フランケンシュタイン (光文社古典新訳文庫)

フランケンシュタイン (光文社古典新訳文庫)
あらすじ・内容
天才科学者フランケンシュタインは生命の秘密を探り当て、ついに人造人間を生み出すことに成功する。しかし誕生した生物は、その醜悪な姿のためフランケンシュタインに見捨てられる。やがて知性と感情を獲得した「怪物」は、人間の理解と愛を求めるが、拒絶され疎外されて……。

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フランケンシュタインの感想・レビュー(531)

ただひたすら悲しい, あまりにも不条理な物語. 怪物は容姿を除いては人間であった. /人間は創造主ほど強くない,とても脆い存在だ. 被造物を制御できなくなるどころか, 彼らのせいで命を落とすという皮肉はこの時代からあった. それは弱い無神論者の末路. 無神論者は覚悟せよ. /21世紀になって, フランケンシュタインが現実化しつつある今, 再び読まれるべき名作.
★32 - コメント(0) - 2月24日

誰も救われない話。
★1 - コメント(0) - 2月15日

フランケンシュタイン博士酷すぎ!そりゃ復讐もされますわ、怪物を批難する資格なんてないじゃないか。…まあ、というのもロボットアニメやSF映画で「人格のある被造物」キャラクターに慣れ親しんでいる現代っ子ならではの感想なのかな。電気もない、当然人工物が動くことすら夢のまた夢だった時代に、こういう怪物を生み出してしまったとしたら……やっぱり恐怖し、排斥してしまうのだろうか?
★2 - コメント(0) - 2月4日

人間の製造や親子、罪と罰の話。科学に突っ走りすぎたフランケンシュタインは科学の発展のためだけに人間の製造をしてしまう。そこで生まれた生命体はとても醜く、大男の馬鹿力。彼は優しさや良心、豊かさを持っていたが容姿のせいで人間たちに迫害され、殺されそうにまでなる。そこで創造主のフランケンシュタインにお前だけでも俺を愛してくれと懇願するが化物とはねつけられ、復讐劇がはじまる。彼は世界中に味方がおらず、姿すら見せられない孤独感は想像絶する。生み出された瞬間からすべてに憎まれた彼はこうなる以外はなかったかもしれない。
★14 - コメント(0) - 1月29日

何となし際物的なイメージを長らく抱いていたこの作品。廣井由美子の著作でその概要を知り、手に取ってみたが、思った以上に引き込まれて、ほぼ一気に読了。理知的な反面、エゴイスティックで、激しやすいフランケンシュタインに対し、怪物のほうが冷静で実は結構寛容なのが印象的。前者が良かれと思ってやったことが、ことごとく裏目に出ているということに当の本人が全く気付いていないというのが、読んでいて何とももどかしい。後、話の要所要所に雷が描かれているのも、気にかかる。本書での雷の意味を読み解いた評論があったら読んでみたい。
★5 - コメント(0) - 1月25日

ミュージカル観る前に原作読んどこうと思って。よく考えたらちゃんと知らなかったんだなあ。思ってたより早い段階で簡単に創れちゃったのに驚いた。なんというか読後感がとても寒々しいわあ…
★2 - コメント(0) - 1月17日

愛を求めた悲しいバケモノのお話。
★1 - コメント(0) - 1月12日

自慰から生まれる無原罪の宿り、素晴らしい人生、愛だけがこの世界に復讐できるたったひとつの方法だとしたら、男でも女でも誰でもいいい、人を好きになりたい、目にうつるものすべてに感謝できる時もあれば目にうつるものすべてが憎い時もある、人にやさしくしたいと血迷っては人に傷つけられる、あなたを怖がらせたくありません、なにも善いことができないなら、もっと早くこうするべきだった、私にはもうあなたが見えません、闇がすべてを包んで、醜い私の姿を隠して、あなたからも私がもう見えないのですね
★4 - コメント(1) - 1月3日

フランケンシュタインも怪物も不思議なものの考え方をするね。何か脈絡のなさを感じた。
★1 - コメント(0) - 2016年12月18日

別の本探すのに本棚眺めてたら目に入った。内容が全然思い出せなかったから、再読することにした。風景描写が多いなぁ。好感を持てる登場人物はいなかった。共感というか、同情するのは怪物。憐れだよ。創造主のフランケンシュタインは、好きにもなれなかったし、同情も出来なかった。やるだけやって、そこで逃げるのかよ、と。怪物の名前が「フランケンシュタイン」と誤認されるようになったのは、なんだか皮肉。
★2 - コメント(0) - 2016年11月11日

gu
ゴシックロマンスはメタフィクションと縁が深いのか。怪物の語りが始まった途端作品の印象が一変した。それまでの語り手の大仰な言い回し(人類のなかで自分ほど不幸な者はいない、みたいな)は彼の自己欺瞞の表れではないかと思えてきた。詩人と似非詩人の対比にすら見える。それくらい、生まれたばかりの怪物の感覚や感情の発見は感動的だった。声を届かせたい語りと聞く耳を持たない語りの追いかけっこ。追う者と追われる者が劇中で逆転するのも面白い。前半は幻想文学とSFの河口地点に思える。人造生命の具体的な描写は一切無いが。
★10 - コメント(0) - 2016年10月14日

作者のシェリーが19歳の時、作家の夫とその友人の詩人のバイロンと旅行中に、テーマを決めて小説を書こうとした約束。それを彼女だけが守って、1年後にこれを書き上げた。それができた作者がまず怪物ではないか。フランケンシュタインという作品を通じて、20才の女性は何かを強く訴えようとしたのだろうか。それとも単になにかスゴイものを書こうとおもっただけなのだろうか。人とは?生きるとは?また命を産み出す側の責任とは? 作品が問いかけるものは大きい。フランケンシュタインが創り出したものが終始かわいそうでならなかった。
★145 - コメント(17) - 2016年10月4日

TKK
怪物が密かに人間と仲良くなっている自分をシュミレーションしている場面なんて、その後のお決まりな展開が予想されるだけに気の毒で、後に殺戮者となる怪物に思い切り肩入れして読みました。復讐の鬼になったフランケンシュタインに追い回される立場になったとき、憎しみであっても自分に情熱を傾ける者がいることに、怪物には喜びの感情もあったのではないでしょうか。ひとりぽっちは辛かったよね。古典らしい文体が不穏な禍々しさを醸し出します。不朽の名作。
★10 - コメント(3) - 2016年9月23日

フランケンシュタインといえば誰もが知っている有名な怪物である。だが、その名は怪物を生みだした科学者のものであり、怪物そのものに名前はない。時代をへて創造者と同じ名で呼ばれるようになった怪物だが、それに違和感は感じない。怪物の生みの親である人間が怪物でないはずがないのだ。怪物自身が受け継ぐ名前として、これほどふさわしい名前はないだろう。
★4 - コメント(0) - 2016年9月11日

18世紀、若き科学者ヴィクター・フランケンシュタインは生命の原理を解き明かし人造人間を生み出すが、その醜さに恐怖と嫌悪感でいっぱいになり逃げ出してしまう
- コメント(0) - 2016年9月8日

今となってはフランケンシュタインとは博士の名前であって、怪物の名前でないという雑学が有名になったけれど、名前がないというのがこの怪物の抱えたかなしさの中心であると思う。航海士・博士・怪物の三重構造は、その語りの形式として以上に人物造形の相似に重要性がある。まあ、そんな小難しいことはおいておいても、サスペンスとしてもSFとしてもホラーとしてもめちゃくちゃ面白いし、シンギュラリティが現実味を帯びている現代では一層読む価値のある小説ではないか。怪物とフランケンの関係は普遍性があって、様々なものと重なる。
★6 - コメント(1) - 2016年8月30日

[図書館本]言わずと知れた超有名恐怖小説。名前だけは知っていても、本当のフランケンシュタインがどんなものかを知る人はあまり多くはないんじゃないかと思う。主人公のフランケンシュタイン博士が創り出した化け物によって引き起こされた惨劇を博士自身がひたすら語る物語。化け物に名前はないが、とにかく醜く醜悪な生物らしい。博士はともかくとして、化け物がちょっとだけ哀れだったかもしれない。
★14 - コメント(0) - 2016年8月24日

K
フランケンシュタインに対する怪物の思考も主張も真っ当すぎて、読み終わってさて怪物はどちらだったかと考える。「おまえに似ているからこそおぞましい」との怪物の言葉が蘇る。
- コメント(0) - 2016年7月25日

フランケンシュタインの名前が怪物ではなく博士の名前だったということをはじめて知った。どちらも最初は善の心を持っていたけど最後はどちらも悪の心をもってしまい不幸な結末になってしまいました。科学がどう発展しても人間の精神は全く発展しないのだなと思いました。
★2 - コメント(0) - 2016年7月12日

近代文学における人造人間の元祖として有名な小説。もっと猟奇的な作品かと思っていたが、実際読んでみると予想以上に文学性の高い作品であった。全体を通して理性を重視する啓蒙思想の影響が強く感じられ、この時代特有の西洋中心主義や階級意識も随所に見られる。その一方で、作中の冤罪を通して司法制度や聖職者を冷笑的なスタンスで表現したり、本筋において科学の進歩が必ずしも人間社会の進歩に直結するわけではないことを表わしたりと、19世紀前半の作品ながら現代性を感じる部分も多い。様々な意味で二面性を持った作品との印象を受けた。
★8 - コメント(0) - 2016年6月27日

フランケンシュタインは怪物の作った科学者の名前だった。 病を取り除き不死の生命を求め、死体を集め人体と生命の復活に成功する。 復活したものを人間と呼べない醜い怪物だった。 心を許したのは盲目の老人だけとは皮肉です。 転落して溺れそうな少女を助けても銃で打たれる。 なぜ死から復活させたのかと、憎悪を科学者に向けます。 科学が神の領域に触れる危惧や、容姿だけで判断する人の心の醜さを描いているように感じました。
★9 - コメント(0) - 2016年6月1日

残酷描写の連続になるのかと思いきや、人間の内面を深く描いた作品だった。三重の作中作になっているのが面白い。 フランケンシュタイン博士は、怪物に執拗に追い詰められる恐怖と、怪物を作ってしまった後悔と、大切な人たちが次々と殺される悲しみなどで最も苦しんでいる。ただ私は怪物に感情移入してしまったので、彼を見捨て、希望を奪った博士に同情はできなかった。現代のネグレクトと同じ。慈愛に満ちた心が憎悪や絶望に侵食され、見た目だけではなく内面までもが次第に「怪物」になっていく様子が切なかった。
★26 - コメント(1) - 2016年5月29日

飽くなき探求心と承認欲求による破滅。解説されているように反科学小説として解釈すると分かりやすいけど、非リアとしては不条理文学として受け取ってしまう。カフカの変身に通ずるものを感じた。ちょっと安直すぎるかもだけど
★3 - コメント(0) - 2016年5月27日

シュールでした。フランケンシュタインというと、怪物の名前を連想しますが、造った側だったというのをはじめて知りました。生命の秘密を見つけ出し、人造人間を生み出したフランケンシュタイン。人ならざる「怪物」が知性を感情を持ったことで見た人間の世界は醜いものに見えます。人間とはいかに卑劣で愚かなものなのか。理解と愛を求めた「怪物」の運命は拒絶と疎外しかなかったのが哀愁を漂わせていました。それ故に抱いた憎悪。フランケンシュタインの残酷な仕打ちは、「怪物」と人間の関係をそのままうつしだしているように思います。
★91 - コメント(1) - 2016年5月10日

屍者の帝国という本がこの本に沿っていた(というか知らないとよく分からなかった)ので読んでみた。 事前イメージだとSFものとか猟奇ものかと思っていたがそんなことはなく、登場人物たちの心理描写メインであったので、古典文学だなぁという印象だった。 この本がSFものではなく文学書だったこと、作中でもフランケンシュタイン博士が闇に葬りたい技術だったから語らなかったこと、から、怪物の作り方の解説がないのもまぁ納得する。 (なので屍者の帝国の主人公は、きっとその技術を記した手記がどこかにあるはずだ、ということでそれを探
★3 - コメント(0) - 2016年4月25日

20歳のお嬢がお書きになったとは思えない硬派な小説でした。でも怪物の制作過程が全く描写無しです。どうやって人造人間の素材を集めたとか、なんで大きくしたとか、よく言う、雷の電気で云々とか。また、人造人間がどうやって生き抜き、駆け抜けるか、の具体的な手段がもうちょっと、と思うが(彼は木の実を食べた、彼は強かった、だけではちょっと)、これらはこの小説の時代ではそんなことは問われなかったか?
★10 - コメント(0) - 2016年4月14日

海外の古典文学らしく風景描写はうるさいがとても読みやすい訳。解説にあるとおりさまざまな読みが可能な作品で、私は人ならざる「怪物」の視点からとらえて人間という生きものの不条理さや愚かさを描いたものとして読んだ。自分の生み出した存在に残酷な仕打ちを与えるフランケンシュタインと、それによってはじめ素朴な感性と無害な性質であったのを憎悪や愚劣さを肥大させていく「怪物」の間の関係は、人間とそれを取り巻く世界(とか、それに相当する絶対的な存在)との間のものの隠喩とみてもいいか。
★3 - コメント(0) - 2016年4月9日

初版が2010年で最近ということもあって翻訳本にしては読みやすかった。 フランケンシュタインって怪物の名前かと私も思っていて、怪物を生み出した人物だったのか。やっぱり名前だけ知っていても、内容を知らなきゃ意味がないと思い知らされた。 フランケンシュタインの手で生み出された怪物は名もなく、ずっと孤独で救いがない。 唯一の生みの親であるはずのフランケンシュタインですら、この怪物を見放して罵倒までしている。 自分の周りの人を心配している素振りはあるものの、なにもかもが身勝手極まりないと感じた。
★51 - コメント(0) - 2016年3月10日

怪物パートは面白いんだよ。他がなぁ
★3 - コメント(0) - 2016年3月4日

生命科学の進歩に対する問題意識は現代のクローン技術にまで…、的に解説されていたけど、200年前の倫理観で今を批判するような態度は避けたいと思いながらむしろ読んでた。怪物を現代科学の負の側面(原発とか)に擬えると構図がシンプルなだけに何かを見落としそうな気がする。とはいえ、AI時代の知性の在り方や、また差別や偏見に対する報復行為の連鎖といった現代的な課題をそこに映す事もできるわけで、書かれた当時の社会情勢を飛び越え、現代には現代なりの読み方ができるあたりも古典の凄みなんだよなと改めてしみじみ。
★3 - コメント(0) - 2016年2月29日

MK2
怪物の名前がフランケンシュタインではなく、造った天才科学者の名前だった…こんなに映像の方に引っ張られている作品もないのではないか、原作の魅力ならではなのだろう。 【ガーディアン必読小説1000】 47/1000
★6 - コメント(0) - 2016年2月27日

フランケンシュタイン博士が無責任すぎて…。おぞましいと言ったり神聖と言ったり、自分に酔ってるだけ。
★3 - コメント(0) - 2016年2月10日

主人公のフランケンシュタインが自業自得過ぎて、まったく同情できなかった。自ら生命を与えた怪物を捨てるというのは、嬰児をゴミ捨て場に捨てる母親と同じだ。見た目が醜いからという理由で許されるはずがない。そんなに見た目が大事であろうか。知能が高い怪物とうまく共存できれば楽しい日々が待っていたのかもしれないのに!一人がさびしい怪物が仲間を求めるのはもっともなことだ。怪物が本当にかわいそう。若い女性が書いたということに驚いた。
★13 - コメント(0) - 2016年1月19日

怪物が人間に受け入れられたいと努力する姿は切ない程痛々しい。あんなに純粋で美しい心を持っていたのに。その後の暴走は憎悪と孤独により引き起こされる。孤独が彼を怪物にしてしまう。フランケンシュタインの知的好奇心を満たすための愚行が全ての始まり。後の悲劇の数々。代償はあまりにも大きかった。この物語は色々な読み方や捉え方ができる。200年前に書かれた物語が、現代社会の負の存在を今も鋭く指摘できることに驚きを感じる。今も昔も人間の本質は変わらないということか。最後の怪物の心の叫びが悲しい。また再読したい作品。
★25 - コメント(0) - 2016年1月17日

人文学の課題のため一読。新訳版だけあって読みやすく、面白かったです。しかし恐ろしい物語ですね。現代の科学的視点に立っても様々な考察が為されるべきテーマで、書簡体で視点や感情の変化が緻密に書かれています。なんか、やっぱり怪物かわいそうやなって(´・ω・`)顔文字も出てきたわ…主人公の恐怖とか苦悩も分かるけど、親としての責務、みたいなのを現代社会に照らしても考えさせられましたね(レポートのネタ)科学は幸福をもたらすのか、苦悩や憎しみの極限はいかなるものか、若い作者は、何を思ってこの大著を仕上げたのだろうか。
★11 - コメント(1) - 2016年1月16日

フランケンシュタインが自分で招いた悲劇を止める努力よりもそれを嘆くばかりかそれに酔っているかのような言葉にはいささかイライラしたが、氷河での怪物の自分が生まれてからそれまでの境遇を語る言葉や、最後の北海の船の上での決してかなえられない希望、それによる深い絶望から招いた罪に苦しむ言葉は胸に迫るものがある。ところで解説に勧めてあったカズオ・イシグロの『わたしを離さないで』、次に読んでみたいなと本を閉じたら同じタイトルのドラマのCMがはいった。検索したらそれを原作としたものらしい、なんという奇遇。
★5 - コメント(0) - 2016年1月7日

フランケンシュタインあるいは現代のプロメテウス、とはいえど名前の無い怪物への失楽園の影響は多大であり、アダムでありながらサタンではなくルシファーなのだろう。もしアダムに始めから楽園はなく、リリスもイブもいなければどうなっていたのか?神を恨んだか?それでも愛していたか?創造主に捨てられた始まりの人間の伴侶がいない、こことは別の世界といったところかな。
★8 - コメント(0) - 2015年12月18日

怖くもあり、悲しくもあり。 怪物に監視されている描写とか想像するだけで震える。 あとの解説でも書かれていたけど、風景の描写いいな。 ライン川とかスコットランドとか。 行ってみたくなった。
★2 - コメント(0) - 2015年12月9日

怖くはなかった。怪物の悲しさ、を感じました。なんとなく主人公の方が、身勝手に感じました
★7 - コメント(0) - 2015年12月6日

フランケンシュタインの 評価:76 感想・レビュー:227
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