めることになるのは読者なのか、と。諦めてゆったり読んでみると、巧妙な比喩に妙に納得させられたり、ささいな事柄の描写が発展して止まらなくなるところなど、少しこの小説の面白みを感じた。個人的には叔母のいびきのギアチェンジがツボだった。続きは…時間のあるときに読もう。大学一年の夏休みにでも読めばよかったのかなあ。
★4 - コメント(0) - 2015年1月29日

『スワン家のほうへ』のまとめての感想を記す。集英社抄訳版読んだことがあるが、そのせいか難しい言葉も少なく、読みにくいとは感じなかった。訳者の言葉通りで、話の筋をたどるのが目的だとつまらなく感じるだろう。1日200ページのペースで読んだ。美術、音楽についての造詣が深く、小説とは思えなかったりする。伏線はもうどうでもいい。訳者が敢えて旧字体にこだわった漢字の選別基準が良くわからない。注といい、訳者のこだわりは相当なものである。なにはともあれ、4巻の刊行が待たれる。
★13 - コメント(0) - 2014年12月16日

サリンジャーライ麦畑でつかまえてと並べられていたのを何かで見て手に取った。2年前ほど途中で挫折。今回新訳ということで挑戦。ドイツとフランス隣の国、でもフランス文学は全く初めてといっていい。第一章は正直言って雰囲気だけ分かった。フランス語から響く音と貴族的な優雅さと田園の風。戦争でドイツとフランスが関わりあるので、出来れば続きも読むつもり。
★4 - コメント(0) - 2014年11月17日

巻末の読書ガイドに「今回の第一巻は、今まで無数の読者が挫折してきた巻である」とあるが、まぁ そうでしょうねぇ。。「立体感に満ちた人物造形、豊富な語彙、的確な比喩…」確かにそうなのだけれども、極度のマザコン・男尊女卑・粘着質・尋常ならざる妄想癖の主人公と、それを取り巻くブルジョアたちに蔓延するスノビズムに、どこまで付き合えるかが勝負どころだという気がする。果たして私は最終章までたどり着けるのだろうか?一抹の不安を覚えつつ、第二編へ。
★20 - コメント(0) - 2014年11月10日

昔は挫折したけど、読後感がいい。 続き読もう
- コメント(0) - 2014年10月25日

私を目覚めさせるものはなんだろう、悲しみだろうか優しさだろうか、私は悔しくてたまらない、あらゆる間接的な影響が、プルーストを読んだことがないなんて、負い目や引け目を感じずにはいられない、どんな感傷の中にも戻るのはもうたくさん、いま私は入口に立っている、いや入口だと思っていたここは出口なのだろうか、それともいまだ迷路の中で途方もない所にいるのだろうか、どこにいるかわからない、引き返して記憶は目覚めるのか突き進んで思考は眠るのか、ただぼんやりと本を眺め、刻みつづける揺りかごの中で過去と永遠が始まろうとしている
★4 - コメント(0) - 2014年10月24日

岩波文庫版より先に刊行開始したはずだが、現在なぜか3巻でストップしている。こちらも訳注・図版が非常に充実、場合によってはむしろ詳しい解説を載せてある。ただ個人的には岩波の吉川訳のほうがわかりやすかった。わかりやすいといっても単語レベルの話ではなく、「可能なかぎり元の語順を尊重」した吉川訳のほうが、文章の論理のつながりに注意を払っているように思えたのである(例えば「私」がルグランダンのスノビズムを看破するくだり)。いずれにせよ、最新の訳文を読み比べることで、作品についての理解を深められるのは大変ありがたい。
★6 - コメント(0) - 2014年8月8日

私には縁のない本だと思っていたけれど、いつかは読んでみるのもいいかもしれない、という気持ちがふと芽生えたら、そこから何かが私に急接近してきて、この本を購入した。さらに「訳者前口上」にも勇気づけられて、毎日寝る前に1段落と決めて、間にずいぶんサボったりもしたけれど、不思議と、3行を読むのさえ苦痛なこともあれば、とまらなくなって何時間も読んで夜更かししたりという、今まであまり味わったことのない読書の醍醐味を味わった。私は、マドレーヌのシーンよりも、さまざまな匂い、光、人々の会話のところが印象深い。
★33 - コメント(7) - 2014年8月6日

Z
たいして出来事のない作品を読みたく取った。過去の回想なのだが、この手の著述につきまとう感傷がなく、それは好き。イメージとイメージが重なりあうが、自己が作家になることの著述が蒔かれており、この二つがどのように絡みあっているのかきになった。のんびりと次の巻へ進みたい。
★5 - コメント(0) - 2014年7月19日

あらすじを追うのではなく、1つ1つの表現をじっくり味わい、情景や語り手の過去に浸りきるのが楽しい本だと思いました。風景描写の色彩、登場する人々への皮肉、語り手の衝動や不安など、様々な糸が入り混じった糸巻きのようなイメージでこの本を捉えています。
★3 - コメント(0) - 2014年5月21日

とても素敵。わたしは生きているうちに全巻に出会えるのか、そして読むことができるのでしょうか。
★8 - コメント(0) - 2014年4月17日

素晴らしい。話の筋がどうとか、そんな次元を超越している。余計な事は考えずとも、自然描写や芸術談義などの地の文に目を通しているだけで、ただただ心地よい。ーーしかし、このシリーズが完訳されるのは一体何年後の話になるのだろうか。
★5 - コメント(0) - 2014年4月13日

流/◎/翻訳がすばらしい。読みやすくてきれいな日本語、豊富な写真、ちょうどいい具合の訳注。いい仕事だなぁ。/美しいエッセイ集のつもりで、さらっと読んでみる。ひとつの小説だと思うと長くて筋がわかりにくいけど、エッセイ全集だと思って好きなとこだけ読めばいいかなー。/プチマドレーヌをひたした紅茶、からのトチ狂ったような興奮と、いっぺんに記憶が花開くところがすてき。主人公がマザコンすぎるところとか、近所のおねえさんをのぞき見ちゃうところとか、もうリアルにいたら絶対キモいんだけど許されちゃうのがいいね。
★5 - コメント(0) - 2014年3月15日

失われた時を求めて〈1〉第一篇「スワン家のほうへ1」の 評価:90 感想・レビュー:81
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